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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマは、リスナー様から頂きました。リスナーネームは、ななし様。また、このテーマなんですけども、ポッドキャストウィークエンドに参加した際に、ななし様から直接頂きました。誠にありがとうございます。
先日行われました、ポッドキャスト界最大のイベント、ポッドキャストウィークエンドの際に、僕、会場をぶらついていたんですけども、その際に、僕を見つけて声をかけて頂きました。
その際に、健康相談というか、健康ネタの質問をされまして、その中から今回のテーマを頂きました。ななし様、お会いできて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
まずは、タイトルコールさせて頂きまして、テーマを頂きました。簡単な経緯と内容に入らせて頂きます。それでは、今回のタイトルはこちら。
子供の視力低下は、紫外線を浴びなくなったから?
今回のテーマを頂きました際の、ななし様との会話、簡単に内容を話させて頂きますと、
ななし様のお子様は5歳とのことです。今は子供の視力は問題ないものの、ななし様はご夫婦揃って目が悪いとのことで、
遺伝的に子供の視力が悪くなるかもしれないなということで、何とか子供の視力を維持させてあげたいけど、何か良い方法はないか?良いサプリメントはないか?といった質問を頂きました。
本当にありがとうございます。僕自身子供いますし、僕も奥様も目が悪いです。自分の子供は目が悪くなってほしくないなというのはよくわかります。
実際、両親の視力が悪い場合、両親とも目が良い家庭に比べると、子供の視力が悪くなる確率は8倍になると言われておりますし、
両親のどちらかだけでも視力が悪い場合は、両親とも目が良い家庭に比べると、2倍視力が悪くなりやすいと言われております。
こういったデータもありまして、両親の目の悪さって遺伝するんだなとよく言われております。
なので、子供のうちから目のサプリメントが大事ということも言われておりまして、
例えばルテインとか、ルテインは目の抗酸化作用、悪くなるのを抑えてくれる作用がありまして、良いよと言われています。
また、ブルーベリーには中に入っているアントシアニンが目の筋肉の緊張をほぐしてくれるとか、それで疲れ目対策になるし、
アントシアニンには暗いところで目が見えにくくなるという、それの対策になると言われまして、よく言う鳥目対策にも良いよと言われたりします。
また、ビタミンAが目の粘膜保護をして、目の乾き対策になったりすると言われておりまして、
子供の目を守るためにも、ルテインとかアントシアニン、ビタミンAなどを勧められたりもします。
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ただ実際のところなんですけども、目の中のルテイン、若い時には目の中に豊富にあると言われておりまして、
30歳くらいまではルテインは豊富に体内にあるよと言われております。
もちろん目を使いすぎたりすると消耗も激しくなると言われますけども、
小さい子供とかですと、ルテインのサプリメントとかはどこまで効果があるのかというのを疑問されたりもしております。
ブルーベリーに関しては、疲れ目対策とか目の乾燥対策とかになりますけども、
疲れ目が多い子供にはやっぱり効果があると言われています。
ただ、疲れ目をしやすくなる生活習慣、これ自体が根本的に目に良くないので、
ブルーベリーで疲れ目対策というよりは、目が疲れないような生活しましょうと言われます。
疲れ目と言いましてもいろいろなパターンがありますけども、目が乾燥してきますと涙という目にとってのバリアが減る。
それで目がダメージを受けやすくなりますし、その他にも目の筋肉が緊張を続けていると。
じーっと物を見たりしてずっと目の筋肉を同じように使っていますと、だんだんだんだん筋肉が凝り固まってくる。
肩が凝ったりとかと同じように目の筋肉も凝ってきてしまいます。
そのように目の筋肉が固くなってしまっていると、目の筋肉の柔軟性とかを失われてピント調節とかをしたい時に、
うまく調節できず目のピントがぼやけてしまう、そういった状態になりかねないです。
ということで疲れ目は視力低下を招きやすい要因だったりもします。
なので注意が必要でございます。
目の筋肉が凝り固まるというのも、同じ距離のものとかをじーっと見ていますと、
その距離のものを見続けるために目の周りの筋肉が同じ状態を維持しようとします。
体全体に例えますと、同じ姿勢をキープし続ける状態というのが目で起きております。
そうなってきますと目の筋肉が当然疲れてきてしまいます。
なので定期的にわざと距離感が違うところを見るようにするというのがよく勧められます。
例えば例としてよく言われるものではありますけれども、ずっとスマホとかゲームをしていると同じ距離で画面を見続けていて、
それが目に良くないのでたまには目を休めるためにもわざと休憩時間を作って遠くを見るとかをするようにと言われたりもします。
この時にずっと近いところを見てた後に遠いところというところで距離感が違うところを見るようにすることで、
これは体全体で言えば同じ姿勢をキープし続けるのではなく、他の姿勢に変えてあげると思っていただければ、
そうなりますと同じ姿勢をキープし続けるよりは目が疲れにくいですよねということでございます。
また特に近くのものを見続けていますと近くのものにピントが合った状態で筋肉が凝り固まってしまう。
要は固定されてしまいますね。
そうなってくるといざ遠くを見ようとすると凝り固まった筋肉がそれがなかなかほぐれないので遠くの方にピントを合わせようというのが難しくなってしまいます。
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というように近くのものにしかピントが合いにくくなる禁止という状態になってしまいます。
そういったこともありまして子供とかがゲームとかテレビとかを同じ距離で長時間続けるこれやめた方がいいよと言われますのも近い距離でピントが合うようになってしまう。
ピントが固定されてしまうので遠くのものを見にくくなってしまうというのがありますね。
またゲームに集中していきますと瞬きの回数が減ったりします。
じーっとよく見ようとしまして自然と瞬きが減っていきます。
そうなってきますと目が乾燥しやすくなってしまいましてドライアイになりやすくなります。
なのでそういった面でも長時間集中してゲームとかをし続けるのは注意が必要だったりもします。
こういったゲームとかスマホとかiPadなどの発展に伴いまして子供が近距離で物を見る癖がつきやすくなってしまいまして
視力低下につながっているというのは昨今の子供の視力低下問題においてよく言われている話でございます。
ということでサプリメント動向よりもやっぱり子供にとってはゲームとかテレビとかを長時間見続けないようにする。
目を休める時間特に遠くのものに目のピントを合わせる時間を作ってあげることが大事だったりします。
こういった休み時間を作って遠くのものを見るっていうような生活習慣以外にも気をつけた方がいいよという生活習慣もあります。
それは子供に紫外線とかを浴びせる時間を作ってあげるということでございます。
近年紫外線は毒だ。紫外線が肌を悪くするといったことをよく言われるようになっております。
なので紫外線をカットするもの、よく言うUVカットのものとかが増えております。
窓ガラスとかでもUVカットのものとかもよく目にするようになっております。
ただこの極度のUVカットが目に悪影響だ。
昨今の子供の視力低下が増えているのはUVカットのせいだと言われたりもしております。
まだ医学的に確証まではされていないものの近年太陽から出る光の中でバイオレットライトという光が目に良いよという研究論文が増えてきています。
中にはこのバイオレットライトを浴びているかどうかが子供の視力に影響を及ぼすという論文も発表されております。
このバイオレットライトは目の中にある視力低下と言いますか近視の進行を抑制するという遺伝子にバイオレットライトが働きかけます。
それによって近視が進行しないようにしてくれるというのがバイオレットライトの力だというのが研究が続けられております。
なぜこのバイオレットライトが紫外線UVカットと関係あるのかと言いますとこのバイオレットライトは光の波長が紫外線とすごい近いところにあります。
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UVカットこれは物とか材質にもよるんですけども光の波長で言うと280から400nmという光をカットすると言われるんですけども
バイオレットライトは360から400nmと言われましてこのUVカットがカットしてしまう範囲の中にバイオレットライトが入っております。
そのためUVカットを気にするあまりにバイオレットライトもカットしてしまっているという生活が当たり前になっておりまして
それが視力低下近視の進行を促しているという研究が出ております。
紫外線は目で見えない光なんですけどもバイオレットライトは太陽からギリギリ見える紫の光でありまして波長が紫外線と本当に近いところにあります。
近年は子供が外で遊ばなくなったことで体力低下が起きているということをよく言われますけども
熱中症のこととかもあって仕方ないところもあるんですけども紫外線を避けすぎてしまっている
それによって子供が外で遊ばなくなってしまってバイオレットライトを浴びなくなっていることが視力低下の要因だというふうに言われております。
またこういったバイオレットライトの視力への影響裏付けるかのようなデータというもので
本来親の視力の悪さは子供に遺伝はしないと言われております。
でも親の視力が悪いと子供の視力が悪くなりやすい。
このデータがバイオレットライトの視力への影響の裏付けになるんじゃないかと言われております。
確かに先天性、生まれつきで視力が悪くなりやすいという目の構造こういったものもあるんですけども
ただこれは劣性遺伝子でありまして遺伝することはほとんどありません。
でも親が目が悪いと子供が目が悪いというデータがあります。
両親の目が悪い場合は8倍、片方の親だけでも悪ければ2倍子供は目が悪くなりやすいというデータがあります。
これ何なのかと言いますと目が悪い親の生活習慣は子供も同じ生活習慣をとってしまう。
だから子供の目が悪くなってしまうということです。
親がゲームをよくしていれば子供もよくゲームをする。
親が外にあまり出なければ子供もあまり外に出ない。
親がUV化と意識しすぎれば子供もUV化と意識する。
そういった親の生活習慣が子供に影響を与えることで子供の視力低下を招いていると言われております。
インドアの生活されていた方がいきなり外に出る外出をやるのはしんどいと思います。
紫外線とかを気にしたいのにそれをやめろというのは嫌だという気持ちもわかります。
ただ子供の目の健康のためにも目が悪い自分のようになってほしくないためにも親も生活習慣を注意してみるのがいいのではないかなと思われます。
今回はこんな感じです。
改めましてナラシ様テーマにいただきまして誠にありがとうございます。
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バイオレットライトについては本当に研究が進んできてまして
バイオレットライトは通すけれども紫外線はカットするというメガネのレンズが最近では増えてきているんじゃないかなと思われます。
こういったのもバイオレットライトの研究が進んできている証拠だったりもします。
こういった紫外線はカットするけれどもバイオレットライトは通すよというもの
どんどんどんどん研究が進んでいけば紫外線には注意をしてもバイオレットライトは取り入れられるから目の健康は保たれると思われるんですけれども
ただまだバイオレットライトが医学的に確証までは得られていないというのもありまして
どの企業も本腰を入れての研究開発まではできていないという面もあったりします。
ただ近年は色々と研究も進んでおりますのでUVカットではあるけれどもバイオレットライトは通しますという製品も増えていくんじゃないかなと思われます。
今回は視力ということでしたけれども糖尿病とか血圧とかも遺伝というよりは
高血圧や糖尿病の親と一緒に食事をしていれば自分も高血圧や糖尿病になるといったパターンも多く
親の生活が子供に影響を及ぼすというのは医学的に本当によくあります。
自分も自分自身に対して全然できないことはありますけれども子供のためには改善しなきゃダメだなということはやっぱり多いので気をつけていこうと思っております。
今回のように医学的には確証までは取れていないけれどもこんな研究されてますよといったネタは話すネタまだまだありますし
こんな研究されてるって聞いたけど実際どうなんですかといった質問もいつでもお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。