2024-04-04 13:50

第148回「麻疹(はしか)はワクチン打つしかないの❓」


今回の内容  
・麻疹が何故騒がれているの❓
・麻疹の感染力はインフルエンザの10倍⁉️
・麻疹はワクチン必ず必要❓
・ワクチンがいる人、いらない人


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いいたします。
今回、患者様やお客様から最近急激に増えている質問について話をさせていただきます。
テレビとかでもよく話題になっております、ある疾患についての話をさせていただきます。それでは早速ですけども、本日のタイトルコールをさせていただきまして、内容に入らせていただきます。
今回のタイトルはこちら。
はしかはワクチンを打つしかないの❓
今回、はしかについて話をさせていただきます。とある有名アーティストのライブで、はしかの感染者が出たということで話題になっております。
僕の薬剤品仲間でもこのライブに参加しておりまして、急いで抗体検査とか受けに行った人もいます。
そのニュースを扱う際なんですけども、はしか用のワクチン接種をテレビ番組で話題にされます。
ただ、ワクチン接種については拒否感を示す方が大変多いです。
近年大変話題になりましたコロナワクチン接種については副反応のこととかがよく話題になりましたし、ワクチン接種はしない方がいいんだという意見もよく聞かれました。
その流れもありまして、コロナではなくてインフルエンザワクチン接種にも拒否感を示す方も多く、今シーズンのインフルエンザ流行にはこのワクチン接種の拒否感が関係していたんだという意見も出ております。
はしかに関してはワクチン接種は確かにめちゃくちゃ重要です。
ですが、どんな病気でもワクチン接種ということを拒否感を示す方が多いので、はしかだと言ってもワクチン接種については拒否感を示す方がやっぱり多いです。
実際、薬局でもはしかはワクチン接種しなきゃダメなの?薬でなんとかならんの?という質問が最近増えております。
ただ、実際のところはワクチン接種必要じゃないよという方も多いのが現状です。でも、なんではしかではワクチンがこんなにも重要だと言われているのか?
そういった話を今回させていただきます。それとあらかじめですけども、今回話の都合上特にワンポイントはなしです。申し訳ございません。
では、内容に入らせていただきますと、まずそもそもでの話になりますが、はしかというのはどういう病気かという話をさせていただきますけども、
はしか、魔神とも言われますけども、魔神の魔は植物とかでもよく使われますけども、あまり言葉ではないですけども、対魔とかで使われる魔という字でして、
神というのは物々とかの発神を表す時の神、発神の神ですね、という字を書きまして魔神とも言われたりしますけども、この魔神、まさにはしかに関しては魔神ウイルスというウイルスによって感染することで起こる病気です。
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症状としましては、熱やだるさ、鼻水のような風邪っぽい症状とか出てきまして、一旦その熱が落ち着いたかなと思ったら、その後急激に高熱、39度以上の熱が出たりもするんですけども、高熱が出たりとか、あと体のあちこちにブツブツ、まさに湿疹が出たりする病気です。
また、この高熱や湿疹が1週間から2週間くらい続くようと言われております。 またこの高熱によりまして体力を消耗してしまうとか、食欲低下とかも起きやすくなってしまって、なかなか回復されないようというのがはしかです。
また魔神ウイルスが体内にいる間に変異してしまうと脳に侵入することがあります。 それによって脳でこのウイルスが入ったことで炎症を起こしてしまう、要は脳炎が起きてしまいますね。
そうなると命の危機も出てきます。 このハシカによる脳炎というのは感染した1000人のうち1人が脳炎になると言われております。
この1000人のうちの1人というのは先進国だろうと後進国だろうと関係なく起きます。
またハシカが引き起こす他の合併症としましては体力消耗とか食欲低下による栄養素が足りなくなることから免疫低下を起こして肺炎や中耳炎こういったのをハシカから引き起こすこともあると言われております。
とは言いましてもメインの症状としては熱や失神、また熱が出たら体力低下するようというのはこれは熱が出る疾患だったら何でもあります。
ということでハシカの症状ってそんな珍しい病気じゃないよな。 風邪とかインフルエンザと似てるんじゃないかなというところも多いかと思われます。
確かに他の疾患と比べても特別失神が出るという特徴的ではあるんですけども、すごい重いというそういう感じは受けないんですけども
ハシカにははっきりとしたある特徴があります。 その特徴は何かと言いますと感染力です。
感染症における感染力を表す話として、ある一人の感染者が誰も免疫を持っていない集団に加わっておき、
その一人が平均して何人に直接同じ感染症を感染させるかという、これは感染症の感染力を表す数値なんですけども、
例えばこれにおきますとインフルエンザは一人の感染者が集団におきまして直接一人か二人に感染させると言われております。
ちなみになりますけどコロナに関しては数字がばらつきあるんですけども、 コロナは2から5くらい一人の感染者がその集団の中で2人から5人くらいに感染させるよと言われております。
それはコロナの感染力の強さを表すんですけども、 じゃあハシカはどうなのかと言いますとハシカは18から20と言われております。
たった一人の感染者が18人から20人にハシカを感染させるだけの感染力があります。
インフルエンザの10倍コロナの4倍以上の感染力があるそれがハシカです。
ハシカは空気飛沫接触感染などありとあらゆる感染経路がありますし、
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また仮になんですけどもハシカの免疫を持っていない人がそのマシンウイルスが体内に入ってきた場合、
ハシカをほぼ100%発症すると言われております。 他の疾患例えばインフルエンザとかコロナとかそういったところのウイルスが体の中に入ってきたとしても
体の中の免疫とかがうまく働いてくれれば感染はしてしまったかもしれないけども発症まではしない。
よく無症状とか全然そんなことありますよとか。でもハシカに関してはウイルスと感染したら症状がほぼ100%現れます。
それぐらい感染力が強いです。 そのためにハシカの免疫を持っていない方がいるとすぐにハシカが広まっていくリスクがあります。
そしてハシカにおきまして感染したとしても特効薬がないというのが現状です。 熱が出たとか咳が出たとかであれば下熱鎮痛剤出して熱を下げましょうとか
咳止め出して咳を抑えましょうねというふうに対処療法ができます。 ただハシカに効く抗ウイルス薬はないので結局のところ
自然回復を待つしかないというのは現状です。 感染力の強さと結局特効薬がないということで結構厄介な病気だと言われております。
ですがハシカに関してもある特徴的なものとして免疫を獲得していれば発症はしないと言われます。
そして過去にハシカに感染したことがある場合、そして感染した時に免疫を獲得しますけれどもその免疫は一生持続すると言われています。
なので一度感染してそれで免疫を獲得すればもう二度とかからないと言われております。 実際のところ昔では子供の頃にわざと
ハシカにかかっていない子供をハシカを感染している方のところに近づかせてハシカをもらってくるとそれで1回感染させてしまって免疫を獲得させるっていうのが本当に昔よくあったそうです。
この免疫の強さというのも特徴の一つなんですけども免疫を獲得さえしてしまえばハシカそこまで怖がることはないよと言われております。
ただかといってですけども子供をハシカに感染させるのってどうなの?ってわざと感染させるのってどうなの?というね。
それで仮にわざと感染させて症状が重くなってしまったら例えば脳炎とかを起こしてしまったらどうなるのか。
そういった問題もあります。現実の問題としては今は医療技術の発展もありましてハシカのワクチン接種が行われるようになりました。
ワクチン接種をすることで免疫を獲得しようというのが今現在の流れです。ハシカのワクチン接種、予防接種とかでも定期的に組み込まれますけども
1回のワクチン接種で95%、2回のワクチン接種で99%の方が免疫を獲得できると言われております。
なのでかなり高い確率で免疫を獲得できることもありまして、ハシカに関してはワクチン接種を強く進められております。
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ちなみになりますけどもハシカのワクチンですけどもこれ生まれた年代によって接種回数に違いがあったりします。
1972年9月30日以前生まれの方はワクチンの予防接種というのはなかった世代です。
ただこういった方たちってもちろん自主的にワクチン接種をできることはできるんですけども
そもそもでこういった年代の方たちは過去に先ほども触れましたけども
わざとハシカに感染させるとかで自然免疫を獲得している方も多かったりする世代です。
次に1972年の10月1日から1990年の4月1日生まれの方
こういった方たちはワクチンの予防接種が1回接種という世代です。
次にこの続きで1990年の4月2日から2000年4月1日生まれ
この年代の方たちも基本的には1回接種です。
ただこの年代の場合2008年から5年間ハシカワクチンの2回目接種を特例として呼びかけられていた世代です。
なのでこの年代の方実はワクチン接種2回済んでいるよという方も多かったりします。
そこから先2000年の4月2日生まれは定期接種としてハシカワ2回ワクチン接種していないという世代ですので
2000年4月2日以降の方はワクチン2回打ったよという方も多かったりする現状です。
このように年代によってワクチン接種回数によってばらつきがあったりします。
ただワクチンを1回も打ってないよとか1回しか打ってない方
ワクチン打たなきゃいけないのかとなると1回のワクチンでも95%の免疫獲得できますし
そもそもで自然に感染していればそれで免疫を獲得できていることが多いです。
なので実は2回目のワクチンいらないよという方も多いです。
自分がワクチンを受けたなきゃいけないのかなって不安になるかもしれませんけどもその前に一度
医療機関でハシカの抗体検査を受けてみることをお勧めします。
抗体検査ができる病院できない病院とかあるんですけども最近では
うちのクリニックでは抗体検査できますよというのをアピールしているところも多かったりします。
ネットで調べたりとか最寄りの医療機関に抗体検査できますかって聞いてみることをお勧めするんですけども
抗体さえ持っていれば結局その免疫はずっと続くので無理して2回目のワクチン接種とか打つ必要はないです。
ハシカに関してはワクチン接種がすごい重要だと言われてますけども免疫を獲得さえしていればいらなかったりするので
必ずしもワクチン接種重要かって言われるとそうでもなかったりします。
まとめさせていただきますとハシカという病気は感染力が強くて一人感染者が出たらとんでもなく広まっていくリスクがありますし特効薬もないです。
そのため免疫を作っておくことが大事です。でも既に免疫獲得しているよという方
例えば過去にハシカに感染しているよという方も多かったりしますしワクチンで免疫を既に持っているという方も多いです。
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自分がワクチン必要なのかどうかというのはその前に一度抗体検査をして免疫持っているかどうかを確認しておけば
ワクチンは必ずしも必要ではないということですね。もしも免疫を持っていなければ免疫をつけるためにもワクチン接種することをお勧めしております。
今回はこんな感じです。今回ハシカについて話をさせていただきました。たまにテレビで話題になっていることもありまして質問が増えているなというのを本当感じております。
ただテレビとかでワクチンのことをすごい強調しているんですけども、じゃあ実際薬局での質問でワクチン絶対打たなきゃダメなの?という質問が本当に多いんですけども
テレビ番組でやっぱりそのついでにやっぱり抗体のことも話をもっとしていただければなぁとは個人的に思っております。
抗体とかのことを話をすればワクチン嫌いだっていう方、やっぱりワクチンに拒否感を持っている方でも抗体検査ぐらいはしとくかという方も多いんじゃないかなと思います。
ハシカに関してはもう感染力が本当に強いんですけども、予防接種によって抗体を持っているという方も多いですし、自然免疫持っている方も多いので大問題まではならないと思うんですけども
やっぱりまだ予防接種を受けれてないという子供とかでも感染する可能性があります。そして発症してしまうという方もありますので、怖い病気であるのは間違いないなぁと思いますので皆様ご注意を。
また何か病気のことなどでも気になることありましたらいつでもご連絡くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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