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2024-04-01 10:33

第147回「アルコールで認知症や鬱になるのはなぜ❓」/「甘いもの好きな方はビタミンB1不足に要注意」

今回の質問は「ミクママ」様からいただきましたテーマで話をしております‼️

今回の内容  
・アセトアルデヒドの分解で消費するビタミンB1。このビタミンが脳神経にとても重要❓
・アルコールの摂りすぎで脚気になる⁉️
・アルコール摂りすぎは脳梗塞のリスク⁉️
・甘い物摂りすぎはビタミンB1が不足する⁉️

今回と関連したエピソードはこちら
第144回「アルコール依存症を治すには、受診するしかないの❓」/「アルコール飲む方はビタミン剤も飲もう‼️」 →https://spotify.link/TkJ6HViYiIb


うっちーの別番組マンラジはこちら
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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、リスナー様から頂きました誠にありがとうございます。テーマ頂きましたのはミクママ様。
ミクママ様からは過去にも2回テーマを頂いておりまして、最近では第130回の薬や健康についてお勧めの勉強本はありますか?のテーマを頂きました。その説も本当にありがとうございました。
今回ミクママ様から頂きましたメッセージ、読ませて頂きますと、先日も私の質問を対応頂きましてありがとうございました。健康の勉強する際には、今日の健康などを参考にさせて頂こうかと思います。
今回また質問がありましてご連絡させて頂きました。先日アルコール依存症のエピソードを配信されていた際に、認知症やうつなどを悪化させるという話をされておりましたが、アルコールと認知症の話をもう少し詳しく聞きたいなと思いました。
自分や家族でアルコールを嗜むということもありまして、その点がとても気になりましたので、どうぞよろしくお願い致します。という質問を頂きました。本当にありがとうございます。
ということで本日のタイトルはこちら。 アルコールで認知症やうつになるのはなぜ?
今回は先日配信させて頂きました第144回のアルコール依存症の話ととても関連が高いかなと思われます。 その際にも触れておりますが、アルコールの取り過ぎは認知症やうつのリスクになります。
程よい量のアルコールであればストレス緩和になって認知症とかのリスクはむしろ下げるんだとも言われておりますけれども、
350mlのビールにあたるアルコール量、これをビールで表すと週に7本以上飲んでいると認知症のリスクが上がっていきます。
酒量が増えれば増えるほどリスクは増していきます。 こういったのはフランスなどの海外でも大規模な調査をされておりまして、
世界中でアルコールは認知症リスクを上げるんだと言われております。 そのアルコールがなぜ認知症リスクを上げるのか、またうつのリスクをなぜ上げるのかといった話を今回改めてさせていただきます。
過去のエピソードで話した内容と重複する部分もあるんですけども、 アルコールを摂取した際、体内でアルコールを分解するという働きが起きます。
アルコールのままですと有害なものなので、これを体の中で無害なものに変えていきましょうとなるんですけども、
アルコールを分解するとアセトアルデヒドというものが出ます。 ただこのアセトアルデヒドも体にとって有害なものです。
このアセトアルデヒドは頭痛とか動機吐き気、こういったのを引き起こしまして、二日酔いの原因がアセトアルデヒドと言われております。
このアセトアルデヒドも体にとって有害なものであるため、体内では無害なものに分解しようと働きかけるんですけども、
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このアセトアルデヒドの分解の時にビタミンB1というものを大量に消費されます。 このビタミンB1なんですけども、脳や神経の働きを正常に保つという重要な働きもしているビタミンなんですけども、
このビタミンB1がアセトアルデヒドの分解に使われてしまうということで、脳や神経の働きを保つのに十分な量を確保できなくなってしまいます。
それによって脳や神経の働きが悪くなるようと言われております。 このビタミンB1の不足で有名な病気としてウェルニッケ脳症というのがあるんですけども、
このウェルニッケ脳症は意識障害を起こすとか、眼球の動きがおかしくなるとか、運動機能に異常が出るとか、
フラつくとか、さらには記憶障害など様々なことを引き起こすと言われております。 このウェルニッケ脳症以外でもやはりビタミンB1が不足することで、脳や神経の働きが正常に保てないので、
やはり脳神経の働きが悪くなっていきます。 例えば何か考え事をしたとしても、うまく神経や脳が働いてくれないので、
考え事がまとまらないとか、うまくアイディアが思いつかない状態になってきます。 その状態でまた新たな情報とか仕事が舞い込んでくると、脳としてもどんどん情報が溜まっていきます。
情報がうまく処理できない、アウトプットできない状態でどんどん情報がインプットされてしまうという、インプット過多になってしまいますね。
これによって脳がどんどん疲れていってしまいます。脳疲労とか脳過労とか、そういうふうになるんですけども、
いろいろどんどんどんどんいろんな悩み事も増えていきますので、いつまでも気持ちがスッキリしないということで、これで鬱にも繋がります。
こういった形で脳の神経の働きが悪くなることで鬱のリスクも上げるのがアルコールでございます。 アルコールというか、アルコールをとってビタミンB1が欠乏することで鬱のリスクが上がります。
また、今挙げましたようなフェルニッケ脳症とか、妊娠症、鬱症とか、それ以外にも体内のありとあらゆる部分で神経障害が起きやすくなります。
有名なもので言うとカッケという病気ですね。カッケという病気はダンドーンのような漫画作品とかでも扱われる病気ですけども、ビタミンB1不足で起こる病気で有名です。
両手足が痺れたりとか、ふらつきが起きるとか、それによって体がどんどん動かしにくくなっていきますよという病気だったりします。
また、根本的にカッケという診断がされないとしてもビタミンB1が不足することで運動神経の働きも悪くなります。
なので筋肉を動かす用とそのための神経の働きも悪くなるので力がうまく入らないとか、それによって筋萎縮とかを引き起こす要因にもなると言われております。
そういったことからもビタミンB1の不足は脳の中はもちろんのこと、体中の神経へ悪影響を起こします。
このビタミンB1不足ということでアルコール、特に大量のアルコールは脳や神経に良くないと言われております。
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また今話してきましたのはアルコールによってビタミンB1不足が起きるので脳とか神経に悪いよという話をしましたけども、
ビタミンB1は置いといて別の面からもアルコールが脳神経に良くないという働きをしております。
アルコールを取った時、アルコールを分解する時に大量の水分を消費します。
またアルコールを外に出したいということで、尿が増えることでその尿を作るために血管内の水分を使うので血管内の水分も減ります。
こういったように大量の水分を消費しますし、血管内の水分も尿で使われますのでどんどんの水分減るんですけども、
血管内の水分が減ることで血液の流れが悪くなります。流れが悪くなって血管が詰まりやすくなる部分も出てきます。
血管が詰まってしまったりすることで脳や神経しっかりと栄養素が行き渡らなくなります。
それで脳神経の働きが悪くなるようという面もあります。また脳血管が詰まる脳梗塞とかを引き起こしてしまいますと栄養素とか必要な酸素とかも行き渡らなくなるので脳や神経の細胞がエシしていくこともあります。
それによって脳機能の低下が起きたりとか認知症のリスクを上げるとか神経の働きもどんどん悪化を招くことになります。
アルコールを飲んで脳が萎縮する脳が小さくなると言われる理由としてはこういったように血液の流れとかが悪くなって栄養素が行き渡らないので細胞が弱っていく
そういった面からも脳細胞は萎縮していくと言われております。
こういったように水分不足による面からしてもアルコールは脳や神経悪影響を及ぼすことがありますので注意が必要です。
このようにビタミンB1の不足や水分不足などが引き起こすことからアルコールは認知症や鬱など脳神経悪い影響を引き起こしますよと言われますのでご注意くださいませ。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。ここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
甘いもの好きな方はビタミンB1不足に要注意
アルコール以外にもビタミンB1の不足が起きやすい方の特徴として甘いものとか糖分が好きな方というのがあります。
体内で溜まっている糖質をエネルギーに変える際にビタミンB1を消費します。そのため糖質を摂れば摂るほどビタミンB1を使うことになります。
糖質の摂りすぎは脳に良くないと言われる理由の一つなんですけども、糖質を摂れば摂るほどビタミンB1減るので結果的には脳神経の働きを悪くすると言われております。
糖分は脳に重要だよ、ぶどう糖は脳の栄養素になるんだと言われますけども、摂りすぎは良くないよと言われるのはこういった面からも一つ一つあります。
確かに脳が疲れている時は栄養素を上げるという意味では糖分を摂るのは大事ですけども、根本的に糖質の摂りすぎは長期的に見ると脳や神経を悪化させるのでご注意くださいませ。
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今回はこんな感じです。改めましてご質問いただきました三熊ママ様本当にありがとうございました。
アルコールは適量であればストレス緩和になりますし、体に良いよという面もあるんですけども、やはり大量に摂るのは危ないってところですね。
話をしている自分としてもやっぱりアルコール大好きですので気をつけようと思います。
ただ今回話してるんですけども、脳神経とかを守るために大事なことはビタミンB1と水分ですね。
なのでお酒を飲む際はビタミンB1をよく摂るように心がけることと脱水対策としてお酒以外の水分もしっかり摂ることをお勧めしております。
また過去のエピソードでも話しているんですけども、アミノ酸は脳神経の働きをサポートしてくれますし、アミノ酸とかタンパク質はアルコール分解にもサポートしてくれます。
なのでお酒飲む際はビタミンや水分だけでなくてタンパク質の摂取もお勧めいたします。
今回のようなアルコールのことでもそれ以外のことでもいつでも健康のことのでご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
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