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2023-12-04 12:34

第113回「妊娠前に糖尿病になるのは、良くないの?」/「糖尿病の飲み薬でも妊活のための薬もある⁉️」

御質問いただきましたKS様本当にありがとうございました😭


今回の内容
・妊娠前の糖尿病も巨大児のリスクになる‼️
・糖尿病は不妊のリスクになる⁉️
・インスリンが排卵に関わっている⁉️
・糖尿病の飲み薬の中には妊活に使う薬がある‼️


今回と関連したエピソードはこちら
第112回「妊娠糖尿病は何故なるの❓」/「妊娠糖尿病での食事制限はしない❓」
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サマリー

妊娠前の糖尿病が妊娠や妊活に与えるリスクが探られています。特に、妊娠前から糖尿病を持つことが巨大児や不妊の原因となる恐れが指摘され、治療方法の変更や医療従事者との相談の重要性が強調されています。妊娠前に糖尿病がある女性に対する薬の効果がテーマとなっており、インスリン抵抗性や多嚢胞性卵巣症候群の改善が妊活に寄与することが説明されています。これらの薬は妊娠中にも使用可能なため、医師との相談が重要であると強調されています。

00:02
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回の配信ですが、前回に引き続きまして、リスナーであるKS様からの質問で話をさせていただきます。質問いただきまして、本当に本当にありがとうございます。
今回の内容、前回の終わりにも触れてはいるんですけども、前回の質問と関連した質問を今回いただいております。
それでは早速ですが、タイトルコールをさせていただきまして、内容に入らせていただきます。それでは今回の質問はこちら。
妊娠前の糖尿病リスク
妊娠前に糖尿病になるのは良くないの?
K様に確認のもと、簡単にK様のことを紹介させていただきますと、現在K様妊活中の女性でございます。
妊娠時の糖尿病とかに注意した方がいいよといった話をネットとかでよく見ると、先日この番組で配信した内容でも妊娠糖尿病に増えていたということもありまして、
妊娠の時の糖尿病についてとても興味を持たれておりました。
それが前回のテーマにもなっているんですけども、妊娠中に糖尿病になるのは怖いの?何が危険なの?といった質問をいただきまして、
それに対して僕なりの返答というのをメールでやり取りさせていただきました。そのうちに、今回の質問である
妊娠前に糖尿病になるのは良くないのかどうかというのを質問でいただきました。
前回のテーマは、妊娠中には糖尿病になりやすくなるし、その場合には血糖コントロールが大事なんだという話をメインにしました。
今回は、妊娠する前から糖尿病になっているのはやはり危険なのかな?といった話をさせていただきます。
では内容に入らせていただきますと、妊娠前に糖尿病になっている、これは妊娠において様々なリスクを上げます。
前回の話と重複しますけども、妊娠中に糖尿病とかが発症した場合、巨大児になるというリスクが増します。
巨大児になると、出産の際に母子共に危険が生じやすくなるというともありますが、無事に出産を終えた後でも子供が心肥大とかを先天的に疾患として持っている可能性が増えてしまいます。
なので、妊娠中においての糖尿病はリスクがあるので血糖コントロールがとても大事です。
この点、当然と言えば当然ですけども、妊娠前から糖尿病を持っているという方も巨大児になるリスクはあります。
むしろ、妊娠中に糖尿病を発症するよりも、巨大児になるリスクは増すと言われております。
妊娠中に糖尿病が発症しました。この場合ですと糖尿病でない時期も当然あります。なのでその間はそれほど多くの糖尿病には退治はさらされないです。
ですが、妊娠する段階で糖尿病という場合ですと、胎児が本当に小さい時から体内に糖が豊富という状態です。
なので、それだけ胎児の巨大化が進みやすくなります。 なので、妊娠前からの糖尿病は危険性が高かったりします。
治療の難しさ
またこれは治療の難しさという点にもなるんですけども、 妊娠前の糖尿病治療とかですと、飲み薬とかで糖尿病治療されている方が多かったりします。
ですが、妊娠をした後は糖尿病治療はインスリン治療に切り替える必要があります。
と言いますのも、飲み薬の治療ですと薬の効果とかが胎板を通過して胎児に影響してしまう可能性があります。
一方のインスリン注射ですと胎児への影響はないので、胎児のことを考えてインスリン注射での治療がメインとなります。
妊娠中に糖尿病発症した方は、この場合ですと、ある意味1から治療を組み立てられると、今まで使ってなかった注射を使いましょうということで、しっかりと治療に対してやっていかなきゃいけないというか、受け入れやすいです。
ただ一方で妊娠前から糖尿病治療をしている方ですと、今までは飲み薬で済んでたじゃん。
なんでインスリンに切り替えなきゃいけないの?ということで、今までと違うものを変えなきゃいけないということで、
1から治療を始めるよりも、治療方針を受け入れ難いということがいらっしゃったりもします。
また妊娠前には飲み薬で安定していたので、それをインスリンに切り替えるような時は、改めての計算が必要だったりするので、治療を組み立てるのもやや難しくなったりもします。
そういった点からも、妊娠中に発症するよりは妊娠前の糖尿病の方が難しいところがあったりします。
また、今度は妊娠というより妊活の話になりますけども、妊活においてのも糖尿病難しい面があったりします。
男性側が糖尿病でも、女性側が糖尿病でも、糖尿病は妊娠しにくくする恐れというものがあります。
まず男性の場合を話しますと、糖尿病男性の場合、不妊症の有病率は35から51%もあるというあるデータがあります。
これは糖尿病の方は内臓脂肪とかが蓄積しやすくなるんですけども、内臓脂肪が男性ホルモンの低下とかを招きやすくなったりするため、
射精される精子の数が減るとか、精子の運動が低下する、精子の形が悪くなるといった風にリスクが高まることで、
糖尿病は男性の不妊症と関連性がとても高いと言われております。 また、女性の糖尿病の場合の話をしますと、
糖尿病を患っている患者様では一般の方よりも体内に血糖が多いです。 なので血糖を下げる必要性が高いので、
一般の方に比べて糖尿病の方の方が体内のインスリンの量が増えます。 そして、
インスリンの多い状態が体内に続くことで、体内の細胞がインスリンに慣れてしまう。 そしてインスリンに対して反応しにくくなると言われます。
そうなりますと、反応しにくいインスリンを働かせるため、より多くのインスリンが必要になってきます。 で、また細胞がインスリンに慣れてしまうので反応しにくくなるので、より多くのインスリンが必要になってくるという負のサイクルが発生するんですけども、
こういう風にインスリンに反応しにくくなるのをインスリン抵抗性が高まるとか、 インスリンへの抵抗が強くなるようと言われます。
なので、糖尿病の方ではインスリン抵抗性が一般の方に比べて高くなっているんですけども、 インスリンには実は肺乱を助けるという作用があると言われています。
このインスリンの抵抗性が高まると、インスリンに体が反応しにくくなります。 となってきますと、肺乱機能に異常が生じやすくなると言われます。
糖尿病の患者様の場合、不妊だけではなく月経以上も起きやすくなるんですけども、 これはインスリン抵抗性が高まってインスリンに反応しにくくなるとなって、
肺乱機能に異常が生じるからです。 こういった形で糖尿病は女性側としても不妊の要因になりやすかったりします。
このように妊娠前とか妊活しの糖尿病にはリスクがあります。 これは巨大児のことと不妊のことということで今回話をさせていただいています。
そのため妊娠前とか妊活中の場合は糖尿病ある場合はなるべく治療した方がいいというのは間違いないんですけども、
ただ子供ができるタイミングとか子供を作りたくなるタイミングという人それぞれです。 糖尿病あるといっても必ずしも巨大児になるわけではないです。
巨大児にならない子というのも多いです。 糖尿病がいろいろリスクがあるといっても自分が糖尿病あるよという点を意思と早い段階で相談しておけば、
いくらでも対応はできますので気になることなどあればいつでもお近くの医療従事者にご相談くださいませ。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。それではここからは本日のワンポイントです。 本日のワンポイント
糖尿病の飲み薬でも妊活のためになる薬もある。 先ほども触れさせていただきましたけれども妊娠中の糖尿病においては
胎児への影響を考えて飲み薬での治療がメインとなりますが、 実は糖尿病の飲み薬の中にはむしろ妊活のために飲む薬があったりします。
妊娠と糖尿病の薬の影響
先ほども触れておりますが体内の細胞のインスリン抵抗性が高まるとインスリンに反応しにくくなるとなると肺卵機能へ悪い影響を与えます。
ただ、糖尿病の薬の中にはこのインスリン抵抗性を改善させてインスリンの危機を良くしようという薬もあります。
インスリン抵抗性が改善されればインスリンに反応して肺卵がうまく生きやすくなります。 そういった点から妊活としてこの薬が使われたりすることがよくあったりします。
また、インスリン抵抗性のこと以外にも多脳法性乱層症候群という不妊の原因になる状態があるんですけども、これ
妊娠可能な女性のうち6から10%が発症していると言われる意外と多いんですけども、これを改善する飲み薬もあるんですけども、これが糖尿病の薬だったりもします。
ただ糖尿病の薬と言いましても、インスリン抵抗性を改善する薬も、この今の多脳法性乱層症候群を改善する薬も血糖値を直接下げるというわけではないです。
どちらかというと、例えばインスリンの危機を良くしましょうとか、あとは食欲をやや落としやすくする薬だとか、そうやって食生活を改善しやすくしましょうねとか、
そういった点からの薬なので、低血糖とかのリスクが非常に少ない薬なので、これらの薬は糖尿病の薬は糖尿病の薬なんですけども、別に糖尿病を持ってなくても妊活のためということで処方されることがあったりもします。
なのでこういった薬が婦人化で処方されたら、薬剤師としては注意しなきゃいけないなぁと思ったりもします。
で、こういった薬の特徴を知っている医師、で、婦人化とかではなく普通の内科の医師とかでも、若い女性の患者様とかで妊娠とか考えているよという糖尿病の患者様に対して、
今話したようなインスリン抵抗性を改善する薬とか、多能法性乱層症候群へ効果がある薬とか、こういったので血糖をうまくコントロールしていこうねというふうに思っていきます。
で、またもしもこういった薬で難しければ、じゃあインスリン注射を使っておこうねとするドクターもいたりします。
糖尿病の中でも妊娠活に使いやすい薬を使うことで、患者様の妊娠をしやすいという希望になるべく添えようというのが医師の考えでありますし、
またこれらでもダメだったらインスリンを使おうというのも、将来妊娠をした時にインスリン注射とかの使い方が問題なくスムーズに移行できるようにという考えで、
こういったふうに治療方針を組み立てる医師も多かったりします。
なので、医師の中では女性が妊活しているかどうかというのはその点で配慮したりする先生もいらっしゃいますので、こういった妊活しているかどうかという情報がとても大事だったりします。
もしも糖尿病を持っている、で妊活も考えているという女性の方がいらっしゃいましたら、自分の飲み薬ってこれ、妊娠後も飲めるのかなとか、妊活への効果、配慮されているのかなとか、
インスリンとかそういった治療も考えた方がいいのかなとか、いろいろと医師と相談してみるのをお勧めしております。
今回はこんな感じです。前回に引き続きまして妊娠と糖尿病で話をさせていただきました。質問をいただきましたケイジ様、改めてありがとうございました。
今回のようにやっぱり、ある程度特定されるテーマの質問でも構いませんし、またなんか自分の場合こういうのは気になるよといった、そういった細かいテーマでも全然構いません。
本当に皆様、健康とか薬とかの質問をいくらでもお待ちしておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり、一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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