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2023-07-31 14:30

第77回「夏が痩せにくいってなんで?」/「汗をかくだけでは痩せない」

今回の内容

・夏は冬に比べて痩せにくいのは、基礎代謝と睡眠時間!? ・夏は冬に比べて体温調節が楽!?これが痩せない理由!? ・睡眠時間が30分も短くなる!?夏は冬に比べて睡眠時間が短くなる!?

・汗をかくのは痩せるけど、すぐにリバウンド!?

・汗をかくのが目的ではなく、汗をかきやすい体質を目指すべき!?


今回と関連したエピソードはこちら 第45回「睡眠不足は肥満の元って言うけど、なんで?」/「睡眠時間が3時間とれない方は受診や生活改善を!」

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師ある私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致します。
今回のテーマですが、ある患者様からいただきました質問です。 その患者様がクリニックへ受診しまして、医師からあるアドバイスを受けたんですけども、そのアドバイスで疑問に思ったことを、薬局の方で質問されました。
そのいただきました質問を今回テーマとさせていただきます。 その患者様からいただきましたテーマ、今僕が進行中のダイエットにも関連するところだったりします。
では早速ですが、今回のテーマを挙げさせていただきまして、もう少し詳細を話させていただきます。 それでは今回の質問はこちら。
夏が痩せにくいって何で? このポッドキャスト内でも触れているかどうか記憶が定かではないんですけども、
夏は冬に比べて痩せにくいと言われております。 今回の質問をいただきました患者様、やや体大きめの方でして、医師からは体重を減らしなというふうに勧められております。
糖尿病の薬とかも飲まれているんですけども、食べ過ぎに効果の出やすい薬を飲まれたりもしてまして、 食事注意とかをよくされている患者様でもあります。
その患者様なんですけども、クリニックへ受診した際に医師から、 夏は痩せにくいし食事の注意はしっかりとしなさいよと言われたとのことです。
そう言われて患者様としては、あれ? 夏って汗とかかきやすいし、テレビとかでもダイエットのことを扱ってるよなぁとか、
夏はむしろダイエットしやすいイメージがあるので、痩せやすいと思ってたとのことでした。
そのため、医師の方から、夏は痩せにくいと言われたのは なぜなんだろうということで、薬局の方に質問されました。
この患者様以外にも、夏の方が痩せやすいと思っている方は 結構いらっしゃったりします。
というのも、スポーツに関連する話など、スポーツ漫画、特に減量に関して扱う ボクシング漫画などですと、
冬の方が、汗が出にくいから減量が難しいといったことが 描かれてもいたりして、冬場の方が痩せにくいという イメージがあるようです。
減量などで 体の水分を 抜くようであれば、夏の方が 汗で水分が 出やすいのは 間違いないです。
ただ、普段の生活をする という意味では、夏は冬よりも 痩せにくいです。
その点を 今回話します。
夏の方が 冬に比べて 痩せにくい理由が いくつか あります。
今回は その中でも 2点話します。
まず1点目は、基礎代謝が 落ちるためです。
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基礎代謝は 心臓を動かすことや 呼吸をすることや 運動をしていない 状態でも 体が消費する エネルギーです。
基礎代謝の中には 体温を 維持することが 働きに 入っています。
体温は 人間が 活動するために とても重要な 要素です。
人間は ある程度 安定した温度であることで 臓器が 動かしやすくなります。
ウイルスなどが 身体に 侵入してきた時に 免疫を 上げたい時は 熱を高めることや 体の状態によって 調節することが 大事です。
体温が 下がりすぎると 免疫の働きが 衰えます。
ウイルスが 増殖しやすくなります。
ガン細胞も 低体温の方が 活発になりやすいです。
悪いものに 体がむしばれやすくなるのが 低体温です。
しかし 体温が 高すぎた場合は 体を作る タンパク質が 破壊されることにも なりかねないので 脳などへの 障害が起きる 危険な状態に なる恐れも 高体温です。
平熱が 35°Cから 37°Cくらいの 範囲内に 収まっているのも それくらいの温度が 臓器を 動かすのに ちょうどいいからです。
そのため 人間の体は 体温を 維持するように 働いています。
体温維持は 人間が 意識しないでも 自動的に 行われていることで 立派な 基礎代謝の 働きの 一部です。
体温維持は 夏と冬 どちらが 大変ですか。
冬の方が 大変です。
冬の場合は 気温が低いです。
そのため 気温につられて 体温も 低くなりやすいです。
しかし それで 体温が 下がってしまうと 人体に 悪影響を 与えるので 体温を 上げようと 体は 働きます。
体温を 上げるために 体の中で 熱を 発生させる 必要が あります。
この熱を 生み出すために エネルギー消費が 激しくなります。
逆に 夏の場合は 気温が高いので 熱を 生み出す必要は ありません。
そのため エネルギー消費が 冬に比べて 減ります。
このように 熱を 生み出す 必要性の 違いで 夏は 冬に比べて エネルギー消費が 減り 基礎代謝が 落ちます。
このような 説明をしても 熱を 生み出す用途や エネルギー消費などの 話をすると 患者から 微妙な 反応を されることが 多いです。
そのため 患者に 基礎代謝が 冬の方が 高いと 話す時は 体温は 36°Cや 37°C くらいです。
この温度に 近い気温である 夏は 気温と 体温が 近いので 体は 温度調節を あまり しなくて いいです。
それに 比べて 気温と 体温が 大きく 離れている 冬場の方が 気温に つられないように 体温調節を 頑張らないと いけません。
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そのため 冬場の方が 体温調節が 難しいので 体は エネルギーを 使う必要が あるので 基礎代謝が 高くなりますと 説明します。
熱を生み出す 動向を 省いた方が 患者に 伝わりやすいので 後で 話した方の 話し方で よく 患者に 話します。
このように 夏は 冬に比べて 基礎代謝が 減るので 夏は 冬より 痩せにくいです。
そして 夏の方が 冬より 痩せにくい 理由の 2つ目は 睡眠時間です。
夏は 冬に比べて 睡眠時間が 短くなりやすいです。
日光が 出ている 時間が 夏の方が 長いので 長く 起きていられやすい というのが よく言われます。
例えば 夕方の 6時ぐらいです。
夏場ですと まだ 明るさが ありますが 冬だと もう 真っ暗だったり します。
暗い環境の方が 睡眠をうながす ホルモンも 出やすくなったり しますので 眠気も 出やすくなり 冬の方が 眠りにつくのが 早くなりやすいです。
また 朝日が 昇る時間も 夏の方が 早いです。
外が 明るくなってきたので 日光により 目覚めのスイッチが 入りやすくなり 起床時間も 早くなりやすいです。
朝日が 遅い冬の 場合では 日光を 浴びる時間が 遅くなるので 目覚めのスイッチが 入りにくいので いつまでたっても 眠り感じが 続くように なったりします。
このように 睡眠時間は 夏と冬で ちがいます。
夏は 冬に比べて 睡眠時間が 30分くらい 短くなると 言われます。
睡眠時間が 短くなると ふとりやすくなる というのは 過去の第45回で 話しています。
詳細は 省きます。
睡眠不足を 起こしている場合 体力の 回復が しっかり 行われないことが あります。
そうなると 人間の体の だるさが 生じやすくなります。
だるさが 生じているため 起きていて 動いているつもりでも 体のパフォーマンスは 落ちています。
そのため 活動量は 下がります。
また 睡眠中には 成長ホルモンが 出ます。
この成長ホルモンにより 全身の細胞の 新陳代謝が 最も 上昇します。
新陳代謝は 基礎代謝の 1つです。
睡眠不足を 起こすことで 成長ホルモンが 乱れると 新陳代謝が うまく 行われないと なると 基礎代謝量が 減り 痩せにくく なります。
また 成長ホルモンには 中性脂肪を 分解する 筋肉の 修復を してくれる 働きも あります。
睡眠が 不足すれば 中性脂肪の 分解が しにくくなるので 脂肪が 分解されません。
筋肉の 修復が 進まないので 体力の 回復が 遅くなると 言われています。
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また 睡眠不足では ストレスの 問題も あります。
睡眠不足で 体が だるさを 感じると ストレスが 感じます。
この時に 体は ストレスを なるべく 軽減するために コルチゾールという ホルモンを 出します。
このコルチゾールは インスリンの 働きを 邪魔します。
インスリンは 血糖を 下げる際に 脂肪を 作りやすく します。
コルチゾールに 邪魔されると 邪魔された分 インスリンが 大量に 出てきます。
大量に インスリンが 出ることで より 脂肪を 作りやすく なります。
また コルチゾールは 成長ホルモンの 邪魔をする 働きも あります。
成長ホルモンの 邪魔をすることで 基礎代謝の 邪魔をすることにも なります。
ここら辺は 第45回で もう少し 詳細を 話しています。
そちらも 合わせて 聞くと 幸いです。
睡眠不足が 起きやすい 夏は 痩せにくいです。
夏は 気温の問題から 基礎代謝が 落ちます。
睡眠不足が 起きやすいので 痩せにくいです。
冬に 比べると 痩せにくいです。
ここまでが 今回の 質問に対する 僕なりの 返答です。
それでは ここからは 本日の ワンポイントです。
本日の ワンポイントです。
汗をかくだけでは 痩せない。
先ほども 少し 触れましたが 夏は やはり 暑さから よく 汗をかきます。
なので 汗をよくかくから 痩せやすいのでは ないかと 聞かれることが あります。
確かに 汗をかくと 体の水分が 抜けるので 一時的に すごい 痩せます。
ただ 本当の意味で 痩せている わけでは ないです。
そもそも 汗というのは 体内の熱が 上がりすぎないように 熱を外へ 放出するための ものです。
よく 汗をかくのが 良いので サウナスーツを 着る人や それで 運動する人も いらっしゃいます。
確かに サウナスーツを 着ると 一時的に 汗が すごい出ますので 痩せます。
ただ こういった 水分を 出した 痩せ方は 水分を 後から取れば すぐに 体重が 戻ることになるので 一時的にしか 効果はないです。
冒頭でも 少し 触れましたが ボクシングなど 格闘技を されている方で 減量の 必要がある場合では
水分を 抜くという 作業が 行いやすいため 夏の方が 減量しやすいとも 言われます。
例えば 脂肪を 分解するとか 健康的な 痩せ方とは 言えません。
ここまで 汗をかくことは 健康にも 良いという 話も あります。
筋肉は 熱を 発生させます。筋肉が 多い方の方が 熱を 発生させやすいです。
また 体を 動かして 筋肉を 使うことで 筋肉が 熱を 発生します。
体の熱の 6割は 筋肉で 作られると 言われる くらいです。
筋肉の 多い方が よく 運動して 筋肉を 使っている方は 当然 熱が 発生しやすいので 汗を よくかきます。
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筋肉の 多い方が 運動する方は 当然ですが 汗を よくかきます。
汗を かく人は 代謝が 良いと 言われます。
筋肉が 多い人は 筋肉を 使っていることで 健康的なことでも 汗を かくのは 良いと 言われます。
太っている方であれば 体を 動かすのに エネルギーが 必要です。
筋肉のある方でも 体を 動かす時には 筋肉を よく使うので エネルギーが 発生しやすい 熱が 発生しやすいです。
汗を かきやすい方は エネルギーを よく使うので 痩せやすい方とも 言えます。
ただ 汗を かくことは 痩せるのに 良いので 無理に 汗を かくことを すると 水分を とったら 後に もどります。
大事なことは 脂肪を 分解することや 運動をして 脂肪の蓄積を しないことや 糖を ためにくい 体にすることが 大事です。
そのため 汗をかくことが 目的に なりすぎて 暑気になって 夏場でも 運動する方は 確かに 一時的に 痩せます。
ただ これは 熱中症リスクを 上げるという 怖さも あります。
また 水分を とれば 出た水分の分 体重が すぐに もどったりも します。
汗を かきやすい 体づくりを することで よく運動することで 脂肪の分解や 糖を ためないようにする 方が 大事です。
汗をかきやすい 体を 目指すのは いいのですが 汗をかくことが 大事だと 勘違いしないように 注意してください。
今回は このような 感じです。
熱中症が 怖い時期です。
外での 運動は 控えてねと よく言われます。
このような時に 室内で 運動する習慣を つけておきます。
他の季節でも 天候が 悪い時は 室内で 運動しようと 思うので 室内での 運動を 夏場では 習慣を つけるのを お勧めします。
運動のことなどでも 何か 気になることなどあれば いつでも ご連絡 お待ちしております。
今回も 最後まで お聞きいただきまして 誠に ありがとうございました。
また 次回も 聞いていただけると 大変嬉しいです。
それでは また お会いしましょう。
このラジオで 話す内容は あくまで 1つの説であったり 1つの例です。
医師の方針や 患者様それぞれの状態で 治療方針は 違いますので
自身がかかっている 医師や看護師 薬剤師などの話を 優先するよう お願いいたします。
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