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2024-02-15 14:04

第134回「ビタミンDは摂りすぎても大丈夫ですか?」/「食後に飲むと良いビタミンもある⁉️」

今回はMaki Gさん @makig_katasumi
よりいただきましたテーマで話をしております❗️本当にありがとうございました😭 

メルボルンの片隅でさんはこちらから聴けます‼️
→https://open.spotify.com/show/4iTZXt96wgO5yvp63NclSU?si=m48kll2cQOiIjN9H7cEcOg

今回の内容
・ビタミンDは骨だけでなく、糖尿病や免疫、ガンにもよい⁉️
・ビタミンDは摂りすぎても大丈夫❓
・1μg=25IU。サプリメントはどう選ぶ❓
・水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン、食事の時はどう注意する❓

今回と関連したエピソードはこちら

第133回「カルシウムの摂りすぎは血管に良くないの❓」/「リンは摂りすぎない程度に摂りましょう」
→ https://spotify.link/ahx6BqgrbHb

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略して、くすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、前回に引き続きまして、マキ爺様より頂きましたテーマでございます。本当にありがとうございます。
前回の配信聞いてないよという方も多いと思いますので、質問頂きましたマキ爺様、この方はポッドキャスターでございます。
メルボルンの片隅でというポッドキャスト番組されておりまして、そちらは現在シーズン1が終わりまして、充電期間中のようなんですけども、
メルボルンという地名からも分かるように、オーストラリアのメルボルン在住の方でございます。
オーストラリアと日本との文化の違い、こういったのを話されたりとか、詩や本の朗読をされたり、ゲームを通して感じたこと、こういったことを配信されております。
僕がまさにそうなんですけども、普段詩に触れる機会のない方っていらっしゃいませんか?
マキ爺様、詩や本の朗読、よくされてるんですけども、それが疲れてる時とか癒されたい時に本当に心に染みます。
疲れた時などに聞きたくなる素敵な番組ですので、皆様よろしければお聞きくださいませ。
そんなマキ爺様より頂きました質問について、タイトルとともに発表させて頂きます。
それでは今回のタイトルはこちら。
ビタミンDは取りすぎても大丈夫ですか?
タイトル交流に少し文面を変えさせて頂きました。申し訳ございません。
前回のカルシウムの取りすぎって大丈夫なのか?という質問を頂きまして、実はそれとセットという形で頂きました質問でございます。
前回頂きました質問の続きの文面なんですけども、読ませて頂きますと、
メルボルンは曇りの日が多いため、ビタミンDを摂取しにくいので、カルシウムとかビタミンDのサプリを飲んでいるんですけども、これは大丈夫なのでしょうか?
女性はカルシウムやビタミンDが足りないと、コスト少々になるとも言われますし、サプリの規定量を摂取であれば問題ないと思っていて良いでしょうか?という質問を頂きました。
牧瀬様本当にありがとうございます。
ということで、今回の話は前回の話の続きと言ってもいいかなと思われます。
前回はカルシウムは取りすぎても、これ問題は普通は起こらないよ。
ビタミンDのように血液内のカルシウムを骨に吸収させるもの、こういうのが少なくなってくると、血管内にカルシウムが溜まってくるという話をさせて頂きました。
なので、ビタミンDが足りなくなってくると、実はカルシウムが血管内に溜まってきちゃうよという話を前回させて頂きました。
なので、骨を強くするとか血管内のカルシウムのバランスを整えるためには、ビタミンDってとても重要です。
そのビタミンDについて今回話をさせて頂きます。
ビタミンDですけども、現在数多くの研究がされておりまして、素晴らしいビタミンだよと言われております。
一般的によく言われますのは、カルシウム、食事とかで胃から腸に入って、腸から血液の方に吸収されるんですけども、その時にビタミンDはサポートしてくれると。
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なので、カルシウムの吸収を良くしてくれる。
さらには、血管内にあるカルシウムを骨に運んで、骨へのカルシウムの蓄積、これを手伝ってくれるよということで、骨にとってとても重要なビタミンだよと言われております。
また、その他にはビタミンDが水蔵から出るインスリンという血糖値を下げるホルモンの質を良くするよという研究結果が出ております。
質を良くすることでインスリンの量を減らすことができると。
このインスリンというものは、量が増えてくると肥満になりやすくなるとかで、インスリンが効きにくくなる体質にもなったりするので、糖尿病にも良くないと言われております。
なので、インスリンの質を上げて量を下げれるのであれば、糖尿病にとってとても重要と言われております。
また、ビタミンDには免疫の働きを調節するよという働きもあると言われておりまして、
感染症が騒がれている昨今におきましては、免疫を上げるためとか免疫を整えるためにもビタミンDは重要だと言われています。
その他にもビタミンDはうつ病にも効果があるよという研究結果が出ておりますし、他にも近年ではビタミンDはがんの予防効果があるという研究結果が国立がんセンターから発表されるなど、とても話題を集めているビタミンでございます。
正直なぜビタミンDががん予防に良いのかというのは、まだはっきりしてない部分もあるんですけども、
3万人とかを対象とした大規模調査でビタミンDはがんの予防効果があるという研究結果が出ています。
ということでビタミンDは素晴らしいビタミンと言われております。ただ、今回のテーマはこのビタミンDを取りすぎても大丈夫なのかという話でございます。
ちなみに牧爺様からメッセージもありましたけども、ビタミンDというのは日光に当たるのがとても大事です。
日に当たることで体内で作られたりします。なので、一般的にはサプリメントとかに頼らなくても日光をよく浴びていれば問題ないよと言われております。
が、まさに牧爺様の話でもありましたけども、曇りとかの天気とか、あと紫外線の強さ、こういったのにもよってもビタミンDが作られるかどうかは左右されるというのも事実です。
ある研究結果ですけども、両手顔を晴天の日に太陽光に露出した場合、紫外線の弱い冬の12月の正午では、那覇で8分、茨城の筑波では22分の日光浴で1日に必要なビタミンDの量5.5マイクロを生成することができるとわかりました。
ただし、札幌になりますと、筑波の3倍以上の76分も日光浴をしないと必要量のビタミンDを生成できないということがわかりました。
こういったように、日光でビタミンDを作るためには、天候とか紫外線の強さに非常に左右されます。
また、紫外線を浴びすぎることは、シミヤシはひどい場合は皮膚がんの原因となることもあるので、紫外線を避けたいよという昨今の風潮もありますし、
食物とかサプリメント、こういったのでビタミンD摂取した方がいいんじゃないかというのが推奨されるようになってきております。
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また、サプリメントとかの方がいいよと言われる理由の一つなんですけども、先ほども話しましたナハで8分、札幌で76分、日光にあたって作られたビタミンDの量、これは5.5マイクロに対してサプリメントの場合、サプリメントの場合は体の中で代謝されたので摂取して全部がすぐ使われるというわけじゃないんですけども、
それでもサプリメントの場合は1日分で25マイクロとか50マイクロ、海外製品では125マイクロ並んでサプリメントもあったりします。なので、日光にあたるよりもサプリメントの方が多く手軽にビタミンDを摂取できると言われております。
ここで補足させていただきますと、ビタミンDとかのサプリメントの中には1000IUとか2000IUといった体のものもあったりします。これ国際的な体のものなんですけども、これをよくあるマイクログラムとかの呼び方に変えさせていただきますと、1マイクログラムが40IUです。なので25マイクログラムは1000IUにあたりますのでご参考になさってくださいませ。
このビタミンDを摂取すぎても大丈夫かという前にもう一つ補足を挟ませていただきますと、ビタミンの中には体の中に残りにくいものと残りやすいものがあります。水に溶けやすくて外に出て行きやすいビタミンというのもあります。
例えばビタミンBとかビタミンCがそうなんですけども、こういったビタミンは水に溶けてすぐに例えば尿とかで外に出やすいです。
だから体の中に残りにくいビタミンです。なのでビタミンBとかビタミンCは実は毎日摂取しないと効果がないよと言われております。
ただその反面、仮に摂りすぎたとしてもすぐ体の外に出てくれるので、摂りすぎで副作用が起きるといった心配がないよとも言われております。
よくビタミンBのサプリメントとかを摂っていると尿が黄色くなったりするのもこのビタミンが尿に溶けているからだったりします。
その一方で体に蓄積しやすいビタミン、これは腫瘍性のビタミンなんて言われるんですけども油に溶けると書いて腫瘍性です。
こういったビタミンは体に蓄積していきやすいと言われます。水に溶けないので体の中に残りやすいと言われます。
この腫瘍性ビタミンにはビタミンA、E、Kや今回のテーマであるビタミンDが入っております。
こういったビタミンは体に蓄積しやすくて、いくら体に良いものと言っても取りすぎることで体に良くないことが起きるかもと言われております。
実際ビタミンDを過剰摂取した場合、ビタミンDは血液内のカルシウムを骨に移動させる働きがあるとはいえ、
食事をした時に腸からカルシウムを吸収するこれの効率も上げてしまうので、ビタミンDが過剰な状態だと血液内のカルシウムの吸収
増えすぎちゃうんじゃないかと言われております。なのでカルシウムが過剰になって起こる血管内の切開化とか、尿管血液、尿路血液のリスクを上げるんだという研究も確かにあります。
なのでビタミンDの取りすぎ良くないのかなと思われますが、このビタミンDの取りすぎ、そもそもどれぐらいの量なのかという基準がすごい曖昧です。
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一般的にはビタミンDの1日の基準量は5.5マイクログラムから100マイクログラムと言われております。
5.5マイクログラムと100マイクログラムということで、すでにかなりの幅があるんですけども、研究者によっては、いやいや125マイクログラムぐらい平気だよとか、もっと150マイクログラムとか平気だよという方もいらっしゃいます。
こういった、なんでもっと多く取ってもいいのかという理由の一つなんですけども、ビタミンDのサプリメントを摂取した場合、体内でビタミンDを使える形にする。
その時に、ビタミンDがすでに体内に十分ある場合は、体の中でビタミンDが過剰にならないように働く機構があるよと言われています。
なので、バランスをとってくれる、過剰摂取になっても大丈夫なようになるという研究結果がありまして、ビタミンDはいくら摂取しても大丈夫だよという研究者の方が多いです。
むしろ、過剰減に摂取するべきだ、しっかりビタミンDを体の中に蓄えるべきだという意思もいたりします。
それと、先ほどの過剰摂取でやっぱり血管内の石灰化とか、尿管血跡、尿路血跡とかそういったリスクを上げるという論文に関しても、論文の中には4万IU、これマイクロにしますと1000マイクロという上限の100マイクロの10倍もの量を何ヶ月も続けたことで過剰症になったという論文もあったりして、
実際のところ、よっぽどの量を飲まない限りはビタミンDの許容量って大丈夫だよと言われております。
実際のところ、医師の中では先ほどの125とか150じゃなくて、200マイクログラム摂っても大丈夫だよという医師も多かったりします。
牧爺様からの質問にありましたけども、一般的なビタミンDのサプリメントっていうのは1000IUとか2000IU、国際的なものでは5000IUなんてものもありますけども、
こういった1000IUとか2000IUであれば、それは一日中で表すと25マイクロとか50マイクロのものが多いので、こういったものであれば毎日飲んでも十分安全だよと言われております。
なので、本当に質問に対する返答ですけども、取り過ぎのラインが曖昧なので、よっぽどの飲み方をしない限りは飲み過ぎにはならないと言われております。
先ほどとも被りますけども、医師の中にはもう規定量とか気にしないでサプリメント5日分とか10日分飲んだ方がいいよという医師もいたりします。
さすがにその量が行き過ぎだとしても、ビタミンDはサプリメントの規定量、毎日飲んでも問題ないと言われております。
ここまでが質問に対する僕なりの返答です。それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント。
食後に飲むと良いビタミンもある?
先ほどビタミンの中には水溶性と酒溶性のビタミンがあるよというのを触れさせていただきましたけども、水溶性のビタミンは水に溶けやすいので、
水とかと一緒に飲めばすぐに吸収されて体の中に入っていきやすいです。
ただ、水に溶けやすいからこそ水溶性のビタミンのものは、例えば料理をした時とかは、
湯通しとか水洗いでも水に溶け出してしまって、ビタミンが実際に料理すると減ってしまうというものもあったりします。
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で、一方の使用性のビタミン。
こちらは水に溶けにくいので、料理とかでも残りやすいというのはあるんですけども、
こちらをより効率的に吸収しようと思うと、油と一緒になると溶けやすいので、食後に飲むといいよと言われています。
ビタミンDとかビタミンA、E、Kなどのビタミンは、食後、食事の油によって吸収されやすいという特徴があります。
こういう風にビタミンの中では、食べ方とか飲み方で実は吸収の効率が変わったりするものもあります。
一般的にビタミンBとかビタミンCみたいな水溶性のビタミンを取りたいときは、汁物とかにして汁に溶け出しても大丈夫だよ、
その汁と一緒に食べ物を取ることでビタミンを接触しやすくしようとか。
使用性のビタミンに関しては、食後、特に油物とかと一緒に飲むといいよなんて言われております。
こういったところも、普段食事とかサプリメントとかでビタミンを気にされている方は、よろしければご参考にしてくださいませ。
今回はこんな感じです。
今回、ビタミンDについての話をさせていただきました。
ビタミンDは本当に素晴らしいビタミンだよと年々言われるようになってきておりますし、話をすることができてよかったなと、
改めまして、アキジー様、本当にありがとうございました。
ビタミンは体に良いというのはなんとなくわかるものの、なぜ良いのかというのは正直分かりにくかったりもしますし、
そもそもで、まだ研究途中ということもあって、これに良いらしいよ、このビタミンはってなっても、
でも実は何でかが分かっていないというのも多かったりします。
なので、ビタミンというのはネタとしては豊富だなと思っています。
ビタミンのことでも、また他の成分のことでも、何か気になることがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして、誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり、一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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