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2023-09-18 11:37

第91回「なんで咳止めが手に入らないの❓」/「薬が手に入らない‼️だからこそ市販薬の活用を‼️」

今回の内容 ・咳止めが手に入らないのは何故❓ ・咳止めと言ってもたくさんある❓ ・咳止め不足は2025年まで続く⁉️ ・市販薬の風邪薬は入手しやすい⁉️ 今回と関連したエピソードはこちら 第5回「薬が手に入らない?どうにかならんの?」/「自分に合う漢方は味が良い?」 → https://onl.bz/TEXpZJ4 第67回「コロナ感染者急増中!?この夏の感染爆発は間違いない!?」 → https://onl.bz/zdvYQ14

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回いただきました質問というかテーマなんですけども、正直過去にも触れている内容です。ただ、患者様から異常なまでに増えている質問でして、今回改めて話をさせていただきます。
テレビのニュース番組とかでも最近よく目にする内容ですけども、最近の薬局の現状ということで、あえて話をさせていただきます。
それでは早速ですけども、今回のテーマはこちら。
なんで咳止めが手に入らないの? 今、薬、特に咳止めとか短キリが非常に手に入りにくいです。
この配信は9月18日予定のものですけども、今収録しているのは9月5日です。 収録から配信まで約2週間のタイムラグがありますが、このタイムラグがあってもほぼ確率に改善されてないはずです。
そう言い切れるほどに咳止めや短キリの入手困難な状況が続いております。 ただ、咳止めと言っても本当に多くの種類があります。
メーカーとか医薬品卸しからの公式発表なので、この場で話してしまってもいいと思うんですけども、例えば咳止めで言えばアスベリンというものやフスコデハイゴージョウ、メジコン、リンサンコデイン、レスプレンなどなど、
また短キリのムコダイン、こういったものが非常に今手に入りにくいです。 ただ薬もよりますが、例えばメジコンとかムコダインとかは多くの医薬品メーカーがジェネリック薬品も販売しております。
ですが、どの薬であっても先発品だろうとジェネリックだろうと手に入りにくいです。
メーカーや卸し会社から咳止めとか短キリの流通を制限していたりとか、あとメーカーとかの製造が間に合ってないというのが発表されております。
中にはアスベリンを製造しているメーカーさんの方からは、今のように流通が十分でないという状況、これ2025年の後半くらいまで続くという発表がされました。
このニュースで医療業界としては、このシナウスの状況ってあと2年も続いちゃうというので思わずため息が出るような発表でした。
しかもこのアスベリンに関しましては醸剤だけではないです。 粉薬とか水剤、よく言うシロップ剤とか甘いお薬ですねとか、そういうのでも広く知り渡っておりまして、
大人だけではなくて小児科でもすごい需要のある薬です。 そういったこともありまして、このショックはかなりのものでした。
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また小児科関連なんですけども、小児科でよく使われる咳止めのテープ、大人でもよく使うことはありますけども、
ホクナリンテープとかツロブテロールテープと言われるこの咳止めのテープ、 実はこれも今入手不安定な状況であったりします。
これもまた頭を悩ませているという状況です。 なんでこんなに今薬が手に入らない状況なのかと言いますと、今回特に咳止めとか短期の話をしていきますけども、
やはりというかコロナの感染が広がっております。 またインフルエンザだとかヘルパンギーナといった感染もちらほら見られます。
本来であれば夏場にインフルエンザなんて全くなかった話なのに、今年は結構インフルエンザの方いらっしゃいます。
今9月です。これから10月、11月とだんだん空気が乾燥していけばより増えていくと言われております。
少し前のテーマで今年の夏はコロナ流行するかもしれないよという話をさせていただきましたけども、残念ながらやはり流行してしまっている状況でございます。
その時の回でも触れましたけども、以前のように今日の東京の感染者は何人でという発表はしてないというか、正確な数字は出せない状況です。
そのためにコロナってもう終わったものでしょうというふうに感じている方が非常に多いんですけども、現在本当にコロナの感染者が多いです。
まだこれ正式な発表ではないんですけども、医師会とか薬剤師会とかから回ってくる情報で、今9月の5日現在ですけども、現在のコロナの感染者の数を昨年までのよく発表できてた数で表すと、
東京だけでも数千人はいるっていうのが予想として出されております。この数は今後も増えていくと思われますし、また先ほども触れましたけども、インフルエンザとかも流行しているという状況で、
医療現場としてはかなりパニックな状況が出ております。 毎日多くの医療機関からコロナの感染者の方、インフルエンザの方とか、
コロナかなと思って受診したけど違ったよ、でも喉が痛いとか咳が出る方、そういった数々の患者様が今来ております。
が、正直なところ、うちではもう在庫が切れた咳止めとかもありまして、うちの在庫で変えられるものは変えてもいいって言うのですけども、正直、
うちの在庫である咳止めよりも強い咳止めが必要な患者様もいたりしまして、そういう方は申し訳ございませんということで、他の薬局へ行っていただいているという状況もあったりします。
本来であればこういった時に他の薬局からその咳止めの薬を打ってもらうというのが常々だったんですけども、今ではもう咳止めが貴重すぎて、薬局間の売買というのもほぼできない状況です。
打ってしまったら自分のところが困るという状況だからです。 実際のところ、咳止めがないという話をしますと、咳止めだったら何でもいいじゃんという話をされることは
患者様からよくあるんですけども、咳止めの中にも強さが違うとか、咳止めだけではなくて、咳止めプラス短期の効果もある薬だとか、他の咳止めでは代用が効きにくいものも多いというのは現状だったりします。
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なのでなかなかすぐに変えられないという状況も多かったりします。 一応ここから、なんで咳止めとか短期にこんなに足りないのかという話をしていきますけども、
コロナの感染者が増えたために咳止めとか短期の需要が非常に増しております。 ですが本来であれば夏場というのは咳止めとか短期の需要が減ります。
言ってしまえば夏場はもうインフルとか風とかが冬に比べたら感染者が本来であれば減る時期です。 なので咳止めとか短期の需要は夏であれば減っていきます。
ですが今年は増えております。 そのため咳止めを製造するメーカーとしても夏場の時期の出荷とかは冬に比べると少し落としたりもします。
その分他の薬を製造したりとかそういうふうにはことをしています。 ですが夏に需要が増えたことで出荷というか供給が追いついてないというのが現状です。
でも咳止め多く作ればいいじゃんかと思われるかもしれませんが、 工場の製造ラインの予定とかを変えるというのはとても大変なことです。
またそれに伴って急に人手を増やすとか原料を入手したりとかは難しいですし、 もし大量に作ったとしてもやっぱり薬必要なくなっちゃいましたとなってしまえば大量の不動在庫を生まれてしまいます。
また製造ラインを増やして咳止めを作るということでその代わり他の医薬品の製造ラインを減らすということにも繋がります。
そのために咳止めや短期以外でも薬が不足だよというものも結構あります。
このように急に咳止めが必要だよとなってもそう簡単には咳止めの不足は改善できない状況です。
そして今はまだ夏から秋にかけてです。
冬になり空気が乾燥しやすくなると感染症はより流行しやすくもなりますので、 冬場は今以上に咳止め足りなくなるんじゃないかと言われております。
もしも自宅に咳止めが残っているという方、持っててもいらないかもなぁと思うかもしれませんけれども、捨てるのではなく念のために持っておくことをお勧めしております。
以上が質問に対する僕なりの返答です。 そしてここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント 薬が手に入らないだからこそ市販薬の活用を
一時期市販薬の爆買いとかがニュースになりまして、ドラッグストアから薬局の市販薬の 風邪薬が消えましたが、実はなんですけども市販薬の方が少し流通回復してきています。
理由としましては市販薬って割高に感じることありませんか?という 咳止めが入っている市販薬とかですと3日分で1000円とか
あとは4日分で1200円から1300円とかものによって値段変わりますけども結構します。 それプラス例えば市販のロキソニも一緒に買っておこうと思って一緒に買ったら2000円くらいして
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しまうということもあります。 もちろんものによってはもっと安い薬とかもあるんですけども
なんとなく市販薬ですと保険が効かないということもあってなんかやや高いなという感じがします。
また市販薬の場合は処方箋で出る薬に比べると実は薬の容量が少なめということがあります。
言い方を変えると薬の濃度が薄いと思っていただければいいかなと。 さらに保険が効く場合ですと医師の診察を受けられますよね。
処方箋で5日とか7日くらいの薬ももらえますし市販薬よりも先ほども言いましたけど容量とか濃度が多いです。
医師の診察を含めても2000円くらいなんてことはよくあったりします。 検査とかするともっと高くなってしまいますけども。
同じくらいの金額を払うんであれば医師の診察を受けた方が安心できるし、 得じゃんかと考える人も多いです。
実際今コロナとかインフルエンザが流行しているよというのも言われますので自分もどっち かだったらどうしようかなということで受診されている方は大変多いです。
実際のところ以前爆害で買い溜めした方も実際にはあんまり使わないなぁまだ家に 残ってるなぁという状況もあったりして
市販薬を購入されるという方が実は減っている状況です。 そのために市販薬の流通は以前に比べて戻ってきているという感じはあります。
そんな市販薬の中には処方箋の薬では流通が悪くなっている 咳止めの成分が入っているものも実はあったりします。
処方箋での薬が手に入りにくいそんな状況だからこそ 市販薬の風邪薬を少し持っておこうかなというのもお勧めしております。
今回はこんな感じです。今回は以前に話したことの近況報告のような話になりました。 ただもう本当に今回の質問多いです。
この薬の手に入らない状況がひどすぎてもう全息の方というもうほんと 咳止めとか短期日が絶対マストの方にも十分に薬が渡せてないという状況だったりもします。
先ほども触れましたがこれから冬になってくるとも状況が悪化する可能性高いですので皆様 感染症には十分ご注意くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。 また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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