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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、あるポッドキャスター様からテーマをいただきました。本当にありがとうございます。
テーマをいただきましたのは、「メルボルンの片隅で」を配信されております、まきじーさん、本当にありがとうございます。
現在そちらの番組は、シーズン1が終わり、充電期間中とのことなんですけども、オーストラリアのメルボルン在住とのことでして、オーストラリアと日本との文化の違い、こういったのを話されたりとか、または本の朗読をされたり、ゲームを通して感じたこと、こういったことを配信されております。
個人的にはエピソード2の朗読、ハタネコ様の死について話をされる回がとても好きです。
普段僕自身が死を読んだりすることがないため、とても新鮮でありとても癒されました。疲れた時なのにとても心に響く素敵な配信をされております。
そして、今回そんなまきじー様よりいただきましたテーマを発表させていただいて、簡単に経緯を話そうかなと思います。
それでは今回のタイトルはこちら。
コーヒーと一緒に薬を飲んでも大丈夫ですか?
という質問をいただきましたまきじーさん、改めてありがとうございます。
こちらの質問なんですけども、いただきました経緯としましては、先日こちらの番組で第126回、空腹時に頭痛薬を飲むと肝臓に悪いのは何で?
水なしで薬飲むのはやめようというエピソードを配信した際に、まきじーさんより感想コメントをいただきました。本当にありがとうございます。
その中で、薬は水なしで飲まないようにするといいよという配信をさせていただきましたけども、それに対してコーヒーと一緒に薬を飲んでも大丈夫なのかどうかという質問をいただきました。
ということで、今回コーヒーで薬飲むのはどうなのかという話をしていきます。
ただ今回のような水以外のもので薬飲んでもいいの?という質問を本当によくいただきます。
毎朝コーヒー飲む習慣があるよという方も多いですし、その時に薬飲んでもいいですか?とか、
牛乳と一緒で大丈夫?とか、そんなこともいろいろあります。
こういった質問は老若男女問わずでありますし、
特に子供がいる方とかでは、子供の薬って種類によっては飲みにくい時に粉薬とかをチョコとかアイス、ジュースとかと一緒に飲んでいいですよと薬剤師が説明することも多いので、
薬飲むのって水じゃなくてもいいんだよなという風に思っている方が結構いらっしゃいます。
ただ、薬を飲むのは基本的に水とか茶油がいいよという話を今回させていただきます。
ちなみに過去の配信で、薬と牛乳一緒は良くないよという話もしてるんですけども、その話については概要欄にて共有させていただきます。
ただ、ざっと牛乳と薬が一緒のダメな理由としましては、
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牛乳に含まれるカルシウムイオン、これが薬の吸収を邪魔することがあるよ、効果を下げたりすることがあるよとか、
薬によっては体内でカルシウムと他の化合物が反応してカルシウムが強くなりすぎてしまう、多くなりすぎてしまって効果が強く出すぎてしまうよ、体調不良とか、
例えば吐き気やだるさ、食欲不振、こういったことを起こすことがあるよというのを話させていただきました。
ではコーヒーはどうなのかと言いますと、一般的に言われていることをあえて話しますと、コーヒーはカフェインがよく入っていると言われます。
このカフェインが胃酸を出しやすくするんだと言われております。
胃酸が多めに出ることで薬の吸収に影響が出ると、薬が溶けやすくなったり分解されるとかそういうのが変わってくると、
そもそも薬というのは胃や腸で溶けて分解されるんですけども、
その時に胃酸の濃度とか腸の濃度がどれくらいでどういう風に吸収されるかというのを計算して添加物を混ぜたりとかして調節されております。
そのため胃酸が増えすぎて胃の中の酸の濃度が高まりすぎると薬の効き目というか吸収が変わることもあります。
またカフェイン自体が薬の効果を変えてしまうということもあったりします。
痛み止めとか風邪薬とか鼻炎薬にはカフェインが入っているものもありまして、
こういうものと一緒にコーヒーとか紅茶のようなカフェインが多いものと一緒に飲むとカフェインの過剰摂取につながるとか、
あとはカフェインというのは交換神経という目覚めとか覚醒を担当する自律神経これを刺激しやすいんですけども、
このカフェインが交換神経を過剰に刺激するのは目が覚めやすいという点ではすっきりするんですけども、
過剰に刺激することでストレスを溜めやすくなります。
本当はリラックスしたいのにその反対の反応するのでストレスが溜まるようになります。
体に負荷がかからないようにという意味でもカフェインの過剰摂取は避けた方がいいので、
コーヒーと薬は一緒に良くないと言われております。
またカフェインが体内で薬と一緒になった時には薬の効果を下げるものもあれば、
その逆で薬と一緒になるとその薬とカフェインが交換神経を刺激するという効果が高まってしまい、
ストレスをより感じやすくなるなんてこともあったりします。
ただこういったのが薬の組み合わせ次第だったりもするんですけども、
カフェインが良くないものっていうのは意外と限られたりもしているので、
カフェイン自体が薬に影響を与えるということは正直少ないです。
ただカフェインが胃酸を増やすとよく言われておりますので、
胃酸をよく出すことで薬の吸収が変わることもあるので、
コーヒーと薬は一緒に飲むのはお勧めできないよというふうに薬剤者はよく説明します。
とはいえ薬の種類によりますけども、
たまにくらいであれば吸収が変わって副作用がどうこう出るってことはほんと少ないので、
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基本的には毎日薬水で飲んでるよ。
でも朝飲み忘れちゃった。
今手元に水がないな。
でもコーヒーあるな。
たまにとかであればコーヒーとか紅茶のようなカフェインが入っているもので、
薬飲むのも仕方ないかなとは思っております。
ちなみになんですけどコーヒーのように紅茶もカフェイン多いんですけども、
これとよく同列で語られるんですけども緑茶。
緑茶はコーヒーとか紅茶に比べるとカフェインは少なめなんて言われてますけども、
一応緑茶もカフェインとかが入ったりしているので、
避けたほうが無難ですよというふうにはよく説明します。
水とか左右が無難です。
よくあまり薬の吸収に影響を与えないので水とか左右が良いですよなんて話をよく薬剤師はしております。
なので今回の質問に対する返答としましても、
コーヒーで薬飲むのは正直推奨しませんよというところなんですけども、
ただ実際こういった説明って患者様にもよく知ってるし、
患者様も納得しやすいんですよね。
インターネットとかで検索しますと、
やっぱりコーヒーが遺産を増やすとかカフェインが遺産を増やすんだとかそういう記事はよく見てますし、
遺産を増やすからコーヒーって弱らしやすいんだよなとかそういう記事もあったりするので、
患者様としても薬剤師の話ってことは正しいんだなと思ってくれたりします。
ただ正直なところなんですけども、
カフェインを摂取すると遺産が増える理由、これはっきりしてないです。
なので僕自身この説明を患者様にするときに何となくスッキリしてないで話をしています。
データ上、ありとあらゆる研究論文では確かにカフェインの多いコーヒーとか紅茶これを摂取しますと、
逆流性食動炎という、遺産が多く出過ぎて胃が荒れてしまうとか、
多く出過ぎた遺産が喉を逆流しておうとしやすくなったりムカムカするとか、
そういう病気なんですけども、こういった逆流性食動炎という病気を
コーヒーや紅茶をよく飲む人はなりやすいとか悪化させやすいというデータありますし、
また別の研究データによっては、カフェインによって遺産が増えやすいというデータがあるので、
カフェインが胃に悪いんだろうなぁとは一般的に言われております。
ただ、カフェインが遺産を増やす理由はっきりしなかったりします。
記事によっては、よくカフェインが交換神経を刺激するんだ、で、
交換神経は遺産を増やしやすくするんだよ、なんていうふうに書かれているりするんですけども、
これ逆なんですよっていう。
遺産を増やすのって交換神経ではなくて、副交換神経の方なんですよ。
意外と思われるかもしれませんけども、遺産はストレス担当の交換神経ではなくて、
リラックス担当の副交換神経の働きによって分泌が増えます。
遺産を抑える薬とかを病院でもらわれている方はご存知かもしれませんけども、
遺産を抑える薬とか胃薬、これ夜に飲むようにって指示されることがあります。
これ理由としましては、昼間よりも夜の方が副交換神経が働きやすくなるので、
それによって遺産は夜に増えます。
なので、この遺産が増えやすい夜の時間帯に薬をよく効かせたいので、
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遺産を抑える薬は夜に飲むようにという風に指示されたりもします。
とはいえ、夜に飲む指示を出して夜に飲み忘れられると困ったりするので、
朝に飲む指示を出して、朝に飲み忘れたら日時とか夜に飲んでねという方が飲み忘れ対策としていいので、
朝に飲むようにねという風に指示する医師も多いのは事実です。
でも、医師の中では特にこの人は効かせたいから夜に薬飲んでねという指示を出すドクターも多いです。
なので、副交換神経の方が遺産をよく出すというのは、医療界では常識だったりします。
なので、本来であれば交換神経を刺激するカフェインって、むしろ遺産を減らすはずなんですよ。
でもカフェインは胃に悪いというデータや遺産を増やすというデータがあるので、
これ何なの?というので明確な答えがなかったりします。
ここらへんには本当様々な説があります。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸というものが遺産をよく出すという説もありますけども、
それだとクロロゲン酸が入ってないはずの紅茶が胃に悪いの、これ納得いかないですよねとか、
もしかするとカフェインでは遺産を増やさないけども、
胃の粘膜をカフェインが悪くしてるんじゃないかという話もあります。
実際カフェインが交換神経を刺激した場合、胃の粘膜の保護が弱まるというのはこれは説明ができます。
交換神経を刺激されると胃の粘液が減ると言われています。
なのでカフェインで胃の粘膜を減らすことで胃が荒れやすいんだというのでこれは筋が通るんですよ。
胃の防御を壊しているのがカフェインだというのはこれは納得がいきます。
でも遺産の量が増えるというデータもカフェインにはあるんですよ。
でもこれが説明がなかなかつかないという状況だったりします。
このように割と世の中で定説であるようなことでもまだまだはっきりと判明しなかったりしております。
ただあくまで研究データとかを踏まえた話になるんですけどもカフェインが遺産型とかを起こしやすいので薬と一緒に飲むのは回避した方が良かったりします。
というのが僕なりの質問に対する返答です。
それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
水なしで飲める薬でも水割りで飲んでもいい
今回126回の時に話し漏れた点を話させていただこうかなと思って話をいたします。
第126回のワンポイントで薬は水なしで飲まないで水と共に飲んだ方がいいよという話をしているんですけども
もちろん中には水少なめで飲んでねという風に指示をする薬もあるんですけども
これは基本的には水を胃と一緒に飲んだ方が安定して吸収ができるようになるので
しっかりと薬は水と一緒に飲みましょうという話をしました。
ただ水なしで飲める薬とかも世の中には多くあります。
でもこの水なしで飲める薬というのも水と共に飲んでいいですよってここの点を話してなかったなと
口の中で溶けやすいという薬なんですけども別にこれ水と共に飲んでもいいんですよ
口の中で溶けやすい薬でもやっぱり溶けるんですけども喉に引っかかることとかあるので
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水なしで飲めるっていうのを売りにしている薬であっても水と共に一緒に飲むのを僕はお勧めしております
というのを話し漏れたので今回話させていただきたくて今話をしました。
ただ一応ですけども実際に水なしで飲んだ方がいい薬もあることもあります。
例えばトロウジ剤のように飴のように舐めてわざと薬を喉に留まらせるようにして
喉に薬を引かせたい薬、水で飲まない方がいいですよねとか
またミトロのように心臓発作とか急に起きた場合の薬
これはゼッカというベロの下で薬を溶かすように説明をするんですけども
これはベロの下である太い血管から薬を吸収させることで
すぐに心臓に効果が出てくれるという利点があります。
これを例えばミトロを水と一緒に飲んでしまうと
入れとけて腸で吸収されて血管に入ってそこから効果が出るようになって
効くまでに何時間もかかってしまいます。
なので発作が起きているとかすぐ聞かせたいのに
こんな時間かかったらもうその悠長なことしてられません。
ということで先ほどのようにベロの下で溶かすゼッカ状
これは5分くらいで効いてくれるので
ミトロとかの薬は水で飲まないでベロの下で溶かしてねなんて説明をします。
なので実際水なしで飲まない薬っていうのもあるんですけども
そういった場合は薬剤師から説明というか注意が入ると思います。
大体の薬は水とともに一緒に飲んだほうがいいですというのを
今回話させていただきました。
今回はこんな感じです。
質問をいただきましたマキ爺様改めまして本当にありがとうございました。
コーヒーや紅茶緑茶とかを一緒に飲んでもいいのかなということは
本当患者様と話をする時によく聞かれます。
毎回この説明って何か腑に落ちないんだよなと思いながら
正直患者様に話をしてはいます。
ただもう個人的にカフェインで異酸化炭が起こる理由を
支持しているというある考えがあるんですけども
カフェインって交換神経を刺激しますよねって
カフェインが交換神経を刺激します。
これ刺激が体に負担をかけていると思っていただいていいんですけども
この刺激を受けた体、いわゆるストレスが溜まっている状態を
リラックスさせないといけない。
となると反動で腹交換神経が一時的に活発化すると。
この時にリラックスさせたい腹交換神経が活発化することで
異酸がよく出るんじゃないかという考えがありまして
僕はこの考えを支持することで
自分の中で納得させながら患者様に
カフェインって異酸を増やすんですよっていう風に説明しています。
ただこれもあくまで有力な一説というだけであって
確定ではないというのが現状です。
意外と一般的に思われている常識的なことでも
まだまだ知られていないことってあるんだなと日々感じております。
というようによく言われていることでも
意外とよく分かっていないことはありますので
これ常識なのかなというようなことでも
改めて考えるとあれ、おかしいなということは本当にあります。
なのでそういった常識かもしれないとか
よく言われていることでも
いつでもご質問などお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして
誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。