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おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、現役薬剤師で薬局を経営している私、うっちーが、
薬のことや健康のことなど、ラジオをお聞きになっていただく方の質問や、
日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。
今回で第5回となりました。
少しずつお越しいただいている方が増えまして、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
今のところは身内の多さとかもあるんですけども、
良かったよと言ってくださる方、大変多いですし、本当に励みになっております。
何とか頑張っていこうと思います。
どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
さて最近ですが、塩や酢とかケーキの話題というのは、
ニュースとかでもよく取り上げられているかなというのは、
やっぱり患者様からも塩や酢とかケーキ、やっぱり薬局って関係あるの?
という話をたまにされます。
正直、他の業界に比べれば、
こういった塩や酢とかのケーキとかの話題は、あまり関係ない業種であります。
というのも、薬局は、例えばある薬はこの値段、
この薬はこの値段といったふうに決められていますし、
薬を渡すときの工夫、例えば朝とか夜とか、
飲み方ごとに1回分ずつパックする、いわゆる一方価というやつなんですけども、
そういう商材とか工夫をした場合は、これだけの値段がつくよといった感じで、
国の方でも値段が決めてあります。
それに従って、僕らはそういったお会計とかのものを計算していくので、
それのルールも2年に1回とかも変えてはいますけども、
ほとんど大きく変わらないので、やっぱりケーキとか塩や酢って、
あんまりケーキ左右されない業界ではあります。
当然例外の部分もあるんですけどね。
国から値段が決められているので、例えばもう少し言うと、
この薬が向こうの薬局だと1万円、でもこっちだと5000円といった、
極端な例がほんと少ないです。
そういう意味でも本当に塩や酢とかケーキとかの影響が少ない業界ではあります。
最近患者様からあった質問をご紹介して、
まずこういったことも実は関係しているところがあるよ。
塩や酢とかの部分が関係するところもあるんだよというのをご紹介したいと思います。
それでは今回の質問はこちら。
薬が手に入らない。どうにかならんの?
これほんと今、薬が手に入りにくい状況になっております。
今回は主に処方箋とかで薬局で薬をもらっている方向けの話になってしまうんですけども、
本当に今、皆さんの中でもいらっしゃるんじゃないでしょうか。
前もらってた薬が、すいませんうちの薬局だと今入らないんですとか、
そういったことを言われたことがある方もいらっしゃるのではないかなと思います。
薬が手に入らなくなった理由なんですけども、
もともとはケーキとか塩や酢っていうのが最初の理由ではなかったんです。
もともとはある製薬会社が業務停止したり、倒産になった会社が出たりしました。
あと、工場が火事になったよという会社が出ました。
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その分、そういった会社が作ってた分を両中で流出しなくなったので、
他の製薬会社が代わりに作るとか、
同じ成分の薬を作っているんですけども、
そっちの別の会社に注文が一気に回ったっていうのがありました。
ただ、そういった一気に注文が来たというところでも、
そんな急に注文が集中しても、
例えば工場のラインの増設などはすぐできるわけでもないですし、
そういった意味でやっぱり品薄になっていました。
その問題がなかなか改善しないなっていう状況が今も続いております。
ここに来て、最近のケーキや塩や酢問題が発生しました。
薬なんですけども、原料を海外から輸入しているものとか、
それこそ海外で作られた薬を日本に輸入ということもあります。
例えば漢方とかがイメージしやすいんじゃないかなと。
漢方って中国のイメージがあるんじゃないでしょうか。
実際、中国から輸入しているというものも大変多いです。
実際、それもいろいろな事情が重なりまして、
薬が手に入りにくい、海外から手に入りにくいという状況になっています。
特に今話した漢方が本当に手に入りにくくなっております。
もう少し詳しく話しますと、
例えばある国のある会社で作っている成分とかを日本に輸入しているとした時なんですけども、
昔はこの値段で決まっていたというところが、
例えばその国のケーキの状態とかでどんどん物価が上がっている状況だとしますよね。
ただ日本で本当ここ30年ほとんど物価が変わってないという状況ですよね。
そうすると、例えば昔はある成分を100キロを5万円で買えていたという原料が、
いつの間にか100キロ10万円になったという感じになっています。
そうするとやっぱりその分コストが増えるので、なかなか輸入が難しくなりますし、
それで製造に影響が出てしまって、国内で品薬になりやすくなったりというのもありました。
また他にもケーキや塩や酸の影響で、薬を国内に入れるための輸送費にも影響が出たりしています。
こっちの方が結構直近にはっきりして出ているそうなんですけども、
ケーキでも塩や酸でもいいんですけども、ある例ですけども、
1回10万円で済んだ輸送費が15万円になりました。
そうなれば当然その分の経費の問題なども増えるので、製造への影響が出ます。
今挙げた数字とかは本当原料とか輸送費の例で極端なものですし、
実際には原料を扱う会社と製薬会社では長期的な契約が結ばれていることも多いので、
そこまで影響はないよということもありますが、
現実問題は本当には入手困難な薬が数多いと思います。
実際本当最近まで流通問題に長かった薬、何度も話していますが、
漢方、例えば漢方などが本当に手に入りにくい薬が増えています。
担当の卸の方にも聞いたりとか、
あとそういった製薬のメーカーの方にも聞いたんですけども、
コロナの影響とかで中国の方で原料の加工工場の稼働率が良くないっていうのも
理由の一つではあるそうなんですけども、
海外と日本との物価差が変わっている影響とか、
それこそ円安、エネルギー問題なので、
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本当に輸送費のコストがだんだん増えています。
こういった長期で続くと輸送費の問題も営業が出て、
今すでに流通の方に問題が出ているんですけども、
この影響を長期化すると言われています。
こんな形で景気の問題が薬局業界にも関係しておりますよと。
実際のところ、流通の悪い薬の種類本当に多いです。
薬局でも正直、どの薬がすぐ手に入る、
どの薬が手に入りにくいんだっけっていうのが、
すぐには把握しきれない状況が多いです。
もし自分がいつももらっている薬が手に入るかどうか、
心配だなと思うときは、
例えば病院に受診する前であれば、
いつも行っているところでもいいんですけども、
もしくは他のところでもいいんですけども、
薬局に電話したりとか、お薬手帳を見せて、
この薬って今入る、自分の分確保できるっていう風に
確認しておくのもいいかもしれません。
また、受診した後、その場合であれば、
処方箋とかを携帯で写真を撮って、
その画像を薬局に送るアプリとか、
そういったサービスをしているところが大変多いです。
そういったので、その薬局に薬の在庫の確認をしてもらうっていうのも
大事だったと思います。
そうすることで、今アプリとかで送られてきた場合、
電話番号とかも一緒に例えば載せるんですけども、
今この薬入りにくいですとか、
多分薬局のほうから連絡が入ります。
もしくは、例えば用意できましたよっていう、
サインを送ってくれるところもあれば、
用意ができるってことは、ここの薬局は問題ないんだな、
っていうのも確認できますので、
そういったことをして、在庫のほうを確認しておくのが
本当に大事な状況になっております。
ただ、このアプリ、やっぱり受診される方って、
アプリとかを使うのがやっぱり難しい方が多かったり、
機械の人と慣れてない方とかもいらっしゃったりするので、
アプリの登録が面倒だなとかある場合であれば、
それこそFAXを活用するとか、
あとLINEを使うっていう薬局も大変多いですね、最近は。
LINEとかであれば、やっぱりアプリとかに登録するよりは、
ちょっとまだやりやすいかなというところがあります。
そういったFAXとかを活用して、
処方箋の情報を薬局へ送っておいて、薬局に確認してもらう。
あるかどうか薬局のほうで電話して、
大丈夫とか、そういうのを連絡してもらうとか、
こっちから連絡して、あるかどうか確認するっていうのを
するといいかなと思います。
そうすることで、薬局に行ってから、
薬がない、どうしたらいいんだっていう手間を省けるので、
お勧めしております。
今話したのが流通とかの問題ですけども、
ここから今回のワンポイントに入ります。
今回、薬が手に入りにくい状況というよりは、
今話してきた漢方から見て、
ワンポイントを話させていただこうかなと思います。
今回のワンポイント。
自分に合う漢方は味がいい?
今話してきた漢方が手に入りにくいとか、
そもそも漢方の値段が高め。
漢方は市販でも買えるものが多いので、
市販で漢方を買うよっていう人も大変多いです。
漢方絡みの質問が最近、ちらほら出てきております。
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多くの質問は、飲みにくいのどうしたらいい?
というものです。
そもそも漢方、お湯に煎じて飲む方が多いので、
お湯に溶かしましょうよとか説明しますし、
煎じて飲む場合とか、
例えば、夜間とかに入れて、
原料を入れて煎じるようにする。
これ、市販で、トラックストアで売っているとかじゃなくて、
もっと本格的なものになっちゃうんですけども、
煎じて飲む場合とかですと、
やっぱり苦いんですよね、漢方って。
その場合、ある程度60分くらい煎じてできたお湯を、
それを飲みましょうってやつなんです。
それを1回分とか2回分に分けて飲みましょうってやつなんですけども、
例えば300mlの苦い水とか飲みたくないとか、
場合によっては1,500mlの水飲みたくないという場合ですと、
もっと煎じる時間を増やして煮詰めちゃいましょう。
味が濃くなって、喉が濃くなるので味が濃くなっちゃうんですけども、
飲む量は減らせますよという話をしたりもします。
そういった飲み方以外、
最近では根本的に自分にこの漢方合っているのかわからない、
という質問をされることが増えてきました。
先ほども話しましたが、漢方は本当に高いものが多いんですし、
自分に合わないものなら、やっぱりさっさとやめたいという考えの方が大変多いです。
また、そもそもですけども、漢方って効果がわかりにくいので、
続けて意味があるのかなということからも疑問が出ます。
いわゆる西洋薬は、効かせたいところに直接効かせます。
例えば、痛み止めとかであれば、痛みや炎症を感じる部分に対して、
痛みや炎症を抑えるように働く。
一方、漢方は、例えば血流を良くして体を温めるようにして、
効かせたい部分の調子を取り戻していったように、
やや間接的です。
そのため、漢方の方が効果がはっきりしにくいと言われています。
が、だからこそ、体の中でその原因がはっきりとしない不調なのに対しては、
西洋薬に比べれば副作用も少ないと言われている部分もありますので、
漢方は使いやすいと言われます。
体質からの改善にもなるので、そういった慢性的な不調を出しにくい
体づくりをしやすいとも言われております。
でも、効果がはっきりしないのでわかりにくい。
そういった時に一つの目安になると言われるのが、漢方の味と言われます。
漢方を扱う医師なので、多くの先生が話されているんですけども、
自分に合う漢方、それを美味しく感じるそうです。
これ一つの例ですが、野菜が足りてない時に野菜を食べると
美味しく感じるってことはありませんか?
そういった感覚に近いんですけども、漢方のように自然に近いものでは、
その人が足りてないものとか、補充した方がいいものとか、
すごく美味しく感じるってことがあるそうです。
もちろん単純に味の好みの問題などもあるんですけども、
なんとなく効いてるかよくわかんないし、この漢方まずいなっていうのは、
まずいっていうのは続けにくいっていうのも理由になるんですけども、
そういう漢方を続けるよりは、この漢方飲みやすいな、
自分に合ってるかもしれないっていうものが続けやすいっていうのもあるので、
味で決めてみるのも一つなのかなと思われております。
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自分の味覚を信じてみてもいいかもしれませんねっていうところです。
今回はこんな感じです。
このラジオ、現在は毎週月曜日と木曜日の配信を心がけております。
気になることや質問などあれば、TwitterやInstagramなどの方でいつでもお待ちしております。
ダイレクトメッセージ、特にお願いいたします。
聞きにくいことなども直接メッセージいただければ幸いです。
また、質問だけでなく、ラジオをこうした方がいいよというご意見なども、
ぜひともお待ちしております。
では皆様、ラジオ最後までお聞きいただき誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
ではまた次回お会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり、一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。