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2024-06-06 13:18

第166回「つま先をなくした場合どうすれば良いですか❓」

テーマをいただきました「おじさんのアウトプット」の「どすこい」さん(https://twitter.com/@ojisan_output )本当にありがとうございました😭

おじさんのアウトプットさんのEP40はこちらから聴けます
→ https://open.spotify.com/episode/4FUyUgWrDfrCRZzPGbN7yB?si=yYKzZCOURiyGB69vpjt5Bw

今回の主な内容
・足の切除は年間10000人も行われている⁉️
・ジョジョの奇妙な冒険より。ポルナレフが行った応急処置は生命の危険⁉️
・ポルナレフだけではない‼️バトル漫画のキャラたちは心停止のリスクを負って闘っている⁉️
・つま先を失った後の現実的な対応とは❓ うっちーの別番組マンラジはこちら
→ https://spotify.link/J8CcWHbfrIb

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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマは、ポッドキャスター様から頂きました。テーマを頂きましたのは、おじさんのアウトプットのどすこいさん。
本当にありがとうございます。どすこいさんからは、以前にも複数のテーマを頂いているだけではなくて、この番組での初のゲストで出演も頂いております。その胸も本当にありがとうございました。
おじさんのアウトプットさん。アマチュアポッドキャストアワードや日本ポッドキャスト協会取材の配信リレーなどで賞をとられている番組様でございます。
どすこいさんとしらねさんという30代男性お二人がされている番組でして、情報型になっている現在におきまして、情報のインプット型になってしまっている、そんなおじさん二人の頭の中を
アウトプットするという日常雑談系の番組でございます。 クイズなど企画をされることも多く、最近では子どもの怖い発言選手権という企画をされたりもしまして、
ほんと企画も豊富でして、とても面白い番組でございます。 また、僕の別番組のマンラジの方でも女女会にいて大変お世話になっております。
いつも本当にありがとうございます。 今回そのおじさんのアウトプットさん、略しておじぶとさんのある話がきっかけで話をさせていただきます。
まずタイトルコールをさせていただきまして、詳しい内容に入らせていただきたいと思います。 それでは今回のタイトルはこちら。
つま先をなくした場合どうすればいいですか? 今回の話ですけども先日おじぶとさんが配信されましたエピソード40
街中でつまづいたら菊川工事へ回避しろというエピソード。 このエピソードも本当に面白いものでして、エピソードの中では年齢を重ねるごとに街中でつまづくことが増えてるよねー
という話をされておりまして、その時にどういった対処しますか? などお二人で話をされております。
このつまづくことに対して、ジョジョの奇妙な冒険という作品におきまして、3部の話になるんですけども、登場する味方のキャラクターのポルナレフが敵キャラのバニラアイスから攻撃を受けまして、その際につま先を失うというのがあります。
その後ポルナレフは本当簡単な処置をしただけで、なぜか普通に動けるようになっていることなども話されております。
つまづくということから、キッカー工事のことであるとか、ジョジョのその話にもっていくのは、もう本当お二人さすがだなと思います。
ぜひとも皆様この話をお聞きいただきたいと思います。本当に面白いエピソードでございます。
その後、おじいぽんさんのエピソード40について感想コメントをXでポストさせていただきまして、その後ドスコイさんとやり取りをしていまして、僕の番組でも実際つま先なくした場合の処置とか対応について、ということで話題を振っていただきました。
ドスコイさん本当にありがとうございます。
このつま先をなくすということ、残念ながら僕のトーク力もありまして、おじいぽんさんのような面白い話はできないかもしれませんけども、話していこうかなと思います。
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今回の話なんですけども、よろしければジョジョの奇妙な物語の第3部でポルナレフとバニラアイスの戦い、これを見てから聞いていただけるとより良いかなと思いますので、よろしければそちらもお読みくださいませ。
では内容に入らせていただきますと、つま先を失う、足の指を切断してしまうとか、またそこから派生して足の切断とか、これ今どのくらいの方が実際行われているかと言いますと、
日本では年間1万人前後が何らかの形で足の切断をしていると言われます。
足の指とかくるぶし、かかとなどの足首から下の部分の切除が必要な方は年間4,000人いらっしゃると言われまして、足首より上の部分から切除が必要な方は年間約6,000人いらっしゃると言われます。
この足の切除、交通事故であるとか何かしらの事故が原因だよという方も多いんですけども、切除される方の中で多くは糖尿病が原因だったりもします。
糖尿病になりますと神経障がいによりまして感覚が増してしまう。それによってけがを知ったとか、やけどを負っていても気づきにくくなって処置が遅れてしまうとか、
また糖尿病によって血液の流れが悪くなることで、皮膚や筋肉の組織に血液がうまく行き渡らない。そうなると栄養が行き渡らなくなりまして、
だんだんと細胞が壊死するなど、それによって糖尿病は足の切除のリスクを大幅に上げます。糖尿病があるかないかでは将来足の切除に至る可能性は10倍以上リスクが変わると言われております。
なので糖尿病におきましてはフットケアという足の状態を観察して清潔にしておきまして、保護することこういったのはとても重要だと言われております。
糖尿病はまさに現代病と言われますので、この足のケアも今まさに重要だと言われております。
こういった形で足の切除とかは現代におきましては身近な問題だったりもします。この足の切除、今回特に足の指の切除に焦点を合わせますけども、
徐々におきましてはポルナレフはつま先を失ってからその場にある布で覆ってその後すぐに動いております。
これ実際大丈夫なのか、そして実際あり得るのかと言いますと、これほんと絶対ダメです。
あり得るかどうかで言ってしまうと、このポルナレフというキャラはとても覚悟が決まっているキャラなので、彼ならできるかもというところはあるんですけども、
実際とてつもなく難しいことですし、そもそもでこの行為はほんとダメです。 まず足の指の切除をしてしまった場合、その傷を清潔にしないとそこの部分に菌が入り込んで、
傷が可能したりして悪化していきます。 それによって切除してしまった周りの細胞もエシをしていきまして、
結果的に失った部分よりも広い範囲で傷が酷くなって、さらに酷くなった部分に関しても切除とか何らかの処置が必要になる可能性があります。
またこれはジョジョだけでなく他のバトルマンガでもあることですけども、血管を大きく損傷するような傷を負った場合、
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脂肪を欠損するとかバトルマンガによってはありますけども、そのような傷を受けた時、当然ですけども筋肉が壊れます。
筋肉組織の中には様々な物質が入っているんですけども、筋肉が壊れたことでその様々な物質が血液の中に入りまして全身を回ります。
その様々な物質の中には心臓に悪い作用を与えるものもありまして、場合によっては心停止に至ることがあります。
また傷を受けてすぐ動く、戦闘するなどをしますと一気に動くことで血流が良くなりまして、その様々な悪い物質も体の中を回りやすくなりますので、
悪い物質が心臓に作用するという心臓に対してのリスクを負うことになります。
そのため血損レベルの傷を負ったとかそういった状態で激しい戦闘を行うのは、戦闘中に突然死、心停止を起こす可能性があるというとても危険な行為だったりもします。
そういったこともありまして当然ながら絶対安静が必要であります。
どのくらいの期間かと言いますと、足の指とかの切断となりますと、その傷が塞がるのには3週間から4週間はまず安静が必要と言われます。
その間も傷口が可能してないかなどの定期的なチェックが当然ながら必要となってきます。
徐々に話を戻しますと、傷口をまともに消毒もしないでそこら辺の布を巻くだけ、
しかも安静にせず動き回るということをしたポルナレフというキャラクターの行動は、足の傷を悪化させるリスクが当然ありますし、
また心臓に悪い物質が体の中に回りやすくなるので、心停止に陥る危険もあったりするので、とても危険な行為だと言えます。
ポルナレフに関しては、つま先部分を失ってすぐに動いておりますけども、一般的に動くように足で歩けるようになるにはどれくらいの期間が必要かと言いますと、
つま先とかの足の指を切除した場合は、だいたい治療期間は2ヶ月から3ヶ月、また範囲が広くなれば6ヶ月ぐらいは必要だと言われております。
傷口自体は1ヶ月ぐらいで塞がるのになんでこんなにも時間がかかるのかと言いますと、血損によって血管が大きく破壊されております。
なので血管が回復するのに時間がかかるということと、回復したとしても血管がうまく行き渡ってない状態のままだったりして、
血液がしっかりとうまく回らない部分が出てきたりもします。
そうなってくると血液がうまく回っていないことで栄養などが行き渡らない、
なので結果的には一見治ったと思っても栄養が回らないことでだんだんと足の細胞が壊死していく、そんなこともあります。
なので血管をうまく足全体に通すために血管を移植する、いわゆるバイパス手術などが必要だったりもします。
こういった新たな手術もありまして、その間の安静であるとか、手術をした部分に傷口が悪化するとか、そういったのを防がなければいけないので、
一般的には3〜4週間で傷が塞がるとは言いますけども、実際にはこういったバイパス手術の経過なども必要なので、やはり多くの時間がかかります。
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また、そのバイパス手術と並行してという形になるんですけども、
損傷した足が少しでも歩きやすい形を残せるように、足部分の形成手術が必要だったりもします。
なので一般的に傷口が塞がるだけではなくて、様々な手術も必要になるので、
術後のケアも必要ということもありまして、何ヶ月単位での時間を必要とします。
その後、術後の経過が落ち着いてきましたら、必要に応じてリハビリをしていきますし、
損傷した部分に合わせた専用の靴を作る必要も出てきます。
足が損傷したままの形で歩こうとしますと、どうしても以前と違って歩き方に違和感が出てきます。
変に力が入る部分、そういったのも出てきますので、
その力がかかる部分によっては、今までと違う力がかかって、その部分の細胞に負担がかかってしまう場合によっては壊れやすくなることもあります。
そういったのを防ぐためにも、その人に合わせた靴を作る必要があったりもします。
ちなみになりますけども、今は靴を作るということでしたけども、いよく言う偽則ですね。
この偽則を作る必要があるかどうかでは、足のかかとが残っているかどうかがポイントになることが大変多いです。
かかとが残っているかどうかで体重を支えるのに大きな違いがあったりしますので、
仮に足の指全て失ったとしても、かかとが残っていれば偽則は作らないということも多かったりします。
ただ、近年では足の指用の偽則というのもできております。
これは偽紙、指の代わりになるものですね。こういうのを使う場合も大変増えております。
そういった意味でも、術後のケアの選択肢はだんだんと広がっているのも現状でおります。
徐々に第3部のポルナレフで言えば、かかとは残っているので偽則は必要ないと言えばないですね。
ただ、ポルナレフの場合は布で巻いただけとかでも普通に動いているので、あれだと本当に足の状態を悪くする可能性がありますね。
第5部でポルナレフがディアボロと最初に戦闘した際、あの時はポルナレフは左足に傷が多かったんですよね。
ポルナレフがつま先を失ったのも左足のはずなので、ケアがうまくいかなかったことで左足の機能が落ちていたのかもしれない。
そういったのもディアボロとの戦闘に敗れた原因なのかもしれないですね。
今回のつま先を失くした場合どうなりますかと言いますと、つま先に大きな怪我をした場合、その怪我をした部分の処置をするためだけではなくて、
足全体引いては体全体を守るために外科的な処置が必要となりますので、むやみに動き回らず安静にしようことがとても大事だったりもします。
今回はこんな感じです。改めましてテーマをいただきましたドスコイさん本当にありがとうございました。
足の雪上はこの医療系の職種テストをよく話題にされます。糖尿病の患者様がフットケア外来に行っているというのでもよく耳にしますし、
僕は一般的なドラッグストアとか超大薬局を経て、今個人薬局をやっておりますけれども、
だいたい14、5年くらい働いて、そこまで特殊な働き方もしてない一般的な薬剤師ではあるんですけれども、
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そんな僕ですら糖尿病が原因で足の雪上に至ったよという方は過去十数人はいらっしゃいましたし、その中ではその傷の悪化であるとか、
雪上に至ったことで動きが悪くなって糖尿病が悪化してしまった、そういったのが重なってお亡くなりになってしまった方というのも
やはり複数名いらっしゃいました。 糖尿病により足の雪上した方は1年後生存率が75%、
3年後生存率が65%、5年生存率が55%なんて言われるデータもありますので、糖尿病に足の雪上というのがかなり怖い問題だなと思われます。
なので、そういった足の雪上の原因にもなりやすい糖尿病には皆様十分にご注意くださいませ。
今回のような漫画とかが原因で、そこから健康関連につながる話などもよくありますので、また何か気になることがありましたら、どんなことでもご連絡お待ちしております。
今回も最後のお聞きいただきまして誠にありがとうございました。 また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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