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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、とあるポッドキャスト番組様から頂きました。本当にありがとうございます。
テーマ頂きましたのは、僕もよく聞いております番組の日々の伊東さんでございます。日々の伊東さんを聞いている方、よく言う伊東の方であれば、あの話をするのかなとピンとくるかもしれません。
先日Xの方でも、今回のテーマ何を話すのかというのは、ポストさせていただきました。日々の伊東さん、数々の有名番組さんとコラボされたりもしてますし、
過去には365日連続配信、しかも1日あたりの配信が平均30分以上で合計2万分を超えるというね、
とてつもないことをした上に、多くの番組様と協力をして単独番組が主催をしての24時間連続配信というとてつもないことをされている番組であります。
数々の番組の名前がよく出てきますし、有名番組様なので番組説明いらないかなと思われますけども、あえていつものようにさせていただきますと、
メインのコウジさん、なあちゃん、ルイくん、さらに準レギュラーの竹田生ライブさん、さきちゃん、ヘビー級リスナー兼放送作家のスパブロさん、
韓国語の先生ベイちゃんさんや月1ゲストのサニーさんやその他様々な番組の方と雑談をしたり、ゲームをしたり、色々な企画を行っている番組でございます。
素人がラジオをやるとどうなるかをモットーにされておりますけども、プロのラジオ番組顔曲げの様な様々な企画をされたりして本当に楽しい番組です。
どの回もどの企画も本当に面白いんですけども、例えばネガティブカルター、スパブロクイズ、ちょうどええクイズ、日々のいとまジャーナル、偉人の名言クイズなどのどれも面白いですし、またシンプルにフリートークも面白いです。
どの話も面白いですので、もしもまだ聞いたことないよという方がいらっしゃいましたら、ぜひともお聞きくださいませ。
そんな日々のいとまさんから今回いただきました内容を入らせていただこうかなと思います。それでは今回のタイトルはこちら。
喘息なのにアレルギーの薬が出るのはなぜ?
今回の僕の配信聞く前によろしければ日々のいとまさんの第2部であるラジオピースの中からの4月2日のシャープ26と4月16日シャープ28これを聞いていただけるとわかりやすいので、
よろしければそちらを先に聞いていただけるといいかなと思ってざっと経緯話させていただきますと、日々のいとまのメインパーソナリティの康二さん、喘息を持っているとのことなんですけども、
先日体調を崩された際に病院に受診したところ喘息用の吸入薬と一緒にアレルギーの薬が処方されたそうです。
その際アレルギーの薬が処方されてすごい効果があったのでこれなんだよということで、僕うっちーに解説してよというふりをいただきました。
僕はその配信を聞きましてお便りを出させていただきました。お便りの内容としましてはなぜ喘息の時にアレルギーの薬が効果があるのかとか、
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また康二さんが使っていたであろう吸入薬の説明などを書いてお便りを出させていただきました。
そのお便りを読んでいただきましたのが4月16日のシャープ28でございます。
なのでそちらのシャープ28聞いた方ではもう既に今回僕が話す内容っていうのはおおむね聞いてはいらっしゃいます。
ですが今回もう少し補足を加えて話をさせていただければなと思っております。
まずなんですけども喘息という疾患についてざっくりとですけども話をさせていただきますと、
喘息は気道という空気の通り道が炎症を起こしている状態です。
炎症は過去にもこの番組では何度か話題に出しておりますけども、
赤く腫れ上がったりとか痛みを感じやすくなっているとか腫れたりしている状態ですね。
なので気道という空気の通り道が腫れ上がっていると思っていただければ幸いです。
ちなみになりますけどもこの気道の先には気管という部分がありまして、
ここも空気を通っていきましてその先に気管子という部分があります。
この気管子という部分は肺全体に空気を送り届けるため細かく枝分かれをしております。
呼吸をした時というのは気道という大きな空気の通り道を通って、
気管を通って、そして気管子を通って肺に空気が行き渡るようになっております。
喘息という疾患、この気道という大きな空気の通り道が炎症を起こして腫れ上がってしまっています。
これ腫れてしまっているため空気の通る道が腫れによって狭くなってしまっているという状態です。
空気の通り道狭くなるということはそれだけ空気が通りにくくなります。
なのでいつものより呼吸をしたとしてもいつもよりも酸素とかいろんな空気がスムーズに取り込めなくなります。
なので苦しく感じてしまいます。
なのでよく喘息になると呼吸が苦しくなるようというのは幸いですし、
酸素が入ってくる量とかも減ってしまうので酸素濃度という体内に入っている酸素の量どれくらいあるのかなというのを調べた際に通常よりも酸素濃度が下がります。
こういったのが喘息でございます。
喘息になった時って一般的にどんな薬が出るのかなと言いますと、よくあるのはステロイドです。
ステロイド飲み薬でも吸入でも出るんですけども、ステロイドという薬は炎症を強く抑える薬です。
喘息これは軌道の炎症ですので、じゃあこの炎症を抑えればいいじゃないかということでステロイドがよく使われます。
実際ステロイドを使うとこの炎症が収まって呼吸とかが楽になります。
ただステロイドというのは副作用も多い薬という欠点もあります。
なのでできればあまり長時間とかそして多い量とか使いたくない薬でもあります。
そこを考慮しまして飲み薬ではなくて吸入という酢タイプの薬が喘息ではよく使われます。
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酢タイプの薬、吸入タイプの薬ですけども、これは細かい小さい薬を吸い込むことで実際に炎症を起こしている部分に直接ステロイドを当てて、そこで炎症が起きている部分の炎症を抑えます。
直接薬を効かせるということで飲み薬よりも吸入薬の方がステロイド量をうーんと少なくすることができます。
飲み薬ですと飲んでまずは肝臓を通ってその時点で薬の量が半減したりとか、その後も全身を通っているうちに体のあちこちでステロイドが使われたりなどします。
そのため本当に薬を効かせたい軌道の部分に薬の効果を出すためには必要よりも多くの薬を飲まなければいけないです。
でも吸入ステロイドであれば直接炎症部分に薬を効かせられるので飲み薬よりも圧倒的に薬の量を減らすことができます。
前足の方というのはこの軌道の炎症が慢性的に続いているので、毎日のようにステロイドを使う必要があったりもするんですけども、毎日多くのステロイドを飲むとそれは副作用のリスクになってしまいます。
なので吸入ステロイドでステロイドの量を減らすことで副作用のリスクを減らしましょうというふうになっております。
なので吸入ステロイドがよく使われます。
そして前足の場合は他にもいろいろな薬が使われます。例えば咳止めや短期、そして今回メインに話すアレルギーの薬などがあります。
こういった飲み薬が使われる理由、まとめて話をさせていただきますけども、前足というのは軌道が炎症している、腫れているということです。
手でも足でもいいんですけども、腫れている部分というのはイメージしていただけるといいんですけども、腫れている部分って触ったりすると痛みを感じやすくないですか。
腫れている部分って他の場所に比べて刺激に対して敏感になっておりませんか。
軌道の炎症でも同じことが起きておりまして、軌道で炎症が起きている部分というのは刺激に対して敏感になっております。
この軌道のところに何か異物が入り込んだ際、通常であれば気にもしないような小さい異物でも、炎症を起こしている部分ではこの異物とかの刺激に対しても敏感になっております。
なので、この異物をすぐ外に出したいという働きが起きます。
この異物を外に出す働きとして、痰がよく出てきます。
痰というのはこういった異物を包んで外に出すためのものです。
なので、少しの異物でも外に出したいので、前足の方は痰が本当によく出てきます。
この異物を出そう出そうという働きが強まっていきます。
ちなみになるんですけども、前足ではなくても喉の調子が良くないという方、こういう方でも痰がよく出てくるのは、これと同じでして、喉に炎症が起きているためです。
喉が炎症が起きて、刺激に対して敏感になっているので、すぐに異物を出すために痰がよく出ます。
また、感染症とかにかかっている場合でも、喉のあたりとかに菌とかがいますと、その菌を追い出すためだというのもありまして、痰がよく出てきます。
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実際、感染症にかかった方の痰はやや黄色いと言われます。
これは菌に対して白血球の一部が菌を追い出すためにすごい活躍をしますの、白血球の一部のいわゆる慣れの果てと言いますか、それが包まれるので痰は黄色くなります。
前足に話を戻しますと、前足では痰がよく出てきます。
この痰がスムーズに外に出ていっていただければいいんですけども、前足の方というのは軌道が腫れております。
この軌道の腫れによりまして、喉全体が圧迫されています。
空気だけでなくて、痰とかの通り道も狭くなってしまっています。
それによって、痰がうまく外に出せない、痰が絡みやすくもなっています。
この痰が絡んでいる状態、喉にとどまってしまっている感じ、これによって空気の通り道がより狭くなってしまいます。
なので、痰がよく出ることで息苦しさも増していきます。
この痰を外に無理やり出そうとして、咳がよく出たりもします。
このようなことから、痰切りが処方されることがよくありますし、咳も出やすくなるので、咳止めもよく使われます。
そして前足ですけども、前足はアレルギーが原因で起こることがよくあります。
アレルギーといってもいろいろあるんですけども、例えば花粉やタバコの煙、
埃、空気の汚れ、気温差が原因、様々な可能性があるんですけども、こういった様々な原因に対して体が異常な反応をするというのがアレルギー反応です。
花粉症を例にしますと、花粉症でくしゃみや鼻水、こういったのが増えるのは、鼻に入ってきた異物を外に出したいためです。
鼻水であれば異物を包んで外に出そうとするためでありますし、体内に入ってきた異物を一気に外に出すためにくしゃみがよく出たりもします。
また花粉症で目が痒くなったりするのは、目に異物が入ってきたよという異常を体に知らせるためのセンサーでありますし、涙が出るのは異物を外に出すためです。
こういったアレルギーの原因である物質に対して、体が異物とかを外に出したいよとかで何かしらの反応を起こすのがアレルギー反応でございます。
こういった異物に対する反応というのは、軌道でも起きてしまうことがあります。
異物が入ってきました。この異物を少しでも体内に侵入させないようにどうなるかと言いますと、軌道が腫れさせます。
そうすることで軌道が腫れて異物の通り道を塞ごうとします。 なので異物に対して敏感な反応をするときには軌道が腫れ上がります。
また異物を外に出すために痰がよく出てきます。そして異物を包んで外に出そうとします。
というように、よくある喘息と同じ反応がアレルギーによっても引き起こされてしまいます。
実際アレルギーが原因の喘息をアレルギー性喘息と言いまして、アレルギーと喘息は密接な関係になります。
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ここでアレルギーの薬がよく処方されます。 アレルギーの薬というのは自分にとってアレルギー反応を起こすような異物とか刺激が入ってきても
アレルギー反応を起こさないようにという薬です。 アレルギーの薬を飲んだ状態であれば、例えば軌道あたりに本来であればアレルギー反応を起こす異物が入ってきたとしても
異常なまねに異物を嫌がるという反応を起こさないようにします。 こういったアレルギー反応を抑えることで軌道の腫れとか痰が非常に出るという
喘息に似た症状を起こさないようにしてくれます。 そのためアレルギーの薬というのはアレルギー物質に起こされる喘息なのに非常に効果があります。
また仮にアレルギー性喘息、アレルギーに起こす物質が原因の喘息ではなかったとしても アレルギーの薬は喘息に対して効果があったりします。
アレルギーが原因じゃなくても喘息を持っている方ではすでに喘息のせいで軌道が腫れやすい状態になっています。
こういった方はもう腫れやすいという状態ではすでに刺激に対して敏感になっているので 異物に対しても当然敏感になります。
なので異物に対して異常な反応を起こすというアレルギー反応のような症状が起きやすいです。
でもここでアレルギーの薬を飲んでおくとこのアレルギー反応を抑えてくれます。 この異物が入ってきたよということで起こる反応を抑えてくれるのでアレルギーの薬を飲んでおけば喘息の症状が楽になりやすいです。
あくまでアレルギー反応を抑えるということなので 喘息、元々の軌道の炎症自体を抑えてくれるわけではないんですけども
この軌道の炎症が原因で起こる今後の反応を楽にしてくれるのがアレルギーの薬です。
またアレルギーの薬の中にはこういったアレルギー症状を抑える効果に加えて 気管子を広げる効果のある薬もあったりします。
気管子を広げることで空気の通り道を確保しやすいです。 それによって息苦しさなどを和らげる効果があります。
こういったアレルギーの薬で気管子を広げる効果もある薬としては 例えばオレンジの錠剤でキップレースとかシングルエアという商品名の薬
成分の名前はモンテルカストナーと言ったりもしますけども こういったお薬は寝てる時特に呼吸とかを楽にしやすくするためというので
寝る前処方されることが多かったりします。 また1日2回とかで飲むオノンという製品
成分名ではプランヌカストナーという薬ですけども こういった薬もアレルギーへの効果と気管子を広げる効果もあったりします。
なので特に全息の方ではこういったキップレースとかオノンこういったものがよく使われます。 というように全息の方にはアレルギーの薬が使われることがよくあります。
ここまでが全息にアレルギーの薬が使われるの何でかという話でございました。 ここからは本日のワンポイントです。本日のワンポイント
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吸入薬の後、うがいが難しければ水を飲みましょう。 全息の時に使われる吸入ステロイド
最近では全息ではなくてもひどい咳の時でもこういった吸入ステロイドが使われることがあります。 例えばシムビコート、西部ではブデホルという名前ですけども
この吸入薬は全息じゃないよ、全息じゃないけどひどい咳をしているよという方でも使える吸入薬として有名だったりします。
ちなみになりますが日々のいとまさんでなーちゃんさんが昔使ったという吸入薬、もしかしたら使える回数が分かったりするとかカチカチしてたということでこのシムビコートだったんじゃないかなぁと思われたりもします。
このシムビコート以外にも吸入ステロイドというのは何種類もあります。 例えばアンモナイトの形をしたアドエアとかフルタイド、カプセルを入れて吸入をするエナジアとかその他にも液体を混ぜて使うタイプのものとか
口に当てて薬が入った小さいボンベのようなものを押し込むタイプの薬とか何種類もステロイドというのがあります。
吸入薬の中には実はステロイドが入ってないものもあったりするんですけども、ただステロイドの吸入薬っていうのは何種類もあったりします。
そして、吸入ステロイドを使う際なんですけども、薬局とか病院で使った後、うがいをしてくださいねという説明をよくされます。
このうがいをする理由は何でかと言いますと、ステロイドを吸った際、どうしてもなんですけども口の中とか喉の部分で薬を効かせたい場所以外のところにも薬がついてしまいます。
その薬が残ったままですと、その薬が皮膚から吸収されたりしますと、その部分をステロイドが免疫を落としてしまいます。
それによってカンジダというカビの一種が増えやすくなったりするとか、免疫が落ちることでその部分の調子が悪くなりやすい、荒れてしまう原因があったりします。
こういったことからカンジダが増えて口の中が白くなるとか、あとは口内炎とか喉が荒れて声が枯れやすくなってしまうというのが吸入ステロイドの有名な副作用だったりします。
なので口や喉に残ったままの薬、これを洗い流してくださいねということで、吸入ステロイドを使った後はうがいをしてくださいねという説明をします。
一層のことは歯磨き前に吸入してくださいようで、吸入後に歯を磨いてくださいね、それで口の中とかでその時にうがいもしっかりしましょうねという説明をすることもあります。
ただ薬を使う方の中には使うタイミングによってはうがいなどが難しい方もいらっしゃいます。
出かけている時に使う時なのでなかなかうがいができないようという時もあったりすると思います。
そういった時は、吸入をした後は水を飲んだり食事をしてください、それで口や喉についている薬を胃まで流し込んでくださいねと説明することがよくあったりします。
口や喉に残っている薬、これは本当に少ないために胃に流し込んで吸収されても全身に影響を与えるほどの量ではないです。
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また、食事や水とともに薬が胃に入ったとしても、薬が胃に張り付いたりしたとしても微量ですし、胃が荒らすことはほとんどないようと言われております。
そのため、ステロイドよりの薬の吸入を使う機会があった場合は、うがいがどうしても難しいというようであれば、食事をするとか水分摂取をすることをお勧めしております。
今回はこんな感じです。改めまして日比野ひとまさん本当にありがとうございました。
大好きな番組ですし、僕の名前を話題に出していただきまして本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
ただ、自分でも書いたお便り長いなと思ってたんですけども、いざ日比野ひとまさんのシャープ28を聞いたときにそのお便りを読んでもらったら8分とか9分くらい時間を使ってましたので、やっぱり長いなと思いました。
長いお便りで大変申し訳ございませんでした。
ただ日比野ひとまさんでも他の番組さんでもそうですけども、8分、9分とか長いお便りを出してしまいましたけども、
まだ何か気になることなどあれば、また何かいつでも僕に解説してみろよとお声掛けいただければ、いつでもお便り出させていただきますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。