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2021-08-25 15:29

14_2 科学者の視点で選ぶ!おすすめSF映画 (ゲスト:字幕科学監修 山崎 詩郎さん)

先週に引き続きゲストは、東京工業大学理学院物理学系の助教の山崎詩郎さん。今回は”科学者の視点で選ぶ!おすすめSF映画”をご紹介します!科学者の目線で見ると、どこが面白いのか?ここだけバナシ聞いていきます。

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月面着陸、あれは本当に月に行ったと思います?
いや、それもよく話題になりますが、それは間違いなく実際に行っています。
行きました。
行きました。で、いくつか証拠がありまして。
黒木瞳の映画ここだけバナシ
黒木瞳の映画ここだけバナシ、今日も聞いていただきありがとうございます。
映画に携わる様々なジャンルの方々とここだけ話していきます。
今回のゲストは、前回に引き続き映画テネット字幕科学監修の山崎詩郎さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回は、紙に2次元の世界に3次元を書いて、そこから4次元を書いていただきましたけれども。
なるほど。でも紙自体2次元なんですもんね。
紙は2次元ですね。
でも2次元に4次元まで書けるってことですね。
実はもっと書けちゃいますが、やめときましょう。
567もN次元まで書けちゃいますので。
私はそっちの方が興味があるんですけど、でもSF映画をもっと楽しむコツ、どういう映画が山崎さんが、これはいいなって思われたか教えていただきたいと思います。
そうですね。一番好きな映画、例えばインターステラーですとかはもちろん好きな映画なんですけども。
あともちろんテネットもですね。テネットは好きというかは、よくここまでやってくれたなというタイプの映画ですね。
必ずしも、絶対誰しもが面白いと感じるかは分からないけども。
そんなこと言っていいんですか。字幕科学監修なさったのに。
そうですね。なんていうか。
見方を変えてみると楽しいですよね。
そうですね。テネットを見ちゃうとインターステラーさえ平凡に見えると言ったらちょっと言い過ぎかもしれませんが、すごく自然な流れの普通の映画だなと思ってしまいまして。
それだけテネットがエキセントリックというかトリッキーだったというか。
そうですね。トリッキーでしたね。
やっぱり科学者はそういう今まで全くなかった新しいものを好む傾向があるので、テネットは素晴らしいと思います。
上から読んでもテネット、下から読んでもテネットというスラングということですね。
そうですね。
ここは例えば、インターステラーテネットはもちろんいろいろ関わっているので当然好きなんですが、
ノーラン監督の作品で。
さっきちょろっと出した映画ですと、やっぱりコンタクトという映画は講演会ではインターステラーが私2番目に好きと言ってて、
コンタクトが一番好きというふうに講演会では一応言っていますね。
私も好きです。
ありがとうございます。
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やっぱり宇宙人を探すという映画なんですけども、宇宙人なんて一回も出てこない映画でして、
本当にリアルな宇宙人探しをそのまま、
実はジョディ・ホスター風にした女性の天文学者のモデルの本物の女性の天文学者もいるらしいんですけども、
それぐらいリアルに展示した映画だったなっていう気がしまして、
宇宙人と初めて、宇宙人の姿は出てきませんでしたが、
お父さんの姿を借りて。
コンタクトが出てきて宇宙に行くわけですけども。
そうですね。
あれの暗号解読のシーンとかも本当に大好きですし、
最後にお父さんの姿を借りた宇宙人が一応出てくるんですが、
普通宇宙人が出てきたら地球を侵略するとか地球を破壊するとかそんな映画ばっかりですけれども、
あの宇宙人が地球人に言ったメッセージは別に何もないんですよね。
あなたたちはこの宇宙で一人きりじゃないから、
たったそれだけを伝えるためにマームホール作る機会を送ってきたっていう、
本当にあのシーンが私はすべての映画の中で一番好きです。
あれだけはインターステラーもかなわなかったなという感じなんですけども。
そうなんですね。
他には?
他にそうですね。
例えばリアル路線で行くと、
アポロ13とかがやっぱ好きだったかなと思いますね。
アポロ13、ゼログラビティ、オデッセイだと何か見た映画とかありますか?
ごめんなさい。
もしかするとインターステラーを好きだと、
何がお勧めですか?
そうですね。こういうハードSFと呼ばれるというか、
リアル路線のSFすごいお勧めだと思ってまして。
ゼログラビティとか?
アポロ13が一番お勧めかもしれないですね。
アポロ13、はい。
これはもうリアルも何もない。
はい、先生。
やった。
はい、先生。
はい、先生。
ぜひ。
はい。
実はアポロ13というね、実際にお月様に行って、
ちょっと事故があって、何とかして生還したというね、
そういう実話を元にしてますので。
何度か見かけたんですけども、最後まで行かなかったですね。
そうですね。
これは音楽もすごくいい映画ですけども、
あと例えば。
先生、月面着陸、アポロ13号。
はいはい。
あれは本当に月に行ったと思います。
それもよく話題になりますが、それは間違いなく実際に行っています。
行きました。
行きました。
で、いくつか証拠がありまして、
まず一つは、実際に今お月様を望遠鏡で見ますと、
アポロ11号かな、最初に着陸したのは。
13号は実は着陸直前で。
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そうか、11号か。
11号が最初なんですね。
あの旗立てたの。
そうですそうです。
それは実際に今アポロ11号が。
アポロ11号が。
旗が見える?
旗が見えるんですよ。
旗が見える?
旗も確かに見えるんだと思います。
フランクが見えるんですか?
地球からでも結構。
うそー。
肉眼では見えませんよ。
すごい高精度な望遠鏡だったら見えます。
なので、本当に行ってるということですね。
それが証拠かと言われると微妙ですけど、
もう一個面白い証拠がありまして、
1970年代だったかな、60か80かちょっと忘れちゃいましたが、
70年代前後に、
あれだけリアルな宇宙に行ったという映像は、
2021年の今でも作れないんですよ、CGで。
だから、もし彼らが1970年代に、
あれだけリアルな宇宙の映像をフェイクで作ろうとしたら、
今のハリウッドでも多分あそこまでリアルなのは作れないので、
っていう間接的なちょっと変わった証拠もあります。
だから本当に行って、要はCGで作るよりも、
ロケで行ったほうが早いじゃないですか。
ロケと言っても好きなんですけど、場所は。
だから本当に行ったっていうことですね。
いや、行ったと思ってますけども、
まあ諸説あるので、
科学者としてはどうお考えになるのかなと思って伺いました。
インターステラーの序盤の方でも、
あれが実は嘘だったっていうね、
とっからスタートしまして、
主人公のクーパーは、あれが嘘って言われてちょっと怒っちゃうシーンがありましたけどね。
本当に言ってるのでご心配なく大丈夫だと思います。
わかりました。
他に何かおすすめのSFAがありますか。
例えば、インターステラーとかコンタクトってちょっと続きましたけども、
コンタクトってハードSFっていうジャンルでよく呼ばれてるんですけども、
そのジャンルだと2001年宇宙の旅はちょっと外せないかなというふうに思いまして。
ちょっとこれご覧になったことが。
ごめんなさい。
これ必ずしも誰にでも勧められる映画ではないですが。
1968年なんですね。
そうなんですよ。もう50年以上前なんですね。
50年前にやったんですけども、
今思ってこのSF映画を超えるSF映画はまだ作られてないっていうふうに言われるぐらいすごい映画でした。
だって今はVFXもCGもすごく高度になってきているのに関わらず。
やはり本物の実物を使って宇宙のシーンとか表現してるんですけども、
今見てもかなりリアルにまず見えます。
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無重力のシーンとかすごいリアルですし、
あと今だったらiPadみたいなのっていうのはありますけども、
iPadみたいなのが50年前の映画で出てくるシーンがあったりですとか、
未来を予言してるかのようなシーンがあったりですとか、
そういうところとか。
あとは何でしょう。
モノリスっていうのが出てくるんですけども、
ただのチョコレートの板みたいなやつなんですけども、
長方形の真っ黒い板が出てきまして、
実は300万年前にまだ地球に人類がいなくてお猿さんしかいないときに、
突然そのモノリスが猿の前に現れるんですね。
そのシーンが私大好きでして、
猿は今まではその日その日をただただ何とか食料を集めて、
敵の猿さんがいたら戦って喧嘩してっていう風にして日々を過ごしてたんですが、
突然黒い板が現れて、
これって何なんだろうっていう、
そういう不思議に思う好奇心っていうのは初めて猿が持つようになりまして、
その好奇心が最終的には科学を発展させて、
宇宙船とかを作っていったというシーンが出てくるんです。
お猿さんが初めて道具を使うシーンがあって、
そのモノリスの影響で道具を初めて使って、
その次のカットでいきなり時間が2010年に飛んで、
2001年に飛んで、
そのお猿さんの道具がいきなり宇宙船に変わるという、
そういうカットシーンがあるんですけど、
そのシーンがもう映画史上歴史に残るカットシーンかなと思ってますが、
ぜひお勧めですので見てみてください。
わかりました。
お猿さんね。
そのお猿さんのシーンが30分も続くんですけど、
ぜひカットせずに見ていただければと思います。
わかりました。
それが2001年?
2001年ですね。
宇宙の旅。
スタンリー・キューブリックですか、監督ね。
大変有名な監督でいらっしゃいますね。
そうですね。
他にお勧めはございますか?
そうですね。
あと本当に例えばスターウォーズですとか、スタートレックですとか、
そういうのも僕は決して嫌いじゃないんですね。
すごいライトなSF映画というか、
あとバックドゥーザーフィーチャーみたいなのも大好きですね。
バックドゥーザーフィーチャーご覧になりましたか。
やっぱりバックドゥーザーフィーチャーで、
デロリアンというタイムマシーンが出てきますけども、
あれがもうめちゃめちゃかっこいいですよね。
この空飛んで時速140キロになったら、
未来に行ったり過去に行ったりということで、
実は私、車の免許持ってないんですけども、
持ってないんですけど、
デロリアンに乗って、
未来に行けるんだったら、
ちょっと車の免許取ろうかなと思ってまして、
それぐらいデロリアンが好きですけどね。
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でもそれは物理学的に説明はつきませんよね。
つかないんですよ。
でもやっぱバックドゥーザーフィーチャー見て、
未来行ったり過去行ったりっていうシーンがかっこよすぎて、
物理学をもっと勉強したいなって思ったきっかけの一つにはなったかもしれません。
やっぱりワープする瞬間とかが、
出会いと別れがあったりとか、
科学者が一生懸命自分の友達のマーティを未来に戻してあげるために頑張ってるシーンとかが、
ちょっと科学者的にはグッとくるものがありまして、
ああいうシーンが好きで、バックドゥーザーフィーチャーは大好きな映画の一つになってますね。
映画を好きですよね。
そうですね。
昔は1週間で2本映画見るっていうのを3年間ぐらいずっとやってたことがありまして、
1000本は見てないですけども、500本弱はたぶん見てると思いますね。
勉強もしてるんでしょうか。
ちょっとだけしてますけども。
ちょっとだけですか。
そんな時間よくありますね。
休憩時間に見てるという感じですかね。
物理学をあんだけ頭使った後にまた見るんですか。休めないじゃないですか。
昔はですね、今はあんまり言えないことなんですけど、
昔は学校に2週間泊り込みで実験してたんですよ。
2週間泊り込みで実験して1日だけ家に帰る。
また2週間泊り込みで実験して1日だけ家に帰るっていうのを4年間ぐらい続けてました。
その1日帰った1日で映画を実は4本見てたんですよ。
2時間2時間2時間。
全然休みじゃないですか。
そうですね。
それで感想とかを書いて。
泊り込みで2週間。
2週間やってましたね、当時は。
今ではそんなの禁止されてるのでできないんですけど、
当時はやってましたけどね。
すごいなあ。
でもやっぱりこうやってね、本当に科学者の目から見たSF映画をこうやって語っていただくと、
我々が単純にあれれどうなってんだろうとか、
ああそうか、書こうか見ないかって単純に見ていることが、
もっと見方を変えるとね、映画もまた面白い見方ができるようになってきますよね。
そうですね。やっぱりSF映画ってもちろんエンタメ作品ですので、
まずは科学とか忘れていただいて、まずはそれ自身を楽しんでほしいっていうのが思うところでして、
でも科学が分かるとSF映画がさらに一歩楽しくなりまして、
そしてSF映画がどんどん楽しくなっていって、
SF映画いっぱい見ると今度科学にも詳しくなって、科学に詳しくなるとまたSF映画が楽しくなって、
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SF映画が楽しくなるとまた科学に詳しくなるということで、
SF映画と科学って両輪でこうやってどんどん詳しくなれるので。
同じ重力で見るということですね。
そうですね。同じ重力で。
勉強と映画とね。
そうですね。同じ重力で結びついて見ていただければというふうに思いますね。
今日のところはありがとうございました。
ありがとうございました。
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