1. 真夜中のことだま映画トライアングル
  2. #024 不朽の名作『E.T.』から..
2022-07-05 21:40

#024 不朽の名作『E.T.』から学ぼう!前編【ジョン・ウィリアムズによる神のスコア】

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スティーブン・スピルバーグ監督の不朽の名作『E.T.』を3人で熱く語っております。

前編の今回は…


・感動のクライマックスシーンについて

・ジョン・ウィリアムズの音楽

・スピルバーグの映画演出法(大人を見せない/カットバック)


等々を各パーソナリティが熱く語っております!ぜひお聴きくださいませ!


〜ご紹介した作品〜

■『E.T.』

https://filmarks.com/movies/37673

■『すばらしき映画音楽たち』

https://filmarks.com/movies/74577

■『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

https://filmarks.com/movies/7420


🎧Podcast番組『真夜中のことだま映画トライアングル』🎬映画で繋がった3人のパーソナリティー(片山大輔・松本大樹・ツユーキー)が映画制作、映画の歴史、最新映画等、映画に纏わる様々な話をしながら、夢や希望・企画等を言霊にして実現させていく番組です✨2022年1月より毎週月曜spotify等で配信📻


■番組パーソナリティ🎙

・ツユーキー

https://twitter.com/qkx8624fzrvswtx

・松本大樹

https://linktr.ee/matsumotodaiki

・片山大輔

https://twitter.com/gspdaisuke

番組へのご質問・お便り等は以下まで↓↓↓

kotodamatriangle@gmail.com

00:02
スピーカー 1
真夜中のことだま映画トライアングル
スピーカー 3
真夜中のことだま映画トライアングル
スピーカー 1
はい、みなさんこんばんは。
こんばんは。
真夜中のことだま映画トライアングル始まりました。松本です。よろしくお願いします。
スピーカー 2
津ゆきです。よろしくお願いします。
スピーカー 3
はい、片山です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、今日はスピルバーグ大先生のET回、一度やろうと思って
トップガンが急遽収録ということで後回しになってしまったんですけども
これあれですよね、以前ジュラシックパークをご紹介させていただいたときに
生演奏オーケストラですね。
そうですね、インコンサートですね。
インコンサートを見に来たという話をさせていただいて
実はこのETも生演奏付きのインコンサートの上映があるんですけども
それが東京だけでしかやってなかったということで
関西ではやってなくて
すごい悲しい3人とも息消沈というか
こっちに来てくれよみたいなところもあって
ずっとそこから僕らでちょっとETIを今回熱く語って
このイベントを関西でも開催してほしいなと思う
そういう目的でちょっとやりたいなと思うんですけど
そうです
ここら辺にしてちょっと長くなると思うんで
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
真夜中のコロナ前がトライアングルスタートです
スピーカー 2
これ話したいこといっぱいあるんだ
スピーカー 1
いっぱいある
多いよな
スピーカー 2
オールタイムベストといった時に僕は入っちゃうんですよね
すべてがいいんですよ
絵の雰囲気も大好きで
郊外の感じ
これからもっともっと住宅が増えていく感じの
街というか住宅街の雰囲気もすごい良くて
森をだから伐採してるんですよね
だからETIは来るんですよ
あそこにいる植物たちが亡くなるっていうのが分かっていて
スピーカー 1
これちょっとまずもしかしたら
でもETIまだご覧になってない方もいるかもしれないんで
最初に宇宙船がやってきてそこから宇宙人というか
ETIが現れて
03:00
スピーカー 1
その植物を取り始めるんですよね
その中で一匹ちょっと置いてけぼろになっちゃって
宇宙船が行っちゃって
その方を見つけた家族というかエリオと少年と
その家族とETIたちとの触れ合いの物語という内容が
40年前ぐらいですよね
僕は生まれる前なんで1982年の映画
スピーカー 2
札幌くんの時でした
スピーカー 1
これ月さん劇場でご覧になられた感じですか?
スピーカー 2
劇場行きましたもちろん
スピーカー 1
めちゃくちゃ羨ましいな
スピーカー 2
3回ぐらい行きましたね
スピーカー 1
1回はおかんと弟と3人で行きましたし
スピーカー 2
僕もボロ泣きついて大爆笑でしたけどね
スピーカー 3
でもちょっと待ってください
僕もこれ実は劇場で見たんです
スピーカー 1
マジですか?
スピーカー 3
リマスターリバイバル上映で
スピーカー 2
リバイバルで何回もやってましたね
スピーカー 1
そっかそっか
スピーカー 3
これはね見たの小一とかですよ
覚えてますよ
スピーカー 1
見たわ
僕もおそらくこれ小学生以来ですかね
このトークをするためにもう1回見直したんですけど
もう泣きましたね
このDVDで見てもボロ泣きしました
それがすごくないですか?
スピーカー 3
だって40年前
スピーカー 2
音楽だけで泣いてしまうんですよね
音楽ですよね
スピーカー 1
まずそこもうあのテーマは
これジョン・ウィリアムズ先生
天才ですよね
スピーカー 3
僕ジョン・ウィリアムズ史上
これはもう神様のスコアやと思ってます
いや本当にそう思います
スピーカー 2
これに関しては
スピーカー 1
一番好きですか片山さんこのジョン・ウィリアムズの中で
スピーカー 3
ジョン・ウィリアムズの中では正直
曲単体で聴いたら違うんですよね
ただ持って行き方とか流れはもう断然ETですよね
スピーカー 2
そうですね
コンセプトアルバムとして最高の出来だと思う
スピーカー 3
最高の出来です
これほど曲聴いただけで場面が出てくる映画もないと思います
スピーカー 1
確かにそうですね
スピーカー 3
もうこれは
スピーカー 1
もう飛び上がっていく瞬間
瞬間とか
スピーカー 3
全部思い出せるじゃないですか
自転車が走り出したりとか
ETのめっちゃ顔面近いカメラのところで
こう
ファーってこうでっかーじゃないですか本当だ!
これをパッて言えるじゃないですか
これだから音楽との親和性の映画の中ではトップクラスだと思います
スピーカー 1
本当に
06:00
スピーカー 1
あれはすごいですよね
あのこれ
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
あの素晴らしき映画音楽っていうドキュメンタリー
スピーカー 3
はいはいはい
スピーカー 1
それでも結構このETのことって触れられてたりするんですけども
やっぱり僕もすごいなと思う
そのドキュメンタリーでも触れられてた
ラストですよね
ラストですね
もうラストシーンからちょっともうしゃべりましょう
もうそこが一番多分
スピーカー 3
もうそうですよね
そうですよね
スピーカー 2
ラストシーンっていうのはあれですか
スピーカー 3
要はチャリンコで逃げるところから
パンパンパンパンパンってなるところです
あそこからですよ
スピーカー 2
あそこからで有名なのはね
本来音楽っていうのはスコアっていうのは
映像に合わせる
でもスピルバーグ歩き行った時に
スピーカー 1
映像を合わせる方向に行ったんですね
スピーカー 2
音楽ありきで音楽に映像を合わせたっていうのが有名な話ですよね
あのシーンはね
スピーカー 1
そうですね
それで言うとラストのところが
最後EDが飛び上がっていくところがあるじゃないですか
一回テーマがガンと流れて
扉が閉まって
ちょっと一旦落ち着きますよね
落ち着いた後に
飛び上がって
うわーってまた盛り上がるじゃないですか
そこが素晴らしき映画音楽でも言ってたんですけど
いわゆるあそこを最後フェードアウトしていく感じなくて
もう一回盛り上げてるのは
最後エリオットのアップを映す
その最後のエリオットの表情も
悲しさじゃなくて
やり切ったんだっていう顔してるじゃないですか
ミッションコンプリートなんですよね
それを音楽で表現してるっていうところが
すごいという風に
ドキュメンタリーでも
別れて悲しいじゃないんですよね
あの子の成長の物語でもあるので
それを聞いてすごいゾワッときたし
あそこを今日ずっと昼から酒飲みながら
ETのメイキングをずっと見てたんですけど
項目でジョー・ウィリアムズが
オーケストラしてる項目があるんですよ
その映像が流れるんですけども
そこでジョー・ウィリアムズが最後のところで
一回四季をやめるんですよね
最後まさにそこのところで
最後どうしていいかわからない
ってなって
でスピルバーグが
もう映像を無視して君のやりたいようにやってくれって
スピーカー 3
すげーな
スピーカー 1
でそれで後で映像の方合わせるからって言って
やると最後
でもう一回盛り上げる
わーって盛り上げて
09:00
スピーカー 3
うわーすげーな
スピーカー 1
っていうのを見てまた感動してしまって
スピルバーグもジョー・ウィリアムズがやってるのを
めっちゃ撮ってるんですよ
自分が撮りたい
好きだから
すごく感動してしまったんですけども
とにかくだからそういう意味でも
音楽が印象的だし
ジョー・ウィリアムズの映画といっても過言ではない
スピーカー 3
過言ではない
本当に思いました
僕もだからちょっと見直して
本当バカって思うかもしれないですけど
今日ですよ本当に
バイオリンあるじゃないですか
買いましたもん
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 3
今日からバイオリン練習しようと思って
スピーカー 2
マジですか
スピーカー 1
本当のバイオリンじゃないですよね
スピーカー 3
マジですよ
スピーカー 1
マジのバイオリン買ったんですか
スピーカー 3
いわゆるエレキバイオリンってやつですよね
スピーカー 1
安くない?
スピーカー 3
安いんですけど
なんかこういう音楽やっぱり作りたいなって
スピーカー 1
作ってほしいマジで
これはちょっとマジで作ってほしいですね
スピーカー 3
これ弾けたほうがいいぞって思って
スピーカー 1
絶対いいと思うできると思うこのジョー・ウィリアムズみたいな
スピーカー 3
だから僕なんかバイオリンなんか一回も弾いたことないですけど
今日からガチ
ガチったら多分僕はやるんですよ
スピーカー 1
絶対やるんで
買ったら
これは楽しみですね
スピーカー 3
やっぱりでもこうやって時間置いてみれば
また影響を与え続ける映画だなと
スピーカー 1
思いましたね
スピーカー 2
なんかその
ETについて言いたいのいろいろあるんですけど
いろいろあります
やっぱりカメラの視点が
大人の視点じゃないっていう
そういうところは大事ですよね
だから大人も映るんですけど
ズボンの腰あたりまでしか映らなかったりとか
顔が映らないですよね
学校の先生も映らないし
言ったら最後の方はETがおかしなことになってからは
バンバン映りますけど
それまではもうお母さん以外映らないですよね
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
あのあたりもやっぱり
僕らも大人ですけども
僕らも子供の時があって
その時の気持ちっていうのが
蘇ってくるというのか
そういう目線の時があったんだなっていうのを思い出させるというか
そういう効果があったりするのかなって思ったり
思わなかったり
スピーカー 1
本当にそう思います
メイキングの中でもスピリバーグ語ってましたけれども
ETっていう作品は自分の中で最もプライベートな
素敵な作品だっていう風に語っていて
12:00
スピーカー 1
スピリバーグ自身が
ご両親が離婚していて
離婚した子供の辛さとか
そういうことも全てこの作品に込めているというか
エリオット自体がスピリバーグなんですよね
小さい頃の
その目線で撮ってるから
そういうことを感じるし
いつもが子供だったから昔は
大人が見てもやっぱりその気持ちに変えれるというか
そういうところはありますよね
スピーカー 2
そうですね
すごくスタンダードな誘因かなっていうのは思いますね
スピーカー 1
僕は映画的なテクニック的なところで言うと
もちろんスピリバーグ好きだったんですけど
自分が映像を作る時に
無意識にスピリバーグの影響を受けてるんだなというのが
ETを見てすごくわかったんですよね
それが
例えばさっきおっしゃった顔を映さないっていうのもそうなんです
冒頭ETの顔って全然映さないんですよ
映さないんです
見せないんですよ
僕ミポリンって最初映画作った時に
最初ミポリンの顔を見せない
ああいうこととかして
多分無意識に小さい頃に見たスピリバーグの映画の影響を受けてるし
あとこのETの映画で
技法的に一番多いのが
カットバックっていう手法なんですけれども
2つのシーン
全然異なるシーンを交互に見せていって
近いようなことをさせていくというか
2つのシーンを重ねることで
ワンシーン作るっていうか
意味を伝えるっていうシーンなんですけど
特にカエルの対話事件とか
あれあるじゃないですか
一方では
ETがオールスバンしてて家で
冷蔵庫で何か食べようとしたりとか
こっちではカエルの方をいじくり回しててみたいな
交互になって近いような表現をしたりとか
最後は部屋では映画を見ていて
映画の中でキスをしていて
エリオットの方は学校で女の子とチューをするっていう
あれやりたかっただけだろうっていう
僕新作のダルマっていう映画を撮った時に
このカットバックやりまくったんでしょう
あーそこがいっぱいあるわ
めちゃくちゃあるわ
試写会した時に
これ意味あるの?みたいな
言われたんですよ
15:00
スピーカー 1
そういう意味のないカットバックとかをすごく入れちゃったんですね
それってやっぱり入れないほうが良かったんかなって
思ってたんですけど
このインディティってスピーバーがやっとるやんって思ったんですよ
あんなのってキスシーンと
あんなことってね
普通にストーリー的には強引かもしれないけど
多分やりたかったんですよねスピーバーが
異なる宇宙人と少年が会うっていう
異なるものと会う異なるものが近くなっていくっていうのが
まさにカットバックっていう手法がすごく合うと思うんですよ
だからそれを知らず知らずのうち
自分も擦り込まれていて
新作作る時にもそういう影響があったのかなって自分で思ったし
そういう意味でもすごく
やっぱり映画的なところで言っても
すごく学べることがたくさんある映画なんじゃないかなっていうのは思いましたね
スピーカー 3
でもあと僕は人生で一番号泣した映画は
一番最初に号泣したのは
忘れもしない幼稚園ですね
幼稚園の頃やっぱりだからスピーバーが子供の目線に立つっていうのは
スピーカー 1
本当にさっきも言ってましたけど上手いんやなって
スピーカー 3
うちのお母も言ってましたけど僕が
この映画に号泣した時に言ってたのが
この子感受性あるんやっていう風に
思われたらしいんですけど
これ中辺幼稚園生おるんかなって今は僕思いますけど
当時やっぱり見て泣いたし
ずっと音楽が残ってるって覚えてるのはやっぱりETなんですよね
あの時の記憶が全く薄れずに覚えてるって
やっぱりこの映画の作り込みとか見せ方って
本当に良かったんやなって思うんですよね
バックトゥザフューチャーとかもよくオールタイムに入ったりするじゃないですか
監督は違いますけど総監督がスピーバーグループ来るんですけど
思い返した時に
どっちが自分の中の宝物的な
分かりますかね両方宝物なんですけど
自分の中の大切にしていきたいなっていう作品をどっちか選べって言われたら
僕多分ETって言うんですよね
バックトゥザフューチャーもすごく良いのに
どっちが全然違うジャンルやのに
18:00
スピーカー 3
映画のお手本みたいじゃないですかこの2作品って本当に
でも僕はやっぱりETなんかなって思っちゃうんですよね
これはやっぱり人生でずっと宝物になって残っていくっていう映画ってこういうことなんやなって
スピーカー 1
思いますね
そうですね
スピーカー 2
薄れてなかったです過去見た時の記憶全く薄れてなかったです
スピーカー 1
素晴らしい
ETに会いたいんですよ
ちょっとまたクライマックスの話に戻っちゃいますけど
スピーカー 2
実はあそこで終わる予定じゃなかったみたいですね
スピーカー 1
ゲームをするっていう
後にも宇宙船になってETが宇宙から
地球を眺めているっていう
本当は考えていたんだけれども
最後のエリオットのヘンリー・トマスの顔を見てもうここで撮影終了ってスピルバーグが言って
スピーカー 3
英談
スピーカー 1
僕好きなのがやっぱりこれも影響あると思うんですよスピルバーグの
映画が大絶頂の時に終わる映画って最近なくないですかあんまり
ない確かにない
ここでわーってなってバンって終わるじゃないですか
そういう映画ってあんま最近見ないなと思って
今回見直した時にうわ気持ちいいと思ったんですよここで終わるんだよな
確かそうだったよなと思いつつ
終わってくれたみたいなこの後いらんっていう
それはすごく思いましたね
本当にそれいらんかったと思うんですよいいじゃないですか主役エリオットなんで
エリオットの顔で終わるのは間違いないと思うんですよ僕は
だからあそこで終わってくれて本当に良かったなみたいな
スピーカー 3
思いましたね改めて
スピーカー 1
僕エリオットの顔はレイさんの顔なんですけど最後あそこで終わるっていう
スピーカー 3
音楽も最高潮じゃないですか
スピーカー 1
結構その上のライターさんが懐かしい感覚がしたって
スピーカー 3
言ってくれたんですけどああいう終わり方するっていう映画が
スピーカー 1
あんまり最近ないなっていう
そういうそこも影響あるのかなって思いました
21:04
スピーカー 1
すごくそれぐらい
スピーカー 3
インパクト強いですねこの映画は
スピーカー 1
皆さんお聞きいただきましてありがとうございました
来週はつゆきさんの方からなんとETが歴史上の
あの偉大な人物を表しているのではないかという興味深い
考察も繰り広げられますのでぜひお聞きいただければなというふうに思います
ということでまた来週ありがとうございました
21:40

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