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おはようございます。ことばアトリエのきえです。
今日も聞いてくださって、本当にありがとうございます。
このチャンネルでは、お前で話すのが苦手な方、緊張してしまう方に向けて、心に届く伝え方を一緒に育てていく場所です。
今日のテーマは、世界には日本語にできない言葉がある。
そして、最近読み直した一冊の本に、またワクワクさせてもらいました。
その気持ちを少しおそ分けさせてください。
今日は、いつもと少し違う角度から、言葉の広くて深い世界をお届けします。
今回、私が読み直したのは、直訳できない世界の言葉。
エラ・フランシス・サンダースさんが書かれ、前田真由美さんが訳された一冊です。
リンゴイコールアップルのように、一語対一語で翻訳できない世界の言葉を、
ご本人が描かれた美しいイラストともに紹介してくれる本です。
ページをめくるたびに、こんな感覚に名前があったんだという驚きと喜びが続いて、
あっという間に読み覚えてしまう一冊です。
言葉って、その国の人たちが大切にしてきた感覚の結晶なんだな、と
そう思うと、一つ一つの単語がまるで小さな宝石のように見えてきました。
今日は、特に心に残った言葉をいくつかご紹介しますね。
まずは、聞いたことがある方もいらっしゃると思うんですが、スウェーデン語のフィーカ
日々の仕事の手を休めて、おしゃべりしたり、休憩するために集うこと、という意味だそうです。
休憩そのものではなくて、集うというところまで含んでいる、その温かさが何とも言えず心にしみました。
次にペルシア語のティアム
これは、初めてその人に出会った時の自分の目の輝きのことを言うそうです。
初めて会った瞬間のあの目の輝き、そんな言葉に名前があるなんて
その一瞬をこんなに大切にしている文化があることにロマンを感じました。
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そして私が面白いなと思ったのが、マレー語のピザンザプラ
これ、ある食べ物を食べる時の所要時間を表す言葉だそうです。
だいたい約2分だそうなんですが、皆さんは何の食べ物か想像できますか?
答えは今日の最後にお伝えしますね。
そして私が一番ご紹介したかった言葉
ギリシャ語のメラキという言葉です。
料理など何かに自分の魂と愛情をめいっぱい注いでいるという意味だそうです。
この言葉を読んだ瞬間、私は話し方のことが頭に浮かびました。
言葉も全く同じだと思ったんです。
どんなに整った言葉でも、魂と愛情が注がれていなければ届かない。
逆にたどたどしくても噛んでしまっても、メラキの宿った言葉は相手の心に何よりも深く届く。
話し方を磨くことは、技術を磨くことではなくて、
言葉にメラキを宿らせていくことなんだと思っています。
では今日から一つだけ。
誰かに言葉を届ける前に、こう問いかけてみてください。
この言葉に私のメラキ、魂と愛情は宿っているか?
その問いかけが言葉を花束に変えてくれます。
そしてお待たせしました。
ピザンザプラの答えは、バナナを食べる時間だそうです。
今回なぜピザンザプラを選んだかというと、私の娘がそれはそれはバナナが大好きで、
バナナを食べる時間は2分もかからず、本当に20秒で口をリスのように膨らませて食べるんです。
その光景が浮かんだので、今回はこちらを選ばせてもらいました。
このバナナを食べるのにかかる時間を単語にしてしまうマレーの感性、なんだか愛おしくなりますよね。
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今日は翻訳できない世界の言葉から、言葉の豊かさと深さをお届けしました。
フィーカ、ティアム、ピザンザプラ、メラキ。
どれもその瞬間や感覚をこんなに大切に名付けた言葉たちです。
あなたが誰かに届ける言葉にもその人だけに向けたメラキを。
魂と愛情を目いっぱい注いだ言葉は、必ず相手の心に花を咲かせます。
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では、今日もあなたの大切な時間を使って聞いてくださって、本当にありがとうございました。
また次回、こちらでお会いできたら嬉しいです。