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仕事と聞くと、どんなことを思い浮かべますか? 働くこと、職業、将来の夢、そんなイメージがあるかと思います。
でも、理科の世界にも仕事という言葉があります。 しかも、ちゃんと意味が決まっているのです。
理科でいう仕事とは、物体に力を加えて、その力の向きに物体を動かした時にしたものを言います。
例えば、床に置いてある箱を押して前に動かしたとします。 この時、あなたは箱に力を加え、箱はその力の向きに動きました。
だから、箱に対して仕事をしたというふうに言えます。 では、重いカバンを持ってじっと立っているときはどうでしょうか。
力は出しています。 でも、カバンは動いていません。
この場合、理科の世界では仕事をしていないと考えます。 ちょっと意外ですよね。
仕事の大きさは、仕事ジュールイコール力ニュートンかける力の向きに動いた距離メートルで表され、単位はジュールです。
大きな力で長い距離を動かすほど大きな仕事をしたことになります。 道具を使っても仕事の量は同じ。仕事の原理という考え方があります。
それは、同じ仕事をするなら、道具を使っても使わなくても仕事の量は変わらないというものです。 例えば、重い荷物をそのまま持ち上げるのは大変です。
でも、滑車や斜面などの道具を使えば、弱い力でも持ち上げられますよね。 楽になった気がしますが、その分、紐を長く引いたり、長い距離を動かしたりしています。
力は小さくなっても動かすキャリが長くなるので、力×距離で求める仕事の量は結局同じなのです。
道具は仕事を減らすのではなく、やり方を変えて楽にしてくれているのです。
これは、私たちの生活にも少し似ています。 頑張っているつもりでも、結果につながらないことがあります。
逆に、道具や方法を上手に使えば、同じ結果にたどり着くこともできます。
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これから、仕事という言葉が出てきたら、科学的な仕事も思い出してみてください。