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#3 お金から意識を外してみる
2026-10-19 33:45

#3 お金から意識を外してみる

愛媛県松野町、人口250人の集落で「森の国Valley」を営む細羽雅之さんに話を聞きました。町営ホテルの再生を引き受けた直後にコロナ禍で事業が止まり、近所の方から田んぼを1枚引き継いだことから、食、医療、教育へと活動が広がっていった経緯や、集落に15年ぶりに赤ちゃんが生まれた話。お金に換えられない木製の「森コイン」の手応えと、思ったほどは流通しない現実、お金を使う場所がない集落だからこそできる「一旦お金から意識を外してみる」実験について話してくれました。

ゲスト:細羽雅之さん(森の国Valley 代表)

番組ページ:https://keizai-radio.cococo-lab-2026.workers.dev/ep/ep-003

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サマリー

愛媛県松野町の人口250人の集落で、細葉雅之さんは町営ホテルの再生を起点に、農業、食、医療、教育へ活動を広げてきました。コロナ禍でホテル事業が止まったことを機に、田んぼを引き継いだ経験や自然の中での暮らしを通じて、拡大ではなく持続可能な幸福を重視するようになった経緯が語られます。移住者や子どもが増え、15年ぶりの赤ちゃんをきっかけに集落全体が活気づいた様子も紹介されました。木製の「森コイン」は、贈り物や会話のきっかけとして機能する一方、流通量を増やすこと自体が目的ではなく、関係性が生まれれば不要になるという実感も共有されます。最後に、使う場所が少なく現金から離れて暮らせる集落だからこそ、「一旦お金から意識を外してみる」経済の実験について話しています。

森の国Valleyと集落再生の始まり
こんにちは。ここから始まる経済ラジオです。この番組は、共感経営サロンとCo-Co)が一緒にお届けしています。ナビゲーターはサットとティームです。
今回は成功した。この番組は、ゆうも共感経営サロンのメンバーの皆さんと一緒に、事業状況について伺いながら、共感でつながる関係で回る経済の形を一緒に模索していく番組になります。
今日のゲストはですね、森の国バレーの細葉正幸さんです。細葉さんよろしくお願いします。よろしくお願いします。よろしくお願いします。ここから一緒に仲間で共感でつながる経済を見つけていければなという
ふうに思うんですけども、細葉さんのことをご存知のない方もいらっしゃると思うので、まずは自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
四国の愛媛県の一番ちっちゃな町、松野町にある森の国バレーという玄海集落におります。細葉と申します。
人口250人の玄海集落の中で、若い移住者や赤ちゃんが生まれたりする新しい未来を想像していくっていう活動の中で経済を考えて活動しております。よろしくお願いします。よろしくお願いします。よろしく
お願いします。
ありがとうございます。玄海集落での活動ということで、なかなかすごい厳しいところからスタートされたんじゃないかなというふうに思うんですけど、具体的にはどういう事業をされているというか活動されている感じ
ですか。
元々私はホテルの経営をしているんですけども、松野町の町営だった森の国ホテルっていうものを、2019年に民間譲渡という形で私たちは引き受けまして、1年かけてリノベしてオープンしたのが2020年で、そのま
まコロナのパンデミックにぶち当たってしまったという経緯があります。
そこで一旦事業がホテル業界って全部ストップしてしまったんですけども、改めて経営とか経済っていうものを考えていたときに、ゆうもさんと知り合って、新井さんにも何度か来ていただいたんですけども、ちょっと本腰
入れてやってみようということで、
ホテルの再生からスタートしたんですけども、このホテルの再生だけじゃなくてエリアですね、限界集落と言われる、このまま放っておくと消滅していくだろうなというところに、ちょっと力を入れてですね、何ができるか
っていうのをいろんな形でトライしているところです。
おそばさんがその限界集落に着目して、そこからホテル事業だけじゃなくて、今ホームページ見ていただくと分かるんですけど、いろんな事業を展開されている、まちづくりじゃないですけども、本当に小さな国を作って
いるような印象として私は受けたんですけど、なんでそういう限界集落に着目してそういう活動を始められようと思ったんでしょうか。
元々ホテルの経営をずっとしている間もですね、やっぱりゲストに対してその地域の良さをどう伝えられるかっていうのが僕の中のテーマであって、他の拠点でも広島とか愛媛でホテルを運営してるんですけども、
いかにゲストさんにスタッフや地域の方々が本当の地域の良さを伝えられるかっていうことを探求してたんですね。
今回の森の国バレエのホテルも地域のことをどうやって伝えられるかなって思った時に、やっぱり地域に溶け込んでガッツリじっくり営みを知らないと伝えられないなっていうことがあって、まずは私自身が移住しまして、
すぐに家族もみんな呼び寄せてですね。
で、暮らしていくっていうことを始めたわけです。
私たちも実はこの夏行きたいっていうことで行くことを計画してたんですけど、なかなかすごい、私普段実家が神戸にあってそこから何時間かかるんだろうみたいなぐらいの場所。
それはご縁があってそちらになったってこと?
これは本当ご縁ですね。たまたま松野町の隣町で私、宇和島市っていうところでホテルを運営してるんですけども、そういう土地感があったっていうこともあり、町長からお声掛けをいただいて、町営でなかなか運営が難
しいので引き受けていただけないかっていう形で再生が始まったということです。
再生していこうというところが。
田んぼから食・医療・教育へ広がった活動
ホテル事業からスタートしていきながら地域全体に広がっていったっていう歴史といいますか、どんな経緯でどんな活動に広がっていったっていうのが。
全く当初それで事業計画を立てていたわけでもなく、何か壮大なビジョンがあったわけでもなく、本当に成り行きというか、自然の流れに乗ってだんだん不思議と広がっていったんですけど、きっかけはコロナでホテルの事
業が止まって私非常に暇を持て余してたんですけども。
集落の近所のおじいちゃんに、皆さんご高齢なんで田んぼ一枚やってみてもらえんかって引き継いだんですね。
私も農業の文字も知らなかったんですけど、わりと軽く簡単にですね、いいですよって言って一枚の田んぼを栽培するっていうところから始まりました。
どうせやるんならイメージで無農薬でやってみようっていう、すごくミーハー心で深い理念があったわけでもないんですけど、無農薬でやってですね。
これが1年目にわりとうまくできちゃったもんですから、自分はこれ才能あるんじゃないかなと思って、ちょっと調子に乗っちゃったんですよね。
これは2年目以降にものすごい不作が続いて、自分には全くセンスがないってことに気づかされるんですけども、
いろんな農業の大変さや難しさ、そして面白さもわかってきて、やっぱり自分で作ったお米とか野菜とかはおいしくいただけるので、食べ物にも関心が湧いてきて、
今度はその食っていうものがテーマになってきて、この食を豊かにする日本の食って今どういう状況なんだろうとかですね、
その辺の興味から食料自給率の課題とかですね、日本に流通する食料の現状みたいなものに関心があって、やっぱり課題とか問題はたくさんあるんだなということがわかってくるわけですね。
ただ一方で本当に豊かな食があるっていう自然の恵みを体で享受してですね、だんだん体が健康になっていくっていうことも体感しながらですね、メンタルも元気になっていくみたいな、
やっぱり自然の力は偉大だなということ、これが今度は医療につながってですね、医療というのは病気や怪我をした時に病院に行くことも医療ですけど、それ以前に普段からいかに健康であるかとか、
未病も含めてですね、元気である状態を維持できるためには何が大事なのかということをお医者さんとかと一緒に話をするようになって、日本の医療の課題もいろいろあるんだなということが今度は見えてくるわけですね。
赤ちゃんが集落にもたらした変化
医療は大事だなって思って生活していると、集落にうちのスタッフやそれ以外も含めて移住者がいろいろ増えてきてですね、赤ちゃんが生まれたんですね。
人口250人の集落で高齢化率は65%という状態でしたので、もう右も左もおじいちゃんとおばあちゃんばっかりだったんですけど、2年前に赤ちゃんが生まれまして、これが集落で15年ぶりの赤ちゃんでした。
どことなく集落全体が、おじいちゃんもおばあちゃんも未来が見えなくて、何となく元気がない活気がない感じがあったんですけども、その赤ちゃんのたった一つの命でですね、すごく集落が元気になって、
赤ちゃんが生まれたっていう朗報はですね、回覧板で回っていくわけですけども。
みんなの子供ですよね、本当。
そうやって命の大切さみたいなものを改めて感じてですね、またその命が人々に及ぼす影響ですかね、新しい命っていうもののパワーっていうエネルギーを感じてですね。
そしたら去年はそれに続けて3人赤ちゃんが生まれて、今年もですね、今今年2人目の赤ちゃんが先週生まれて、12月にもう1人生まれる予定で、今7人赤ちゃん生まれて。
ベビーブームですね。
そういう状況でですね、当然赤ちゃんのお兄ちゃんお姉ちゃんもいたりするので、幼稚園とか小学校の子どもたちも増えて、今人口ピラミッドは日本全体で見ると逆三角形になっていますけども、ここはちょっと砂時計
みたいな形ですね。
若い世代が少しずつ増え始めてるっていう面白い現象が起きてまして、やっぱりそういう中で医療と教育っていうのがすごく課題だっていうことが改めて限界集落に見えてきたんですけど、
医療は先ほどのお話で、豊かな食をベースに普段から健康であること。やっぱり教育っていうのは学校も10年前に廃校になってしまったので小学校もないんですけど、隣町までスクールバスで通いながら、
何よりもこの地域の高齢者との触れ合いとか、それから自然にすぐ寄り添った生活っていうのが何よりも子どもたちをよく育む教育環境ではないかなということで、教育の分野にもちょっと力を入れるようになり、
結局、じゅうつなぎのようにいろんなことが営みとしてつながっていって、事業みたいになっているということです。
そのじゅうつなぎ感がすごい伝わってきたっていう。全て最初グラウンドデザインがあって、それを一つ一つ計画をして手をつけていったっていうことよりかは、本当にそこで共感というか感動だったりとか、そこが生ま
れて次の活動にこれも必要だねこれも必要だねってつながっていく感がすごい感じられたなっていうふうに思うんですけど、
そのなんかね、ティムさんはどんな感想を持ちました?
ありがとうございます。
拡大路線から持続可能な暮らしへ
細川さんの活動をこれまで何回か教科系サロンダイアログの中で話を聞かせていただいて、最初に印象的だったのが某大手ホテルからの三角に入らないかみたいなお話があったと聞いたんですが、そこを断って今の状態が
あるので、
僕だったら結構その大きなお金に飲み込まれてしまう自分を感じつつ。
芯があるなって思うんですね。その中ですごく柔軟的に、今おっしゃってたように、まず居住地から入り住まいから入り、職で医療と教育と結びついていっている中で、
その細川さんの中であるたおやかな生き様っていうのはどういうところから来ているのかなっていうのが結構個人的に気になるところではあるんですけど、何を軸に割れていらっしゃるんですかね?
そうですね、たおやかな。
軸があって柔軟だっていう意味ですね。
そうですね、もともとはホテルを事業展開していくっていうビジョンもあったんですけども、特にコロナ前はインバウンドブームもあり、ホテル業界もかなり追い風でしたので、
いろんなホテル企業さんとのお声掛けもあって、拠点をどんどん増やしていこうというプロジェクトが何本も立っていたんですけど、私自身もビジネスとしてそれを進めていくことは重要だなと思いつつ、
どこかやっぱり心の中に少し違和感というか、これはどこまで続くレースなんだろうとかですね、最終的にどこに向かっているんだろうっていうのが見えないモヤモヤ感みたいなのがありつつも、
やっぱり企業の市場命題として売り上げと利益を拡大していくとかですね、企業価値を少しでも大きくするっていうことが大事なんだろうと思ってやっておったわけですけども、コロナパンデミックで全ての事業が全部止ま
って売り上げが毎日ゼロっていう、日報を何度見返しても何回見返してもゼロが続く日々を過ごす中でですね、
いい時間をいただきましたね、自分が想定していないような実態が起きて、改めて自分は何のためにこの仕事をしているのかとかですね、もっと言うと何のために生きているのかみたいなことを割と考える時間があって
ですね、
あとはこの自然の環境の中にいたので、そもそも人間は自然の中の一部であるっていうところもかなり実感があってですね、より人間らしい生き方とか人間の幸福ってどういうものなんだろうみたいなところからですね、考
えたら、あんまり拡大路線は興味がなくなっちゃってですね、
今のような活動につながっていたという経緯があります。
なんかそれでもそうやって拡大路線しなくても、やっぱりその小さな命が生まれ始めていったりだとか、ちょっとずつその人が集まってくるというか、若い世代も含めてですね、みんながなんかこうその地域を限界収
録という地域をどうやってみんなで作るかみたいな空気感を感じるんですけど、
その辺っていうのは意図したものではなかったんですか?細場さん自身はどういう流れがあってそれが生まれているというふうに思いますか?
これもね正直よくわからないところもあるんですけども、間違っても私に惹かれてきてるわけではなくてですね、皆さんこの森の国バレエっていう国立公園のナメトコ渓谷と、それからその麓にあるこの限界収録、目
黒収録って言うんですけど、
ここの豊かな自然ですね、シマント川の原流域にあたる水が清らかな水が豊富な場所と、のどかな里山が素晴らしく居心地がいいっていうことじゃないかなというふうに思います。
その自然も豊かで、全国いろいろ自然が豊かな場所があるとは思うんですけど、何があったんだろうっていうのは、自然の人とのつながりの中で生まれたものだったりとかするんですかね、それとも何かこういうきっかけ
があったのでは?
トータルでだと思いますね、もちろん自然豊かな場所も日本中いっぱいあるので、どこも深掘りすればそこのオリジナルの素晴らしさというのはあると思うんですけど、やっぱりでもここは一つは豊かな水があり豊かな植が
あるっていうことと、
それから地域のおじいちゃんおばあちゃんたちがとてもオープンでフレンドリーだっていうことで、我々移住者とか若いファミリーとかにも非常に優しく接していただける。よく閉鎖的な地域があったりすると聞きますけど
も、ここは全くそういうことなくてですね、スムーズに住みやすいというところですかね。
森コインがつなぐ贈与と交流
そんな中で、私は細葉さんのお話を聞いていて印象的だったのは森の国コインの話なんですけど、いろんな事業を展開している中で地域の中でそうやって人とのつながりだったり交流だったりとか、今パン屋さんもやられて
るって話をこのラジオの前にされてたりとかしてたと思うんですけど、
活動が広がっていく中で、経済自体も違う形で地域の中で循環させようみたいな取り組みをされているっていうのを聞いたんですけど、その辺は聞いてる皆さんもご存じない方もいらっしゃると思うので、どういう活動をさ
れているかとかっていうのもご紹介いただけますか。
そうですね、これも遊び半分で森コインっていう木製の500円玉ぐらいのコインを作ったんですね。
私はレーザー加工機がずっと欲しくてですね、それを使って作ってみたいなと思って、それで森って書いてある漢字で森って書いてある森コイン作って、これ自分でお金作るのってめちゃくちゃワクワクするんですよね。
悪いことしてるみたいですね。
いくらでもすり放題するね。
そんな遊び心で始めたお金みたいなものなんですけど、我々はお金とか地域通貨とかっていうふうには呼ばずにですね、ギフトコインみたいなことでやってます。
特徴はやっぱり手で持てるっていうことですかね。タンジブルであるっていう、手触り感があるっていうことと、それから木製である意味腐るコインなので、機嫌が強いとかですね。
これはお金には監禁できませんので、いくら貯めたところでお金にならないっていうだけです。
これ何で使ってるかっていうと、例えば集落に住んでると本当に当たり前のようにお野菜いただいたり、いろんな収穫物ですね。
柚子とか栗とかいただいたりするし、おばあちゃんにお料理をもらったりとかですね。
お返しに何かできないかなと思って、今度は草刈りをお手伝いしたりとかですね。
お互い何か差し出すみたいなことが日常的にあるんですけど、いただいたときに最初いただくばっかりで申し訳ないなと思ってですね。
でもまさかお金払うわけにもいかないし、お金なんか出すと余計変な関係性になっちゃいそうなので。
最初はちょっといただいた効果のお菓子とかを渡してたんですけど、意外と甘いものあんまり得意じゃないみたいな方もいらっしゃって。
難しいなと思ったのに、モリコインをパッと渡してですね。
これ気持ちですって言って。
もし今度ご自身が何かをいただいたり何かをしていただいたときにこれ渡してあげてくださいみたいなことを伝えてですね。
例えば子どもたちが遊びに来たら子どもにお小遣いみたいな形ですね。渡してもいいですし。
ちなみにこれモリコインは今私ここにパン屋にいるんですけど、このパン屋でコーヒーをいっぱい飲めるっていう。
子どもはアイスクリームを一つ食べれるっていう唯一の好感価値があるんですけど。
それもコーヒーいっぱいという物質に対する対価ではなくて、コーヒーを飲みに来ていただいていろんな会話をする時間を過ごすのに使う対価みたいな形で使っていただいてて。
ずっとですね、奥様を亡くされてちょっと寂しそうだったおじい様がですね。
モリコインってこれもらったんだけどここで使えるんかって言って来てくださって。
常連のようにコーヒーを毎日飲みに来てくださるようになったっていうような変化が起きたりとかですね。
何かそんなことが起きたりしてます。
関係性をうまく循環させるというか、そのままいい関係でいるっていうことは多分目に見えないので。
何かそういう形で手に触れるものでそれが渡っていって、今度はその人が違うところでまた使ってとかっていうことが何か見えてるっていうのはすごくいいなっていうか。
幸福感が上がるんじゃないかなっていう感じを受けるんですけど。
周りの反応だったりとかどんな発表が出てるかっていうのはありますか。
さっき申し上げたようにコミュニケーションのきっかけ作りになったかなというふうに思いまして。
もらったのでここに来ました、パン屋にコーヒーを飲みに来ましたとかっていうところから関係性が深まっていったりとかですね。
あと子どもとお年寄りもモリコインを手渡すことで近くなるとかですね。
そういうきっかけ作りにはなってるかなと思います。
ここまで言うとすごくいい、素晴らしいような気もするんですけど。
私としてはこれジャンジャン吸ってですね、造兵局のように一人でテンションを上げてワクワクしたいなと思ってたんですけど。
2年ぐらいやってますけど現状そんなに流通してなくてですね。
正直言ってですね、もうだんだんめんどくさくなるんですね、モリコイン。
みんなですね、いちいちポケットから出して渡さなくても関係性ができてるとですね、逆にもういいよみたいな感じになる。
なかなか思うようには広がらないっていうのも経験してます。
お金から意識を外す経済の実験
そうすると通貨っていうもの自体のあり方が少し変わってきそうですね。
その実体として手触り感のあるものとか、数値として見えるようなものが大事だったはずなんだが、
実際それがなくても通じて本来得たかったものが生まれてきてるような気がしたんですけど。
でも一方、地域通貨ってなかなか流通することがどのコミュニティの中でも課題だなって思ったりはするんですけど。
この辺加盟店が増えたりとかいろいろ課題もあるでしょうし、この辺バランスはありそうだなって思いました。
流通量を増やすこと自体は目的ではないのかもしれないですけど、
確かに空通貨っていうかお金ってなんだろうというか、役割自体がやっぱり違う。
自分が普通の法定通貨だと対価を得る、自分が欲しいものを得るためのものとして単純その目的で使うっていうところですけど、
そこで流れているものっていうのは違う目的というか、いろんな目的があるような気がしますね。
もう得るものもあるんだけど、その人との関係性をつないでいったりとか広げていったりとか、
その体験自体で広告になるとか、その人にとっての意味がより豊かな体験になってるような気がしたんですけど。
そうですね、なんか私もですね、これそもそも目的何なんだろうっていうのも、やっぱりこれを流通させることで流通量を増やすことが目的ではないっていうことに立ち返るとですね、
共同体としてのコミュニケーションが円滑になって、みんなが豊かな気持ちになるかどうかっていう関係性ができるかどうかなので、
関係性ができてしまうとあんまり必要ないかなというのが今のところの見解ですね。
あとこの目黒集落っていうのはお店がなくてですね、本当にうちのパン屋とあとちょっとしたカフェみたいなのがあるだけで、
あとは自販機が3台ぐらいしかなくてですね、現金を持ち歩く必要がないですね、お財布を持ち歩く必要がないので、
普段全くお金に触らない、お金っていうものから離れて生活してるっていうのがベースにあるので、
お金のことはあんまり考えないっていうのは結構幸せですね。
それでなくても生きていけるってことですよねっていうのは。
最悪ですね、食べ物はなんとかなるなみたいな、空き家もいっぱいあるんで住むとこはなんとかなるなとかですね、
なんとなくセーフティーネットを身近に感じられるので、それも結構大きいのかなというふうに思いますね。
いやーすごい安心感って私たちも今活動している中ですごく大事な指標というか、
やっぱ食いっぱくれない安心感。なかなか都会に住んでると稼がなきゃとか、
いろんなプレッシャーを感じながら働かないといけないっていうのがあると思うんですけど、
そういうのが本当に地方に行くと多分その豊かな自然資源とかあるいは関係性だとかいろんな資源がたくさんあるから、
その安心感の中で暮らせるんだ、そういう世界があるんだみたいなことが、
実はどんどんいろんなところで気づき始めている人がいるんだろうなっていうのをちょっと感じてですね。
ちょっと時間が気にしながらなのでクロージングに向けてなんですけど、
最後にですね、ここから始まる経済の一歩っていうのをお話ししてからこの番組は終えたいなっていうふうに思うんですけど、
これまで話してみて、ここから始められる経済の一歩って何か、
例えばそのサロンの方々に伝えたいことですとか、一緒に踏み出したい一歩ですとか、
私たちとの関係の中でもいいですし、今細葉さんの中で思われていることっていうのはもしあればシェアしていただけますか。
はい、ありがとうございます。
そうですね、経済っていうとお金を回すことみたいにとらわれがちですけど、
語源で言うと形成裁民っていう、形成って縦の、縦っていうのは時代の流れだと思うんですけども、
時代の流れの中で民を救済するっていうのが本来の経済の意味だとするならば、
決してお金をぐるぐるたくさん流通させることだけじゃなくて、
どうやってそれこそ持続可能に幸せで生きていける営みを続けられるかっていう、
そっち側から割と考えることが多くて、
お金のことももちろん考えなきゃいけないんで考えるんですけど、
二の次に回すっていうことをしていくと、
いろんなものの見え方とか、自然の本当の豊かさみたいなのが変わってくる。
あるいは、ジャッジが変わってくるとかですね。
そういうことがあるかなと思います。
森の国バレエで実験的にやってるのは、
一旦お金から意識を外してみるみたいなことが、
お金を使う場所がない集落だからこそできる面白いところかなと思ってるので、
その辺の気づきをシェアしたり、あるいはいろんな方に来ていただいてですね、
ご意見を交わしたりいただいたりしながらですね、
これもまた成り行きでしかないんですけど、
自然発展的に面白いことがあるいは幸せな未来につながるようなことが想像できたらいいのかなと思ってます。
森の国Valleyを訪れる季節
そうですね。このラジオが本当に細々なところに行ってみようかなっていう、
夏、今秋ですけど、いつがいいですか?時期として夏ですか?
夏が一番多いですけど、秋の紅葉のシーズンは地元の方は結構たくさん来られたりします。
冬は冬でですね、ひっそりとしてますけど、結構僕は好きなシーズンで、
春もいいんですけどね。
オールシーズン。
ということで、皆さんが行くきっかけにね、このラジオもなればなというふうに思っております。
では、このラジオですね、ここから始まる経済ラジオということで、
お相手はコーデザインカンパニーのSATと、
ティムです。
はい、細川さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
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