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先日、ポッドキャストの交換収録イベントを行いました。
多くの素敵なお客様に来ていただき、とてもうれしかったです。
興奮さめがなるところですが、これからも一生懸命頑張っていきます。
今月末の3月28日には、ブランディングのイベントを行います。
こちらも一押しのイベントです。
番組の概要欄に掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、今回も行きましょう。
始まりました。
KOJI Future Lab。
農業スタートアップの立ち上げ
ゲストは、前回に引き続き高橋幹太さんです。
幹太さん、今回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
幹太さん、農業スタートアップを今回立ち上げられたというところで、
そもそも、幹太さんが農業に興味を持たれるきっかけとか、
関心を持たれるのはどういうところからだったんですか。
もともと農業高校に通ってまして、
その前半年、自分は東京で生まれ育ったんですけど、
別に親戚の中がいるわけでもなく、何もないんですけど、
ただ高校から農業を始めて、
その後、農業大学校に行って、
そこから農業法人に入ったんですけど、
やっぱり農業のイメージって、まだちょっとネガティブなところが多くて、
それも自分が農業を始めた頃なので、10年くらい前かな、
高校生の時ですけど、
やっぱりちょっとネガティブなところが多くて、
そんなことないでしょって思って、農業の道を進んだんですけど、
やっぱり課題がいっぱいあるのかなってのは、
それは学生時代もそうですし、就職してからも感じまして、
これじゃちょっとダメかなっていうところがあったので、
その時の仲間で起業したという形ですね。
なるほど。
参入障壁と新規就農者の問題
かんたさんが感じられている課題感とかっていうのは、
例えば、もしかしたら複数あるのかもしれないですけど、
一つ、二つ挙げるとすればどの辺なんでしょうか。
一つはやっぱり、参入障壁が低いようで高いかなと思っていて、
それは特に最近感じるんですけど、
身どんなしがらみがある産業ではあるので、
それこそ私たちが企業として農業をしますよってなると、
結構大変なことがありまして、
ちょっとこれ話すとなかなか大変なので割愛しますけど、
ただどっちにしろ、
企業はすごい参入しにくい。
ゆえに、やっぱり大規模面積とか、
農家が減っていくスピードに追いつかないかなと思ってはいる部分もありますし、
ただいって、自分としてもう一つ課題としては、
新規就農者がすぐ辞めるっていう問題。
これも結構課題かなと思っていて、
ちょっと長くなっちゃうんですけど、
前職の農業法人で、
私が退社する2年くらい前から、
新規授業で研修生を育てて配布しますよみたいな、
よくあるモデルだと思うんですけど、
自分が最初の立ち上げメンバーでやってたんですけど、
初めて自分が担当した感じで6人くらい配布したんです、新規就農者で。
うち半分がすぐ辞めるっていうのがありまして、
なんでかなって考えると、
ちゃんとした教育期間がないというか、
6月前提の期間がまだ少ないし、
未熟かなっていうのもあるので、
一つ目の課題の参入消費が低いより高いっていうのに、
もうちょっと矛盾はしちゃうんですけど、
参入はできちゃうはできちゃうんですけど、
長続きしないっていうのも、
これが大きな課題2つかなと。
他にもいっぱいあるんですけど。
なるほどなるほど。
参入消費のところも知りたいリスナーの人もいると思うんで、
ちょっと噛み砕いて簡潔に言うと、
どの辺が参入消費としてまず高いんでしょうか。
一つは株式会社は参入しにくいですね。
新規就農というか農業を始めるにあたって、
国としてはいろんな補助金とか助成金があるんですけど、
基本的に株式会社は受けにくいですね。
受けられるんですけど、
例えばそこの代表がずっと畑にいてくださいとか、
そんなのは普通の会社じゃありえないじゃないですか。
ずっとプレイヤーで。
なるほど。
結構コミットをかなりしないといけないような制約があるっていう感じなんですか。
そうですね。
それもしかも農作業にずっと、
厳密に言うと6年間ぐらいずっとやってくださいみたいなのがあるんですよ。
じゃあトップ自身がまさに現場に張り付かないといけないようなイメージってことでしょうか。
そうですね、そのイメージですね。
なるほどなるほど。
たぶん代表とかって例えば営業しに行きますよとか、
それこそ経営管理があるので従業員の管理をしますよとか、
当たり前じゃないですか、それが。
けどそれをすると、さっき言った補助金とかが受けられない。
それってなんか矛盾してるんだよなって思っちゃうんですけどね。
なるほどなるほど。
じゃあちょっと一般の他の事業とはちょっと違う特殊性があるっていう感じなんですかね。
そうですね、基本的にはその程度としては個人向けかなとは個人事業主というか、
そこにはいいと思うんですけど。
なるほどなるほど。
わかりました。
一方で、なかなか収納したところで離脱が起こっちゃうっていうところの定着率が低いっていうところのボトルネックで言うと、
どの辺が挙げられるんでしょうか。
大きく3つぐらいあると思っていて、
一つはやっぱり知識不足っていうのがあるかなと思っていて、
例えば農業大学校とか自分がいた農業大学校とかだと、
一応独立支援というか独立講授があるんですよね。
1年間で独立することを前提に授業があるというのがあるんですけど、
でもそれってなんか、なんて言うんですかね。
農業技術は教えるんですけど経営知識は教えないんですよね。
なので経営的なところが知識が全くないというところが一つあって、
もう一つは忙しいというか営業がうまくできていないというのもあるかなと思っていて、
その背景には忙しいというのももちろんあるんですけど、
ただその営業ができてないからちゃんと収益も立ちないみたいなところもありますし、
あとはそれに付随して資金調達がうまくできてない部分もあるので、
なんか大きくこの3つが課題かなと思ってますね。
なるほどなるほど。
経営戦略とリスク管理
そういうなかなかビジネスやっていく上で難しいところがあるところで、
その神田さんのスタートアップとしてはどういうところに注意しながらじゃないですけど、
どういうところを工夫しながら経営をやっていきたいなっていう感じなんでしょうか。
うちとしてはもう完全に部署は分けるかなと思っていて、
うちも今営業がいるんですけど、営業を営業にいて、
しっかり営業をしてちゃんと収益が出るような形にしていくってのもありますし、
私はずっと現場で出てきたので、自分は現場に出ようかなと思っていて、
しっかり教えて育成をして、次に任せちゃうみたいな形は考えていますし、
これは話がちょっとそろえちゃいますけど、
拠点は何個か持ちたいなと思ってはいますね。
それは単純に、今ニュースで毎年どこかしらが大雨とか水不足とかいろんな課題があると思うんですけど、
考えたときに一ヶ所で農業をするってまあまあリスクかなと思っていて、
大きい法人は大体何ヶ所か持って、産地リレーみたいな形にしてるんですけど、
それがやっぱり理想的な形なのかなと思っていますね。
なるほど、スタートアップで方さんみたいにまだ会社の歴としては浅い会社でも、
そういう取り組みを分散リスクエッジを図ってやられようとしてるとこって他にもあったりするんですか?
いやあんまりない。ないのか、自分が知らないだけなのかわからないですけど、
契約農家を増やすパターンは多いですね。
ああ、そういうことか。
自分たちで拠点を持つわけじゃなくて。
なるほど、その方さんの場合でいうと、自分たちがしっかり把握するというか、
把握するような形でビジネスをその土地でやっていくっていうのは、
やっぱりそこにしっかりと自分たちもコミットして、
しっかり把握しながらビジネスを進めていきたいという思いからというところですか?
そうですね。私たちとしては拠点をちゃんと持って、
契約農家はもちろん募ろうかなと思ってはいるんですけど、
ただそれは自分らの農地がある前提で、
その周りの農家さんとかというイメージでは考えてはいますね。
神田さん、そろそろ2回目お時間になってきました。
今回もいろいろと面白い話ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
番組の冒頭でお伝えした通り、
3月28日に東京駅の近くでブランディングのイベントを行います。
昨年12月に開催して好評を得ましたので、
今回も企画してみました。
学びはもちろん、懇親会ではおいしい日本酒も提供しますので、
ぜひご参加ください。
それではまた次回お会いしましょう。
お相手は、コウジでした。