DAOとは、日本語で言うと分散型自律組織です。
分散型というのは、中央の権限者に依存しないこと。
自律型というのは、ルールがコードによって自動実行されること。
組織というのは、実際に人が集まり、目的を持って活動すること。
この3つが組み合わさることで、新しい組織運営の形として注目されています。
こちらの回では、DAOの基礎知識と、実装例、メリットデメリット、社会や組織に実行するには?という事についてお話しています。
📻目次
~DAO(分散型自律組織)とは?
~どんなメリットがあるの?
~実際の導入例
~デメリットや課題について
~会社や地域コミュニティに組み込むヒント
📝テキストで読む
https://kohimoto.com/labo/web/web3/19933/
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サマリー
本エピソードでは、分散型自律組織(DAO)について、その基本的な概念から具体的な応用例、メリット・デメリット、そして企業や地域コミュニティへの実装のヒントまでを解説しています。DAOは中央集権的な権限者に依存せず、参加者全員でルールを決め、コードによって自動実行される新しい組織の形であり、透明性、参加型ガバナンス、グローバル性といったメリットがあります。一方で、法的整備の遅れやガバナンスの偏り、セキュリティリスクなどの課題も存在しますが、既存の組織に部分的に取り入れることで、より良い組織運営やコミュニティ活性化に繋がる可能性が示唆されています。
DAO(分散型自律組織)とは?
こんばんは、KOHIMOTOの藤本です。
今日は、DAO自律型分散組織についての基礎知識と、後半で、金融ブロックチェーンだけじゃなくて、社会とか組織に応用できるのか、みたいな話をしてみたいと思います。
ちょっと前回、AIの再分配のヒントになるのでは?っていう話をしたんですけど、
ちょっとこの話を前にして、前回の話を後編にすべきだったと思って、順番ちょっとミスりました。
でも、なので、今回聞いていただけた方で、前回聞いてない方は、今回の後に聞いていただけたら嬉しいです。
DAOって、じゃあ何かみたいなところで、WEB3とかブロックチェーンとか暗号試算の文脈で語られることが多いので、
なんかシステムとか技術の話なのかな、みたいな感じで私も思ってたんですけど、
なんかそういうのよりも、組織のなんだろう、あり方とか、人がどう合意形成をしていくのかとか、
あとは分配ルールみたいに関わる話なんだなっていうのを調べて、私は認識しました。
DAOは言葉を分けて考えると分かりやすくて、日本語にすると、自立型、分散型、自立組織。
英語でディセントラライズド、これが分散型。オートノマウス、これが自立型。
オーガゼイネーション、オーガナイゼーションが組織。
やばい、英語が、日本語が英語すぎる。すみません。
なんですけど、で、この分散型っていうのが中央の権限者に依存しないこと。
自立型というのが、ルールが行動によって自動実行されること。
組織っていうのが、会社とか人が集まって目的を持って活動する集団っていう風に分けて、
その単語が集まった熟語で、ざっくり言うと、中央にいる管理者だけが意思決定するのではなく、
参加者みんなでルールを決めて運営していく組織のことみたいです。
で、金融におけるDAOでは、ブロックチェーン上にルールを記録して、
トークンを持っている参加者が投票を行い、その投票結果に応じて意思決定や資金分配が行われるっていうものですね。
で、ここでちょっとポイントは、DAOはコミュニティではなくて、
コミュニティなんですけど、ルールや資金の動きがブロックチェーン上で透明化されて、
場合によってはスマートコントラクトというプログラムによって自動実行されるらしくて、
つまり、誰か偉い人が決めたことを従うみたいな感じではなくて、
事前に決めたルールと参加者の合意によって自動で動く組織の形みたいで。
この組織が中央集権型の従来の組織と違うところは、
信頼の置き場所が変わっているところです。
従来の組織では、このトップが信頼できるとか、
運営者とか経営者みたいな感じで信頼が置かれることが多いと思うんですけど、
DAOでは、その人依存じゃなくて、公開されたルール、記録された履歴、改ざんしにくい仕組みに信頼を置くっていう、
信頼の置き場が、人だとその人の熱量とか意思とかそれが確固たるものっていうのは、
私は幻想だなって思うので、システムとか構造に信頼を置く仕組みっていうのは、いいなーって思いました。
個人的に少し思い出したのが、ダイヤモンドメディアという会社の経営について書かれた自然経営っていう本で、
ダイヤモンドメディアは上下関係をできるだけなくして、会社の情報をオープンにして、
社員が自律的に動く組織づくりをしている会社として知られてます。
で、もちろんDAOと自然経営とか自律駆動組織が同じものではないけど、
DAOはそれと技術を掛け合わせた仕組みみたいな感じなのかなって思いました。
で、多分、組織の在り方として、今、どんな組織がいいのかって別に正解はない中で、
人は管理されないと動けないのか、情報をオープンにしたとき組織は壊れるのか、
中央の強いリーダーがいなくても合意形成は可能か、みたいな社会実装の問いみたいなものに通じてる部分もあるのかなって思いました。
で、もちろんいい面もあれば悪い面もある物事は。
だからDAOにも課題は多分すごいたくさんあるし、リーダー不在っていうところは私もいいのかなーとか思ったりするんですけど、
今の社会組織とか行政とか地域コミュニティの仕組みが完璧かっていうのは多分そうじゃないかなって思ってて、
例えば情報が一部に集中してたり、意思決定のプロセスが見えにくかったり、参加している人の声が反映されにくかったり、または参加者の声を上げづらかったりとか、
なんかそういうことは往々にしてあるなぁと思うので、
そのDAOっていう考え方がみんなで意思決定をしてみんなで運営し、みんなで価値を分配するっていうちょっと理想的な理想論なのかなっていう風に思うところもあるんですけど、
そのヒントにはなるのかなって思ってちょっとお話ししていこうと思います。
DAOのメリット
じゃあDAOにどんなメリットがあるのかっていうところで、まず一つ目は透明性です。
DAOでは資金の流れや投票の履歴がブロックチェーン上に記録される。
なので、すべてが完璧に分かりやすいわけではないけど、ブロックチェーンの情報上に蓄積されるので、
少なくとも誰がいつ何に投票したのか、資金がどこに移動したのかが見える設計になっていることです。
これは裏金とか社長が応料とかそういうのを防ぐみたいな意味でも大きい技術かなって思います。
二つ目は参加型のガバナンスです。
DAOでは社員やユーザーや開発者、投票者、投資家、それに参加するすべての人が意思決定に参加できる仕組み。
これは組織の外側にいた人が管理者じゃない人が運営も関われるようになる民主的な仕組みかなって思います。
三つ目がグローバル性です。
DAOはインターネットのシステム、コミュニティなので国境を超えて参加できます。
同じ国に住んでなくても同じ会社に所属しなくても共通の目的がある目的とかルールの合意形成が図れればプロジェクトに参加できる点です。
これはIT企業とかも今世界展開したいサービスとかがあったら相性がいいのかなと思いました。
DAOの導入事例
今からちょっと調べてみた実際の仕込んでいる例を挙げてみたいと思います。
分散型と分散より、自立より、組織よりみたいな感じでちょっと分けてみたんですけど。
まず一つ目分散型、中央の管理者とか社長とかを置かない組織っていうことですよね。
で、Uniswap DAOっていうのが分散型取引所として知られるサービスみたいです。
通常の会社のように誰か一人の社長が決めるんじゃなくて、
運にというトークンを持っている人たちが運営に関する提案に投票できる。
例えば利用手数料をどうするのか、新しい機能を導入するのか、資金をどこにどう分配するのかとか
そういった意思決定がコミュニティ内の投票によって進められています。
もう一つ、メーカーDAOっていうものもあって、
メーカーDAOはDAIというステーブルコインに関わるプロジェクトで、金利や担保費など金融システムとして必要なパラメータを
トークン保持者が投票によって決めています。
さっきのと似てますよね。
たぶん従来であれば銀行の理事会とか中央の意思決定機関が担ってた機能を
世界中の参加者が分散して担ってる。
ただ実際にはトークンをたくさん持っている人の影響力が強くなるとか、
そういう完全平等ではないみたいなところもあったりするみたいです。
2つ目が自立型によっている組織。
自立型っていうのはスマートコントラクトにルールが
ルールによってスマートコントラクトが組み込まれていて
条件を満たすと自動で実行される。
例えばあるDAOで提案Aに51%以上の賛成票が集まったら
指定のアドレスに100ETHを送金するというルールがあったとします。
このルールをスマートコントラクトとして設定しておけば条件が満たされたときに
人間の承認作業を介さず自動で実行されます。
これは従来だったら会議で決めて倫義、承認、経理、そして送金みたいな流れを
システムに化することでコードで自動化しているみたいな感じです。
自動化に関しては多分いいところも悪いところもあるんですけど
資金流出とか承認なしでやったっていいのかみたいなところはあると思うんですけど
ただそのルールが絶対に実行される
曖昧な社内政治とか人の意思みたいなのを介さず実行されるっていうのが特徴
自立型によっての事例としてGitcoin Grantsっていうのがあるみたいで
これはオープンソース開発者や公共性の高いプロジェクトに対して
寄付や情勢を配分する仕組みみたいです。
特徴的なのは大金を出した人の意見が強くなるんじゃなくて
小学でも多くの人から支持されているプロジェクトが
より多くの資金を受け取れるようにする仕組みみたいです。
つまり一人のお金とかを持った人が大きな金額を出して意思決定するよりも
たくさんの人から少しずつ支持されていることを重視しているみたいで
これがルール化されているということで
結構民主的っていう意味でも興味深いなと思いました。
最後組織寄りの事例を紹介します。
DAOは結局はそこに人が集まって意思決定をするもので
人がいて目的があって活動があることが前提になっています。
なのでテクノロジーでありながら同時にとっても人間的、人間依存でもあるんですね。
前回も例で出したFWBDAOっていう例では
クリエイターや音楽、アート、カルチャーに関わる人たちが参加するDAOで
トークンを持っている人がコミュニティに参加できて
イベントやコラボレーションなどDAOのガバナンスを通じて決めていく。
だから会社っていうよりトークンを会員省とする新しいタイプのコミュニティに近いもの。
もう一つがザ・ラオという事例もあります。
これはベンチャー投資を行うDAOです。
メンバーが出資しどのスタートアップに投資するかを投票で決めます。
これで面白いのがこのDAOは法律的にはアメリカのLLC、有限責任会社として登録されているみたいです。
なのでアメリカの会社として、つまり利益追求をする会社として
既存の法律の中で従来の法人制度と法律の中でDAOの仕組みを組み合わせているところに
現実的な可能性がある事例として紹介されています。
なので全部をいきなりそうするんじゃなくて既存の会社の中でも
透明性や酸化性を高めていく仕組みとして組み込むことができるのかなと思いました。
DAOの課題とリスク
今まって結構いいじゃんみたいな感じの話をしてたと思うんですけど
課題もあって、未来の理想の組織ですっていうのになるかどうかっていうのは
正直実装して体験してみないとわからないんじゃないかなと思っていて
課題の一つ目は法的整備がまだ不十分というところにあります。
国によってはDAOを認めないし、法人の代表取締役みたいなのがいないから
法人としても受け入れられないみたいな場合もありますし
あとは二つ目は責任の所在みたいなところです。
何か問題が起きた時に誰が責任を負うのかみたいなところが
ちょっと曖昧になっちゃったりするところもあります。
3つ目がガバナンスの偏り。
DAOではトークンを持っている人が投票できることが多いです。
でもその場合にトークンをたくさん持っている人ほど
投票権がいっぱいあって強い影響力を持つことになりますよね。
だから表面的には民主的に見えても
実際には資金を持っている人に権限が集中する可能性があります。
なので分散型と言っているけど本当に分散しているのか
一部の大口保有者に支配されていったら
前提としてのシステムの在り方として課題になってくるのかなと思います。
4つ目がセキュリティのリスクです。
DAOはスマートコントラクトによって運営されることがありますが
そこにバグがあると大きな資金や情報の流出に繋がる可能性が出てきちゃいます。
なのでフォードは透明だし自立駆動する一方で
動き出すと止めにくい場合もあったりするので
あと5つ目はさっきの分散型っていうところにも通ずるんですけど
リーダー不在の組織設計っていうのが
人類の歴史の中であんまりなかったような気がしてて
それが果たしてみんなにとってハッピーなのかっていうのは
わからないかなと思ったりもしました個人的には
なのでその課題もたくさんありますよっていうことですね
企業や地域コミュニティへの応用
じゃあ話を戻して
DAOが企業や地域コミュニティと接続するときに
どう接続できるかっていうことについて考えていきたいと思います
まず企業で考えるといきなりその全体をDAOにするっていうのは
結構勇気がいることなのかなって思うので
部分的にそういう考え方を取り入れることみたいなのは
今結構いろんな企業でもやってることなのかなとは思うんですけど
例えば新規事業とか開発チームとかで
小さな予算をチームメンバーが持って
配分決定とかも決めて運用するとか
プロジェクトの優先順位を関係者の投票で決めるとか
社内のナレッジ共有や改善提案に対しても
貢献度に応じてポイント性とか報酬性にするみたいなこととか
みんなで組織を作っていくよみたいな
自立駆動型の組織みたいなものに近い考え方なのかなと思いました
この時のポイントは意思決定のプロセスを見える化すること
参加できる余地を作ること
貢献がちゃんと評価されること
これが会社組織にとっての心理的安全性につながるんじゃないかなと思います
次に地域コミュニティにも考えてみました
地域通貨や地域ポイントって結構
東京の中でも渋谷とか世田谷とかいろんなところでやってると思うんですけど
それを組み合わせることももちろんできるのかなって思ったり
それと組み合わせることによって
住民主体の街づくりに応用できる可能性もあるなと思ってます
例えば地域の予算の一部を住民が投票で使い道を決めたりとか
あとは商店街の活性化プロジェクトに地域通貨を使うとか
ボランティアや地域活動への貢献度を仕組みで可視化するみたいな
こととかができるのかなって思って
こうした仕組みができれば地域の中でお金や信用がどう流れているのかみたいに見えやすくなったりするのかなと思います
もちろんそれによって
あの人はサボってるみたいな感じになっちゃうこととかもあったりするのかなって思うので
一概に良いとは言えないかもしれないけど
やる気とかにもつながると思うし
面白いなって思いました
そういう技術とかよりも先に
コミュニティの中に誰が参加できるのかとか
誰の声が反映されるのか
弱い人の立場の声が取り残されてないかとかが見えるかできることは良いことなのかなと思いました
なので
DAOは結構設計思想みたいな感じなんですかね
私が面白いなと思うのは
人が集まって何か活動する時に
みんながなるべく良い活力を持って
なるべく良い思いを持って活動できる組織とは何かっていうことを
問い直せるところが面白いなって思いました
例えば会社とかだったら
上司が決めたからそれに従うとか
そこに所属してるから言われた通りに動くとか
株主が出資してるから利益を受け取るとか
行政が決めたことだから従うみたいな感じじゃなくて
同じ目的に共感した人が集まって
ルールを共有して自分も意思決定に参加して
その貢献に応じて価値を受け取るっていうのは
そういう組織が作れるしあってもいいんじゃないかなっていうのは結構思うので
私自身は個人的に結構みんなが主体的に
意欲的に生き生きと過ごせることが理想だなって思ったりするので
すごいなって思いました
まとめと今後の展望
今日はDAOって何っていうところから
例とメリット・デメリット
あとは組織とか社会組み込んだらどうなるかみたいなことについて
ざっと考えてみました
AIの利益配分とかに使えるんじゃないかみたいな
アウトプットは前回お話ししてるので
もし興味があったら聞いてみてください
本日もお聞きいただきありがとうございました
27:40
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