世界初女王の実のアリ立証。48年前関市で発見の種、研究者木野村さんらという記事が、4月30日付けの岐阜新聞の一面に、いわゆる地ダネ、岐阜新聞の記者が書いた記事、地ダネの一つとして掲載されたんですけど、
この記事を読んだ瞬間、この書き手にアリのことをいっぱい話してもらいたいと思ったんですよ。
嬉しいですね。そう言ってもらえると本当に。
なので今日はね、その書き手に来ていただいて、思いっきりアリのことを話していただいて、これ聞いていただくと、アリのことが大体のところよくわかる、という回にね、今回はしたいなと。
できるだけね、アリアリとわかるように。アリアリとわかる、アリのことがアリアリとわかる、そんな回にしていきましょうということで、
今日はアリでギフ&テイク、岐阜新聞ポッドキャスト聞きかじ、報道部山田俊介です。
普段、性能詞者の方もいます。ひなはしと申します。この番組はギフにまつわる話題、ギフにまつわらない話題を本音混じりに語り合い、みんなで聞きかじっていくポッドキャストです。よろしくお願いします。
お呼び立てしてすいません。いや、全然。性能詞者だから。声がかかったときにね、本当に嬉しくて。
本当?本当に言ってる?それ。一面もまず取れるとは思ってなかったですし、本当にね、大学でアリの研究してたんですよ。そうなんだよね、ひなさんね。
いよいよ新聞の記事にそれが結びつく時が来たと思って。いや、気合い入ってね。そう、あの、ひなさんと私はね、ひなさん今入社2年目でしょ。
1年目、研修終えてまず入ったのが友軍だったですね。で、その時私友軍に行って半年間かな、半年くらい同じチームで。教えていけてきました。そんな間柄ではあるんですけど。
もうね、ふなわしさんと言えばアリ。アリと言えばふなわしさんっていうぐらい、もうそんな、社内的にはそんな認識。
何かにつけて話しちゃいましたからね、こんなことやってたんですよ。アリがついて回る、そんなアリ記者のふなわしさんなんですけど、いよいよね、ちょっとその
記事、仕事の上でもその自分の専門領域というか、アリのことを結びつけてきたなっていうふうに思って、もうあの一面見た時なんかすごい嬉しくなって。
ありがとうみたいな、なんかね、おーってなったから、もうそれもあって、どっかでちょっと時間を置いてもいいんで、どっかでちょっとねアリのことを思いっきり喋ってもらう回を作りたいなということで、この度実現した次第でありますけれども。
はい。そもそもさ、このふなわしさんはさ、いつこのアリについて関心を持ったの?
本当にだから幼い、小学生ぐらいの、幼稚園時代の時にやっぱり市場でちょこちょこ歩いてるのがすごく好きで、彼らって触覚とかをね合わせて
あのコミュニケーションとか自分たちの仲間だってことを確認するんですが、それがとっても好きで、まあこういう研究がしたい、こういう面白いなと思いながらずっと生きてたんですが、大学の院に入ってからちょっと何か
研究したいことを考えようってなったときに、アリという生き物のそういう研究する機会をいただけまして
あのアリって結構ね、比較的その早めに出会う生き物かなぁと思ったんですよ。
幼稚園、保育園の頃に出会いがちな生き物かなって。アリって結構さ、列になって歩いていくとこうじっと見る子もいれば、それをちょっと攻撃しにかかっていく子もいるじゃないですか。
ちょっと潰してみたりとかっていうね、ちょっとそういう子もいたりして、私は潰さない派だったんですけど、じっと見てる派だったんですけど
その頃の興味関心が、この大学生、大学院生になったときまで結構持続してたんですか?
そうですね、やっぱり生き物系好きだったので、何かとそういう情報を集めたりとか、アリはですね身近な生き物なんですが、すごくいろんな面白い特徴があるんです。
そういうところも共通に話せたらいいなと思うんですが。
どんな記事だったかっていうのはね、ちょっと簡単に最初にお伝えしようかなと思うんですけど、リードを読みますね。
元高校教諭でアリ研究の権威として知られる木野村京一さん、73歳、富士にお住まいの方。
や、教え語で森林総合研究所関西支所京都市にある生物多様性研究グループ長の浜口京子さん、57歳、岐阜北高校出身。
らで作る研究チームが他のアリに寄生する木野村ヤドリムネボソアリの独自の生態を世界で初めて証明した。
全てのアリの中で木野村ヤドリムネボソアリが唯一女王アリのみが存在し、交尾せずに子供を産む単位生殖で増えるというもの。
浜口さんはアリの社会性の仕組みや進化の新たな知見が得られるかもと展望を描いているという記事なんですが。
リードからしてすごい情報量が多いんですけど。
最初に地元でこんだけすごいアリの研究者の方がいることを全然恥ずかしながら知らなくてですね。
最初に聞いたとき、木の人なんだってまずびっくりして。
この木野村ヤドリムネボソアリについては知ってたの?
僕はちょうどその前のプレスリリースで見たんです。こういうアリでこういう研究が、こういう面白いアリが見つかったみたいな。
まずリリースがあったのね。
それでこういう研究があるんだと思ったんですが、ギフに関係あるとは全然思ってなかったんです。
そしたらこの研究に関わっている人がギフ出身の人です。このアリもギフのアリだって言うじゃないですか。
がっつりギフ要素が。
これは僕が取材するしかないぞということで。
まさにっていう感じでね。
普段は大垣市の方に支社があるんですが、わざわざギフ市の方まで来てこの木野村さんのご自宅でお話を聞いて。
出張ってきて。もうね渡さないぞっていうぐらいの嫌いを感じますけど。
まずでもこの木野村ヤドリムネボソアリっていうのはどんなアリなんですか?
そうですね。
簡単に言うと。
簡単に言うと他のアリに寄生するっていう変わったアリなんですが。
生態としては林ヌネボソアリっていう木の枝の中とかあるいはどんぐりに空いてる穴の中とかに住んでるちっちゃいアリの仲間がいるんです。
体長だいたい2,3ミリぐらいのそこのアリの巣にわーって襲いかかって1匹で。
すごい時間をかけて女王を殺して巣を乗っ取っちゃうんですよ。
えー結構大胆なことをする。
そこなんですね。そこでのんびり過ごしてご飯とかはもうだからその林ヌネボソアリがこの人が女王だと勘違いしちゃうんですね。
でご飯とかを持ってくるのをのんびり食べて自分の子供を産んでその子供がもう女王アリなんです。
でその女王アリたちがまた別の林ヌネボソアリを襲いに行くよっていう変わった生態のアリです。
珍しいですよねアリの中でも。
およそのアリに寄生するアリっていうのはごくごく少ないながらもいるんですが
この木戸村ヤロイヌネボソアリの面白いところというのが
普通のアリというのはですね
基本的にというか女王アリ以外に働きアリとかオスアリとかいろいろいるんです。
で結婚の時期ぐらいになるとアリの巣の中に結婚時期だけなんですが
オスアリの仲間の卵が生まれてこのオスアリと女王アリが一緒にバーって飛んでいくと
よそのところと会って交尾して子供を産んでって感じになるんですが
この木戸村ヤロイヌネボソアリは女王アリしかいないんです。
働きアリとかオスアリとかがいない。
どうやって卵を産んでるんだっていうと単位生殖っていって
つまりほとんど自分と全く同じDNAの卵を産んでそれが増えていくっていう
すごい面白いアリなんですね。
単位生殖っていうことは私初めて見たんですけど
炭酸電池とかの炭にタメという字を書いて単位生殖なんですけど
なので一般的なオス・メスで増やしていくのとは違うんですね。
全く自分と同じDNAのやつが生まれるんですよ。
だから理論上は永遠に同じ見かけだし同じような考え方をするというか
リナクマでも理論上突然変異とかがあるんで
この単位生殖するアリっていうのも他には実はいるんですね。
あるんだね、そういうのがね。
女王アリしかいなくて単位生殖するアリっていうのがこれしかいない。
なるほど、その2つの要素が掛け合わされているものでいうと
これしか今のところ見つかってないぞという。
なんですね。
なるほど、このアリの研究の権威として知られる木野村共一さんが
見つけたのがこの木野村ヤトリムネボスアリということなんですよね。
見つけたのがもう結構前なんですね、1978年。
働いてた時に昼休みとかに本人もともとアリがお好きなので
その辺の野外とかで軽く観察とかしてたんですね。
その時にちょっと変わったやつを見つけて
これは面白いぞと思って
岐阜大の自身が所属していた研究室の先生に送ったんです。
そしたらこれはなんか新しい種なんじゃないかということで
そこから新種認定までには結構時間かかったんですが
いろいろあったけど無事認定されて名前がついたという。
木野村ヤトリムネボスアリの木野村というのは
この木野村さんの名前を関していると。
ただこれ本当たまたまそれ見つけたけれど
たまたまに巡り合うというのも相当レア。
そうですね、しっかり観察しないとまず
僕が仮に同じところに行っても
これは違うんじゃないかなとは気づきませんから
やっぱりそこは本人の素質というか
日頃のアリ好きで研究してますというのがあるからこそ
気づけたんでしょうね。素晴らしい。
すごくレアな巡り合いを果たした木野村さんだったんですけど
これ記事の中にもありますけど
数百の林ムネボスアリの数を調べたときに
一匹いるかどうかというほど見つけにくいのが
この木野村ヤトリムネボスアリと。
なのでちょっと研究が進んで
進めづらかったということがあるということなんですよね。
でもそうやって木野村さんだったりとか浜口さんたちが
しっかりこのアリについて世の中に伝えたいという思いで
始めたのは数年前から始めたというふうに記事にはありますが
なかなかねちょっとこの
船橋さんの勢いで
アリを愛するっていう域まで行くのは
相当な苦労が必要だと思う
時間がね必要だと思うんですけど
なんかねやっぱ面白い世界なんだろうなっていうのが
今ここまで聞いただけでも
伝わってくるんだけれども
まだねこの小ネタ集2項目続きますからね
4番目
アリを取り巻く他の生物の話
はい
皆さんアリはですね
やっぱりいっぱいいるので自然界に
しかも結構強いので
色々そのアリを取り巻く生き物っていうのはいるんです
一番皆さんが知っているメジャーなのは
たぶんアブラムシ
このアブラムシはどうしてアリと仲がいいのかっていうと
アリがアブラムシをさばると甘い蜜
これもカンロって言うんですけども出すんです
アリがこれを喜んで食べるので
アブラムシをみんなで守るんですが
農家の人にとっては迷惑なんです
ぐちゃぐちゃってなるわけですね
ただこのカンロを出すっていうのは
アブラムシにとっては身を守るための行動だという話があるんです
だからアブラムシにとっては
アリにいきなり変なやつが触ってきて
危ないと思って蜜を出しているのに
アリにとっては何か蜜をくれたから
これいい人のやつなんだろうということで
分からずもウィンウィンになっているのかそこは
上手くいってるんじゃないかという話があって
それでアリは上手いこと
お互い仲良くやっているつもりになっているというか
不思議ですよね
自然界の面白さというか
アリってアリの中だけで生きているわけじゃなくて
結構いろんな他の生物だったりとか
さっきのキノコとかの関わりだったりとか
いろんな植生との関わりの中で生きている生物なんだなっていうのはね
シジミチョウの仲間とかだと
幼虫のシジミチョウの仲間は結構高い
70から80くらいだったと思うんですが
比率の幼虫がアリの巣の中で成長するんです
最初に外にいてそうすると甘い蜜を出すので例によって
アリがそれを喜んで巣の中に持って帰るんです
この巣の中でシジミチョウの幼虫は蜜を出して
アリがそれを喜んで食べてって感じで共生するんですが
このシジミチョウの幼虫の出している蜜
あくまでも一部の種類なんですが
シジミチョウが出す蜜はアリも操る力があるというか
これとは攻撃性を避けて仲良くしないとなって思わせる効果がある蜜を出すやつがいるらしいんです
神戸大の研究なんですが
そんな蜜だよ
そんな効果が含まれてコードが含まれているような蜜があるんだ
だからアリはこいつとは仲良くしなきゃいけないのかもみたいな感じで操られちゃう
SFみたいな話だね
しばらくは幼虫のうちはフェロモンとかでごまかせるんですが
大人になるともう成り立たなくなっちゃうんです
大人になったら命からからスクラに逃げ出さないといけない
もうご飯にされちゃうから
なかなか大変シジミチョウの
普段はアリのサナギとかを食べてるんで幼虫のうちはなかなか優雅な暮らしだと思うんですけど
海外の例とかだとアリが住むための空間とかを体内に持っている植物の仲間とかがいて
アリのトリレとかいうんですがそこにアリを住ませて
アリはやっぱり戦って他のやつを追っ払ってくれるじゃないですか
強制してるようにしてるんですが
これもですね樹液の中に特殊な酵素が入っててその木が出す
アリが一回その樹液を食べちゃうともう他の糖分を分解できなくなるっていうやつがいるんですよ
だからもうアリはその植物の仲良くするしかなくなるっていう
恐ろしいことだねそれね
だから餅つもたれつって顔をしながらもアリの方が操られてる時もあるし
逆にアリがうまいことやってる方もあるんでしょう
自然界は厳しい世界なんだなと思う
なんかね人間界で言うところの惚れ薬みたいなね
そういうノリなんですよ気づかないうちに
あるけどさ知らず知らず思い込まされて気が付けば強制してるみたいな仕組みがね
自然界にあったりするわけですね
これがね進化の過程でこういうのができてたって思うとすごく面白いというか
ロマンだね
狙ってこうなったわけではないんです
何かのきっかけでちょっとこの成分が実は偶然効いてうまくいったみたいなのが積み重なって
多分今に至ってるっていうのがすごく面白いところだと思うんです
それからそれからまだまだあるでしょう