はい、どうもこんにちは。 雨宿りとWEBの小噺、始まりました。
パーソナリティーのKeithことKuwaharaです。 この番組では、WEBテクノロジーの歴史や裏側にあるちょっとした小話をご紹介しております。
今回のお題は、 JSON という名前のデータフォーマットがあるんですけど、こちらを発明した人は、
俺は発見しただけです、と言ったという逸話があるんですけど、今日はこのエピソードをご紹介しようかなと思います。
前回PHPの回をやったんですが、あのお話の確信って言語を設計しようとしたというわけではなく、
目の前の問題を解決してたら、気づいたら言語になりました、ということでした。 今回はさらにその斜め上を行くようなお話になります。
さて本題に入りますが、 JSON って、
我々ウェブエンジニアにとってはもう空気みたいな存在だと思っていて、 API のレスポンスも、
設定ファイルも、例えばフロントエンドエンジニアならばパッケージ JSON も見慣れましたね、これも。
とにかく JSON ファイルっていうものを目にすることが多いと思います。 私も
エンジニアリングマネージャーだったり、Dev HR だったり、になった今でも仕様書とか API 設計とかの話で JSON を見ない日はまあないんじゃないかなと。
でもこれを誰が作ったのかっていうのも、僕は気になりまして、ということで調べてみたんですね。
しかもちゃんと JSON っていう風に名前がついてますからね。 さてさて、
作った方のお名前はダグラス・クロックフォードという方です。 この方の経歴がまず JSON のイメージと全然違っていて、
1975 年サンフランシスコ州立大学を卒業されているんですが、 専攻はラジオ、テレビ学の方なんですよね。
めちゃくちゃ面白いですよね。 コンピューターサイエンスじゃ全然なかったっていう感じです。
大学の授業でたまたまフォートランに触れて、学内の計算機室に通い詰めるうちに、
プログラミングにはまっていたという経歴です。 PHP のラスマスさんもそうでしたけど、今日紹介する
ダグラス・クロックフォードさんもまた全然畑違いから来た人なんですね。 たまたまですけどこの番組そういう人ばっかり紹介しているような気がします。
では話戻しまして、最初のキャリアはなんとゲーム開発から入っていらっしゃって、1980年にアタリの8ビット機を買って、
ガラハド&ザ・ホーリー・グレイルというゲームを作って、 アタリプログラムエクスチェンジというところに投稿しました。
そのゲームが当時アタリの社員だったクリス・クロフォードさんの目に留まって、 そのままアタリにスカウトされるという、本当たなぼたというか、
漫画のような採用のされ方をされてますと。 アタリではバーガーズというゲームとか実験的なオーディオビジュアルのデモを作っていたらしいですね。
ジェイソンを生み出した人が最初はゲームクリエイターだったっていうのも、 意外というか、
全然想像してなかったなぁと思いました。 で次のキャリアがまたすごくて、1984年、
あのルーカスフィルムにテクノロジーディレクターとして入社をされてます。 スターウォーズのルーカスフィルムですね。
ILM、インダストリアルライト&マジックとかTHXのプロジェクトにも関わりながら、
ハビタットというプロジェクトに関わっておりまして、 このハビタット、今でいうMMORPGの元祖みたいなもので、
これが初めて世界規模のグラフィカルなオンライン仮想空間だったんじゃないかというふうに言われております。
でこれが後のセカンドライフにもつながっていくんですね。 しかもこのハビタット、読み方ハビタットで読む、
合ってるのかちょっとわからないんですけど、すいませんこれは裏取ってないです。
僕らが今何気なく使っているアバターという言葉、あれの発祥でもあるらしいです。
一緒にハビタットを作っていたチップモーニングスターさんが、 ゲーム内のユーザーの分身を表す言葉として、
アバターを初めて使ったと言われていて、 当時はまだ電話回線でモデム経由でつなぐような時代だったので、
電話線の先から仮想世界に降臨する化身、みたいなニュアンスで名付けたらしいです。
今やSNSのプロフィール画像からVRチャットまで、あらゆるところで使われている言葉、アバターのルーツが、
クロックフォードさんが在籍していたこのプロジェクトにあったという話でした。
この経験が後々の、人と人とがどうつながるかという設計の問題意識にもつながっていったということですね。
で、その後、ハビタットで一緒だったチップモーニングスターさん、ランディファーマーさんと一緒に1994年に、
エレクトリックコミュニティーズという会社を立ち上げます。
クロックフォードさんはここでCEOを務めていまして、
マイクロコスムという3D仮想世界のプラットフォームを作っていて、
人が集まってタイピングや音声で会話したり、オブジェクトを交換したりできる場を目指していました。
だいぶ早くから3Dの空間でやられてたんですね。
このプロジェクトからは、e言語という独自のプログラミング言語まで生まれていました。
はい、e言語誕生はここだったということで。
いやーこれも初めて知りましたね。
世界規模でスケールする分散型ネットワークプラットフォームを目指して調達したVC資金は何と4千万ドルいったらしいですね。
いやーすごい。
ただこのマイクロコスム、アルファ版のテストでは評判が良かったんですが、
動かすのに当時のハイエンドマシンがどうしても必要で、
一般の人が使えるレベルのコンピューターではまともに動かなかったんですね。
技術としては先進的すぎて、時代のハードウェアが追いついていなかったという話です。
結局1998年5月にプロジェクトは凍結されてしまい、会社もコミュニティーズ.コムという名前に変わっていきます。
セカンドライフの先駆けになるような技術だったのに、本当にちょっと時代がね、早すぎちゃったんですよねこれ。
彼らが天才だったっていう風に言ってもいいかもです。
ただ面白いのが、この失敗したプロジェクトの中で育まれたチップ・モーニングスターさんとの信頼関係っていうのが、
後にジェイソンを一緒に発見する伏線になっているんですね。
失敗したプロジェクトが次の成功の土台になったと。
そして2001年なんですけど、クロックフォードさんは当時で言うシングルページアプリケーションを作る会社、ステートソフトウェアというものを立ち上げてCTOに就任してました。
ちなみにこの会社、社名は最初ベールという箇所だったらしいですが、理由は後でアンベールする、つまり正式公開するからという洒落の聞いた名前だったと。
だからベールという箇所だったらしいですね。
海外の方ってつくづくこういうユニークな名前の付け方をしてて、私はこういうエピソードを見るの大好きです。
続いて2001年4月、クロックフォードさんとチップ・モーニングスターさんがガレージで歴史上初のジェイソンメッセージっていうのを送信します。
そのメッセージはHTMLドキュメントに埋め込まれたセッションオブジェクト宛てのシンプルなテストデータだったそうです。
ガレージでジェイソンの歴史が始まったっていうのが、やっぱなんか僕らエンジニアとしてはいいなぁと思っちゃうじゃないですか、僕だけですかね。
AppleもAmazonもガレージ発祥という話があるんで、そういうのにあやかる感じで、私は好きですね。
で、ここからが今日の話のメイントピックなんですけど。
クロックフォードさんはジェイソンについてはこう言っております。
私はジェイソンを発明したとは主張しない。発見しただけだと主張する。それはもともと自然界に存在していた。
というふうにおっしゃったそうですね。
いわゆる理学のアカデミックな方だと同じようなことをおっしゃる方結構いるなというふうに思ってて、
クロックフォードさんも同じことをおっしゃってるところがなかなか興味深かったです。
どういうことかというと、実はJavaScriptのオブジェクトリテラルっていうのをデータのやり取りに使う手法自体は、
クロックフォードさんより前、1996年にネットスケープのスラバ・ガルペリンさんという方が既に使っていたという記録があるっぽいですね。
つまりクロックフォードさんがやったことはゼロから何かを作ったんじゃなくて、
既にJavaScriptの中に隠れていたものに名前をつけて整理して、
使用として世に出しただけだというふうになりますと。
本人も別のところで、私はそれを識別して名前をつけてどう役立つかを示しただけだというふうにおっしゃってるそうですね。
結構これが前回のPHPのラスマさんのお話、
作ろうとしたことは一度もないっていう話とはちょっと似てるかなっていうふうに思ってて、
どちらも壮大な発明とかをしたわけではなく、既にあったものに気づいて形にしたという話です。
もちろんちょっと違う部分もあって、ラスマさんは完全に偶然の産物として語っていらっしゃいましたけども、
クロックフォードさんは自分の役割に割と自覚的なんですよね。
謙遜してるというふうに言ってもいいかもしれないですけど、
とはいえ見つけて整理して広めるっていう仕事の価値をちゃんと主張しているっていうのはなかなかすごい良いことだと思うんですよね。
大きい仕事の始まり方って意外とこういうパターンあるのかもなっていうふうにも思いました。
調べてみたら出てくるかもですけど。
で、JSONの設計哲学はまあまあ面白く、とにかく小さくするということに執念を持っていたというふうに仰ってます。
設計原則は3つだけ。
最小限であること、テキストベースであること、JavaScriptのサブセットであること、この3つです。
機能追加の要望は基本的に全部拒否していたらしく、
これはフィーチャークリープ、つまり機能がどんどん肥大化していくってことへのものすごく強い嫌悪感が彼にはあったらしいです。
クロックフォードさんは他にはこう語っていて、
XMLはすごいものを作ろうとしすぎた、JSONはそうではないと。
このシンプルさへの発言がですね、今のJSONっていうものがいかにシンプルで使い勝手いいのかっていうところにつながるのかなと感じてます。
ただJSONにコメントかけないのは正直みんな一度は不便だなと思ったことあると思うんですけど、
これも実は意図的にやっていることなんだと。
クロックフォードさんはこう説明しています。
JSONからはコメントを取り除いたんですけど、
それは何でかというと、人々がコメントをパース時の指示、つまり実行時の裏コマンドみたいなものとして使い始めているのを見たからだ。
それは相互運用性を破壊してしまう、またコメントがないことで悲しむ人がいるのを知っている、でも悲しむべきではないとまで言ってるんですね。
便利さよりどんな環境でも同じように解釈できるということを優先したと。
この一貫した美学がここでも出てるんですね。
みんなに多少嫌われたとしても設計判断は曲げないというスタンスです。
こんだけ声が上がったりするぐらい、やっぱJSONって使い勝手よかったしみんなが使ってたっていうことの証明でもあります。
で後にJSON.orgというドメインを取得したのが2002年。
2006年にはRFC4627として正式に標準化もされています。
しかも委員会も組織も通さず、個人でドメインを取って使用を公開するというまあ異例なやり方で普及していったんですよね。
RFC4627は数あるIETFのRFCの中でも特に短くてシンプルなことでも有名で、実際に読める長さで書かれています。
これ僕もちょっとだけ見たんですけど確かに他のRFCより全然短いんですよね。
ちょっと英語なので改めてちゃんと翻訳しながら読みたいですけど。
後にJSON5とかJSONLとかいわゆるJSONの子孫みたいなものも生まれていて、
なんか調べたら今も増え続けてるっぽいですね。
まあいろんな人たちが自分たちのJSONを作っているみたいなとこです。
あとJSON.orgのサイト自体もクロックフォードさんらしいところがあって、今もほぼ1ページだけのすごいシンプルな作りなんですよ。
しかもJSONの文法を簡略化したBNF記法と鉄道の路線図みたいな見た目の構文図と普通の英語の説明文と3通りの方法で重複して説明をされています。
そもそもJSONの仕様にはバージョン番号がないんですよね。最初から変わってないということの証明です。変わってないんだからつける必要がないと。
オンページのデザインも中身も何重でもほぼ変わっていないというのもまたJSONらしいというかクロックフォードさんらしいみたいなとこです。
もう本当一貫してるなと思いました。
ちょっと視点変えて、JSONが普及していく世界背景には2000年代半ばのJSON対XMLという構図もあるんですね。
当時、企業、システムやAPIの世界ではXMLが主流だったらしいです。
エンタープライズのシステム連携も銀行のインターフェースもとにかくXML一択だという時代がありましたと。
この流れが変わるきっかけが2004年のGmail、2005年のGoogleマップです。
どちらもブラウザー上で非同期にサーバーと通信して画面を書き換える、今でいうAJAXという技術を作った先駆けでしたと。
2005年、ジェシー・ジェームズ・ギャレットさんという方がAJAXという言葉を作るんですけど、AJAXのXはXMLのXでございますと。
でも面白いことに、この言葉を作った本人が別にXMLじゃなくてJavaScript ObjectNotation、つまりJSONを使ってもいいと最初から言ってたんですよね。
実際はその通りになってて。
理由が単純で、ブラウザーでXMLをパースするのは重くて面倒なんで、かつJSONはJavaScriptのコードにそのまま近い形なんで、ほぼ一行でパースできてしまう。
軽くて早い方が勝つというシンプルな話だったというわけです。
2008年頃には主要なWebAPIのほとんどがJSONに移行していたというふうにも言われております。
クロック・フォードさんが2001年にガレージで見つけたものが、わずか7年でXMLという当時の巨人を追い抜いちゃったという感じです。
あともう一個別のエピソード、僕これ好きなんですけど、JSON.orgで公開されているJSONのライセンス。
あの中に一文、「本ソフトウェアは善のために使われるべきであり、悪のために使われてはならない。」という条項が入っています。
The software shall be used for good, not evil.
2002年、クロック・フォードさんが対テロ戦争の空気の中で自分にも何かできることをしないと思って入れたものらしいです。
もちろん法的にはほぼほぼ意味を持たない一文なんですけど、これが後々ちょっとした騒動を呼んじゃうんですよね。
IBMが自社製品でJSON関連のコードを使おうとした時に、ホーム部門が、
「顧客が絶対に悪用しないと言い切れない。」と軟縮を示したらしく、わざわざ別ライセンスを求めてきたことがあったそうです。
それに対してクロック・フォードさんが返した言葉がまあ最高で、
IBMとその顧客とパートナーと手下たちに、JSONと悪のために使うことを許可しますと書いてそれで通ったらしいですね。
いやもうコントですかこれはみたいな。
結果的にこのグッド・ノット・イーヴィル条項、アイファイすぎるという理由で、
アパッチやMITなどいくつかの組織からは正式なオープンソースライセンスとしては認められていないというオチなんですけど。
まあそりゃそうだよねと思いますが、いや面白い本当に。
その後クロック・フォードさんはYahooでJavaScriptアーキテクトとして働いてコード品質ツールJSLintを開発しています。
このJSLintは今で言うESLintの元祖みたいなコード品質チェッカーなんですが、
これがとにかく厳格で設定でルールを細かくカスタマイズすることをほぼほぼ許さないんですよね。
今時のツールってまあだいたい皆さんが好みに合わせて設定できるんですけど、
でもJSLintはこれがベストプラクティスですと、これに従いなさいという風なスタンスでユーズが効かないと。
当然まあ開発者から不満の声は上がっちゃいます。
もっと柔軟にしてくれという批判に対してクロック・フォードさんが返した言葉がまた最高で、
お前の悲しく哀れな泣き声が俺の気分を害しているというようなことを言い放ったらしく。
いやもう本当取り尽くしはないですね。
ユーザーに対してそこまで言うかって話もまああるんですけど、
結局この不満からもっと柔軟に設定できるJSHintというツールが派生で作られまして、
これが今のESLintに繋がっていきます。
批判にいや全く言語しませんよというこのまあ偏屈さというか頑固さというか、
フィーチャークリープを嫌う美学っていうのが本当一貫してて面白いですよね。
あとクロック・フォードさんはそうなんか作るだけではなく広める活動っていうのも結構真剣にやってたらしく、
2007年頃からYahoo!の社内でクロック・フォードオン・ジャバスクリプトという連続講義をやっておられます。
これが録画されてネットに公開されたら当時のジャバスクリプト開発者の間でかなり話題になって、
教科書代わりに見ていたエンジニアも多かったそうですね。
JSON作ってコード品質ツールを作って本を書いて後期まですると、
一貫してジャバスクリプトというものをちゃんと理解して使えるようにするということにキャリアの後半をかなり注いでいた人なんですよね。
僕たぶんこれが好きだから、僕はジャバスクリプトという言語が死ぬほど好きなんで、
だからクロック・フォードさんも好きなんだなぁとちょっと思いました。
2012年にはPayPalに移籍をされて、シニアジャバスクリプトアーキテクトとして2019年まで在籍をされています。
2008年に出版したジャバスクリプト・ザ・グッドパーツという本は薄い本なのに業界のバイブル的な存在にもなっています。
はい、私も持ってますし、なんか2、3周しましたね。いや、いい本だと思います。
この本でジャバスクリプトには良い部分があるといったこと自体を、本人は後にちょっとこれ異端だったわというふうに表現をしています。
まあ当時のジャバスクリプトって今ほど評価されてなかったんで、良い部分もあるということ自体、発言すること自体が勇気のいる主張だったんだろうなというのはちょっと予想します。
で、今日一番のちょっと皮肉なお話なんですけど、2022年、もう実は4年前ですね。
クロックフォードさんはこうおっしゃっていて、「今日、ジャバスクリプトに対してできる最善のことはそれを引退させることだ。」というふうに言ってるんですよ。
これちょっとね、僕意外だったんですよね。
JSONを世に出して、JSの普及を大きく後押しした人と言ってもいいと思いますけど、その本人が引退させるべきだというふうに発言されています。
インタビューによると、10年かけてジャバスクリプトの欠点を直そうとして、ES5で多少の成功はあったんですけど、
それ以降は言語をきれいにするというよりは肥大化させる方向に興味が向いているようにクロックフォードさんには見えていると。
なので、ジャバスクリプトがむしろ進歩の足枷になっているみたいな趣旨のことをお話しされています。
じゃあ何に置き換えればいいのかという話もあって、
次の言語はジャバスクリプトよりも良い言語に近いものであるべきだというふうに発言されています。
いや、良い言語かと思いましたね。
さっきご紹介した、Electric Communitiesの会社で誕生した言語ですね。
あの失敗したプロジェクトから生まれた言語ですけど、
SEKIANA分散プログラミングのために設計された能力ベースのアクター言語というものらしいんですけど、
20年以上前の自分たちのプロジェクトに立ち戻って、
あっちの設計思想の方が正しかったというふうにおっしゃっているわけです。
プロジェクト自体は失敗したというふうには事実でありますけど、
言語としては成功というか、よくできたものだというふうに評価されているんですね。
巡り巡って、結果今のクロックフォードさんの思想の核になっている。
だからそういう発言をされているというのもまた人生って面白いなと思いました。
自分が育てるのを手伝った言語っていうのを今度は自分の手で終わらせようとしているっていうのもまあまあ面白いと思います。
執着せず、役目を終えたんだというふうに認める潔さといいますか、
僕だったら自分の代表作にここまで距離を置けないと思うんですけど、
クロックフォードさんはできちゃう人なんだなと思いました。
改めて振り返るとクロックフォードさんって、
ゲームを作りながらアタリっていう会社に拾われて、
ルーカスフィルムの仮想空間の設計に関わったり、
はたまたガレージでJSONっていうものを発見して、
個人で世界標準を作って、
今度はその普及を助けた言語に自分から引退を進めるみたいな。
いやいやいや、キャリアの揺れ幅が半端ねえなと思いました。
ぼちぼち時間もいい感じなので、最後にちょっとだけ思ったことをお話しすると、
発明することと、見つけて名前をつけて広めることって、
エンジニアの世界だと校舎の価値が、
過小評価されがちなんじゃないかなっていうふうに僕は思ってまして、
クロックフォードさんがやったことは厳密には新しい技術を生み出したわけじゃなく、
すでに散らばっていたものを整理してシンプルな形に削って、
みんなが使える名前をつけたっていうことですね。
その結果、世界中のあらゆるシステムがJSONのデータをやり取りするようになったと。
なんていうか、何もないところから発明することだけっていうのが価値ではなく、
すでにチームとかの中にある良いやり方に気づいて、
それを言語化してみんなが使える形にして広める。
フレームワークでもいいですし、シンプルなノウハウとかでもいいですし、ツールでもいいですけど。
これって結構立派な仕事だなっていうふうに自分たちの仕事に当てはめてみたり、
そういうこともできたんだろうなっていうふうに思ったりしました。
身近にあるものに名前をつけて広めるという形ですね。
まとめることも大事ですけど。
これの大事さ、価値ってすごくやっぱあるんだなって改めて思わされました。
ちなみに今はJSONの派生とか兄弟にあたるフォーマットもどんどん増えていて、
さっきも言いましたJSON5とかJSONLとかもありますけど、
設定ファイルでよく見るYAML、もしくはTOMLとか、
LOGとかで見るJSONlinesとか、認証でおなじみJOTとか、JSONWebTokenとか、
みんなJSONの発想っていうのがベースになっていると言っても過言じゃないんじゃないかと思います。
この小さいフォーマットですね。
これが今でも20年経って形を変えながら、
インフラ、大体インフラで使われてますけど、
その根底で動き続けているっていうのは良い話だなと思います。
特にソフトウェア業界っていうのは日進月歩でどんどん物が変わっていく世界なので、
その中に生き続けている、
あさかくとも思想とか根本の設計原則っていうのが生き残っているのはすごく良い話だなと思いました。
はい、ということで、長くなってきましたけど今日はこれで終わっていきたいかなと思います。
いかがだったでしょうか。
今回はJSONを発明したんではなくて発見しただけだというふうに主張した、
ダグラス・クロックフォードさんのJSON誕生秘話のお話でした。
お楽しみいただけたら幸いです。
ではそろそろクロージングに行きたいと思います。
では最後に2点だけ宣伝があります。宣伝というか告知があります。
1つ目、Webクリエイターポッドキャストデイ2026というものが今年も開催されます。
去年も開催されまして、去年は2025年9月13日土曜日だったと思いますけど、
今年もほぼほぼ同日で9月12日土曜日10時半から17時、
Webクリエイティブに関わるポッドキャスト13番組が原宿のJWEBアートサイドキャストという場所に集まり、
スペシャルな生放送でお届けをしますというイベントです。
名前の通りWebクリエイター、エンジニアもそうだし、デザイナーもそうだし、ディレクターもそうだし、
いろんなクリエイターですね。名前の通りクリエイターのポッドキャストというものが最近増えてきているんですね。
これまでブログによるテキストでのクリエイター発信というのが音声というチャンネルでも展開されるようになっていて、
その中去年第1回となるこのイベントが開催されたんですけど、今年もついにやろうということで。
主催はWebディレクションやってますラジオの名村さんという方が主催でやられておりますと。
僕は去年もこのイベントをお声掛けいただきまして、まさかのトップバッターでお話しさせていただきました。
当日は会場に来ていただくのもいいんですけど、基本的にはライブ配信をしていて、
13番組がずっとリレー形式でバトンタッチしながら発信をするということになっております。
視聴方法はライブ配信無料でやっておりまして、XのスペースとかFacebookライブとかYouTubeライブとかでやっております。
イベントのハッシュタグはシャープWCPD2026です。
こちらでぜひFacebookやXなどSNSで投稿していただけると嬉しいと思います。
またまた私も出るんですけども番組へのおはがきの投稿もお待ちしております。
パーソナリティのつながりっていうところでぜひおはがき送っていただけると嬉しいです。
本番ライブ放送中もそのおはがき読ませていただきましてお話しようかなと思っておりますので、
ぜひいつでも嬉しいのでお願いします。
ちなみにタイムスケジュールでいくと、僕はですね前回一発目だったんですけど今回はお昼12時55分からの回になります。
ということでこんな話してほしいよとか、例えばこんな話聞いてみたいとか、
いやいやいや全然違う話でもなんでもいいんですけどね。
ぶっちゃけテクノロジーの話じゃなくても大抵の話はできると思いますので、なるべくテクノロジー絡めていただけるともちろん嬉しいですけど、
お願いしたいと思います。
今のが一つ目で、二つ目はPodcastスターアワード2026というものが開催されております。
今年で3回目を迎えますPodcastスターアワード。
リスナー参加型のアワードに今回は進化をしておりまして、参加したリスナーさんによる投票と審査も今回はありますということで、
未来のPodcastのスターを発掘しましょうというイベントですね。
まさにそんな感じでやっております。
Podcastのアワードっていうと、Japan Podcast Awardというものがとても有名なやつが一本あるんですけど、
そうではなくて、そういうアマチュアの番組でもスターだったり、面白い番組というか興味深い番組ってたくさんあるんですけど、
そういうのをしっかり掘り起こしていこうぜっていうようなものになります。
エントリーは8月1日からスタートしております。
かつリスナー投票ってのもすでに開始しておりまして、もうすでに200番組を超える番組さんがエントリーいただきまして、
今現在219番組ですね。
すさましい数ありまして、
なぜこれを宣伝しているかというと、去年も僕はこのイベントに参加させていただいておりまして、
参加というのは運営側の方でお手伝いさせていただいております。
またリスナー賞を僕も一つプレゼントしておりまして、僕は去年と同じでヘッドホンをプレゼントしております。
普段聞く方のヘッドホンでもいいですし、モニタリングヘッドホン。
収録とかライブ配信とかの時に、しゃべりながらその声を自分で聞くっていうモニタリングするっていうのもやった方がいいという風に僕も思っているし、
また編集作業の時もですね、イヤホンとかでもいいんですけどヘッドホンの方が音質も良かったりするし、しっかり聞きながら編集できるので、
より音質の高い編集作業もできると思います。
またそのヘッドホンを他に使っている方もいらっしゃると思いますけど、
重かったりすると首が疲れたりしてしまうので、ある程度軽かったりする良いヘッドホンっていうのもあったりしますので、
このヘッドホンを使って、より素晴らしいポッドキャストをこれからも作っていただきたいなって思いもあってプレゼントさせていただいております。
要は僕はスポンサーの一人って感じですね。
今回はですね、大賞、副賞もあるんですけど、なんとですね、ソロポッドキャストスター賞っていうのが今回は入ってます。
あとローカルポッドキャスター賞もあってですね、地方で活躍している方のスター賞もありますし、
僕みたいにソロポッドキャスターですね、本当に一人で収録、編集、配信をしている方って結構いらっしゃるんですけど、
なかなかですね、やっぱジャパンスポッドキャストアワードもそうですけど、
お一人の番組ってそんなにノミネートされないっていうか見たことないんですよ。
これはもう数字ですでに出てるんですけど、
伸びている番組とかフォロワー数の多い番組さんっていうのは基本2マンセルでないし3マンセルでやってるっていうのはほとんどなので、
なかなかねソロポッドキャスターに光が当たらないんですけど、今回はしっかり当てていこうっていうところが運営でも語られまして、
はい賞が用意されておりますので、ぜひぜひソロだけど頑張ってるよみたいなアピールしたい番組さんはご応募いただけると嬉しいと思います。
リアルタイムでこのランキングも発表されておりますので、
ぜひXとか等で自分たちの番組のアピールもしてもらって、
どんどんランキング上位に乗っけてアピールしていただけると嬉しいなと思います。
スケジュールですけども、今月いっぱい8月31日の23時59分までがエントリー期間となっております。
また同期間8月1日から8月31日の23時59分までリスナー投票が行われます。
リスナーの投票は3件ですね。一人3票まで投票できます。
なのでお好きな番組、もしかしたら自分の番組も投票できたかな。
今回聞いてみてこれめっちゃ面白かったやんみたいな番組さんがあれば、ぜひそういう番組にも投票いただければだと思います。
でまたスターアワード審査員による審査も裏では進んでおるわけで、9月10日までスターアワードの審査員が頑張って審査をしています。
審査員の人、マジ頑張って今219番組カタッパシカタも聞いてると思いますし、僕も頑張って聞いてます。
去年もやってたんですけど、いや去年も200番組超えたんですけどめっちゃ時間解けるし大変なんですけどね。
いやでも頑張ってやっていますので、このお祭りの皆さん一緒に楽しんでもらえると嬉しいなと。
で9月14日にファイナリスト5番組が選出されますよと。
でまたリスナー投票の方は9月1日に上位5番組がファイナリストとして選出されるというような形でございます。
で最後9月15日にファイナリスト10番組が発表されます。
で9月15から9月30日ゲスト審査員っていうのを運営の側で用意させていただきまして、その審査員の方々による審査っていうのが行われて10月10日ポッドキャストアワード2026各賞発表が行われます。
はいということでそういうアマチュアの番組に光を当てる。
まあそもそもそういうアワードを取ることを目的としていない番組さんもあると思うんですけど、こういうお祭りに参加することでお互いに自分の番組の良さっていうのを知っていただき、
そこで何か知り合ったことで繋がりあったりとかメッセージを送ったりしてコラボレーションするみたいなことも去年も行われましたので、
そういう繋がりを作っていただくというようなきっかけにしていただければもう万々歳というか運営料理に尽きるなと思いますので、そういう使い方をしていただいてもいいのかなと思います。
はい以上2つの宣伝でした。むっちゃ長くなったんですけどこれで終わりたいと思います。クロージングです。
この番組面白かったよという方は是非チャンネル登録もお願いします。
もし聞いていて気になることや話して欲しいトピック、感想などございましたら、Xでハッシュタグウェブ小話で呟いてください。
ウェブはアルファベット、小話は漢字でもキラガナでも大丈夫です。
それではまた雨宿りしに来てください。今回もお聞きくださりありがとうございました。
雨宿りとウェブの小話、お相手はキーズでした。バイバイ。