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2026-03-16 36:02

#135【国宝/吉田修一】”国宝の映画では描かれなかった世界”

2025年に大ヒットした映画「国宝」見ましたか?/原作を読んだらもっと面白くなったよ/ネタバレ満載なので、良いタイミングでお聴きください/映画と原作の共通するあらすじをざっと紹介/映画で描かれなかった俊介サイドの話/花井半次郎(父)の心境はどうだったんだろう/原作を読んだ後の万菊のセリフにこみ上げるものがありすぎる!/結論は映画面白かった人は原作も読もう!


▼今日紹介した作品

『国宝』(吉田修一)


▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね

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感想

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サマリー

このエピソードでは、2025年に公開された映画「国宝」の原作である吉田修一の小説「国宝」について、映画と原作の違いを中心に語られています。物語は、主人公・橘菊夫が15歳で歌舞伎の世界に足を踏み入れるところから始まります。父を亡くし、歌舞伎役者・花井半次郎に引き取られた菊夫は、半次郎の息子・駿介と共に歌舞伎の道を歩み始めます。映画では描かれきれなかった、特に駿介の失踪後の葛藤や苦悩が原作では詳細に描かれており、菊夫との対比や、歌舞伎の世界の厳しさ、そして半次郎の複雑な心情が深く掘り下げられています。 原作を読むことで、映画で描かれた出来事の背景や登場人物たちの内面がより鮮明になり、特に駿介が息子を亡くし、歌舞伎を憎むようになるまでの壮絶な人生が語られます。この深い悲劇を知ることで、復活公演での駿介の演技や、菊夫への複雑な思いが理解できるようになり、作品への感動がさらに増幅されると語られています。映画の面白さをさらに深めたい人には、原作を読むことを強く推奨しています。

はじめに:映画「国宝」と原作の紹介
スピーカー 1
カランコローン!いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信喫茶クロ。
3月16日、第135回の配信です。 本日は、なっしーそらやんの2名で配信いたします。
今日はですね、 2025年に大盛り上がりをした
映画、国宝の原作、吉田修一さんの国宝を紹介したいと思います。
ちなみに、私は映画も見たんですけど、今日私がしゃべりたいのは、その映画の国宝は、やっぱ原作を読んでみると、
そのやっぱ原作といろいろ違うところがあったんだなっていう気づきもあり、映画を見てから私は原作を読んだんですけど、
その違いがまた面白いって思ったから、今日はそういう話をメインに話したいと思っています。
ちなみに、このため、映画や原作のネタバレがたくさんあります。
だからネタバレ困るっていう人は、一旦聞くのはやめていただいて、また作品を楽しんだ後に、この話を聞いていただけると嬉しいです。
物語の始まり:菊夫の歌舞伎への道
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
じゃあ、その映画も原作も見てない、読んでないそらやんにわかるよう、共通する大筋みたいなところは、最初説明していこうと思うね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まず、物語の始まりは、1964年の元旦、とある新年会の一幕から始まります。
スピーカー 2
昭和だね、昭和。
スピーカー 1
昭和、昭和。ちょうどオリンピックの年。オリンピックの年です。
スピーカー 2
オリンピックの年だね。
スピーカー 1
そうです。九州は長崎の仁教の家にね、跡取りとして生まれたのが、主人公である橘菊夫君。
スピーカー 2
吉沢寮のほうだよね。
そう、吉沢寮、吉沢寮のほうの菊夫君、はい。
スピーカー 1
そう、菊夫君です。でね、この新年会で、余興として歌舞伎の一幕を演じるんだよね、菊夫君が。
そんなことするんだ。
スピーカー 1
そう、そんなことするんだと思うけど、一応でもそうやって書いてあるからさ、そうやって書いてあるし、映画でもそれ踊ってるからさ、そんなことするんですよ。
そんなことしてたら、なんと、組同士の仁教のお家なんで、組同士の構想がその新年会に持ち込まれてしまって、組の頭であって、菊夫君のお父さんであるゴンゴロウさんが亡くなってしまいます。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
はい、ここで、つまりあれですね、菊夫は父親を亡くしてしまいます。
で、まあちょっといろいろあって、菊夫をちょっと誰かに預けないといけない、九州から出して誰かに預けないといけないっていう話になってしまって、最終的に、この新年会にたまたま言い合わせたのが、歌舞伎役者、花井半次郎っていう、結構この人、大事な人なんだけど、
で、花井半次郎が、その自分の息子、駿介と菊夫君が同い年だったので、この菊夫君を引き取って、歌舞伎の指導も始めるっていうところが、この菊夫君が15歳で、歌舞伎の人生をスタートさせるきっかけになるんだよね。
スピーカー 2
おー、駿介が横浜流星ね。
スピーカー 1
そう、駿介は横浜流星。
スピーカー 2
流星ね。
スピーカー 1
そうです。
で、映画見てると、ちょっとその、なんだろう、花井半次郎がなんでそれを引き取ったのかとかっていうのは、しっかりとはわかんないんだけど、原作だとちゃんとこの時の半次郎は何を考えていたかみたいなことが書いてあって、
一人息子の駿介君が、駿介君はちょっと甘っちゃんなので、ライバルがいたほうが良さそうだなっていうことと、あとその新年会でさ、菊夫君は歌舞伎を披露したんじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、その歌舞伎に、歌舞伎の資質を見出せるなっていうことで、菊夫君を引き取ることにしますっていうことを書いてあるんだよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
いやー、なんかもういきなりあれだね、もう最初から結構その、半次郎の思惑が、思惑スタートで、なんかもう、ね。
いや、まあ、でも半次郎の思惑でというか、まあでもさ、その任教の家の後取りでもあったけど、その、まあ頭がいなくなって、お家は結構まあちょっと没落してってみたいなところとか、
で、そうするとなんかちょっと菊夫が、なんかやらかすと、いろいろ問題が起こるから、ちょっと早く、もう九州から出したい。
うん。
だからその関西のほうに、あの半次郎のお家があるんだけど、そっちのほうに出したいっていうのもあって、まあ半次郎の思惑と、その組の大人たちの思惑みたいなのがうまく合致したから、
で、かつ、まあ歌舞伎の資質もありそうだからってことで、まあ菊夫君は、なぜか15歳にして初めて歌舞伎をスタートさせるっていうことになるんだよね。
スピーカー 2
なるほど。
なんかさ、歌舞伎ってさ、ほんとにちっちゃい頃から、
そうそうそうそう。
スピーカー 2
結婚させられてるっていう、2歳とかさ、それこそね。
スピーカー 1
そうだね、うん。
スピーカー 2
だからしゅんちゃんは2歳とかからもうやってて、
10何年ビハインドがあるんだね、そのライバルにと言いつつも。
スピーカー 1
そうなの。全然もうだから、今から歌舞伎始めるの?みたいな感じではあるんだけど、
スピーカー 2
そういうことだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そういうことだけど、まあなんかスタートするんですよ。
若き日の競演:菊夫と駿介の成長
スピーカー 1
で、しかもですね、菊夫君、まあその15歳でスタートさせた歌舞伎人生なんですけど、
2年もたつ頃には、あれ、はんじろうがこいつ才能あるぞって。
こいつ才能あるから、ちょっと部屋子にしようみたいな。
っていうことで、まあ部屋子っていうその、なんだろうな、
ま、しゅんすけみたいに大きな役をもらえる可能性がある、まあ人気俳優の弟子みたいな立ち位置になるんだよね。
だから、すごいもうあれだよ、15歳から始めたにしては、ものすごい大パッてきを受けるわけで。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
で、あれでしょ、なんかその人気俳優さんのさ、舞台とかにくっついていく感じの楽屋とかにいる子ってことだよね。
そうそうそうそう。そう、弟子だからね。大出世してて。
大出世だね。
スピーカー 1
そう。で、しかもその、はんじろうの息子であるしゅんすけときくお、両方にあったのが、まあおやまっていう、まあ歌舞伎の女役をやる才能のほうだったんだよね。
2人とも、だから女役のほうが適してるなっていう状態だったの。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そう。これは面白いぞって思った、まあ工業会社の働いとかもあって、まあしゅんすけときくおの2人で、
2人同乗児っていう、まあ大舞台をやることになって、でもなんか、もうすごい、すごい大パッティックだったのよ。
その年にしては、こんな大きい舞台でやってもいいの?みたいな舞台に、いきなり立つことになって、2人とも。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
へえ!みたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でも、まあ一緒に練習ずっとしてきたし、まあライバルとしてっていうのもあるけど、まあ一番一緒に練習してきた相方みたいな感じで、2人ともお互いを認め合ってるから、
よし!一緒にがんばるぞ!みたいな感じで、舞台にのぼって、成功するんだよね、その舞台が。
スピーカー 2
おお。このとき2人とも17歳だよね、まだ。
あ、そうそうそう。
17歳で高校生で、いきなり大舞台やる2人で、ちょっと青春な感じだね、ここは。
スピーカー 1
そうそう、青春ぽい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
すごいもう、で、なんか映画のCMとかでもさ、その2人でさ、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その女役の2人で、揃って踊ってるシーンとか、結構流れてたじゃん。
スピーカー 2
あるあるある、うん。
スピーカー 1
そう、あれがまさにここのシーンで、流れてたとこで、すごいもう本当に、青春の一コマですよ。
なんか、うわあ、いいなあ、みたいな、しゅんすけときくお、いいなあ、みたいに思って、映画でも。
スピーカー 2
なんか、いいなあ、歌舞伎って素敵だなって思えて、私も胸が熱くなるシーンでした。
うん。
対照的な二人:駿介の甘さと菊夫の没頭
スピーカー 1
そう、そんな感じで、2人で高め合っていっているんですけど、とはいえ、しゅんすけってさ、はないはんじろうの実の子供なんですね。
うん。
で、歌舞伎は、世襲の世界じゃないですか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから、今後、はないはんじろうっていう名前を継いで、いい役をもらっていくのって、きっとしゅんすけだよねって、
周りも思ってるし、しゅんすけ自身もそう思ってるんだよね。
うーん。
まあ、俺、いつかつぐし、みたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、まあ、ちょっとそういうところでは、おぼっちゃんというか、まあ、甘えがまだ抜けないみたいな状態は、
まあ、ライバルとして、きくおをしたててみたけど、そういうとこは残ってて、舞台の直前までさ、結構のみ歩いてる、だらしないしゅんすけとかも、描かれてるんだよね。
スピーカー 2
ああ。
スピーカー 1
要するに、ちょっと遊び歩いちゃってるみたいな感じかな。
スピーカー 2
なるほどね。
なんかさ、そういうさ、接触系のだとさ、もうすごいそれをプレッシャーに感じて、わーってなっちゃう人と、
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
いや、でもその、言うて俺だしみたい、言うてあたしだしみたいな感じの、
スピーカー 1
うんうんうん。
こう、らっかん的に、超らっかん的になるタイプと、なんか、ふたパターンよく見るなーみたい、フィクションでね、フィクションでは見るなーって。
そうね、フィクションでね。
スピーカー 2
らっかん的なほうなんだね。
スピーカー 1
そう、校舎のほうですね。
スピーカー 2
飲み歩いちゃうんだ。
スピーカー 1
飲み歩いちゃいます。
スピーカー 2
飲み歩いちゃうんだ。
スピーカー 1
もうなんか、そこまで、さっきまで、そこらへんで寝てたみたいな感じで、楽屋に入ってくるみたいな、
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
おい、お前、お前、今から舞台やぞって、きくおに怒られるみたいな、
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そういうちょっとね、しゅんすけ、だらしないとこあります。
スピーカー 2
だらしないとこある。
スピーカー 1
で、一方、きくおのほうは、もうすごい、歌舞伎が楽しくてしょうがないみたいな、歌舞伎に没頭してるタイプで、
スピーカー 2
おー、純粋に好きなんだ。
スピーカー 1
そう、純粋に歌舞伎が好きで、もう稽古が楽しくて仕方ないし、もう本当に毎日真面目に練習するタイプなんだよね。
スピーカー 2
よかったね、でもさ、壮絶な反省じゃん、もうすでに。
スピーカー 1
そうね、そうね。
スピーカー 2
仁教のおうちに言われて、高層にあって、全然知らないおうちに行って、で、唯一その、
自分が生きる術として歌舞伎を与えられて、みたいな、3月のライオンみたいな話じゃん。
スピーカー 1
まあ、そうね、確かに似てる、ちょっと似てる。
スピーカー 2
歌舞伎好きでよかったね。
これがさ、もう本当、やだとかだった。
スピーカー 1
そうだよね、いや、だから、きくおが歌舞伎を好きなのは、だから本当に純粋に応援したくなるんだよね。
あ、お前本当にね、本当に歌舞伎が好きで、本当にそれが好きで、ずっとやってんだな、みたいな感じで、
しかもその、しゅんすけとの対比も相まって、応援したくなっちゃって。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
でも、きくおも、まあ、次のはんじろうは、しゅんちゃんやろ、みたいな、しゅんぼんやろ、みたいな感じで、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
違和感なく、その、しゅんすけが、はんじろうを継ぐっていうことを受け入れてる感じなんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そんな対照的な2人なんですけど、
転機:花井半次郎の事故と菊夫への大役
スピーカー 1
この関係が一気に変わってしまうのが、はないはんじろうが、交通事故に遭います。
スピーカー 2
大変。
スピーカー 1
急遽、舞台の大役を立てなきゃいけない。もう大変。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そういう場面で、はんじろうが、自分の大役にあげたのは、しゅんすけじゃなくて、きくおのほうの名前だったんだよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
どう思います、そらやん?
スピーカー 2
えー、えーって感じじゃない?
スピーカー 1
そう、えーって感じだよね。
スピーカー 2
いやいやいやいや、みたいなさ。
うんうん。
今まで聞いた中だと、きくおは割とその構造をしっかり理解してると思って、
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
自分の立ち位置とか、や、しゅんぼんやろ、みたいな、っていう客観性を持っているから、
それ言われたとて、なんか、あ、うれしいみたいにならないと思ったけど。
スピーカー 1
いや、そう、そうそう。いや、ならないよ。ならないならない。いや、そう、ならないんだよ。
えー、みたいな。周りびっくり、みたいな。誰も納得しない、みたいな。
スピーカー 2
しかもさ、だってそれまではさ、きくおとしゅんすけはさ、すごい仲良くて、歌舞伎をせっさたくましてて、
で、そのしゅんすけにちょっとだらせないところがあるけど、きくおはきくおなりに、しゅんすけ、ちゃんとせいや、みたいな感じだったってことでしょ?
スピーカー 1
そうそうそう、めっちゃ仲良かった。
スピーカー 2
まあ、手仲良かったでしょ?
そう。
いや、それは、おい、えーだよね。わかんないけど。
スピーカー 1
そう、えーですよ。しゅんすけに泥棒呼ばわれされたりして、
スピーカー 2
え、そこで?
スピーカー 1
そう、そこで。
えー。
一番大事な家にこごろがりこんできて、一番大事なものをぬすんで、みたいな。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
もう、いい争ったりして。
スピーカー 2
やばい。
スピーカー 1
うん。やばいでしょ。もうほんとに、ほんとにそんな感じで、
スピーカー 2
うん、3月のライオンじゃん。
スピーカー 1
3月のライオンって確かに、親和性高いから。
スピーカー 2
いや、ほんとだよね。うん。
映画では描ききれない駿介サイド:失踪とその後の物語
スピーカー 1
そう、だから、そうなったときに、まあでも、とはいえ、もう公演は迫ってきてるし、
スピーカー 2
そうね、うん。やんなきゃいけない。
スピーカー 1
そう、納得できないままだけど、もうきくおは、その大役を、めっちゃその花井半次郎にもしごかれて、どうにかこうにか、その公演をやりきるんだよね。
スピーカー 2
うーん。えらい。責任感がある。
スピーカー 1
そう、責任感をもってやりきって、しかも、けっこう好評の評価も受けて、でも、その公演の最終日に、
しゅんすけはいなくなってしまうんですよ。
スピーカー 2
えー。失踪するの?
スピーカー 1
そう、失踪します。
スピーカー 2
えっ、やば。
スピーカー 1
やばいでしょ。で、まあそう、ここまでの流れは、映画も原作もほぼ一緒で、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
やっぱり映画では、描ききれてないんだなって思う部分があって、それがこのしゅんすけサイドの話なんだよね。
スピーカー 2
失踪した後の話ってこと?
スピーカー 1
そう、失踪した後の話。原作にはちゃんとその失踪した後の話があって、
えー。
スピーカー 1
でも、映画はだいたいというか、まあほとんどきくおの視点でけっこう進んでいくから、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もうそう、しゅんすけが失踪した後、きくおめちゃめちゃ大変になるの。
スピーカー 2
えー。ちなみにさ、そのしゅんすけが失踪するのはさ、映画の尺で言うとどのあたりなの?真ん中?終盤?
スピーカー 1
あー、真ん中。わかんない。感覚的にはそれぐらいだけど、まあ中盤と言っても差し支えないぐらいかもしれない。
スピーカー 2
なるほどね。まあまあまあ、その辺なんだ。
じゃ、こっからじゃあ、映画はきくおのお話がずっと。
スピーカー 1
そうそう、きくおの視点。そう、きくおの視点で、でもそのきくおの視点で進むんだけど、まあしゅんすけ、全然帰ってこないんだよね。
スピーカー 2
出てこないんだ。
スピーカー 1
そう、全然出てこなくて、全然帰ってこないから、結局、はんじろうをつぐのもきくおになるんだよ。
おー。
で、それもすごい、おかみさんとかにやっかまれて、
スピーカー 2
おかみさんっていうのは、しゅんすけのお母さんってことだよね?
スピーカー 1
そうそう、しゅんすけのお母さん。
スピーカー 2
そりゃそうだよね。
スピーカー 1
うん、そりゃそうなんだけど、もう俺もあいつには見切りをつけたみたいなことをはんじろうが言い出して、
で、こうしゅうめいするんだよ、はないはんじろう、きくおが。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
で、そのときに、はないはんじろうもびゃっこっていう仙台の名前をしゅうめいしたいってことで、
2名同時しゅうめいみたいな講演をやりたかったんだけど、結局そのはないはんじろうが倒れちゃうんだよね。
スピーカー 2
さらにまた。
スピーカー 1
そう、舞台の日に血を吐いて倒れるという。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
そう、結構壮絶な感じで幕を引かれて、結局そのしゅうめい講演もできず。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、で、しかもさ、そう、はないはんじろうが倒れちゃったから、
まあ、なんかいい役をもらえるかって、やっぱそういうさ、後ろ盾があって、その人がこう引っ張ってくれてとかもある世界が歌舞伎のようで、
結局その早くしかもらえなくなっちゃうんだよね。
スピーカー 2
あー、なるほどね。
お父さんのほうのはんじろうが、いろんなつながりとかがあるから、何か講演をうつってなったときに、
まあ、はんじろうさんのところのはんじろうさんなら、みたいな。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
まあね、しゅうめいしたら、びゃっこになる予定だったんだけど、そのびゃっこさんのはんじろうだから、この役をつけようみたいな感じで話が通るはずだったのに、
そのがなくなっちゃうから、もうはんじろうは結構。
スピーカー 2
なるほどね。
名前をしゅうめいしたとて、やっぱり若手であることは変わりがないってことなんだね。
そうそうそう。
そこさ、なんかイメージしづらいよね。
スピーカー 1
そう。
はんじろうがはんじろうになったんだから、その、なんだろう、はんじろうの持っていたありとあらゆるものは、次のはんじろうに受け継がれているのかなって勝手に思っちゃうじゃん。
うんうん。
スピーカー 2
やっぱそこはやっぱちょっと違うっていうか。
そう、そうだね。
ちょっと一般人の見え方よりは、もうちょっとその、しゅうめいしたとて、みたいなところがあるんだね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、そう、すごい、もう原作だとその、結構たいへんなはんじろうのさ、はんじろうをしゅうめいしたきくおの、結構たいへんないろんな、こう早くしかもらえないし、
いい役もつかず、でなんか、映画にも出てみるけど、すごいなんか、こう、サンドパックにされるって言い方悪いけど、ちょっとなんか、こんなことしてていいのか、俺は、みたいなことを考えるような。
スピーカー 2
うんうんうんうん。
スピーカー 1
そうそうそう。本当に歌舞伎が好きで、歌舞伎がやりたいだけなのに、なんでこんなことしなきゃいけないんだろうなって描写もあったりだとか。
スピーカー 2
たしかにそれはそうだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
しゅんぼんが消えて、もう1回戻ってくるまで10年あるんですよ。
だから、そう、しゅんぼんが消えて、たぶんどっか途中のタイミングでしゅうめいして、でもやっぱり結局まだ全然、復活というか、まあそういういい役をもらったりはできないでっていうのがずっと10年。
しゅんぼんが出てくるまで10年ぐらい、きくおはしんさんをなめるかんじになります。
原作で明かされる駿介の真実:役者への道と息子との別れ
スピーカー 1
で、一方ですね、10年後ぐらいに、地方で武者修行をしてたところを見つけられるのが、しゅんぼんのほうで。
スピーカー 2
あ、しゅんぼんは節操して、地方で歌舞伎をしていたってこと?
スピーカー 1
もうあれだよ、修行タイムですよ、ほんとに。
スピーカー 2
えー、これまたドラマチックな。
スピーカー 1
どっかの公演でやってるところを見つけられて、しゅんぼんいたみたいな。
しゅんぼんいたぞ、みたいになって、で戻ってくるんだよね、しゅんすけは。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
で、このとき、じゃあしゅんぼん見つかったし、復活公演をしようっていうことで、
今、この時代で一番いいおやまである、まんぎくっていう人に指導してもらえるんだよね。
スピーカー 2
おやまっていうのは女性役だよね?
スピーカー 1
あ、そうそう、女性役のこと。
そう、女性役で復活公演で、しかもめっちゃいい役ももらえて、花々しく舞台復帰するんですよ。
スピーカー 2
あの、パパはこのときご存命なんですか?
スピーカー 1
いえ、パパはこのとき亡くなります、しかも。
スピーカー 2
あの、血を吐いて倒れて、きくおが心酸をなめている間に、お父様亡くなられて、
その間にしゅんぼんは、地方で修行をしていて、帰ってきてってことか。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
でもさ、映画だと、帰ってくるときから、やっとまたしゅんすけ出てくるんだよね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
アホマリューゼは、そこでまた登場してくるわけで、しかも復活公演も花々しく。
きくお、めっちゃ今、苦労しているのに、なんでしゅんすけはいきなりいい役ももらえて、しかも一番いいまんきくさんに指導してもらえて、
結局、歌舞伎って世襲の世界だから、こういうことになるの?みたいな、なんかちょっと私としてはさ、
なんか、そりゃないよ、みたいな。きくおめっちゃ頑張ってんじゃん、みたいなさ。
スピーカー 2
きくおだってね。
スピーカー 1
そうそう、きくおだってめっちゃ頑張ってるのに、もうそのしゅんすけは、じつのはんじろうの息子だということで、
こんなふうに復活してしまうのか、みたいな気持ちになって、ないよ、そりゃー、みたいな。
えー、みたいな。しゅんすけずるい、みたいな気持ちになりましたなし、なりましたんですが、
いや、なんかさ、これは、この部分を原作を読む前と読んだ後だと全然変わるんだよね、っていうところをやっと話したいと思います。
スピーカー 2
ごめんね、話すまで時間かかっちゃったね。
とりあえず、映画の話をちょっと落ち着かせておきたいんだけど、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
そりゃないよってきくおがなって、そのあと映画はどうなるの?ささっと。
スピーカー 1
そのあと、映画はそうなるんだけど、だからきくおも武者修行に出ます。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
で、かつ、しゅんすけの力添えもあって、またきくおもいい役をもらえるようになって、
2人ともまた一緒に舞台に立って踊ります、みたいな。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
スピーカー 1
そう、そんな感じなんだけど、
スピーカー 2
どう?
スピーカー 1
どう?じゃあ、ちょっと今から原作の話してもいい?
スピーカー 2
もちろん。
たしかに、だって、そりゃないよって気持ちだもん、今。
スピーカー 1
でしょ?でしょ?で、そりゃないのなんだけど、
まあ、こう、じゃあ失踪したあとのしゅんすけ、いったいどういう物語があったのかっていうと、
しゅんすけね、映画では、もう本物の役者になりたいって言って、
スピーカー 1
一緒に、はるえちゃんって子と一緒に失踪してしまうんですけれど、
自分はおぼっちゃんで、ちゃんと地に足つけた生活みたいな、
要するに、自分で身の回りのことをするとか、ちゃんと仕事をするとか、そういうことをしないで生きてきたから、
それを一緒に、というか、まあ、それを自分でやりたいから、
はるえと一緒に、そういう地方に行って、生活を始めるんだよね。
スピーカー 2
え、しゅんちゃん、拗ねて失踪したとかじゃなかったんだね。
スピーカー 1
そう、ちゃんと、俺はちゃんと役者になりたい。
だから、今は、逃げるんじゃない、俺は逃げるんじゃないから、そう。
ちゃんとした役者になりたいから、そのために失踪するんだよ。
スピーカー 2
え〜、そんな本心があったのね。
スピーカー 1
そうそうそう。
で、まあ、でも、あんまりね、仕事続かないんだよね、正直。やっぱおぼっちゃんだったからさ。
スピーカー 2
そりゃそうだよ。そりゃそうだよって失礼か。
スピーカー 1
うん。だから、あんまお仕事続かなくて、結局、はるえちゃんのひもみたいになっちゃうんだよね、生活としては。
でも、なんか、固書店で働きだして、で、しかもそれが芸能専門書を扱うような固書店だったから、
今までさ、ちっちゃい頃からずっと踊ってきたからさ、正直よくわかってなかったかもしれない歌舞伎の世界みたいなのが、
ちゃんと理解できるようになって、歌舞伎にちゃんと取り組むようになるんだよね。
しかも、はるえちゃんとの間に子供も生まれます。
スピーカー 2
お〜。
スピーカー 1
はるえちゃんの間に子供も生まれたから、しゅんすけははんじろに、家を出たら許しをもらいに行こうっていうことで、会いに行くんだよね。
はんじろはこのパパのほうね、パパ。
だから、実はその失踪してる10年の間に、1回パパに会いに行ってたんですよ。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。じゃあその、それはさ、就命の前後どっちなの?
スピーカー 1
就命の前。まだ就命してない段階。
スピーカー 2
就命の前に。
スピーカー 1
そうそう。すぐに会いに、すぐ出て、まあそう、失踪して、子供も生まれたから、1回その会いに行ったんだけど、
で、まあはんじろに、一から出直したいんで、もう1回やらせてくださいみたいなことを言いに行くんだよ、しゅんすけは。
で、じゃあ試験として、今踊ってみろって言われるんだよね。
で、今のしゅんすけの前を見せろって言われるんだけど、結果は不合格だったんですね。
まあちょっとね、まだ足りなかったんですよ、このしゅんすけくんの頑張りは。
で、はんじろは、あと1年待ってダメだったら、このはんじろの名前はきくおにつかせるからなって言って、
結局、家に戻ることを許してくれなかったんだよね。
スピーカー 2
いや、この時、はんじろが何を考えてたかみたいなのはさ、書いてあるの?あんまり書いてない。
スピーカー 1
書いてはないけど、まあでもちょっとその前は見てられないみたいな描写があって、
まあしゅんすけとしても全然、本物の役者になりたいんだっていうふうに出てたからこそ身につけた何かがある状態ではなかったっていう感じではあるんだと思うんだよね。
スピーカー 2
なるほどね。
でも、そっか、しゅんちゃんがおうちに戻るっていうのは、それすなわちはんじろを就命するってことだもんね。
しゅんちゃんは、はんじろになるのと歌舞伎をやるっていうのは、一緒になっちゃってるから、はんじろにならずに歌舞伎をやり続けるってことはできないんだね。
スピーカー 1
そうなんだよ。
スピーカー 2
なんかさ、ごめん、いろいろさえぎっちゃって。
スピーカー 1
大丈夫?
スピーカー 2
この時に、はんじろが親としてどう考えてたかっていうのは、すごいなんか考えちゃうな。
スピーカー 1
それはね、思うよね。
いやそう、すごいそれもあって。
スピーカー 2
歌舞伎役者の関係じゃなくて、普通にお父さんと息子っていう関係の中で、あと1年たってダメだったら聞くよねって言ったときの、はんじろ、パパの気持ちを、今すごい考えちゃってました。
スピーカー 1
いやでも、そこはね、確かにはんじろの気持ちはわからないんだけど、そのパパはなくなるじゃん。
結局しゅんすけは、
しゅんすけは間に合わないんだよね。
スピーカー 2
間に合わないね。
スピーカー 1
結果的に、はんじろがなくなるとき、しゅんぼーんって、しゅんぼーんって呼んで死んでるんだよ、はんじろ。
親子としてだったら、きっとその孫も生まれたしさ、迎えてやりたい気持ちも絶対あったはずなのに、
でも、歌舞伎っていうさ、家にいて、で自分は花井はんじろで、この息子にね、それをさ、継がせるための義理をつけなきゃいけないっていう使命もあってさ、すごい葛藤はあっただろうね。
ねー。
で、もうそう、だから結局しゅんすけは、だから歌舞伎研究に精を出すんだけど、
まずね、生まれたばっかりの息子なんですよね。まだ1歳になるかならないかぐらいのちっちゃい息子は、ある晩、高熱を出してしまうんです。
しかも、はるえちゃんは、ちょっと固所店で働いてるけど、そんなにたぶん生活費稼げてないから、はるえちゃんが夜働きに出てくれてて、
家で様子がおかしいのに気づいたのは、しゅんすけなんだよね。
慌てて、アパートを飛び出して、近くの診療所とかに行ったんだけど、結局その診療所から誰も出てこなくて、とか、雨の中タクシーを探しても見つからなくて、みたいな。
時代的にも、すぐに電話がつながるとか、そういうやつじゃないからさ、
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
なんとか病院に連れ込まなきゃいけないんだけど、その病院に連れ込めない中、
雨の中でウロウロしてるうちに、自分の腕の中で、その息子は死んでしまうんです。
息子を亡くしてしまって、しゅんすけは、
自分の息子がこんなみじめな死に方をしなければいけなかったのは、歌舞伎のせいだ、みたいな。
歌舞伎がこいつを殺したんだって思って、歌舞伎を憎むようになって、
そのあと数年、すさみきった生活を送ります、みたいな感じで、原作には書かれてるんだよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
一番は自分への怒りが大きいのかな。
結局、俺が失踪とかせずに、ちゃんと踏ん張ってあそこで、ちゃんと家の中で歌舞伎を続けていたら、
家に戻れないような状況にならずに、歌舞伎を続けていたら、この子はちゃんと自分と同じように、
歌舞伎の世界の、また、はんじろうを告げるものとしてさ、
また、自分が今まで受けてきたような、おぼっちゃまな生活も受けられたはずだし、
はずなのに、でも、結局、自分が逃げ出してしまったせいで、
こんなみじめな死に方をしなければいけなかったなっていう、
自分を責める気持ちと、まあ、たぶんもっといろいろあるだろうけど、
そういうので、歌舞伎を憎むようになってしまうみたいな感じなんだよね。
スピーカー 2
しゅんちゃんはさ、歌舞伎と自分はほぼほぼイコールだからさ、
原作と映画のセリフの重み:まんぎくの言葉
スピーカー 1
そう、そうなの。
スピーカー 2
たとえばさ、私たちはさ、別に、たとえば何々会社のとか、働いてるって言ってもさ、
転職するとか、できる選択肢があるわけじゃん。
そう。
転職するとか、そういうさ、自分の持ってる所属を変えるっていう選択肢があるけど、
しゅんちゃんにはないもんね。
スピーカー 1
そう、私もそれを思って、しゅんすけがこれから生きるのは、だって他の仕事やってもさ、続かないんだよ。
できないんだよ。歌舞伎役者として育てられて、それ以外では、たぶん生きられないしゅんすけにもうなってて、
スピーカー 2
すでになっちゃってたんだよね。
スピーカー 1
そう、歌舞伎で認めてもらえないと、家にも戻れないのに、他の選択肢もだから、
スピーカー 2
なくって、
スピーカー 1
選ぶことができず。
スピーカー 2
うん、だからその、歌舞伎のせいだっていう言葉は、
なんだろう、こう、一般人の感覚だと、歌舞伎のせいだって言うと、すごいしゅんちゃん、
なんだろうな、こう、多席にしてるような言葉に、聞こえなくはないんだけど、
しゅんちゃんは、しゅんちゃんと歌舞伎はもうほぼに、同一だから、歌舞伎のせいだって言ってるっていうのは、
しゅんちゃんはすごい自分のことを、強くせめてるっていうことなんだね。
そうそうそう、そうです。
つらい。
スピーカー 1
つらいでしょ。つらいんだよ。
つらい、で、ここまで語ってやっと、復活公演の指導をしていたまんぎくさんが言うセリフが聞いてくるんだけど、
まんぎくさんにね、「あなた、歌舞伎が憎くて憎くて仕方ないんでしょ。」って言われるんだよ、その指導を受けているときに。
でさ、映画にも原作にもこのセリフはあって、でもなんか、私、映画で聞いたときとも原作で読んだときの、このセリフの重みが全然違って。
スピーカー 2
そうだね、え、だってその、子供が亡くなったとかっていう話、全部割愛されてるってことだもんね。
スピーカー 1
そう、まったくない、映画にはまったくない。
スピーカー 2
だからその、映画を観た人が受ける、歌舞伎が憎くて憎くてたまらないんでしょっていうのは、その冒頭のキクオとの役の取り合いじゃないけど、
ま、そこで失踪するまでのシュースケから飛んでここに来るってことだよね。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
え、あれってすさみ切って、すさみ切ってたけどなんとかその歌舞伎の修行をしてたってこと?
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
ちょっとすさんだけど立ち直って、歌舞伎の修行をしていたところ、え、しゅんちゃんやんみたいになって見つかって、で、まんぎくさんと出会う。
スピーカー 1
そう、まんぎくさんに。
スピーカー 2
はー、なるほど。
スピーカー 1
そう、また引き合う、合わせてもらうって感じ。
だいぶすさみ切ったところから、なんとか戻ってきて、ものすごくあやしいような、ちょっとぞくっとするような、歌舞伎の女役ができるようになってくるんだよね、しゅんすけは。その経験もあって。
スピーカー 2
影がね。
スピーカー 1
そう、影がうまく役にも使われて。
なるほどね。
そうそうそう。
しゅんすけ自身も、やっぱりその、あの自分の亡くなった息子が、自分を歌舞伎役者にしてくれたんだな、みたいな感じで振り返るシーンもあるんだけど、
まあ、とはいえ息子を亡くしていますし、
私もなんかこれを読んだ後だと、よくこの世界に戻ってこようと、いや戻ってこれたよな、しゅんすけはみたいな。
10年間ね、結局10年たぶんかかってて、
本物の役者になるっていう思いをさ、本当に頑張って叶えようとして戻ってきたんだな、みたいな。
よく戻ってきたな、しゅんすけ、みたいな。
よくお前戻ってきたな、しゅんすけ、ふっかつ公演、それはなんかうれしいよ、みたいな気持ちになって、原作を読めて。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なので、そう、なんかそういう部分が保管されるから、やっぱ映画がすごい良かったなって思った人にも、
結論:映画ファンへの原作推薦
スピーカー 1
原作読んだらこういう世界も見えるから、ぜひ原作も読んでみませんか?っていう話に落ち着くんだけど、最後は。
スピーカー 2
うんうんうん。
あれだよね、だから映画はキクオの、キクオからしてたらさ、キクオもやっぱその10年は知らないわけじゃん。
スピーカー 1
そうだね。
だから、よりキクオに感情移入できるような作りにしたんだろうね。
スピーカー 1
そうだね、そう。
だって別にその、原作読んだらさ、いやしゅんぽんもさ頑張ったんだよ、みたいな感じになるけどさ、キクオからしたら全く知らないからさ、え?え?え?それはでもキクオの、そうだと思うんだよね。
うん。
スピーカー 1
まあそうだよね、それが普通の感情だし、それでおかしくはないと思うから。
スピーカー 2
うんうん、そりゃないよってね。
たしかに、で、それ知った後にさ、そのキクオも多分その後知るわけ、知るんだよね、きっとしゅんちゃんの10年を。
そう、ちゃんと知る。
スピーカー 2
うん、あーってなるもんね、たしかに。
その感覚はたしかに、一緒に感じたいね。
スピーカー 1
っていう話で、そう、楽しかったよっていう。
みなさんぜひ、原作も国宝はおすすめですよ、ということで、今日はしめたいと思います。
スピーカー 2
はい、ありがとう。
お便り募集と番組告知
スピーカー 1
ここまででトークテーマは終了ですが、きさくろではいつでもお便りを大募集しています。
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バイバーイ。
36:02

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