2025年全33巻をもって遂に完結した長編ライトノベル/気軽に読めるライトノベルだが…/メインどころだけでも延べ100人以上の魅力的な登場人物/関係性がエモい/下克上っぷりがエグい
▼今日紹介した作品
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね
サマリー
喫茶クロスロード第132回では、ゲストのDigiさんを迎え、「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」を紹介しました。この作品は、日本で本好きだった女子大生が異世界で貴族の娘に転生し、本が極めて貴重な時代に自ら本を作り、多くの人々と関わりながら物語を大きく展開させていく壮大な物語です。全33巻で完結しましたが、アニメ第4部も制作中で、今なお熱気を帯びています。主人公マインの「本が読みたい」という純粋な欲求が、当時のヨーロッパを思わせる緻密に作り込まれた世界観の中で、印刷技術の発明や出版といった歴史的な偉業へと繋がっていく過程が、痛快かつリアルに描かれています。登場人物が100人以上いるにも関わらず、一人ひとりが魅力的に描かれており、マインのひたむきな努力と情熱が周囲を巻き込み、夢を実現していく姿は、読者に大きな共感と感動を与えます。この作品は、現代では当たり前にある「本を読む」という行為の歴史的背景や、それを支える技術の重要性を再認識させてくれる、学びの多い物語でもあります。
オープニングとゲスト紹介
いらっしゃいませ!喫茶クロスロードへようこそ!
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信喫茶クロ。
2月23日、第132回の配信です。
はい、というわけで、2週連続Digiのゲスト回です。
Digiはね、絶対1回じゃ収まらないよっていう話で、もう1回来ていただきましたよ。
ありがたいことです。
ありがとうございます。来てます。
今日もそらやんなしDigiの3人で話してまいります。
さあ、今日こそDigiが本を紹介する回なんですけれど、Digi、今日紹介する本は何ですか?
「本好きの下剋上」作品概要
紹介する本は、本好きの下国女。
司書になるためには手段を選んでいられません。
和木美夜さんです。
お便りもくれたやつだね。
ラノベと言われる、ライトノベルと言われるジャンルなんですが、
昨年まで連載してまして、
昨年全33巻をもちまして堂々完結いたしまして。
堂々完結!
33巻ってすごいな。
そうなの。超超大長編なんですけど、
大長編?
大長編なんですが、しかもまだちょっと概伝的な話が続いていて、
短編集とか、あとその登場人物の概伝とかを入れると、
メイン小説だけでも40冊近く出版されていて、
自動向け文庫のような、ちょっと表現を簡単にして、
小学生でも読めるぐらいの、そういうバージョンもあったり、
あと漫画化されていたり、
今アニメの第4部が制作中で、
今年の6月ぐらいから第4部のアニメも始まるという感じで、
全然だから終わっちゃいないんですよね。何にも終わってなくて。
まだ熱は冷めやらず。
完結したけど、まだまだ盛り上がっているっていう作品なんで。
ラノベの定番といえば異世界転生物だったりとか、
最近はそうですね。
最近アニメ化されているのは、
なんか結構料理物だったり、異世界居酒屋的な、
異世界って、なぜか現代のスーパーマーケットの使える能力があって、
料理するみたいな。
なぜか。
なぜか。辻褄とかどうでもよくて、
単純に物語の面白さを追求しているっていう感じがしますが、
今日紹介する本月の下黒城は、
約10年ぐらい前に連載が始まった物語で、
物語の始まりと世界観
ちょっと軽くあらすじを言いますと、
司書になるはずだった日本人の女性の大学生が、
地震で本に潰されて亡くなってしまって、
本に潰されて、はい。
そうなんです。異世界の少女の体に転生するところから始まります。
その世界観はものすごく作り込みがなされていて、
魔法の世界ではあるんですが、
魔法を使える貴族が絶大な権力を持っていて、
イメージ的には大体、
期限1500年ぐらいのヨーロッパの感じですかね。
主人公の女の子、司書になりたかったぐらいなんで、
本が大好きなんですけど、
本はその当時は貴族のたしなみみたいな超高級品で、
なるほど。
全然読めないんですよ、本が。
本が読みたくて読みたくてたまらないのに。
そんな中、どうしてもあきらめきれずに、
粘土とか木の板にとか文字を書いて、
なんとか本を作ろうとするという、
主人公マインの行動と物語の拡大
そういうお話ですね、大まかに言うと。
自分で本作っちゃうんだ。
物理的な話だった。
そう、自分で本を作ろうとする。
本が手に入らないから本を作っちゃおう、みたいな話なのか。
そうなんですよ。
正直、文字も読めない状態で転生したけど、
なんとか2、3年暮らしていく中で文字を覚えていって、
なんとか本みたいなものを作ろうとするんですよね。
この本作りにまつわる活動をしていく中で、
友人とか家族とか、商人だとか貴族だとか、
もっともっと大きな国とかをどんどん巻き込んでいって、
主人公のマインちゃんって子は、
ただ本を読みたい、作りたいってことを夢中でやってるだけなんですけど、
話がどんどん大きくなっていく。
その様子がもう痛快であると。
そういう話ですかね。
物理的な話だった。
本を作るところから始まった。
現代との比較と作品のリアリティ
いや、でもそうだよね。
いや、そうだよね。
だってさ、今は印刷技術がなければさ、
この本の話しようよってなった時にさ、
でもその本を買える書店がいくつかあって、
そもそも印刷してくれている印刷会社があってとかさ、
確かにね。
そうだね。製本してる会社もあってね。
そうだよね。
そういうことに気づかせてくれるんだね、マインちゃんは。
そうですね。この時代は、
用紙紙に手書きで書いているような時代なので、
そうですよね。
あと、表紙とかも職人が一冊ずつ手作りして、
ものすごくきらびやかな装飾を施して、
いかに貴族に高く売るかみたいなものが好まれたんですよね。
貴族もそれをマウントを取るのに使うみたいな。
本どれだけ持ってるかが文化人の証明みたいな。
いち、兵士の娘として転生したので、
当然、家はそこそこ貧乏で、
でも、下告状とタイトルにある通り、
主人公のマインがどんどん下告状をしていくんですよね。
なるほどね。本が読みたいから。
本が読みたいから、
本を作るにはどうすればいいのかっていうのを必死で考えた結果というか、
むしろ、本を作ろうとしてたら、
勝手に出世してったみたいな感じですかね。
出世してから、そのお金で本を作ろうとかっていう感じよりも、
本が読みたい一心で頑張ってたら、環境が整っていったみたいな。
そういう話なんですよね。
ここが転生者のずるいところで、
マインは日本の文化の伝統工芸とかを世界に持ち込んで、
さまざまなヒット商品を生み出して、お金を稼げるようになるんですよね。
そういう稼げ方なんだ。なるほど。
それを持ち込んだことによってね。
でも、それはあくまでも本をいかに作るかっていうことに。
目的はただ一つ。
本作りも全別途してる感じなんで、とにかくお金を稼いだら、全部本につぎ込むみたいな。
圧倒的な世界観の作り込みと登場人物
で、僕がおすすめしたい部分は、この世界観の圧倒的な作り込み。
僕らは当然、貴族の世界とかっていうのは、勉強して知ってることぐらいしかないんですけど、
その表現がものすごくリアルというか、貴族同士の社交とかが、ものすごく丁寧に調べて書かれてることで、
もう、圧倒的なリアリティを表現してるんですよね。
もちろん、魔法の世界なんですけど、
きっと当時、中世のヨーロッパってこんな感じだったんだろうな、みたいな、
政略結婚的なことだとか、職業が選べないとか、そういうことが、
そういう常識の中でみんな生きてるっていうのは、すごく丁寧に描かれてる。
そういう世界がめっちゃイメージできるんだね、リキーが読んでると。
この作り込みが世界を支えてるというか、
それは33巻に。
この本月の渓谷の物語を支えてる。
至りますね。
そうなんですよね。
その描写、描写めっちゃ熱いってことだもんね、背景描写がさ。
そうなんですね。
で、あと、33巻あると、登場人物が異様に多いんですよね。
当たり前なんですけどね。
メインどころだけでも100人ぐらいはいるし。
メインどころで100人!?
セリフのある人はだいたい200人。
あと関係者で言ったら300人みたいな。
全然いますよね。
本当名前しか出てこない人もいるし。
でも、一人一人がすごく魅力的に描かれてるから、結構印象に残りやすい。
あと、マインの破天荒な夢中になることの強さを表現してる。
どうしても本が読みたいんだと、作りたいんだと。
その一心で生きてるマインに、みんな周りの人が心を動かされて、
しゃーねーなーみたいな感じで協力していくと、それが本当に実現していくっていう。
その実現の過程とかも結構リアリティーを持って語られるんで、共感しやすい。
作品の圧倒的な長さと主人公マインの魅力
なるほどね。
そしてこれが一つ売りなのが、圧倒的な長さっすね。
33巻という。
33巻。
皆さん、経験あると思うんですけど、素晴らしいお話を読んでるときに、
この物語を終わらないでほしいなって多分思うと思うんですよ。
ずっとこの世界にいたいなって。
でも、33冊あるとだいぶ入れるんですよね。
だいぶ入れる。
なるほどね。
だいぶずっと入れる。
何年分のお話になってるんですか?
あー。
だいたい10年分ぐらいっすね。
10年。
言うて、33巻でもまだ17歳ぐらいなんで。
確かに。まだまだ。
まだ10代なんですよ、だから。
だから、書こうと思えば、もうどこまでも書けちゃうんじゃないかっていうぐらいなんですけど。
確かに。
一旦多分ここで、最初から多分この終わらせ方で、
ここに落ち着いたのかなって思いますね。
へー。
やっぱそのディギーの一押しはさ、
この主人公のマインちゃんの、この魅力的な登場人物は。
マインはね、本当に、もともと20歳ぐらいの女子大生が、
マインの体に転生してるんで、
当たり前だけど、頭がいいんですよ、めちゃくちゃ。
そうだよね。大人の頭脳を持った子供になった。
コナンくんじゃん、コナン。
その子が、しかもちょっと古い時代のイメージの世界に行って、
今の技術でいろいろ語っていくのが、すごい見てて痛快ですよね。
ただ子供すぎて、信用されないみたいなのもあるから、
一つ一つ努力して実現して見せて納得してもらう、
みたいなことを一つ一つやっていくんですよね。
へー。
最近のライトノベルの主流としては、
ものすごく主人公が努力するみたいなものも受けてて。
ちょっと少年ジャンプ感ありますね。
そうなんですね。
少年ジャンプだわ。
友情、努力、勝利。
確かに、そう、かなり頑張る。
勝利イコール出世。
そうなんですね。
へー、なるほどな。
本への渇望と創造への衝動
マインちゃんはさ、本当に本好きっていうか、なんだろうな、
本好きっていろんな本好きがいると思うんだけどさ、
本が読めればそれでいいっていう本好きなんだね。
でもほら、ないからさ。
そうかそうか。
ないから、そう、ないから。
渇望してるのか。
ないからどうしても本が読みたい、文字が読みたいってなるのか。
もう選択肢がないってなったら、
そうか、人は作る方に
行くんだよね。
行く、で考えるんだろうね。
いやー、その、印刷技術とかさ、
そういう話ってことですよね。
どっちかっていうと、
作家になりたいというよりは、
大量の本を読みたいっていう人間なんで、
どうすれば本を庶民の
娯楽にできるかみたいなことをずっとやるわけですよね。
その物語も、最初は貴族に本を売りたいから、
神様の物語とかから始まって、
それも全部、この人だっていう人を選んで書かせたりするんですけど、
画家見習いみたいな人に冊子を書いてもらったり、
冊子も重要だよね。
出版社でもある。
そうそう、出版社なんですよ、どっちかっていうとね。
印刷会社でもある。
印刷機をね、
頑張って発明。
印刷機、職人外の鉄工の工房に行って、
こういう機械を作ってみたいんだけど、
どうしたらいいと思う?みたいなことを相談しに行って、
そこの職人たちと相談して、
試作してみるとかもするし、
学校に途中で通うんですけど、
子どもたちに昔話を、
子どもの心に聞いた、お母さんから聞いたとか、
おばあちゃんから聞いたみたいな、
昔話を持ってきてくれたら買い取ります、みたいなことを言って、
お話を集め出すんですよね。
それをどんどん本にしていくみたいな。
えー、すごい。
でも、本当に本が読みたいんですよね。
本がとにかく読みたい。
現代への学びと作品の意義
でも、まいんちゃんの行動に、
今ね、現代、当たり前に本を買ったり読んだりできる、
この生活に至るまでにどういう歴史があったのかっていうことを、
振り返られますね。
そうだよね。
そういう意味でも学びの多いというか。
今ね、当たり前に本を読めてるわけですけど、
本に限らず、今こうやって収録してる機械とかも、
途方もない実験とか努力の末に、
そうですね。
作られてるってことを、再確認できるっていう意味では。
ねー、そういう視点の話でもあるのか。
作品への期待と生活との両立
画前読みたくなりました。
ほー。
いや、私プロジェクトXとか大好きなんですよ。
あー、なるほど。
本はさ、読んでる時はさ、温かい部屋でぬくぬくと、
守られて読んでるけど、
でもね、まいんちゃんはもう、
あちこち駆けずり回って、
ねー、ぬくぬくと読むための本を手にするために、
そう、汗かきっていうところでも、
たぶん私も読んだら、結構衝撃を受けるだろうね。
たぶん、まなっしーとかにはめちゃくちゃ激ハマりするだろうし、
絶対ぬまる、ぬまると思ってるからちょっと、
そう、33巻あるからね。
体勢を整えてからにしようと思ってる。
33巻はね、生活が崩壊する関数だね。
ははは。
で、本月の下国城のネタバレ回も、
読破したら、3人で再会して、
おー、それは。
シャボンディ諸島で再会して。
それはねー、もうやばいっすよ。
だいぶ先っぽいな、それちょっと待って。
それは2年後ぐらいかもしれない。
ゆっくりかみしめながら楽しんでもらえたら、
そっちのほうがいいかもしれないし。
生活があるんで。
生活がね。
生活を、そう、生活を守りながら。
そう、生活と読書の程よい、いい塩梅っていうのが、
われわれのテーマでもあるから。
そうですね。
本への情熱と矛盾
へー。
いやー、なんか、
いやでも、そっか、そういう本好きが。
私はなんか、すごい、
いやでもすごいさ、その、本好きだから、
本を作ろうって思うところが、私はやっぱ一番衝撃を受けていて。
そうだね、うん。
でも自分には、その本のある生活が当たり前だったのに、
それを奪われたというか、それじゃなくなったから、
じゃあその生活をもう一度取り戻そうっていうのがさ、
一番にあってさ。
なんか、すごいなって思って。
でもあの、やっぱりその、あれなんですよね。
出世すればするほど本を読む時間がなくなっていくっていう、
そこの矛盾は、どうしてもね。
働いていると本が読めなくなる。
本にもそれで苦しむみたいな。
いやー。
ゲストへの感謝と今後の展望
読めたくなっちゃったね。
いやー、面白い本教えてもらえた。
えー、リギーさんまた来てください。
読んでおくんで。
あー、もうぜひぜひ。
はい。
リギーさん、もう一冊用意してくれてたから。
そうそうそう。
こっちもね。
なので、またぜひ。
じゃあリギーは、今日木桜に来てどうでしたか?
で、最後に聞いて終わろう。
はい。
えー、ありがとうございました。
ありがとうございました。
すごくね、緊張しましたやっぱり。
そりゃあそうだ。
新年の回で、やっぱ友達増やしていこうみたいなこと言ってたのが、
ほんと素晴らしいなと思ったんで。
できればリアルイベントとかもね、やってくれたら、
僕も行きたいなと思いますんで。
ねー、やりたい。
やりたい、やりたいって言って、3年時が経とうとしている。
やりたい。
ほんとか。
ずーっと待ってます。
はい。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
やなしは、友達と友達が出会って、
熱く語っているのがちょっと面白くてニヤニヤしている。
ニヤニヤしてた。
美味しいポジションを。
うそうそう。
はい、そんなリギーのゲスト回でした。
イェーイ。
お便り募集とエンディング
ここまででトークテーマは終了ですが、
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夜21時よりのんびり営業していきます。
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またお待ちしております。
バイバーイ。
21:31
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