00:00
【順天堂のきらてん】皆さんこんにちは、順天堂です。今回は人間関係のテーマで、明昇さんに来て頂いております。
よろしくお願いします。今回が明昇さん回の初めて聞かれる方もおられるかもしれませんので、ちょっと簡単に明昇さん、私こんな人なんだよという風に、もう一回伝えて頂いてもいいですか。
香川県出身の女性僧侶の片岡明昇と申します。今25歳です。僭越ながらお答えさせて頂きます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。素晴らしい大人の挨拶を。現役バリバリお坊さんという専門家ですから、あらゆる人間関係はちょっと困っているというのは、お気軽に聞けるのもこの番組ならではの利点ですので、ぜひ皆さん明昇さんへのお便りをどんどん募集しております。
今回はですね、明昇さんの方から働く30代といえばこういうお悩みよく私聞くのよというところからそこにまつわる教えも頂ければと思いますので、明昇さんお願いします。働く30代のお悩みということで、私このコロナの自粛期間でオンラインでのその相談というか対話のサービスみたいなものを始めて、
ちょこちょこお話をいろんな方とさせて頂いてたんですけれども、その方々の相談内容っていうのは結構皆さん似ていてですね、どういう内容かって言ったらば、何かしたいと思ってるんです。
でも具体的に何をしたらいいかがわからないんですっていうお悩み内容だったんですね。コロナで社会がちょっと不安定な状況になって、30代からの男性っていうのはそこそこに社会的に力とかも持っててきて、できることも増えてきてる。
だから何か自分もその社会に対して何かをしたいって思ってるんですよね。でも具体的に何をしたらいいんだろうっていうお悩みを抱えている方っていうのが割と増えてきてらっしゃった。
確かに多いですよね。僕のカウンセリングの方も多いです。何かをしたいっていうその自分で全然イメージできない焦りだけがあるんですっていう方多いですね。
例えば何かこれがコロナとかじゃなくて、自然な災害、台風とかだったらボランティアに行くみたいなそういうことができるんだけれども、コロナはどうしたらいいんだろうっていう。
テレビとか見てたら会社の社長さんとかが何億円を寄付したとか、新しいサービスを立ち上げてみたいなのをよく見るけれども、自分にはそこまでの力はないっていうことですごく悩んでらっしゃるんですね。
何かしたいっていう気持ちはすごく素晴らしいものだなと思って、でも何ができるだろうっていう、何をすればいいだろうっていう。他の人とやっぱり今SNSとかで見比べられちゃうわけですよね。
03:15
他の人が活躍してる姿ばっかりがすごい目について、自分だけが何もしていないような気持ちになってしまうっていう。でもそのSNSに上がってくる他の人の活躍情報で大抵がその一番上ぐらいのレベルの人たちばっかりなんですよね。
だから別にそこばっかりを目指す必要はないと思っていて、昔マザー・テレサの有名な言葉で、平和のシンポジウムか何かで最後に何か皆さん質問ありますかって、その日来たお客さんに質問を聞いたら、私が平和のためにできることは何でしょうっていう質問がお客さんからマザー・テレサに来たんですね。
それに対するマザー・テレサの答えっていうのが、家に帰って家族を愛しなさいっていう。そういう答えだったんですよ。多分そのお客さんが求めてた返答っていうのは、ボランティアの団体を立ち上げなさいとか、そういうことだったと思うんですよね。そういう手引きを教えてほしいなって思って聞いたんだと思うんですけど、でもマザー・テレサはそうじゃないんだっていう。
平和のために本当にできるのは、今家に帰って家族を愛することですっていう。それはどういう意味かって言ったら、人間が一番真にできることっていうのは、やっぱできることしかできないんだっていう。
誰にでもできる平和のための行動っていうのが、身近な人を愛すること。世界の人全員が身近な人をちゃんと愛することだけに注力していたら、世界は平和になるんだっていう。それが真理でもあって、隣人を愛せよってキリスト教でも言ってますけど、宗教が言ってることって全部そうなんですよね。
だから今の30代の何かしたいけど何すればいいかわからないっていう方も、大きなことをしようとする。やりたいことを探すんじゃなくて、できることを探せばいいと思う。そうしたら何をすればいいかわからないっていう悩みはなくなって、結局今の世の中ってやりたいことをすごいもてはやす風潮が強いと思うんですよね。
絶対にみんなやりたいことを見つけなきゃみたいな、思ってたりもするんですけど、結局それって思い込みでしかなくって、人間できることしかできないし、できることを続けていったら、結果何か大きなことにつながっていたっていう。千里の道も一歩からじゃないけれども。
だから誰かに対してコロナで不安定になっている世の中に対して何かしたいなって思うんだったら、まずできることをやってみる。今自分の手元に食べ物が余っているんだったら、ちょっと足りない人のところに持って行ってあげるとか、車を持っているんだったら近所のおじいちゃんとかおばあちゃんを買い物に連れて行ってあげるとか、そういうのはなくても、例えば話し相手になってあげるとか、あと一人で住んでるあの人のところにちょっとお手紙を書いてみようとか、
06:28
そういうことで十分なんですよね。だから下手に遠くのものと比較しないで、まず自分の姿を客観的に見てみる。自分は今何を持っているのか、何ができるのかっていうのを練習に分析して、無理なく動くっていうのが一番大切なんじゃないかなと思います。
その通りですね。先程のマザーテレサさんの話でも分かるように、みんなどこかでは何となく気づいているんですよ。
それがついつい身近な足元に転がっているヒントだらけなところを見ずに、どうしても遠くとか背伸びしないと見えないようなところに憧れを持っちゃったりとかしがちになるところを見事な表現で、明晶さんがお知らせいただきまして、
リスナーさんもさらことながら、多分これ僕が一番得しているぐらいの、近い距離で聞かせていただいているのがありがたいなと思うぐらい気づきが多いです。
それで見るとみんな優しいんですよね、やっぱね。
そうですね。本当に誰かのために何かっていうことを考えていらっしゃる方多かったし、みんなそうでしたね。だからこそ悩んでいるっていう。
みんなが優しいっていうのが根底にあるのもまた僕の心が温かくなったなというのの一つになります。
このキラテンのリスナーもですね、例えば今からコミュニティを形成したいんだけれども、コミュニティって作り方がわからないのか難しいとかね、何かをしたくてパワーがあるけれども全然空回りばっかりしているっていう風な方たちもたくさんいるという風に、リスナーさんからの声としては理解をしているので、
そういう方々はぜひ今回の明晶さんのエピソードを何度も聞いていただいて、多分耳から入る情報っていうのは目で見て文字を追いかけるとまた全然違う入り方すると思いますので参考にしていただければと思います。
では明晶さんからお知らせございますでしょうか。
はい、私がこのコロナ期間中に自分の姿を見つめて考え出した自分にできることということで、心のごはん屋さんというサービスを始めました。
これはお坊さんからお手紙が届いたり、あとちょっとしたプレゼントに自分に対するプレゼントをお坊さんが選んで送ってくれるというサービスになっています。
皆さんも人のことをすごい考えて誰かのために頑張っていらっしゃるので、そんな皆さんのために私が頑張りたいと思っています。
09:00
よかったらチェックしてみてください。よろしくお願いします。
今お坊さんからというふうにお伝えいただいたんですけども、明晶さんのところにアプローチしたら明晶さんから届くということになるんですよね。
はい。
皆さんこのご縁を機に設定を持っていただいて、明晶さんとのより深いつながりも感じてもらえたらと思います。
では今回は明晶さんから30体お悩みあるある何かをしなければという焦り、けど何をしたらいいかわからないというお悩みについてお答えいただきました。
ではまた次回もお目にかかりましょう。ありがとうございます。
ありがとうございました。
潤天堂のキラテン。この番組はプロデュース・キラテン、ナビゲーター潤天堂でお送りしました。
ご視聴ありがとうございました。