前回に引き続き、殺陣師・松田勇也さんにお話を伺います。
今回は、殺陣の指導者としての視点や、ご自身が大切にしている哲学についてなど、伺っていきます。
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サマリー
今回のエピソードでは、松田勇也さんが自身のキャリアや演技に対する思いを語り、特に好きなサウナに関するエピソードも交えています。彼は自由な表現の重要性や、演技を通じて楽しさを見出す過程について説明し、印象に残るサウナ体験も紹介しています。殺陣師の松田勇也さんとの対話では、盾とサウナの共通点や、演技における集中する瞬間について話されています。また、ゴールが見えないものを求めることの意義についても深く探求されています。
松田勇也のキャリアの背景
ゆいなわさんの聞く人ラジオ、みなさんこんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
前回に引き続き、盾師・松田勇也さんにお話を伺います。 今回は盾の指導者としての視点や、ご自身が大切にしている哲学についてなどを伺ってきます。
舞台に立つっていうのは、何かそういう講演があるという感じなんですか?
そうですね。盾教室をやっているので、何かやっぱり発表会もあるし、たまにそういう舞台のオーディションとかがあって、たまにそこに応募したりとかっていうのもあります。
はいはい。じゃあオーディションを受けて、受かれば盾を使った演技というか。
今、普通に舞台は立たれているんですか?
舞台は今はあんまりですね。
前は普通に舞台俳優としてやってたという感じなんですか?
そういうことです。
セリフがあったりとか台本があったりみたいな、そういうことをしてたんですか?
そういうことです。
もともと、盾から離れちゃうかもしれないですけど、そういうのをしたかったんですか?
そうですね。したい気持ちはありましたよね。
小学校1年生の頃は漫画家になりたかったんですよ。
漫画家?
どっかで多分、表現するのが好きだった。
ああ、そっかそっか。じゃあ漫画を描いたりをしてた?
もう休み時間ずっと漫画を描いてました。
ああ、そうなんですね。それは結構長く、漫画家っていうのは?
たぶん、小1から小4までは、たぶん休み時間ずっと漫画を描いてました。
結構ですね。
だから、友達なかったです。
ああ、そういうことか。漫画をずっとやってたから。
じゃあ、その後は漫画は?
その後にバスケを誘われて、バスケが忙しくなって。
そっかそっか。じゃあバスケに入っていくみたいな感じ。
結構長くバスケをされて、高校いっぱいぐらい?
そうですね。高3、卒業までバスケをやってました。
そこまでだとまだ舞台とか演劇は出てきてないですけど、
その後、例えば大学とか学生に?
高3の時に就職活動が始まるじゃないですか。
本当に若気の至りなんですけども、
もう就職したら、働いて死ぬだけは嫌だなって思って。
なんかないかなって思って、そういう道に行ったって感じです。
演劇とかそういう道に。
じゃあ、どっかに所属してみたいな?
演技の心境の変化
演劇の専門学校に行って。
ああ、そうなんですね。じゃあ、ちゃんと学んでみたいな。授業というか。
学んで演技の、演技論とかかわからないですけど、演技をやって、
で、舞台とか立つような。
そうですね。
じゃあ、結構キャリアとしては長く?
そうですね。長くやってるだけですけどね。
やってるっていうことなんですね。
へえ、そっかそっか。
実際、演技って、演技どうていないんですか?
僕、演技はね、正直あんまり好きじゃなかったんですよ。
演劇やってる時はあんまり楽しいという気持ちは分からなかったです。
何の時に楽しいっていうのが出てきたんですかね?
演劇やってる時ですか?
本当に演劇やってて、最初の4,5年は本当に楽しいと思ったことがなくて、
意地でやってるだけで。
意地?
意地。
何の意地ですかね?
辞めたら終わりだみたいな。
そっかそっか。
ってやってて。
でも辞めようと思えば辞めれたじゃないですか、どっかで。
でも意地とか。
そう、結構頑固なんですよね、僕。
へえ、そっかそっか。
で、やられてる中で、どっかで楽しさに気づいていくみたいな。
さっきの縦もそうですけど、最初はそんなにだったのにみたいな。
お芝居は最近になってちょっと楽しくなってきたかなって。
昔は本当に嫌でしたね。
へえ。何に面白さを感じるようになってきたんですかね?
結構自由にできるようになってきたなっていうのがあるかなって。
前は不自由な感じだった?
なんか答えがなさすぎるじゃないですか。
ああ、まあそうですよね。何してもいいと言えば何してもいいし、
ある程度演出の意図があるけど、でもある程度の範疇でやらなきゃとか、いろいろありますよね。
演出家もやっぱり結構癖の強い人たちが多いんで。
何を求めているのかも分からないし、何が正解かも分からないので、
芝居をしないといけないし、違ったらどうなられるし。
でもこっちは答えが分からないし。
サウナ体験の楽しみ
そっかそっか。じゃあその中でやっていって、今は自由にやれるようになってきたっていうのは。
若い時とか勉強して立てのところはそうだと思うんですけど、
ある程度自由さが出てきてから開けるというか。
今はそういう心地というか、そんな感じなんですかね。
そうですね。今はそんなに肩張らずに、結構芝居できるかなっていう。
そっかそっか。なるほどね。立ても教えていながら。
そんな松浦さんに聞く人では、お仕事と好きなことを聞いてるんですけど、
好きなこと何ですかって言ったら何になりますか。
サウナです。
出ました、サウナ。ほら、即答でサウナですね。
サウナです。もうこれ終わった後に行こうかなと。
出ました、そうですか。池袋で行くんですか。
地元に銭湯があるんで、そこに行こうかなと。
急にサウナ。僕も好きなんですけど、サウナ何が好きですか。
なんすかね、頭がスカーってなりますよね。
あの瞬間がめちゃくちゃ気持ちよくて。
ああ、そういうことか。それは結構前からですか。
そうですね、ずっと前からです。
なんだろうな、5年ぐらい、週1は必ず行ってるんですよ。
ちょっと前からブームになったじゃないですか、すごく。
その前ぐらいから行ってる感じ。
ブームに乗っかったっていうのが。
ああ、そうなんですね、最初。
でもそれによってサウナの業界というか、ものすごくワーッと、
サウナ施設も増えましたし、
何だろうな、扱うグッズ、本とかも増えましたし。
まあいい、僕も好きなのでいいですよね、サウナ。
サウナめっちゃいいですよね。
そうなんだよな、いいのわかるから何がいいのかって言ってもちょっとなんだなと思うけど。
なるほどね。
なんかおすすめのサウナあります?
僕の話で恐縮ですけど、一番だったのは松本に去年行ったんですよ。
長野か。
長野。松本でシマシマっていうところがあって、
松本に住んでる友人が連れてってくれて、
車かなんかで結構山の方とかにあるんですけど、
そこは完全にプライベートで、
そこに3人友達で彼を含め入って、
プライベートなので自由じゃないですか。
横になったりとか、ウィフィターをバンバンやったりとか。
何月だったっけな、11月か。
なかなか寒い秋の松本なので、そんなところで、
外気浴も外気浴で外なんですよ。
プライベートはこの部屋ぐらいの空間で、
外出て、水風呂があって、リクライニングがあって、
結構それはもうガッツリ整うというか。
目の前をたまに電車が走るんですよ、ちっちゃい電車が。
ほんとすぐその辺を一瞬、ガガガガガガガガガみたいなのが走るとかが、
これすごいねって。
一人一緒に行った方はサウナそんな好きじゃなかったので、
ものすごく好きになってってぐらい、ちょっと異世界な体験で。
プライベートが僕初めてだったので、
結構値段もまあまあしたんですけど、
あ、こんなにいいんだと思って。
それ以来プライベートには行ってないんですけど、
それは一番今のところ。
松本のなんてところね。
島島です。
島島ちょっとメモっときます。
そうなんです、それちょっともし叶えば、
友人とか何人かで行くときっと楽しいです。
宿泊施設でもあるのかな。
そこは泊まれる?
泊まれると思う。ゲストハウスとかだと思うんですよね。
松本島島。
そのオーナーさんが、
もともと実家がそこでゲストハウスっぽいのを改装して、
自分でそのサウナを作って、
多分その人もすごい好きなんですよ。
その人も旅が好きなので、
空いてたり空いてなかったりするらしくて、
どっか行っちゃうから。
入れるときにちゃんと会えばそこに行ってやって、
あれは2時間くらいプライベートなのでそこに入れ出してもらって、
多分5セットくらいはしながら、
途中で炭酸のジュースを持ってきて、
グレープジュースか何かを持ってきてくれたりとかして、
これやばいねみたいな。
やっぱりどんどん上がっていく感じはありましたね。
そこは一つ。
すごい印象に残っているのが、
名前忘れちゃったんですけど、
北海道にある山奥の温泉街にあった。
場所、町というか。
温泉街、山奥にあるなんだっけな。
北海道も、例えば札幌とか朝日川とかそういう。
ちょっと待ってくださいね。
北海道温泉街で調べれば多分出てくる。
そうなんですね。
定山渓の山にある温泉かな。
定山渓の山にある温泉。
名前忘れちゃったんですけど。
いいです、全然。
定山渓温泉ですね。
定山渓温泉っていう温泉街があって、
そこのとある温泉に行って。
旅行でただ普通に行ったんですかね。
普通に旅行に行って、
普通のサウンドだったんですよ。
普通にテレビがあって、
昭和の頃からある、
おっちゃんがテレビ見ながらこうやって。
昔ながらって感じ?
昔ながら。
山にあるから外記憶があったんですけど、
外記憶の景色が、
山の絶壁が目の前にあって、
その絶壁から滝がボーって流れてました。
その景色見たときにすげーと思って。
この景色でお金払えるわと思って。
そういうことですね。
そうなんだ。
いろいろ行かれてる中でやっぱりそれなんですね。
印象に残ってるのは。
残ってるのは。
外記憶で、自然が目の前にあってみたいな。
へー、そっか。
それってあんまりできないです。
当たり前ですけど。
あんまりそうですよね。
そうですよね。
すげーと思いました。
自然ってすげーと思いましたね。
そっか。
それはもうしっかり整うというか、
しっかりして。
週に一回行かれるわけですから。
きっともっと行ってるかもしれないですけど。
行けるときは。
じゃあ都内でよく行くみたいな感じには。
年始は静岡にある四季寺に。
盾とサウナの共通点
めっちゃ有名なとこだ。
行って。
わざわざちゃんと四季寺に行こうっていう。
そう、四季寺に行こうと思って。
サウナ好きだったら行っとかないとダメだなって。
でも僕は普通でした。
四季寺は。
そっかそっか。
じゃあ普段はよく行く?
うんうん。
サウナが好きとおっしゃる松田さん。
頭がすっきりする、
整う瞬間の魅力に魅入られているそう。
そんな松田さんに、
盾とサウナの共通点について伺ってみました。
これ全然関係ないかもしれないんですけど、
盾とサウナってなんか共通することあります?
盾とサウナ?
共通すること?
なんか盾って僕の勝手なイメージで、
精神を集中する、
集中みたいなことって必要だと思うんですよね。
はい。
なんかこう。
うん。
まあそうですよね。
ゾーンに入るでもないけど、
スッとこの状態に入るっていうのは、
サウナはまたそれは違いますけど、
開放的な感じとかだから、
なんかこのスッとなんか入っていくというか、
なんか近しいものがあるのかもしれないって勝手に思っちゃったんですけど。
なんすかね。
なんか演技してる時もなんですけど、
やっぱりある、
例えば舞台とか特にそうなんですけど、
ある状態に入ったりとかって時って、
結構他を忘れるじゃないですか。
集中することとか。
で、終わった後にふと、
あっ、なんか一瞬だったみたいな。
試合とかも多分そうだと思うんですけど、
なんかそういうか、
例えばそういうのってやっぱりありますかね。
まああるっちゃありますよね。
ちょっと慣れすぎちゃってわかんないですけど。
ある程度、
やりながらすごい集中して、
今もじゃあ目の前に人がいて、
その2人でやってるなら、
その2人の時間空間になっていて、
で、
何分ぐらいやるかわかんないですけど、
じゃあ3分か5分かやった後に、
はいおしまいって言って、
ふとその時間性がこう、
切れるみたいな感じ?
っていうのが、
ありそうだなーと思って。
あー。
何年に1回はありますね。
何年に1回。
で、それって意図してできないじゃないですか。
はい。
まあお互い、
もし相手がやるのであれば特に。
ふと何年かに1回。
1回多分、
僕がその、
今年入ったばっかで、
映像の作品があった時に、
うんうん。
縦の撮影したんですけど。
うんうんうん。
その時に1回そういった感覚には、
へー。
なんか、なんだろうな。
なんだろう。
大体カメラ向けられてる時って、
ちょっと緊張するんですけど。
なんかこう、
本番になった瞬間にそのカメラの存在は、
認識してるんだけど、
うん。
認識してるけどないように見えたんですよ。
おー、面白い。
はいはいはい。
認識中には入ってるけど、
それはそれとして、
縦をする行為自体に入ってる。
うん。入っちゃってるっていう。
だから、意識はあるんですよ。
カメラの。
カメラの意識はあるんだけど、
そのカメラが、
なんていうか、
わかんないですけど、
意識はあるんだけど、
縦やってる最中は入ってないんですよ。
はいはいはい。そっかそっかそっか。
感覚的には。
うん。
なんかこう、
集中がこういう風に広がる感じ。
広がって、うん。
視野が広がるみたいな感じ。
だけどカメラは気にならないっていう。
そっかそっか。
そうですね。
じゃあそれ、動画で残ってるってことですか?
映像が。
自分で客観的に、じゃあ後で見たらどうだったんですか?
でもやっぱ反省するべきところ。
あー、そっか。
状態は良かったけど、
見たら、あーまだまだこれはこうだなみたいな。
そうですね。まだまだ、
こうやれた部分があったかな。
へー、そっか。
映像で見るとそのギャップみたいな、
当然気づいて、
次はより良くしようと思うじゃないですか。
でもまた出てくる。
出てきます、出てきます。
なんでしょうね、そりゃ。
わかんないですよね。
終わりがないから困るんですよね、あれ。
本当に。
そうっすよね。
誰かがこれでいいって言ってくれたら。
え、でも言われたらいいの?
どうなんでしょうね。
現場はそうですよね、でも監督が。
あーそっか、オッケーって言われるから。
そうしないと進まないでしょうから。
自分の縦の道みたいなものをやる上では、
いやまだまだやることはいっぱいあるしみたいな。
師匠がもし見たら、
いやあそこはこうだよって言うかもしれないし、
ああ今のは良かったよ、正解だって言うかもしれないし。
でも正解決められちゃうと
そこで止まっちゃいますからね。
それが正解だと思って、
それをまた後追いしたらダメになってくるじゃないですか。
再現しようとすると。
そこは常にバフがあるというか、
遊びがあって、それを求め続ける
行為自体なのかなとか、
そういうものは。
そう思うと奥が深いと言いますか。
いや本当深いですよね。
なんかね、やっぱ
ゴールが見えない
ものを求めている。
なるほどなるほど。
いいのか悪いのか分かんないですけど。
気づいたらそういう感じに
ゴールを見えないものを
求めるような感じになってる
ってことですかね。
面白い。
そうか。
ゴール
ゴールに
きつくことはないわけですけど
きっと。
ゴールに
自分が満足して
これでいいやと思ったら
ゴールというかそれが終わりなんでしょうね。
そういうことですね。
自分にとっての到達点であって
そこが来ますかね。
いつか来たいですよね。
来たい。来たいは来たい。
いい意味での来たいですよ。
そっかそっか。
もうマンネリ化してきたから
もういいやっていう
終わり方もあるし。
ああもうこれ以上の
良いものはできないなで。
そっかそっか。
形は分かんないですもんね。
分かんないですけど。
今のところはそれは置いといて
やり続けていくっていうことですよね。
そうですね。やり続けていきたいですね。
なるほどな。
めっちゃ面白い。
すごいな。
そういうことですね。
それはでも長年やってる松田さんながら
語れるというか
そんな気はしますね。
初めて数年だったら
その域に達してないし。
でももしかしたら
また10年くらいしたら違うこと言ってくかもしれないし。
そうそう。
もう全然できてるよみたいなこと言うかもしれないし。
盾を行う際の
カメラを認識してるけど
ないというお話。
そしてゴールが見えないものを
求めているという思い。
たてしとしての道を
歩まれているからこそのお話を
さまざまにお聞かせいただきました。
ゴールが見えないものを求める
松田さん
ありがとうございました。
それではまた次回
ユイナワさんのキクヒトラジオで
お会いしましょう。
20:12
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