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v214-2  ㈱アナザーパス取締役・今野隆吾さん「今ある街の姿がもう姿を~」
2026-09-14 20:11

v214-2 ㈱アナザーパス取締役・今野隆吾さん「今ある街の姿がもう姿を~」

前回に引き続き、株式会社アナザーパス取締役兼街歩きYouTuber・今野隆吾さんにお話を伺います。
今回はまず、今野さんの好きなこと、についてからお話を伺っていきます。

株式会社アナザーパス:https://anotherpath.co.jp/
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サマリー

今野隆吾さんは、以前から好きだった街歩きを情報として届けるため、街歩きYouTubeを始めた。住む街によってQOLが変わる自身の経験を背景に、動画ではスーパーや交通、家賃相場などの機能性と、街の音や雰囲気をありのまま伝え、視聴者が自分に合う街を選ぶきっかけを作っている。実際に動画を見て紹介された街へ引っ越した人のコメントが最も嬉しかったという。今野さんは新宿を特に好み、会社の拠点を10年で8回移転した末に、創業地である大塚へ戻った。大塚では町の空気が自分に合うと再認識し、街のメディアを始めたいという発想も生まれた。大塚の再開発でサンモール商店街など現在の姿が失われる可能性を受け止めつつ、変化を見守り、過去の街や店を記録するアーカイブを作ろうとしている。

街歩きYouTubeを始めた理由
ゆいなわさんの聞く人ラジオ。
皆さんこんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
前回に引き続き、株式会社アナザーパス取締役兼街歩きYouTuber、今野隆吾さんにお話を伺います。
今回は、まず今野さんの好きなことについてから伺っていきます。
では、今野さん、好きなことは何ですか?という問いだったら、どういう答えになりますか?
さっきちょっとだけお話させていただきましたけど、やっぱり街を巡るのは好きで、
元々YouTubeをやる前から、いろんな街を散歩するのはすごく好きで、
一人で歩いてるくらいだったら、これを情報にして届けた方が価値があるなと思って、
YouTubeを始めたっていうのが一つの理由なので、
逆に言うと、そんなに趣味がたくさんあるわけではなくて、
全然ゴルフもやらないし、サウナもたまにしか行かないし、
一番長くやってることってなんだろうと思ったら、街を歩き回ることですかね。
それはもう前から結構やってた感じですか?
前からやってて、自分の住む街にQOLが左右される人間だなと思っていて、
ある街からある街に引っ越したときに、すごい毎日が楽しくなって、
前の街ってあってなかったんだなってことに気づいて、
今住んでる街ってすごい自分に合ってるんだなっていうのが分かって、
街でQOLが変わる人って周りにもたくさんいるんだろうなと思って、
YouTubeを始めたっていうのも一つの理由ですね。
YouTubeも街を歩き好きな人っていうのはたくさんいるかもしれないし、
そこをYouTubeで発信していこうっていうのは一つエイって言ってるじゃないですか。
それを自分でやろうと思って始めて。
先ほどお話しした通り、会社でずっとお仕事としてコンテンツ制作をやってきました。
お仕事としてお客様のコンテンツを作らせていただくときって、
しっかり型が決まってるんですよ。
お客様が達成したい目的があって、その目的から逆算したときに、
こういうテーマで、こういう構成で、インタビューに出てくださる方にはこういう質問をしていきましょう。
割と綿密に決めた上で記事を作るんですよね。
それはそれですごくやりがいのあるお仕事なんですけど、
そういうのを長くやっていると、やりたい放題作りたい願望っていうのも出てきて、
それをもちろんお客様のコンテンツでやるわけにはいかないので、
自分でプラットフォームというかメディアを持てば、
少なくともどうなってしまおうが、たとえ炎上しようが、責任を負うのは自分だけなので、
自分の作りたいと思ったものを作りたいように作れる場が欲しいなと思って、
YouTubeを始めたっていうのもありますね。
YouTubeを実際始めてみて、反響というかそういうのがあったりしますか?声をもらうとか。
でもありますね。本当に一番嬉しいのは、この動画を見て今野さんの紹介している場所に、
街に引っ越すことにしました。
引っ越す?すごい。
住む場所を変えるって、なかなか大きな意思決定だったんですよ、人生で。
それの一助になれたっていうのはすごく嬉しいなって思います。
それはすごいですね。
確かにYouTubeもずっと長い時間やるわけじゃなくて、決められた時間の中で、
今野さんの感じられた魅力を発信していくっていうのがちゃんとその方に届いて、
その方が引っ越すくらいまでの行動というか、動かしたっていうのは結構なことですよね。
そうですね。そのコメントをいただいた時は、やっててよかったなって。
そうですよね。言ったら人生変えてますもんね。
そうですね。
面白い。
でもそういう人を少しでも増やしていきたいなと思って。
別に僕の動画を見て、僕が紹介した町に引っ越してくれるっていうのが一番嬉しいパターンではありますけど、
僕の動画を見て、この町は合わないからやめとこうと思うのも一つの人生変えてることになると思うので。
どっちもいいので、自分に合った町を見つけるきっかけ作りにこれからもできればっていう気持ちはありますね。
動画で伝える街の機能性と空気感
見ている方々も当然いろんな方が見るわけだから、何か合う合わない。
その人の合う合わないがまずあって、お酒が好きなら酒場がいっぱいあるとか、静かが好きなら静かがいいとか、
町を選ぶ条件みたいな感じ。不動産屋でいうと徒歩何分とか、新宿まで何分とか、きっといろいろ優先順位がある中で、
そこの中の最適化をきっと選んで、かつ不動産屋さんが出してくる物件にもちょうどいいのがあるわけでもないし、
ほんとそこは偶然とか巡り合わせですもんね。
そうですね。物件の紹介は僕はしていないので、不動産屋ではなくあくまで町を紹介しているので、
その町がいいと思った先にいい物件に出会えるかっていうのは、僕はそこはタッチしていないんですけど、
町は、家は、物件も動画で紹介してみたいなと思ったこともあるんですけど、
物件ってなんだろうな、結局お金あればいい家住めるし、なかったらそれなりの家。
お値段以上の家ってあんまりないじゃないですか。
確かに、はい。
もうお値段通りというか、だから、例えば家賃何十万もするタワーマンション紹介して、
うわーすごいっすねーっていう動画をあげても、僕を含めほとんどの人は住めないからあんまり意味ないな。
でも町はお金の有無に関わらず割と自由に選べるじゃないですか。
六本木に住みたいと思ったら別に家賃5、6万くらいの家もあるっちゃあると思うんですよ。
だから町に関してはどれだけお金持ってるかっていうのはあんまり関係なく好きに選べる部分だと思うので、
物件の紹介はしないで町に特化してるっていうのも一個ありますね。
町を見て町歩きするときに特にここ見るとか何かありますか?
ここは注目して見てるポイントみたいなのって。
あーでも、本当機能性の部分で言うと、駅周辺にスーパーがどれくらいあるかとか、
ドラッグストアとか、百均生活用品買えるお店がどれくらいあるかみたいな、
もう当たり前の機能性の部分はしっかり見て動画として訴求します。
あとは家賃相場、アクセス、主要駅2、3分くらいかかるかとか、何路線通ってるかとか。
1路線しか通ってなかったらこの路線が人身事故を起こして運転見合わせしたら済むので。
そういう済む上での機能性の部分っていうのはしっかり調べて解説をするっていう、
まず情報としての価値はしっかり最低限届けようと思っています。
あとはもう町並みはもう何の編集もしないでありのまま映そうと思っていて、
結構この町に足を踏み入れた瞬間の、
この町いいかもって思うか、この町ちょっと自分好きじゃないかもみたいな、
このフィーリングの部分が結構町を決める上で要素として大きいと思っているので。
そこは究極実際自分で行かないとわからない部分ではあるんですけど、
なるべく動画でも伝わるように、そこは割とあんまり変な編集を入れず、
このまま届けるようにしていますね。
ああそうか、それ結構大事な感じしますね。
何とも言えないけど、人それぞれパッと駅に降り立ったときの第一印象というか、
なんかいいなって思うのか、ん?って思うのかは結構大事な要素。
そうですね。採用面接でも部屋に入ってきて2秒ぐらいで何となく決まるっていうのがあるじゃないですか。
あれが町にも当てはまると思って。
ああ面白い、それ。
なのでそこは割とそのまま映して、合う合わないをなるべく感じていただけるようにしていますね。
ああ面白い。これわからないことなんですけど、何が合う合わないを決めているのかなっていうのは、
すごく人の採用面接しかり、町しかり、多分もうその人の今までのバックグラウンドとか経験とか
いろんなものだと思うんですけど、何なんでしょうね。
まあ商店街の音とか、町によって歩いてる人の感じも何となく違うんですけど、
やっぱり銀座エリアとかだとちょっときしっとしてるけど、大塚だったらちょっとゆるーっと歩いてる人多いなとか、
そういうのが自分と合うか合わないかとか、
ちょっと言語化難しいんですけど、
人、景色、音、ありとあらゆる要素に、人がそれを心地いいと感じるか悪いと感じるかがあると思うんで、
逆に言うと、人がどの部分でそういう良し悪しを感じ取ってるかがわからないので、もうそのまんま。
ああそういうことか。そのままのもので皆さんに判断してもらうみたいな。
そうですね。なのであんまり町並みを映すところには変なBGMとか入れずに、
車の音とか、人が会話を交わす声とかも何となく入ってくるように撮るようにしました。
YouTubeを見ていただいた方からのこの動画を見て引っ越すことにしましたというコメントが一番嬉しかったとおっしゃる今野さん。
町に合う、合わないというお話、町への思いについてさらに伺っていきます。
新宿への愛着と大塚に宿る記憶
新宿、渋谷、池袋っていう主要な、どこも好きなんですけど、
一番好きなのは僕は新宿なんですよ。
なるほど。
なぜかはよくわかんないんですけど、
渋谷はすごく長いこと勤めてたことがあって、ものすごく行ってたんですけど、好きになりきれないんですよ。
池袋はそんなにそこまで知らないけど、でもまあ嫌いじゃないし、
最近の豊島区のすごく良い変化みたいなのが面白いなと思ってるので、池袋はなんかいいなみたいなところもあるんですけど、
なんかそういうのは個々人できっと違うだろうし、
僕も新宿の例えば歌舞伎町とか、あの辺のいかがわしい感じとかは結構嫌いじゃなくて、
20代の時とかにすごく行って遊んでたので、なんかその頃の自分と対話する、今行くと。
やっぱり町って、自分が行った時とかのことを覚えてる感じがして、
その場所に行ったことによって、あ、ここであいつと一緒にいたよなとか、
その時までは思い出しはしないんだけど、その場所が覚えてるみたいな感覚っていうのをすごく感じる。
ですけどそういうのってあったりします?
ありますね、僕も。
大塚来るの、実は大塚、今会社大塚にあるんですけど、
創業したのも大塚なんですけど、
じゃあ10年ずっと大塚にいたかっていうとそんなことなくて、
僕が8回移転してるんですよ。
8回?
はい。
10年で8回?
10年で8回。
人が増えたり減ったりして、
ちょっと大きな部屋を別の町に借りて、
人が減ったからちょっと小さいオフィスをまた別の町に借りて、
コロナが来たからもう出社できないなってなってオフィス解約して、
でもやっぱりたまには会って話した方がいいよなってことでやっぱりオフィスを復活させて、
また人増えて減ってみたいなことを繰り返して、
結構もう新橋、浅草橋、お台場、築地などなどいろんなところを点々として、
2年前の大塚に戻ってきたんですけど、
やっぱり創業した時の気持ちが蘇ってきたし、
どの町も良かったけど大塚はやっぱりホームだなっていうのをすごく感じたので、
なんかすごい記憶が町にも宿ってるような感じがしましたね。
そこでなんで大塚を今選んだんですか?
なんと、前のオフィスの契約満了が近づいてきていて、
現実的な話でちょっと家賃が高すぎたねってなったんですよ。
築地のほぼ銀座の新築オフィスみたいなのが開いてて、
ちょっと頑張りすぎたねって。
で、これ町変えれば同じ広さで家賃3分の2ぐらいにはできるぞみたいな。
絶対そうした方がいいってなって。
別に僕たちIT企業なので一応、
どの町にいなきゃいけないっていうのも特にないので、
どこでも町選んでいいぞってなったらやっぱ大塚かなって。
大塚良かったよねって記憶があって、色んな場所でご飯も美味しいし、
賃料も安いんですよ、正直。
安いし、でもやっぱり空気が一番合ってました、町の。
それこそ築地銀座エリアにいたときは、歩く人みんなビシッとして。
なんか俺のいるとこじゃないみたいな。
こっちタイプの人間じゃないみたいな感じもして。
大塚に足踏み入れた瞬間、ここだなって。
空気の感じ。
オフィスでもそれだけ移転されてると、
やっぱりスタートするときは、よしじゃあこの町で頑張るぞみたいな感覚も当然生まれるでしょうし、
やっていく中で、この町はだんだんわかってくるという。
そうですね、でも町で選んではいなかったんですよ、特に。
どれだけ僕と代表の家から近くて、
予算通りの予算内の物件があるかってことだけで選んでたので、
別に町、そのままでは町にそんなに意識を向けていなかったんですけど、
やっぱり大塚に来たときに、すごい空気感が自分に合ってるのを再認識したので、
やっぱり大塚いいよねってなって、
なんか大塚で何かしたいねみたいになって、
ずっと記事とか作ってきたから、
どうせならじゃあ自分たちでメディアやろうかっていうことだったんですね。
他の町でそういう町を盛り上げるメディアやろうなんて話は全く立ち上がらなかったので、
そういう考えがポッと出てきたっていうことは、やっぱりあってたんでしょうね。
じゃあ大塚がそうさせたみたいな何か力を大塚が持ってるっていうことですよね。
それは面白いな、他の町では浮かばなかったことがっていうことだし。
そうですね、新橋とかにいたり、多摩地とかいろんな場所にいましたけど、
別にそれぞれいい町ではあったんですよ。
綺麗な町だし、飲食店もあるし、飲み屋さんもあるし、
でも別にそこに会社があるから行ってるだけっていう感じで、
別にそんな町に恩返しをしようとかそんな気持ちは全くわからなかったんですけど、
大塚はやっぱりちょっと違いましたね。
じゃああれですかね、もうしばらくは大塚にいるだろうみたいな。
そうですね、移転することがあっても大塚は出たくないなっていう感じですね。
面白いな。やっぱりそれだけ魅力、さっきも話しましたけど大塚の魅力みたいなところ。
やっぱりじゃあ大塚が好きって言える感じなんですかね。
そうですね。
好きなことじゃないかもしれないけど大塚は好きっていう。
大塚はもちろん好きですね。
っていう感じ。
大塚の再開発と街のアーカイブ
町がやっぱりどんどん開発いっぱいされてるから。
そうですね。
大塚は行きと段落してるっちゃしてるのかなもう。
南側?
これやってるんでしょ?
これからですね。
サンモール商店街ってすごい昔からある商店街があるんですが、
あそこがもうほぼタワーマンションになってしまうんですよね。
そうかそうか。
ちょっと複雑な思いですね。
そうですよね。
確かに今結構いろんなところで開発されてて、
そうですね。
新旧の川変化。
この間お話聞いた方が渋谷の開発されてる方で、
まさに渋谷の開発をしてる会社にお勤めの方なので、
渋谷ってもう長いことやってるけどまだかかるし、
渋谷の変化っていうのはもちろんちゃんと未来につなげていくことなんだけど、
もともと渋谷が持ってたちょっといかがわしい感じとか、
ああいうのはできれば残したいけど、
ただ開発の中ではそれを失われちゃうものでもあるので、
そういうところとのバランスを取っていくのが自分としては思うんだよねみたいなことは言ってて、
渋谷の規模になるとちょっとものすごいことになっちゃうので、
それぞれ開発される街によって違うとは思うんですけど、
まず住んでる人がやっぱりいいなって思えるところであってほしいし、
そこに関わる人たちがやっぱりいいなって思えるところが魅力あふれるところですよね。
街づくりって一人じゃできないので、
自分だけ頑張ろうって言ってもあれなので、
いろんな方とやりながら。
そうですね。再開発で大塚の良さみたいなものは、
特に南口は失われる部分が多いとは思うんですけど、
それは僕は商店街の中でビジネスをしている当事者ではないので、
メディアをやっている人間からの立場としてもあんまり賛成反対の声を上げるのはちょっと難しいなと思っているので、
行われるものは行われるものとして、そこはもう受け入れて、
これから大塚がどういう素敵な街へと進化していくのかっていうのはちゃんと見守って発信していこうっていう立場ですね。
ただ、今ある街の姿がもう姿を消してしまう、これはもう変わらないことなので、
しっかりこの場所にこういう街があった、こういうお店があったっていうことは形として残していきたいと思っているので、
アーカイブコンテンツじゃないですけど、そういうのを作っていこうというのを今計画しています。
そっか、それすごく大事なことですよね。
そうですね。
今2020年代というか、じゃあ大塚っていう場所はこうだったみたいなのは、
やっぱり30年40年になったらまた変わっちゃうわけですし、
そこがああこうだったんだみたいなのは非常に大事なことなので、
じゃあそこに対してのメディアっていうのはすごくしっかりとやられていく?
はい、そこはしっかり追っていきたいなという感じですね。
面白い、それは。
いいですね。
それをこの大塚で聞いているっていうのもまた何かいいなと思うので。
そっか。
8回の移転を繰り返した末に大塚へ戻ってきたエキサツ。
そして今ある街の姿が消えてしまう前に形として残しておきたいと語る今野さん。
それは様々な街を歩き、人に会い生地を作り続けてきた今野さんだからこその言葉に感じました。
今野さんお話を聞かせてくださりありがとうございました。
それではまた次回、ユイナーさんのキクヒトラジオでお会いしましょう。
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