ホリスティック・ヘルスの意義
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今月のテーマは、「統合的な医療の未来」。長きにわたってお送りしてきたこのシリーズも残すところ、あと2回となりました。
今回は、第71回、「ホリスティック・ヘルスが果たす社会の役割」と題して、
ホリスティック・ヘルスという視点が、私たちの社会全体をどのように捉えていくのか、
ともに考えていきましょう。
1.医療とは、人生を彩る物語。
突然ですが、皆さんは医療と聞いてどんなイメージを持ってしょうか。
病気を治す、命を救う、もちろんそれも医療の重要な目的の一つです。
しかし、医療はそれだけではありません。
人生を彩る物語を、より豊かに、より輝かしいものにする力。
苦しみを和らげ、安らぎをもたらす。
喜びを分かち合い、希望を育む。
自分らしい生き方を見つけ、自己実現を支援する。
医療は、人々の人生に寄り添い、ともに歩む、そんな存在であるべきだと、私は信じています。
では、ホリスティック・ヘルスは、私たちの社会にどんな光を照らしてくれるのでしょうか。
それは、まるで地図のように、進むべき方向を示してくれる光。
一つ、患者中心の医療。
患者さん、一人一人の個性や価値観を尊重し、
画一的な医療ではなく、その人に合ったオーダーメイドの医療を提供する。
まるで一人一人の人生という物語を尊重し、その物語に沿った医療を提供するように。
一つ、予防の重視。
病気になる前の段階から、生活習慣の改善や、心のケアに取り組み、病気を未然に防ぐ。
まるで病気という名の話が来ないように、事前に備えるように。
一つ、地域包括ケア。
医療機関だけでなく、地域社会全体で人々を支え、誰もが安心して暮らせる社会を築く。
まるで村全体で病人を癒す昔話のような世界。
社会への貢献
3.ホリスティックヘルスの貢献。未来への種まき。
ホリスティックヘルスは、私たちの社会に様々な希望の種をまき、未来をより良いものへと変える力を持っています。
医療費の抑制、病気を治すだけでなく防ぐという視点を持つことで、不要な医療費を減らすことに貢献します。
4.生き生きとした人生の実現。
心身ともに健康で、創造性や社会とのつながりを持っている人々が増えることで、高齢になっても生き生きと活躍できる社会を作ります。
5.自分らしさの尊重。
画一的な治療ではなく、個人の価値観や個性を尊重する医療が広がることで、誰もが自分らしく輝ける人生を送れる社会を目指します。
6.医療者の充実感向上。
患者さんの笑顔を間近で見られる機会が増え、医療者自身のやりがいや満足感も高まります。
4.人生は物語。誰もが主人公。
私たちの人生は物語。誰もがその主人公です。
誕生という幕開けがあり、喜びや悲しみ、出会いや別れ、様々な出来事が織りなされ物語は進んでいく。
そしていつか必ず訪れる死という終幕。しかし終わりは決して終わりではありません。物語は語り継がれ人々の心に生き続けます。
ホリスティックヘルスは私たちが自分自身の人生の物語を、より豊かに、より輝かしいものにするための力強い味方。
5.ホリスティックヘルスが果たす社会の役割。
誰もが主人公になれる社会へホリスティックヘルスは、医療を通じて誰もが自分自身の人生の主人公になれる社会を目指します。
病気に苦しむ人も、悲しみを抱える人も、孤独を感じる人も、誰もが希望を持ち自分らしく輝けるそんな社会を作りたい。それがホリスティックヘルスが果たす最大の役割なのです。
次回はシリーズ最終回第72回 未来の健康をつくるホリスティックアプローチをお届けします。
ホリスティックな視点から未来の健康をどのように想像していくのか一緒に考えていきましょう。
本日もご視聴ありがとうございました。ぜひチャンネル登録といいねをお願いいたします。
健康に関する疑問や質問はコメント欄にお気軽にお書きください。
皆様の健康な毎日を応援しています。
ナビゲーター 岡田でした。