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皆様おはようございます。川崎ひでとです。始まりました毎週ひでトーク。今日も聞いていただきありがとうございます。この放送は私、衆議院議員川崎ひでとが気になるテクノロジーに関するニュース、政治に関するニュース、どうでもいい話などなどを、勝手気ままにお話しするゆるトーク番組です。
そしてこの放送は、働くままを応援する事業支援サービスエニママさんのご協力のもと、ブログとノートに文字起こししています。それでは参りましょう。
今日はですね、中央集権型の怖さというテーマでお話しをしようと思います。ちょっと花粉で喉がずいぶんやられているので聞きづらい声で本当にごめんなさい。
中央集権型という言葉を皆様ご存知でしょうか。例えば、XというSNSのサービスであれば、それはX社の方でサーバーを持っていて、X社が好きなようにできると。
Facebookであれば、Facebookメタ社がサーバーを持っていて、サービスを展開していると。なのでそのサービスの中身だとか、あるいは継続したりやめたりするっていうのは、その会社の判断でいかようにもできちゃうっていうものが、いわゆる中央集権型です。
一方で、その反対の言葉が分散型だと思います。いわゆるWeb3の世界ですね。ブロックチェーンという技術を使って誰かに管理されるんじゃなくて、みんなで管理し合おうよっていうのがこの分散型というものになります。
この分散型の細かい話をするのは今日はやめておきますけれども、ふと本当に中央集権型の怖さというのをつい最近想像しちゃったんで、ちょっとそれについてお話をしようと思います。
何かというとTikTokですね。僕もTikTokって動画よく見るんですけども、最近はTikTokを使ってライブ配信をしている方々がすごく増えたと思います。ライバーというやつですね。
ライバーさんがTikTokのプラットフォームを使って自分のファンの方々とコミュニケーションをとると。そこで投げ銭をもらうというような仕組みになっていて、これがどんどんどんどん人数が増えているみたいなんですよね。ライブをやる人の人数が。
このライバーさんは自分のファンの人たちを増やすために一生懸命いろんなトークの技術を学んだりとか、あるいはこういうことをしたらファンの方喜んでくれるかなというような企画をして、そしてアクションしてみるとか。
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リアクションのやり方をすごくかわいいリアクションをやってみるとか、すごい工夫をしてやられているのをよく見ます。本当にファンの方々を獲得するために頑張ってんだなというのを見ているわけなんですけれども、これTikTokが急に使えなくなったらこの努力ってどうなるんだろうっていうのを想像しちゃったんですね。
TikTokっていうのは中国のバイトダンスという会社がやっているサービスなんですけれども、これ中国製なのでアメリカでは昔からですけどもTikTokを本格的に規制しようと、アメリカ国内では使えないようにしようというこういう流れになっています。
これが今アメリカの議会では会員議会の方を通過して、この後上院議会の方で議論がされるわけなんです。
上院議会でもこのTikTokの禁止法案が成立すると、バイデン大統領はTikTokを禁止しますというものに対して署名をしなければいけないので、アメリカ全土でTikTokが使えないということになります。
これ日本でもやっぱりTikTokは中国製なので情報抜かれる可能性があるのでやめた方がいいというふうに唱える方々はやっぱり一定数いて、いずれは日本でもこういう議論になるというふうに思っています。
これがもし本当にTikTokの危険性みたいなものが発見されて日本でも全面的に禁止だということになった時に、この一生懸命TikTokライブでファンを集めてきた運営をしてきたライバーさんはもうそこでTikTokというプラットフォームが使えなくなってしまうので、
今までやってきたことが水の泡みたいになっちゃう可能性も十分にあると思います。その分ね、ポコチャとかイチナナライブとか違うプラットフォームに行く可能性も十分にあるんですけれども、TikTokライブを見てくれた人たちがイチナナライブをインストールするとは限らないですし、ファンの人みんながみんな来てくれるわけではないと思うんですよね。
なので、昔はサービスっていうのはどんどん使う人がいなくなっていって、これ以上採算取れないよってなった時にサービス終了っていうような形になるので、ほとんど利用者がいないわけだからあんまりダメージがなかった、ユーザー側からすればというような世の中が今かなり変わってきていて、
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情報のやり取りの危険性からサービスを遮断するっていうような判断も国としてはあり得ると。そうなってくると本当に今までやってきたことが水の泡になってしまうというような、そういう中央集権型の怖さがあるっていうこともですね、ぜひ皆様には知っておいてほしいと思います。
それこそLINEなんかも、つい最近情報漏洩の話がありますけれども、あれもですね、日本にサーバーはあるにもかかわらず、韓国のネイバーという会社の従業員がそのサーバーの中を自由に見れちゃうっていう問題点があるっていうのが今回の大きな課題で。
総務省はLINEや風車に対してこのネイバーとの関係性もしっかり考えなさいというような行政指導を行っているんですよね。
で、にもかかわらず、今後もずっとこの韓国のネイバー社が日本のLINEのサーバーを自由に見ることができて、皆様の会話データ、録音データ、画像なんかを好きにタッチできるような環境が続くようであれば、日本においてLINEのサービスを展開するのが難しくなってしまって、もうLINEもやめっていう話になってしまう。
そうした時に僕らのLINEに対する依存度ってすごいじゃないですか。もうLINEがなきゃ生活できないくらいになってるでしょ。行政だってLINEを使って、例えば今日はゴミ出しの日ですよとか、いついつどこでこういうイベントありますよみたいな、行政だってLINEに頼っているわけなので、これが急になくなってしまうと本当にダメージがでかいわけなんです。
でも可能性がないわけでもない。海外にずっと情報を見られてしまうような環境なのであれば、LINEのサービスはもう日本国内では展開できないよっていう可能性もなきにしもあらずです。
なので僕らは安心していろんな便利なサービス使いたいんだけれども、実は裏でこういう海外との関係性っていうのもしっかりと見ながら考えていかないと、後でEタイム見るかもしれないという、そんな世の中になってしまったということを今日はちょっと一人ごとのように喋ってみました。
本当に花粉で聞きづらい声で申し訳ございません。今日は中央集権型の怖さについてお話をさせていただきました。それでは今週も張り切っていきましょう。じゃあね。