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皆様、おはようございます。川崎ひでとです。始まりました毎週ひでトーク。今日も聞いていただきありがとうございます。この放送は、私、衆議院議員川崎ひでとが気になるテクノロジーに関するニュース、政治に関するニュース、どうでもいい話などなどを、勝手気ままにお話しするゆるトーク番組です。
そしてこの放送は、働くままを応援する事業支援サービスエニママさんのご協力のもと、ブログとノートに文字起こししています。それでは参りましょう。
毎週毎週毎週ひでトーク。
今日はですね、ちょっと自分が政治家の息子として味わった辛いことを共有したいと思います。
あのこれをお話しさせてもらおうと思った理由はですね。
今まさに総裁選が徐々に徐々に加熱ムード、白熱モードに入っていますけれども、こうなってくると確実にあのマスコミの方々、週刊誌の方々は候補者のいわゆる裏側というかそういったところを取材されて発信されると思うんです。
で、こうなってくるとですね、やっぱりその候補者自身も辛いでしょうけれども、それ以上に家族がねすごく痛みを得るんですよっていうのをちょっとわかってほしくて、なのでこれは僕の過去の経験も踏まえてお話をさせていただこうと思います。
皆様もご存知いただいていると思うんですけども、僕の親父も同じく衆議院議員をやっていました。
41年間かな、衆議院議員をやらせていただいて、たくさんのお仕事をさせていただきました。
時には運輸大臣、今でいう国土交通大臣ですね。運輸大臣というところを務めさせていただいたり、厚生労働大臣もやらせていただきました。
様々な法案も成立させてもらったと、こういう風な父を持っているんですけども、当時はもちろん僕も子供だったので、そんなニュースなんて見ないから、そして父親と会話も全くしてなかったから、世の中の動きなんてことは当然わかんないんですよね。
そんな中で、あれは1991年とか2年だったと思うんですけども、1990年前半です。
あの時にPKO法案というものをやっていました。いわゆる国連に対する日本の協力姿勢というものをしっかりと定める法案、PKO法案というものを審議している時だったんですけども、
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この時に日本は戦争をするんだ、みたいな論調をおっしゃられる方がいらっしゃったわけですよね。これは今の憲法改正の集団的自衛権のところ、憲法9条のところでも同じように言われていますけれども、
やっぱり当時のPKO法案の時も、日本は戦争しないはずなのに、これで戦争するんじゃないか、みたいなことをおっしゃられる方っていうのはやっぱり一定数いらっしゃって、このPKO法案というのはかなり揉めた法案になりました。
この時にですね、もちろん僕も、そして僕の母も、そんな政治、母も詳しいわけではなかったから、やっぱりテレビの情報というのがすごく重要なものになってくるんですけれども、この時に僕は小学校を通っていて、
同級生の友達にですね、いきなり言われるんです。秀人が戦争に行って死ねばいいんだ、こういうふうに言われたことがありました。この時はこいつが何を言ってるのかっていうのがさっぱりわからなかったんです。
当時PKO法案って言っても、たまたまその時ね、どっかのジュースの会社がピコっていうね、ピコっていう紅茶を出したから、もうその印象しか正直僕は残ってなかったんですけど、ゆえにPKO法案なんていうものは全然知らなかったんだけれども、秀人が戦争に行って死ねばいいんだという言葉はすごく心に刻まれてしまっているんです。
で、これを紐解いていくと、お前の親父はこのPKO法案っていうものを今やっていて、日本人みんなを戦争で殺そうとしてるんだっていうふうな、こんなふうな言われ方を小学校の時にされました。
で、言った同級生の友達も決してPKO法案に詳しいわけでもないし、自分の感情として秀人が死ねばいいなんていうふうには思ってないです。もう親が間違いなく言わせてる。親がインプットしてしまった。こういうふうなことだということが後にわかりました。
でね、その親もやっぱりテレビの情報や週刊誌の情報をもとにそういう発言をされているんですよね。
ってなると、僕はそんなことはなかったですけども、やっぱり政治家のご家族がこういう行き過ぎた情報というか、言ってみればちょっと嘘も混じった情報を鵜呑みにして、そしてその政治家のみならず政治家のご家族も叩いてしまう。
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結果的に学校に行けなくなってしまう子供たちもいたりするわけです。政治家を目指すものはそういうこともちゃんと発生するんだと、そういう覚悟を持って政治家になれよっていう人たちもいるんです。
ふざけんなよと。家族を犠牲にしてもいいから政治家をやるんだなんて思う人がいるわけないんですよ。やっぱり家族を守りたいんですよ。家族を守りたいけど、それでもやっぱりいい日本にしたいとか、こういうふうに考えている人たちが政治家を目指して一生懸命やって毎日勉強して法案を成立させる。
家族のことが犠牲になってもいいなんて思ってないんですよね。だけどみんな政治家はそういう覚悟でやっているものだ。政治家の奥さんもそういう覚悟で政治家の妻になったんだ。だから僕たちはこういうことをやっていいんだ。
変に解釈される方々非常に多い。そして今テレビのみならずYouTubeやSNSでたくさんの情報が目にする、耳にする世の中です。
そんな中でこのネットの世界でも平気で人を叩くことが増えていて、あるいは誤った情報をしゃべる人たちがいて、評論家なのかよくわからない評論家が政治家を断罪して、それを見た人たちが家族を殺しにかかるという状況が生まれています。
これはある種芸能人の不倫とかの話もそうです。ご家族の問題を世の中の問題にすり替えてみんなで一斉にその方を叩く。もちろん不倫をした人はご家族に謝らなければいけないけれども、その家族娘さんとかが哀れな目で見られる必要なんて全くないし、後ろ指させる必要もない。
だけど現実はそうやってるんですよ。現実はそうなってるんです。でもそんなことはやっぱりやめにしたいと思ってます。だけど僕一人の力じゃなかなか変えられない。これから先、総裁選であることないことたくさん書かれる候補者います。そういうこと書かれるんだろうなというふうに覚悟されてるとは思います。
だけど本人の覚悟と家族の覚悟っていうのは違います。まだ小学生の子供にそんな覚悟ができるわけもないし、それが中学生か高校生かもわかんないし、何歳になったらそういう覚悟ができるかなっていうことはわかりません。何歳になってもそんな覚悟なんてできないと思います。
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それ以上の大波を皆様はぶつけようとしてるわけですから。だから決して皆さんにもどうしても加熱するマスコミがいるんだけれども、そういうことで候補者や候補者の家族を叩くっていうのは本当にやめてほしいと思うし、本当にテレビでコメンテーターとして喋る方、元衆議院の方々も喋ってますけども、
だけどその人たちにも家族がいるっていうことを分かった上で喋ってほしい。分かるよ、本当に。と思います。ごめんなさい、ちょっと熱くなっちゃいました。そんなことでですね、ちょっと僕の辛い経験を朝からぶつけてしまって申し訳ないんですけれども、ぜひ皆様この辺りを意識してほしいと思います。というわけで今週も一週間張り切って参りましょう。じゃあね。
