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2022-11-30 07:41

第616回 映画「蜘蛛巣城」

午前十時の映画祭で黒澤明監督の「蜘蛛巣城 4Kデジタルリマスター版」を観てきました。

65年前の作品が見事に甦っていました。

やはり名作は(可能ならば)映画館で観たいですよね。


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みなさんこんにちは。大葉です。 先日午前10時の映画祭で黒澤明監督作品
「蜘蛛の巣城」を見てまいりました。 1957年公開ということで
なんと65年前ですね。 今回の上映は4Kデジタルリマスター版ということで
いや全くもってすんごい高画質で 古い映画によくあるフィルム状の傷とか汚れとか
まあほとんどわからなかったですね。 そしてですねこの蜘蛛の巣城
今まで出てましたDVDとか
ビデオとか あるいはそのテレビ放映とかですね
音はですねあまり良くなかったんですね。 当時の録音環境の問題もあったと思いますし
結構ですね 登場人物が大声で叫ぶようなシーンが多くてですね
声が割れたりして聞きにくい。 確かDVDとかは日本語字幕が表示されたと思いますので
それを見ればわかるんですけれども なかなか声が聞き取りづらいと
今回のこの4Kデジタルリマスター版は その音の方もかなりノイズとか取れてスッキリして
一部やはり聞き取りにくいところもあったんですが 大半のシーンはですね普通に聞くことができた
これがまたびっくりですね そして蜘蛛の巣城は
シェイクスピアのマクベスという有名な劇曲がありますけれども これを日本の戦国時代に置き換えた
いわゆる本案ものの作品なんですけれども 演出にかなりですね
いわゆる能の様式美というのを取り入れてまして 主人公の武将を美船俊郎
その奥方を山田一鈴 このねもう2人の盟友のこの絡みのシーンというのは本当にすごいんですけれども
特にこの山田一鈴の演技というのが もうまさに顔のメイクがもういわゆる能面的なメイクだし
そして山田一鈴はこの後ですね 2作合計3作品黒澤明の映画に出てるんですが
すべていわゆる悪女役なんですね もう悪い女というあの悪女ですけれども
その3作品の中でも特にこの蜘蛛の巣状で演じたキャラクターというのが 濃いというか怖いというか
なんて言うんでしょうね 女性の怖さ
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いやもちろんすべての女性がこういうふうな あの存在だというつもりは全くないんですけれども
もう完全に身舟としろ自分の手玉にとって 主君への反逆をそそのかすすごい悪女なんですけれども
まあ本当にね怖いというか ただ黙って座っているだけでももうその表情
しかも先ほど言ったように濃眠のようなメイクで 必要以上に顔の表情を変えるとか大声出すとかいうことはないんですね
ただただ無言で座ってるだけでもすごい圧迫感を感じて で方や身舟としろが演じる和静吉時という武将
武将としては優秀でまあ戦にも強いんですけれども 精神ものというか精神的に脆い部分があってで完全にこの奥肩の尻に
惹かれていると この
夫婦のこのやりとりというか というかまあ夫婦にも見えないんですけどね
何なんでしょうねこの2人はという感じでですね 他にもですねこの映画黒沢作品の常連である
志村隆 千秋みのる
稲葉よしお 土屋よしお
あと加藤たけしも出てましたねあの近代値光介のシリーズでよしわかったという あのね警部役で有名な人ですけれども
まあそういった方々が重要な役あるいはほんのちょこっとだけのこの俳句で出たりして まあそこはね非常に高層が厚くなっているわけなんですけれども
自分もねすっかり忘れてたんですけれども 7人の侍で有名なね
木村勲とか宮口精子もね出てましてあすっかり忘れてたと思ってですね まあそういう新たな発見が今回またありましてなかなか楽しかったですね
この映画ですね先ほど言ったように65年前の映画なので 当然モノクロそして画面のサイズというのもいわゆるスタンダードサイズですね
今でいうところのアイマックスのスクリーンの価格に近いですよねスタンダードサイズ というのは
なので普通のシネコンでこう上映すると左右に黒みが出てしまう オリジナル通りに上映すると両端に黒みが結構出るんですけれども
もう見てるうちにそういうの全く気にならなくて 中にはね若い人なんかはモノクロ映画というところだけでハードルが上がるかもしれませんけれども
素晴らしい映画にですね 画面のサイズ、アスペクト比がどうしたとか
カラーが モノクロがとか
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関係ないと思うんですね 何よりそのスクリーンに映っている絵
そしてスピーカーから聞こえてくる音 この2つの組み合わせが素晴らしければ
もう色がどうしたとかサイズがどうしたとかも関係なくですね 観客は引きずり込まれますので
やはりこういった映画はね もちろん配信とかBSとかの放送で家で見るのももちろん大事ですけれども
可能であれば 大きなスクリーンでね
見ていただければと思います 今まで午前10時の映画祭ではクロサー作品として
七人の侍、妖人坊、椿三十郎とかねたくさん上映してきました 来年以降ね午前10時の映画祭がどうなるのかまだ正式発表はないんですけれども
そういった中にねクロサー映画 あるいは他の名作もたくさん上映されますので
機会があればねぜひ見ていただければと思います 午前10時の映画祭って上映館がね少ないから近くの映画館でやってないという人もね
当然多いと思いますけれども機会を見つけてね ぜひ素晴らしい映画とね劇場で出会っていただければと思います
そういったわけで今回は午前10時の映画祭で再上映されました クロサー映画監督作品
雲の数帳 こちらについて感想をお話しさせていただきました
それではまた
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