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2025-01-06 13:17

番外編【江戸ことば その3】江戸時代に「タクる」!?

RKB毎日放送のラジオ番組『サンデーウオッチR』で、MCの下田文代アナウンサーが担当するコーナー「日本語練習帳」で、不定期で紹介している「江戸ことば」は、3回目(2025年1月5日)の放送。
ゲストのRKB毎日放送の神戸金史解説委員長が愛読する『江戸語の辞典』から、正月に関係する言葉から、現代と同様に名詞に「る」を付けて動詞化してしまう当時の若者言葉を紹介した。
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00:08
【江戸時代の歌】
三菱電機
日本語練習長
日々使用している日本語、
美しい日本語は、あなたの人生を豊かにし、
あなたの魅力を、より一層引き立ててくれます。
変化する言葉で、新しい時代を知ることもできます。
そして、古い言葉から、日本語の奥行きを知ることもできます。
さあ、ご一緒に日本語を学びましょう。
引き続き、RKB解説委員長・神戸金文です。
よろしくお願いします。
神戸さんといえば、江戸言葉。
今回で3回目ですよ。
江戸時代に、町民たちが使っていた、いなせな言葉ということでしょうか。
今日は、この言葉からいきましょうか。
チップ・カップ
チップ・カップ?
チップ・カップ
あまり言わない。
言わないでしょ。
何のことかなと思ったら、沸騰する音。
チップ・カップ
本当?何かちょっと無断ね。
何か良い言葉と思いませんか?
何か外来語みたい。
じゃないんだけど、用例で上がっていたのは、文化13年のこんな例です。
あれ、茶窯がチップ・カップと笑っていらー。
っていう例が、江戸語の時代に出てました。
可愛いですね。
可愛いでしょ。
チップ・カップと笑っていらー。
笑うんですよ。
良くないですか?
良いですね。ほがらかになりますね。
茶窯が笑うんですよ。チップ・カップと。
これが沸騰している茶窯を見て、コタコタ湧いているなっていうところを、
江戸の庶民が表現するときに使っていた擬態語ですね。
これ、結構気に入っている言葉なんですよ。
正月っぽい、冬っぽい感じがします。
正月だから、こんなのもあります。
年強
年強?
うん。年強。
え、これ。
年が強いと書きます。
年強。年の勢いがあるってことなんだろう。
いいかな。
1月から6月に生まれた人たちのことを、年強と言います。
え?どうして?
逆に、7月から12月生まれは、年弱。
後半の人、嫌ね。弱って言われて。
年度じゃなくて、1月から12月で考えるでしょ。
1月が一番早いじゃないですか。
12月に生まれたら数え年で、1歳が1ヶ月も経たずに終わるんですよ。
03:03
年明けになると2歳になっちゃう。
そうですね。
生まれたばっかりなのに2歳なの。
つまりそのときに、1月生まれたと丸々1年経ってるじゃないですか。
同じ年でも、1歳児と生まれたばっかりの子が同い年になっちゃうんですね。
数え年の時代に、1月から6月生まれは大きくなるから、年強。
7月から12月が年弱って言ってたんだって。
これも江戸語の辞典を読んでて、
ああ、なるほどな、そりゃそうだろうなと思いましたね。
さて、じゃあこんな言葉もあります。
寺友達。
寺友達?
寺友?
寺友。
それは寺に集う?
うん。なんで寺に集うんでしょう?
うーん、そのエリアに居住してるから?
なんで、どうして寺と言ってるかかな。寺小屋。
ああ、じゃあ学び屋を共にする。
寺小屋に来てる子供たちが、あいつとは寺友達だぜって。
これもよくないですか?
寺?
寺友達。
同じ学校に通う子供、今で言えばね。
学友ですね。
年は違う子もいっぱいいるでしょうけど、
例えば大人になった時に、あいつとは寺友達だよ、
なんて言い方をしたんだと思いますね。
でも、お寺を中心に生活とか学びとか成長を感じるような言葉ですね。
寺というか、寺でやってることも多かったんですけど、
普通の民家でやってることも多かった、寺小屋。
非常に勉強する時代なんですよね。
言葉が、庶民がこんなに喋れるってことは、
幕末に来た欧米人たちは、本当に日本人を見て驚いてたんですよ。
それは寺小屋でいろんな人たちが子供の時から学んでたから。
それで、その仲間のことを寺友達という、なんていうのもいいなあ。
いいですね。
学年ではなく、学びたい時に来て学ぶ形ですよね。
今の始塾みたいなもんですけど、それが明治になってから小学校に変わっていくわけですね。
じゃあ、これ。
酒錆。
酒錆?
うん。酒錆。
酒錆。
何を指すのか。
酒錆。酒の魚とは違う。
魚じゃない。人の顔が酒錆みたい。
真っ赤になるってこと?
そうそう。アルコール中毒で鼻の頭が真っ赤っ赤になってる人のことを酒錆って言ってるんですよ。
酒焼けみたいな顔。
そうそう。酒錆ってよくないですか。錆ついてるんだって。
ひどいね。酒錆にならないように気をつけないとね。
06:05
あんまり酒を飲みすぎるとこんなこと言われるかもしれません。
ギミガマ。
ギミガマ?
うん。ギミガマ。
ギミガマ?何なんでしょうね。
なんか似たような言葉あるでしょ。
ガマ?
ガマ。ガミガミ?
ガミガミ?
口ややかましく咎め立てすることをギミガマと言っています。
言いにくいわね。
類義語、同じ言葉にガミガミ、ギミガミってあがってて、
江戸の時代は今だったらガミガミ起こるって言うじゃないですか。
それがギミガマ起こるだったり、ギミガミ起こるだったり、いろいろあったらしい。
生き残ったのがガミガミだけ。ギミガマ起こる。
なんだろう、これ語源って何なんでしょうね。背景ってね。
何なのかな。でもガミガミだってわかんないでしょ。
確かにね。
当たり前のように使ってますけどね。
でも噛みついてるようなニュアンスありますよね。ガミガミも。
ギミガマも。ギミガミも。
そうだね。
噛みつかれるような。
ガミガミしないようにしましょう。
あんまりお酒を飲むとギミガマは言われるかもしれません。
それからちょっと肌色の違う言葉で、こんなのどうかな。
じゅうくもんみせ。
じゅうくもんみせ?
百円ショップみたいな感じ。
本当?
その通りです。
19問、均一の品物を売る店。江戸中期に始まるという。
19問、19問を払えば買えるものばかりを揃えた店が江戸の街にはあった。
百円ショップですよね。
その当時か。20問じゃなくて1問少ないっていうのが。
99円ショップみたいな感じ。
確かにそうですよね。どんなものが置いてあったのかな。日用品ですかね。
小物とか日用品が多かったんだろうと思います。
それがどんなものかは分からないんだけど、19問店と言われた店があったということに僕は驚いたわけです。
そうですね。
百均じゃないか。
本当そう。
現代とすごく近い感じがするんですよね。
じゃあ、現代と近い。これ。
チョキル。
チョキル?
チョキル。
チョキル?
うん、チョキル。
なんか、カットするのか切るのか。
チョキチョキ?
チョキル?
チョキっていうのは今は馴染みはないんだけど、船の名前ですね。小舟のことをチョキ舟って言ったんですよね。
江戸は、今東京は首都高速が走りまくってますけど、そこ全部お堀だったり川だったんですよね。
川で水の街だったんですよ。
で、そこを走るチョキ舟に乗って吉原に行ったりするわけですね。
つまり、チョキ舟に乗ることをチョキル。
09:01
ちょっと、それって、なんだろう、現代でも言ってますよね。
タクシーに乗るときに。
タクルとか?
言わないけど、言ってた人いましたよね。
そうだよね。
そのタクルと同じのがチョキル。
へえ。
この乗り物に乗って行っちゃおうぜ。おい、ちょっとチョキろうぜ。
へえ。ほんと。
今と変わらない。
変わらないですね。
はいはい。
こんなものがあります。
ショサル。
ショサル?
うん。
ショサってその…
ショサ、この仕草のショサですよね。
ショサをする、ショサルっていうのは踊るということです。
へえ。
うん。
ショサ振る舞いが美しいなんて言い方すぐに使う言葉ですよね。
それを動詞にしちゃうと
身の振る舞いとか踊りという意味で
ショサル、動詞化する。
さてここは一番私がショサろうか。
みたいな感じで使うのかな。
じゃあ名詞をルをつけて動詞にすると
今もうググるとかそういう言い方してるじゃないですかね。
そうそうそうそう。
グーグルで調べ物するとか。
全く同じですね。
タピオカを飲むことをタピル。
もう今二人出るかもしれないけど。
それは令和の辞書には残らないでしょうね。
でしょうかね。
でも江戸の語にはチョキルもショサルもあるんですよ。
へえ。
こんなのもあります。
ケンビル。
ケンビル?
ケンビル。
ケンビ。
うん。
に動詞のルがついている。
ケンビって何でしょうね。
ケンビ。
今でも残ってるかな。
彩色ケンビ。
あ、そうじゃなくてね。
ケンビシ。
ケンビシ。
お酒の銘柄。
ケンビシって江戸の後半では超人気なお酒だったんです。
その高い酒のケンビシを飲むことを。
ケンビルって言うの?
ケンビルって言うの。
今だったらダッサイル。
ダッサイル。
むしろ分かりにくいね。
分かりにくいね。
お酒はケンビシじゃなきゃみたいなときにはケンビローぜ。
へえ。
ケンビローっておかしいよね。
おかしいよね。
でも本当に現代の人も言ってそうなことを江戸時代から言ってるんですね。
さっきの100年の話もありましたけど、
意外と人間って行動の原理とかは変わってないところもあるんですね。
一番初回のときにお話した天地替えで、
前後を変えてそばをばそって言ったりとか、
犬とチョキルとかショサルって全く同じでしょ。
そうですよね。
で、当世の若者の流行り言葉はね、おかしいっておじいさんが怒ったりしてんの。
そうそう、乱れてるとか言ってるけど、
江戸時代でもちょっと最近言葉乱れてねえかみたいなことだったけど、
当世の流行り言葉ばっかり使うんじゃねえみたいな、
そんな言い方をしてたようですよ。
そうですか。
12:00
人間は意外と変わらない。
変わらないですね。
でもなんか粋な言葉もたくさんありまして、
そして語源も知ることができて楽しゅうございました。
今日、江戸言葉はRKB開設委員長、
カンベ・カネブミとお伝えしました。
ありがとうございました。
はい。
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