00:26
この時は、日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げる、Brush Up。
今日の朝日新聞は、衝撃的な紙面になっていますが、一面のトップにガザへの攻撃の現地ルポが出ています。
定選が終わった、信じたくなかった。マンスール通信報告と書いてあるんですけども、このマンスールさんは、朝日新聞と契約を結んだ通信員さんですね。
マンスールさんが報告したという見出しと同じサイズの見出しがすぐ横に出ていて、マンスール通信死亡情報というふうになっています。
1面と8面と大きな展開をしている現地ガザの住民の立場から、どんなふうに定選が終わった、戦争が再開されて被害になっているのかという報告を書いた記者が亡くなったという情報が入ってきているという話です。
マンスール通信報告、マンスール通信死亡情報という見出しが並んでいるというのは、私は小学校5年生の時からずっと新聞を読んできているんですけど、あまり記憶がないんですよね。ほぼ初めて見たのかなと思います。
そして一体これはと思って読んでいたんですが、とても切実な記事です。戦闘再開の瞬間からガザの人たちは何を感じ、どう動いたかということについてマンスール通信が報告するという書き出しですが、
テントに家族で住んでいるということ、そして18日の午前2時過ぎに連続した爆撃音が鳴り響いて起きた。近くで寝ていたはずの家族の恐怖でゆがんだ顔が見えた。何が起こったんだと手当たり者に電話をかけた。わからない。でも私は知っているとマンスールさんは書いています。
イスラエル軍が攻撃を始めたに決まっているじゃないか。友人3人も同じように分かっていたんだけどと後に打ち明けたそうですが、信じたくなかっただけだった。わからないと。電話でやりとりをしているうちに攻撃を再開したと報道で知った。
03:00
国際面にどんどん記事は続いていきますが、すぐに逃げていった子と国連の関係機関が運営する学校の敷地内に逃げた。とはいえ学校も安全な保障はない。すぐ終わるしここは大丈夫だよ。涙を浮かべている親族の子供の手を握りながらそう話す。しかしどこが安全かなんて誰にもわからない。
そして23日の午後9時ごろ、南部で唯一機能しているナスル病院近くのテントの中で他の記者仲間2人と話をしていた。突然視界が赤く光った。私たちは地面に倒れた。病院を攻撃した瞬間だった。爆風でミサイルの金属片などが私たちがいたテント周辺に降り注いだ。
これが23日の午後9時ごろですが、病院の医師の1人は、イスラエル軍はガザの人たちに安全なところなんてないんだ。病院もだと私たちを脅しているのだと思う。君ら記者も含めてというふうに語ったそうです。
そして物資の販入も止まっているので、私の1日は攻撃を受けるのを避けながら家族とともに飲料水や食料を集めることでほとんど終わってしまう。こういった日常のことを書き、そして戦闘が一時的に止まったとき、ガザで今後どう生きていくか悩んだ。戦闘が再び始まり、今日と明日のことに悩む。私たちの日常がまた始まった。これが日常なのだと。
というふうに書いて、署名が付いています。犯人ユニストという場所からムハンマドマンスール。その記事が23日午後9時頃までのことを書いたものが載っていて、死亡情報の記事には24日ガザで死亡したとみられる。という紙面なんですね。あまり見たことがありません。
私がこれを見ながら考えていたのは、あったこともないマンスールさんにすごく同情してしまうというかですね。私たちは戦争、災害、事故、事件、何人が死亡とか、そういった数字でニュースの評価をしてしまいがちなんですけれども、一人が死んだ交通事故でも同じように悲しむ人たちが家族もいるわけですよね。
それが何万人もいるから大変な災害なのであるけれども、何万人もいることがすごくて一人が大したことないわけではないわけですよね。
ここで常に考えなきゃいけないんだけども、どこかで日々遠くの話と思ってしまう自分がいて、あったこともないマンスール通信の死亡情報というニュースにショックを受けている自分がいるんですよね。こういったことを日々のニュースを見ながら感じていないのではないかということも考えさせられてしまったわけです。
06:05
すごく衝撃的な紙面です。紙面をコンビニで買ったほうがいいと思います。大変な記事だなと思いました。そしてマンスールさんが亡くなったことに対する朝日新聞が非常に辛い思いを抱いていることも紙面上も感じられます。
沖縄戦が明日始まったんですよね。その話をしようかなと思っていたんですけど、西日本新聞にはとてもいい記事が出ています。沖縄の桂馬諸島に米軍が侵攻してからちょうど80年ということです。
でもやっぱりそこでも大きな戦争があったけれども、一人一人が亡くなっていったわけですよね。戦争とか災害とかいうときにその感覚を持っていないと簡単に是非をと話してしまうけれども、やっぱり一人一人は大変な状況に陥っているということをよく考えないといけないなと、今日の長官を見て縮然とさせられた感じですね。
日常というものが日常になってしまっているという悲惨さというものも我々は知っておかなきゃいけないですよね。さて8時40分過ぎのキャッチアップではどんなお話を。山月の音声漫画、絵を撮って映画を作ってみましたという話ですね。
アマゾンラジコなど各種音声プラットフォームで配信中。4649よろしくー!