1. わかり愛、太陽
  2. 〈ゲスト〉millitsukaさん(後..
2026-09-13 40:16

〈ゲスト〉millitsukaさん(後編) みんなが知ってる「バケモノ」になりたい。

『わかり愛、太陽』3rdシーズン第20回目も、イラストレーターのmillitsukaさんをゲストに迎えてお話を聞きました。お話の中で度々出てくる「バケモノ」というワード。それは“多くの人に認知されることで存在が強固になる”こと、そして“道で突然出会うかもしれない同じ目線の存在である”ことを指して使っているようでした。決してネガティブだったり卑下しているわけでもなく、とにかく多くの人に自分の存在を知ってもらって同じ感覚の人を見つけたいという願望、共感できる方いらっしゃいますか?


[GUEST]

millitsuka(ミリツカ)

1991年生まれ、東京都在住。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。デジタル、アナログ両方の手法でグラデーションを特徴としたイラストを制作。広告や装画のイラストレーションのほか、個展などの個人制作も行う。「第14回グラフィック1_WALL」ファイナリスト(2016)、「第206回ザ・チョイス」入選(2018)、「HB FILEコンペvol.31」仲條正義賞受賞(2020)。

Webサイト millitsuka.buyshop.jp

Instagram https://www.instagram.com/millitsuka/


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[TOPICS]

ゲストはイラストレーターのmillitsukaさんです/線画は社会性?/色面は感情?/アナログで描くことで得られる安心/「グラデーション」で描くなんともいえない時間/色の不思議/アイテムがありそうな場所/わたしだけのリミナル/寂しい≒落ち着く/感情は激おも/買いやすい値段でいたい/わたしが見ているものと同じ色を見てほしい/死ぬまでに画集は/作品名は検索ワード/あつあつとクールの二面性/同じ目線の「バケモノ」でありたい/沖縄の墓が気になる/どこの誰がわたしを評価してくれるだろう/ロリータ服を着たい/自己開示グセがある/共有=目が増えていく感覚/ぬいぐるみができるかもしれません/バイトで生活リズムを取り戻す/うつ病と活動/聞きづらさの一線を越えてみる/沖縄で展示中です


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[MC]

三河史尭(みかわふみたか)

沖縄在住。グラフィックスタジオNERD ディレクター/デザイナー。2018年デザイン会社BALCOLONY. 沖縄オフィス立ち上げ。2019年よりNERD名義で活動を開始。何かをつくっている人の話を聞くのが好き。

Instagram https://www.instagram.com/balcolony_nerd/


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[BGM]


Life in Clay / Koloto

everyday (08-04-25) idea on repeat/standingwave

everyday (07-28-25) early onset winter/standingwave

Angel/Ryan Hemsworth & Lucas


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[COVER]

millitsukaさんの作品とS3_ep.020を話しながら描いたOJIYUさんのキキガキ


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[企画・編集]

NERD



▼番組への感想、メッセージは下記までお寄せください。

nerdgallery.info@gmail.com

感想

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サマリー

後編では、millitsukaの黒い線画と色面・グラデーションについて、線が社会とのコミュニケーションを担い、色が言葉にならない感情を伝えるという見方が語られます。本人はアナログ制作に、作品が物として残り、自分が見た色をそのまま届けられる安心感を感じています。ゲームのアイテムがありそうな場所や、既存の言葉ではこぼれてしまう「私だけのリミナル」への関心、顔を描かない人物表現、寂しさと落ち着きが同居する空間についても話しました。作品を買いやすい価格で届けたい一方、いつか色を再現した画集を出版社の力を借りて作りたいという願望も示され、作品名を検索の手がかりとして付ける習慣や、自己表現したい熱さとクールに見られたい気持ちの二面性が紹介されます。 「バケモノ」とは、神のように遠い存在ではなく、同じ土地を歩き、道で出会える対等な存在として多くの人に知られたいという願いでした。沖縄の墓に感じる、死が生活の近くにあることや形の理由への関心、ロリータ服を着たいという思い、恋人に受け入れられる安心感、何でも話して自分と近い人を増やしたいという自己開示についても語られます。さらに、手頃なぬいぐるみの制作計画、収入と生活リズムのための印刷場でのアルバイト、うつ病による制作困難と恋人の支え、決まった時間に外へ出ることの意味が明かされました。最後に、病気や制作の経験を隠さず、一人ではないと伝えたい気持ちと、9月5日から23日までのBaby Baby Hamburgers & Booksでの墓を題材にした展示が告知されます。

線画と色面が担う社会性と感情
この番組は、沖縄のグラフィックスタジオ、NERDの三河文鷹が、
イラストレーターのおじゆさんや、さまざまなゲストの方たちを迎え、
イラストレーションの面白さや、活動の難しさについて考えをシェアすることで、
日々、作品制作をする皆さんとのつながりを深められないか、という思いで配信しています。
ゲストの方々には、実際に展示をしてもらったり、一緒にイベントに出展してもらったり、
番組を聞いてくださった皆さんが、直接作品を楽しめるような機会も考えていきます。
今回のゲストも、イラストレーターの美理塚さんです。よろしくお願いします。
前半からすでに面白かったんですけど、後半はもう表現の話をしましょう。
はい。
僕が美理塚さんの絵とか作品を、こう解釈したみたいなのを、一旦ぶつけますね。
はい。
全然本人の意図と合ってても合ってなくても、僕はこう見たっていう話だと思って聞いてほしいんですけど、
美理塚さんの絵って、大きく黒い線画の作品と色面、グラデーションとかを使った色面の作品があって、
それがその時々で混ざり合って、主線があって色面があるのもあるし、黒い線画だけの時もあったりするし、
主線がなくて色面だけの時とかもあると思うんですけど、
僕はこの黒い割と太めの線画に多解性を感じたんですよ。
多解性の表れって解釈して、言い換えるとコミュニケーションを取るために、
何を描いてるかを相手に分かってもらわなきゃいけないから、太い主線で対象のモチーフを描いて、
これを描いてますっていうのをちょっと過剰にというか、必要以上にしっかり画面に定着させてるように見えてて、
要はもうちょっと細くても全然伝わるけど、そこをあえて太くしていくみたいな印象を持ってて、
それって自然と画面も強くなるし、目を引くようになるし、
とにかく何が何でも相手に今この絵で伝えたいこととか、見てほしいものを見てもらうんだっていう意思をすごい感じてるんですね。
しかもなんなら太いっていうのがコミュニケーションとしてちょっと過剰。
だから言い方は難しいですけど、若干当てつけとも言えなくもないというか、これでわかるでしょみたいな発信の強さを感じてて、
それは別に特定の誰かに対して当てつけたいんじゃなくて、
社会っていうものに対してコミュニケーションってこうやるんでしょうとか、こういうものを求めてるんでしょう、社会のあなたたちはみたいなものとして解釈したんですよ。
そうでスクラデーションとか色の組み合わせはもうそういうものからの解放というか、
すごい感情を想起させるというか、
結構三塚さんの色って、なんかわかんないけど感情的な色っていう感じがして、
一方では私わかってますよ、社会的なコミュニケーションってこういうことですよねっていうのを出しつつ、
いやでも個人としての感情も忘れてませんよっていう掛け合わせとして僕は解釈しました。
それがねあんま見たことなくて、いやー素晴らしいなって思いました。
そうですね、その社会に対してやっぱ優しく説明してあげないと、わかんない人って結構いる。
なんか自分だけが満足してても、それは理解してもらうために最適な形なのかっていう問いをしていて、
線が太かった時代は多分ポスカを使ってたんでしょうね。
で、紙にも残るし、ものとして残ることに安心感を覚えてた時期が、
その印刷の時期にあって、毎日これくらい書いたみたいな束になるので、
それをパソコンにスキャンして取り込んで、Photoshopで色付けするっていう作業方法であったので、
結構太めの線だったのかもしれないですね。
ちなみに今デジタルとアナログの割合ってどういう感じなんですか?
今は古典の時はほぼアナログ、ペナブラシを使ってアクリル画紙を吹いてるんですけど、
仕事が全部デジタルですね。
その古典をすることによって、そのものとして残る安心感を自分で感じて、
安心して仕事ができるっていう感じ。
なるほどね。
でもね、受け止め方として、僕の解釈が絶対正解とは全然思わないですけど、
でも良かったんだよなぁ、そう思ってみたら。
別に社会性ってのは悪では全然ないから、
人と会話ができる安心感みたいなのもここから感じるっていうのはあるので、
それを使い分けてるのは結構だから逆を言うと、
コミュニケーションするならそっちに振り切っちゃう。
で、分かりやすくする方に行っちゃう可能性もあるし、
一方でも自己満足というか、私はこれがいいんだっていう表現に
行っちゃう可能性もあったと思うんですけど、
それをちゃんとバランスとってるのがすごいことかもしれないって、
見れば見るほど思いました。
ありがとうございます。
グラデーションが描く言葉にならない時間
このグラデーションは最初はデジタルで。
そうですね、最初はデジタルでやってました。
グラデーション好きだなぁみたいな。
なんかあんまり見たことないなぁって思って、私の世代では。
逆にそうですよね。
この方法を使ってる人はあまり見たことないなぁと思って。
はいはいはい。分かるかも。
結構好きだし、何時か分からない空の色がすごい好きで。
いや、めちゃくちゃ腑に落ちる話だな、それも。
思ったんですよ、朝焼けの光とか。
朝焼けか夕焼けか分からない光とか、
何とも言えない時間のこととか、感情もそうだけど、
何とも言えない感情みたいなのを言語化するのはすごく難しいので、
自覚的に表現して伝えられたらと思って、
そういう意味でもグラデーションがすごい好きなんですね。
そっか、グラデーションがそうさせてるのか。
なんか不思議だなぁと思って、すごいビビットな色も結構使うのに、
何故か作品として朝焼けの綺麗なトーンに見えたりするのが、
いわゆる実際のものの固有色とは明らかに違ったりするじゃないですか。
別に位相も統一してないというか、結構いろんな色を使ってたりするのに、
何でその朝焼けっぽい光に見えるんだろうっていうのは、
いやもう才能ですね。
照れ照れ。
いやでも嬉しいな、それを本人がちゃんとそう思っていけたのを受け取れてるっていうのは。
そうですね、そのまんま伝わっているってことですもんね。
不思議なんだよなぁ。
喋ってないのに伝わるってすごいですね。
なんか唐突な、とんだ質問ですけど、
マティスとか好きですか?
別に。
そうなんだ。
素敵だとは思いますよ、もちろん。
特定の人に影響は受けないか。
素敵だとは思うんですけど、自分ではないから。
作風が似てるとかじゃなくて、
僕もちょっと十分な知識じゃないまま話すのも気が引けるんですけど、
マティスとかって隣り合う色の化学反応というか、
この色とこの音を隣り合わせた時にすごく訴えかけてくるものがあるみたいなのを
研究してた人だって僕は認識してて、
その関心の向いてる先がミリツカさんもそういうことなのかなと思って見てます。
どうなんだろう。
色って悩みますか?
全然悩まないです。アナログの時も、
下絵とかは線だけは描くんですけど、色はもうその場で。
へー、こんな色の組み合わせの引き出しがあるんですか。
そうですね、結構パパパパパーと入れちゃいます。
すごいな。
そんな考えてないかも。
だから逆に経験値を積んできたっていうことなのかな。
でも昔から色はそんなに悩まなかったですか?
うん、悩まなかったですね。
センスがいいのかな、もともと。
なんでこんなにまとまるんだろう。
なんでだろう。まとまってます?
なんか散らかってるとも思わないんですけど、自分では。
うん、全然思わない。誰にもわからないですよ。
誰も知らない。
いわゆるその色のセオリーみたいなのからは想像できない配色してる気がしてて、
いやーちょっとこれは研究対象ですね。
僕も今むやみに褒めることしかできないのがちょっともどかしくて、
なんかその光の当たってる向きとかに合わせてグラデーションの色を入れてるようにも見えなくて。
そうですね。
ですよね。だからそこのなんかこの世界はどういうルールで出来上がってるんだみたいなのが
研究対象ですね、これは。
嬉しい。
ゲームの空間と私だけのリミナル
でもそれがゲームっぽさでもあるのかな。
なんか個人的にはアイテムが置いてあるような場所が好きなんですよ。
行き止まりの道とか、壁の隅とか、
はいはいはい。
花の上とか。
まさしくゲームのアイテムがありそうな場所ですね。
個人的なそういうアイテムの配置されているような場所が好きで、
そういう場所ってだいたい分かりやすいんですよ。
くぼみだったりで。
はいはいはい。
そういう分かりやすい形がすごく好きで、
分かりやすい空間も好きなんで、
そういうゲームっぽく見えるのかもしれないです。
なるほどなるほど。
ちなみになんか建築が好きみたいなのとはちょっと違いますか。
建築も好きですよ。それこそリミナルスペースみたいな空間も好きですけど、
なんかリミナルスペースっていう言葉で片付けたくない。
なんかリミナルスペースって言うともう浮かんでくるじゃないですか、バックルームみたいな。
なんかそうじゃない。
なるほど。
私だけのリミナルがあるみたいな。
なんか言葉で説明すると漏れるところが絶対あると思うんですよ。
はいはいはい。
言葉のその型取りしたところの周り、そこを捨てたくない。
いやー。
うん、そう。
めっちゃいい話。
いやもう言葉にならないですもんね、それはね。
というかむしろ言葉にしちゃった時点でもう漏らしてるってことですもんね。
そう、漏らしてるところがあるんで。
なるほど。だから見終わらない感じはすごいしますね。
そうですね。
多分歳とってもまた絵が変わってくると思うんで、
はいはいはい。
本当私をずっと見ててくださいっていう感じですね。
そうなんだよ。なんででもこんなに大事なものを忘れてしまうんですかね。
忘れてるんですか?
だってこんなにいいものがあるのに、
めにつかさんの絵以外でこの感情を味わうのってめっちゃ早起きして、
なんかこの世に自分しかいないんじゃないかって思えるような感覚?
なんか旗から見たら寂しいんだけど、
その本人はめちゃくちゃ落ち着いてるみたいな部分がすごい好きなんですよね。
顔のない人物と激重な感情
なんかあの人物の描き方とかっていうのはもう最初から顔とかは描かない?
そうですね。
でも時々お仕事では?
そう、公共性が高いものに関しては、
例えばそのメトロ、東京メトロのマナーポスターとかは目を描いたりしたんですけど、
基本的には顔はないです。
なんか印象としてはちょっとピクトーのニュアンスに近いのかなとかは思いました。
そうですね。なんか空間を説明するときに、
人がいると大きさがわかりやすいっていう理由で置いていくんですね。
だからあんまりそこにストーリー性とか、
その人が主人公であるかどうかとか、悲しい思いをしているか笑っているかどうかとか、
そういうのはあんまり関係ないんで。
ちょっと意外でした。
投影しやすさがあるっていうのもすごい好きなところなんですけど。
そういうことなのか。なるほど。
でも言われてみたら、その人が寂しそうにしてるなと思ってた絵も、
割と空間が大事なのかっていうのはそういうことなのか。
絵もめっちゃ感情詰まってますよね。
激重感情ですよ。
なんか不思議だなと思って、その人の描写はこんなにクールなのに、
なんでこんな感情的な絵に見えるんだろうってのは不思議ですね。
嬉しい。
また思うツボですね。
本当に、いわゆる教科書通りの、こう見せたかったらこうするよねーが通用しないというか。
嬉しい。感想を聞けるのは古典ぐらいでしかないんで、嬉しいですね。
すごいことをやってるってことがじわじわわかってくるな。
それこそ、もうちょっとファインアート的な自分の認識のされ方って意識したこととかありますか?
作品を結構高額で売ってみるとか。
アートの文脈で。
そうそうそう。
色を届けるためのアナログ制作と画集
なんかどうしても出発点がイラストレーションなんで、まだわかんないところ。
どうなんでしょうね。そういう違いとかもあんまりよくわかってなくて。
そもそもね。
アーティストとイラストレーターの違いみたいなのがいまいちよくわかんなくて。
なるほど。
もうみんな全てまとめて作家と呼んでるんですけど私は。
まあまあね。
わかんないです。
言ってないようなものか。
でもなんかやっぱ買いやすい値段では痛いっていうのはあります。
やっぱり自分の作品を他人に渡すことで書いたことになる。
手に入れてもらってなお残ることになるので。
それはやっぱ買いやすい方がいいかなっていうのは。
なるほど。だし、なんかあんまりそういうこと気にせず書いててほしい気持ちもあるから忘れてください。
そのエアブラシでやろうと思ったのは結構早い段階で思ったんですか?
まあでもその新卒で展示してみて、出力するってなるとプリントしかない。
そうなると自分が見てた液晶の色と変わってくる。
それでなんか自分が書いたものを見せてるのになんか別のものを見せてるような気持ちになっちゃって。
どれだったら最初からアナログで書きゃいいじゃんって思ってエアブラシを使うようになったんですね。
そのグラデーションの再現もしやすいし、自分が見た色をそのまま見てもらえるから。
ちょっと複雑な絵は描けないんですけど、やっぱり物として買いやすいかなっていう。
なるほど。でもそれ言われて思いましたけど、カラーの作品を本にまとめたりとかはあんましてないですよね?
してないですね。1回だけしたんですけど、それも会社の資料とかをまとめる印刷工場屋さんみたいなところに300ページ入稿して、
普通のポピー用紙に適当にプリントされるみたいな、そういうジンを作ったことはあるんですけど、
個人で画集を作ったりとかっていうのはやってないです。
それはそのやっぱり色の再現性が。
やるんだったらちゃんと印刷場を挟んで、例えば出版社の方からお話をいただいてやりたいっていうのは常々思っていることですね。
それも死ぬまでのうちにやらなきゃいけないことの一つなんですけど。
なるほどね。
画集をいつか出したいっていう。
いやーでもこの色の再現は難しいなー。
でも作品がどんどん溜まっていくんですよ。
どんどん出来なくなっていく。
止まらない。
いやーちょっとそこを完全再現はちょっと難しいかもですね。
難しいかもですけど、ちょっと手元にパラーと見られる形で、
残したいなーみたいなのは。
なるほどね、そういう願望もあるんですね。
やっぱ自分で出版するってなるとかなりお金もかかるし、時間もかかるし、ちょっと無理なんで、
誰かの力を借りてやりたいなーとは思ってます。
一大プロジェクトですね。
作品名とバケモノになりたい願い
タイトルも素敵ですよね。
嬉しい、ありがとう。
言葉も好きなんですよね。
そうなんですね。
なんか絶妙にめっちゃ感情に訴えたい。
泣かせに来てるとかじゃないし、
ドライすぎでもなくて、
なんか絶妙にちょっと引っかかる言葉出してくるなー。
なんかデジタルで書いてると必ず名前を付けて保存するターンがあるんですよ。
あーなるほど。
そうなると、単価とかじゃないけど、一個考えようかみたいな感じになって。
えー面白い。
かつ、後から検索しやすいように、自分がこの絵はこれがキーワードだなーみたいな。
なるほどね。
一致するように。
別に完全に言い当ててるとかでもなくて、取っ掛かりとしてってことですよね。
そうですね、取っ掛かりとして。
なんでそんなに理にかなったことができるというか、めんどくさくならないんですか?
いや、めんどくさいですよ。
めんどくさいですよ。
めんどくさい自分と、でもやったほうがいいよっていう。
やったほうがいいよっていう自分もそうですよ。
いやだからその二面性みたいなのは、本当に一個芸術家さんを理解するキーワードな気がするんだよなー。
そうですね、なんかこう自己表現をしたいっていう熱々な気持ちと、かっこよく見られたいぜみたいなクールな気持ち、2つあります。
ねーそうですよね。
別に売るためっていうよりは自分のために作りたいですね。
でも、それではもっと自分のことを知ってもらえるから、
そうだそうだ。
化け物に近づける。
確かにその化け物がしっくりきますか。
要は神様とかも似たような構図ではあるじゃないですか。
それはちょっと違います。やはり対等でいたいというか、道歩いていて遭遇する可能性があるじゃないですか、化け物って。
神様は絶対それがないから。
やっぱ同じ土地を歩いているものとして化け物ではいたいですね。
モンスターズインクって言われてからそういうイメージになっちゃった。
私ってモンスターズインクなのかも。
それも本当にいいところで、選択が違えばちょっと作品を好評なものにしていくような可能性もあった気はするんですけど、
あくまでやっぱ生活実感に目指してるし、化け物でありたいと思うし、
知識を持っているしっていうところがやっぱ。
沖縄の墓とロリータ服への関心
そこで墓っていう存在がめちゃめちゃ引っかかってるんですよ、私は。
めちゃくちゃ納得感があります。
沖縄のお墓がね。
沖縄のお墓がめちゃめちゃ引っかかってるんです。
いろんな本買って読んでます。
勉強してます。
確かにちょっと異色な存在というか、どういう印象を持たれてるかわかんないですけど、
まず沖縄以外のお墓は割とネガティブとか暗いイメージがあったのが、
沖縄のお墓はそんな暗くないんだよなっていうのがあって、そこも面白いですよね。
そうですね、それこそ死が生活の近くにあるというか、
地味災とかもそうですけど、
なんかその向かい合い方がすごい素敵なんですよね、沖縄のお墓は。
あとオブジェクトとして形が素敵っていうのがある。
で、この大きさがちゃんと理由になってる、集まる場所だし、生活をする場所もあるしみたいな感じで、
それこそ全てに理由がある形になって美しいって思います。
いやー、そういうことだったんですね。
謝りたい。
なんで?
ただの興味本位というか、興味ではあるとは思うんですけど、
興味ではありますけどね。
ちょっと変わり者の人なのかなぐらいに捉えてなかったから、
変わり者アピールだと思ってましたか?
謝りたいです。
よかった、正せて。
むしろ自分がもっと死を考えた方がいいなって今は思いました。
そんなの常に考えたら頭おかしくなりますよ。
でも美術家さんの作品を見るときぐらいはね、
なんならもっと評価されてもいいとは思うけど、
評価されて。
どこの誰が?
私を評価してくれるんですよ。
誰に評価されたいとかもないんでね。
そういうことですね。
言っちゃえばもう万人に評価されたい。
ってことですよね。
いやでも不思議ですね。
どうしてこういう人が感情したのかがなんか不思議だな。
ちなみに両親は文化服装?
はいはい。
洋服の勉強をしてました。
お父さんがスケッチしてたところを見るとか、
こういうのが結構ありましたね。
でも洋服には直接はいかなかったんですね。
そうですね。
自己開示と目が増えていく共有
でも最近ロリータ服にすごい興味があって、
おー面白い。
なんか着たいんですよ。
自分で着たい。
死ぬ前に好きな服を着たいっていう気持ちが
みんなから感じられるのがすごい好きで、
見るのが好きだったんですけど、
だんだん着てもいいかなみたいな気持ちになってきた。
それはなぜかというと、
今の彼が全てを許容してくれる人だから。
昔の元彼は何着ても変だよとか、
気持ち悪いとか言われてたんですけど、
今の彼はどんな髪型をしてもいいねって言ってくれるし、
多分ロリータ着たぐらいじゃ嫌われない。
安心して着れるかなっていう。
その話を何の手前もなく話してくれるのが嬉しいですよ。
本当ですか。
結構何でも話しちゃうんです。
言っちゃえば自己介地癖がちょっとあるので、
展示の時でもそうなんですよ。
全部話しちゃうんです。
なんかないんですよ、そういう教会が。
話しちゃいけないとか、全部言っちゃうんですよ。
Twitterとかでも全部言うし。
だからSNS見てて正直に伝えると、
ちょっとヒヤヒヤする時とかはありますね。
でもそういうことなんですね。
自己介地癖があって。
知ってほしいんですよ、私のことを。
罪から罪まで。
なるほどね。
そう思ってみたら全然。
思ったことすぐ言っちゃうから。
ヒヤヒヤするって言っちゃいましたけど、
一方ででもそういう人もいていいし、
そういう在り方に憧れる部分もあるから。
何も言わないで絵上げるほうがクールですけどね。
クールにはなれない。
しょうがない。
知ってほしいんですね。
自分のことを知ってほしいんですよね。
なんでだろう。
自分と近い存在をできる限り増やしたいのかもしれないです。
なるほど。
共有して好きなものを。
例えば、この風景ミリツカさんっぽいですって言って、
写真を送ってくれる人とかもいるんですよ。
そうすると目が増えた感覚になって、
とても化け物に近づいているというか、
なんか嬉しいんですよね、すごい。
同じ目を持っているような感じがして嬉しくなるんですよね。
共有すればするほど私の好きなものって分かってもらえると思うから。
人と分かり合いたい。
もうこの配信のテーマなんですよ。
よかったな、今日話せて。
嬉しい、よかった。
そうですね、本人は本人の思うままに自己開示をして、
活動をしてほしいとも思うし、
一方で、それによって生まれる摩擦とか、
反動とかもあるわけじゃないですか。
あります。
だから、そういうのを周りの人たちでプロテクトじゃないですけど、
予防をしていけたらいいな。
守護者が。
そう、守護者が。
いや違うんです、みたいな。
守護者がこういうことで、こういうことを思ってて、みたいな。
守護者が欲しい。
言葉が足りなかったかもしれないんですけど、
っていうか、死って別にネガティブじゃなくないですか、みたいな。
いやでも分かんない人には分かんないのかな。
しょうがないですね、それはね。
ぬいぐるみ、アルバイト、うつ病と制作
全然話変わりますけど、ぬいぐるみ作ろうとしてるんですか?
そうなんです。以前ぬいぐるみ自分で作ったことがあるんですけど、
でもすごい単価が高くて、数が少なくて、20個だけしか売れなかったんですよ。
売れなかったんですか。在庫が20個だけにして、
売るみたいなことをやってたんですけど、
もうちょっと買いやすい値段で、ちょっと小さめなやつを、
クラウドファンディングじゃないけど、
それに近い形で作りませんかっていうお話を今ちょうどいただいてて、
もしかしたらできるかもね、みたいな。
めっちゃ楽しみ、それ。
ね、楽しみです、私も。
僕応援します、それ。
ありがとうございます。
ぬいぐるみいいですね。
ちょっと時間がかかると思うんですけど。
今やりたいこと他に?
今日ちょうど、アルバイトの面談に行ってきたんです。
働きたいと思って。
イラスト以外の仕事を。
そうですね、イラストでも食ってはいけるんですけど、
収入が結構まばらで、
なるほどね。
ご提供が欲しいと思って、かつずっと家にいるんで、
結構健康なんですよ。
しかもうつ病を持ってて、
あら。
そうなんです。
で、ちょっと外に向けて行動をしたいと思って、
今日面談に行ったら採用大きくなって、
おめでとうございます。
これから働きます。
面談のお仕事を。
印刷場のアルバイトで、
それもデザインなんですけど、
なんかウェブデザインやったり、
チラシ作ったりとか、
結構地域に隠した感じの印刷場なんで、
あんまり普段自分がやらないような、
こう分かりやすいデザイン、
難しいデザインみたいなのを、
ちょっと勉強しようかなと思って、
なるほど、なるほど。
バイトします。
頑張ってください。
それが今ちょっとしたいことというか、
作れていることですね。
本当に全部教えてくれる。
その後だったら、
バイトし始めたとか言っちゃいけない気がするんですよね。
いけないとは僕は思わないです。
一本でやってるほうがかっこいいじゃないですか。
そうもあんまり思わないです。
やるなら全然胸張ってやればいいと思うし。
そうなんですよ。胸張ってやってます。
恥ずかしい。
お金は欲しいんでね。
お金はね、必要だからね。
お金は必要なんで。
何でも話しますよ。
確かに教えてくれそう。
全部話す。
何でも聞ける。
でもすごいいいな。
別にこの配信じゃなくても、
ちょっとクローズドな場で、
美里塚さん、あのお仕事の裏事情聞けますかみたいなのを
相談するのはできる。
相談は全然いつでも。
同業者の方だったら何でも話しますんで。
それは貴重な存在だな。
ぜひ今からイラストレーターになりたいって思ってる人も。
そうですよね。
何でも聞いてください。
心強いそれは。
じゃあそういう機会があれば手掛けしますね。
ぜひぜひ。
活躍できるところがあれば頑張ります。
支えと展示のお知らせ
聞いちゃいけないこともなんか話しちゃうんですけど、
うつ病みたいなのはいつからですか。
8年前ぐらいからかかってはいて、
1回薬飲むのをやめてちょっと治った時期もあったんですけど、
4年前ぐらいかなにまた再発しちゃって、
今も薬をずっと服用してます。
それは僕も全然知識がなくて、
やっぱ活動にも支障は出るというか、
めちゃくちゃ出ます。
そうなんですね。
本当に自分ではコントロールできない。
できないですね。
上がってる。
それこそもっとスランプだった時期とかは、
彼に10分でもいいからちょっと書こうみたいなことを言われて、
それでも泣いちゃうみたいな。
見上げて泣いちゃうみたいな。
自分でも書きたいのに。
書きたいのに書く気が起きない。
それでもうどんどんダメになっちゃってみたいなあったんですけど、
だんだん彼が一緒に喫茶店に突き沿ってくれたり、
僕本読んでるから書こうみたいな。
手助けをしてくれることによって、
どんどん書けるようになっていった。
だから彼がいなかったら多分私消えてたと思う。
大げさな話にも聞こえないですね。
消えてたと思う。
いやー、なるほど。
いや、わかんないですけど、
こういう活動してたらそういう病気?
病気ではあるのか。
病気ですね、完全に。
になる可能性も全然あるし、
しかも結構一人で家にいる時間が多い職業だから、
割と割合として多い気もしていて。
鬱病を治すためにバイトをするみたいなところがありますね。
定期的にリズムを作っていくみたいな。
なるほど。
それもね、誰でも彼でも話してよっていうのも違うと思いつつ、
やっぱ人と接する機会っていうのが、
一つ改善の糸口になりそうだっていうのは言えそうなのかね。
決まった時間に家を出るみたいな、こういうリズム。
そう、やっぱこういう話って聞きづらいから。
そうなんですね。
聞く側としては結構勇気がいる。
そうなんだ。
嫌な思いさせたらどうしよう。
全然ないですよ。
そうなんですね。
何にもないです。
私はページに対して怒ることはあるんですけど、
他人に対して怒るとかはそんなないんで、
何聞かれても全部答えます。
いいのかな。
私、一方で聞きづらいと言いつつ、
でも話さないのも不自然だなとも思っているから、
ちょっと今聞いてみたんですけど。
すみませんね、ありがとうございますお気遣いを。
いやいやいや。
周りで見てる人も一旦それを分かってて見る方が、
見ないふりするよりは、
何かアクションするとかじゃないですけど、
そっか、そういうのもあるのね。
そういうのもあって、
頑張って絵描いてるな、
じゃあ私も頑張ろうみたいな。
結構インターネットやってると、
私もうつですとか、
いろいろ病気持ってるとか、
そういう話を聞くので、
そういう人たちに対して、
頑張ってるところを見せてあげたい。
何だろう、一緒に頑張ろうではないけど、
一人じゃないよって言いたい。
これは配信しましょう。
やった。
嬉しいです。
よかった。
なかなか自分の声、
スペースとかYouTubeとかたまにあるんですけど、
会話するっていうのがないので、
嬉しいです。嬉しかったです。
よかった。
やっぱ声の力ってある気がするんで、
モテとはちょっと別の力がある気がするから、
というところで、
やばい、興味をむくままに聞いちゃった。
知りがつれずになっちゃいましたけど、
個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。
よかったです。
ということで、
告知を入れておきますね。
9月5日から9月23日まで、
ベイビーベイビーハンバーガー&ブックスさんで、
めりつかさんに展示をしてもらいます。
お墓の新作を制作する、
だいぶ熱量があることがわかったので、
お住まいの方はぜひ遊びに来てください。
ということで、今回のゲストも
イラストレーターのめりつかさんでした。
ありがとうございました。
40:16

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