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2026-09-20 39:39

〈ゲスト〉アサバマリエさん(前編) 「絵にならない時間」を乗り越えて描く。

『わかり愛、太陽』3rdシーズン第21回目は、イラストレーターのアサバマリエさんをゲストに迎えてお話を聞きました。主にAdobe Illustratorで制作しているアサバさん。描く過程でどうしても、図形っぽく見えてしまう「絵にならない時間」があるそうです。その工程を乗り越えて少しずつ想いのこもった「絵」にしていく感覚、共感できる方いらっしゃいますか?


[GUEST]

アサバマリエ

富山県富山市出身、神奈川県横浜市在住。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。グラフィックデザイナーとしてデザイン会社で勤務した後、2016年にイラストレーターとして独立。2021年ごろから作家「アサバマリエ」として活動。本当に描きたいこと・描きたい方法を模索し、繊細な表現と大胆な構図で子どもや動植物などを描く今のスタイルに至る。趣味は国内外への旅行、ワイン、野生動物の観察、スポーツ観戦。

Webサイト portlab.net/marieasaba/

Instagram https://www.instagram.com/marieasaba_illustrator/


本編に出てきた関連リンク

PORTLAB

https://portlab.net/

バーバーパパ(絵本)

https://www.barbapapa.jp/books

クリエイターEXPO

https://www.cr-expo.net/

Gallery CONTAINER

https://g-container.net/

GALLERY HOUSE MAYA

https://www.gallery-h-maya.com/

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[TOPICS]

ゲストはイラストレーターのアサバマリエさんです/キャリア10年、今のタッチで3〜4年/イラストのタッチが40種類/しっかり稼いでいく時代/社会との接点=デザイナー/絵のことしか考えていなかった子供時代/手癖が邪魔/学生時代はコンセプト力/絵の世界は一度あきらめた(?)/ドーナツおかみ/デザインが苦しくなった/可能性の分だけやろうとしてしまう/カタチがほしかった(法人化)/クリエイターEXPOで営業/本当に描きたい絵/コロナ禍の再スタート/描いて楽しい+見て楽しい/全ての経験が活かされている/下描き・修正は鉛筆で/「絵になる気がしない時間」を乗り越える作業/「絵」を完成させるということ/アナログ感覚の再現/感情がこもりすぎていない軽さ/沖縄→福岡→東京で展示をします/次回に続きます


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[MC]

三河史尭(みかわふみたか)

沖縄在住。グラフィックスタジオNERD ディレクター/デザイナー。2018年デザイン会社BALCOLONY. 沖縄オフィス立ち上げ。2019年よりNERD名義で活動を開始。何かをつくっている人の話を聞くのが好き。

Instagram https://www.instagram.com/balcolony_nerd/


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[BGM]


Life in Clay / Koloto

everyday (06-24-25) sparkletown/standingwave

everyday (07-17-25) meander shuffle/standingwave

everyday (07-09-25) expanding ontology/standingwave

Angel/Ryan Hemsworth & Lucas


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[COVER]

アサバマリエさんの作品とS3_ep.021を話しながら描いたOJIYUさんのキキガキ


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[企画・編集]

NERD



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nerdgallery.info@gmail.com

感想

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00:14
この番組は、沖縄のグラフィックスタジオ、NERDの三河文鷹が、
イラストレーターのおじゆさんや、さまざまなゲストの方たちを迎え、
イラストレーションの面白さや、活動の難しさについて考えをシェアすることで、
日々、作品制作をする皆さんとのつながりを深められないか、という思いで配信しています。
ゲストの方々には、実際に展示をしてもらったり、一緒にイベントに出展してもらったり、
番組を聞いてくださった皆さんが、直接作品を楽しめるような機会も考えていきます。
はい、今回のゲストは、イラストレーターの麻婆マリエさんです。よろしくお願いします。
麻婆です。よろしくお願いいたします。
本当にお話できて嬉しくて、僕、麻婆さんもイラストレーターのお手本だと思っているところがあって。
ありがとうございます。そんなことないですけど。
みんなに知ってほしいと思っていたので。
光栄です。ありがとうございます。
活動歴でいうとどれくらいになるんですか?
イラストレーターとしては10年以上なんですが、今のタッチで始めたのが3年ちょっとか4年弱くらいだと思います。
割と最近。
このカタカナの名前で仕事をし始めたのは、そんなに長くはないですね。
今ってそれ以前のフォートラボですか?
フォートラボのサイトとかはあんまり出してないんですか?
一応サイト自体はあるんですけど、ほとんど動かしてなくて、
まだ一応こちらからお仕事を受けることもあるので、存在はしてますが、
まだ更新がほとんどしてないような、止まっているような感じではありますね。
ご本人の気持ち的にも、もうそんなにそっちは押さなくて、今の作風でいけるといいなみたいな感じですか?
そうですね。今の作風が7、8割ぐらいになると嬉しいかなって感じですね。
それを聞いちゃうとちょっとあんまり言及しすぎるのも申し訳ないんですけど、
僕フォートラボのサイトを見て結構衝撃だったんですよ。
簡単に説明すると、イラストのお仕事を受け付けるサイトで、
イラストのタッチの参考例みたいなのがずらーって並んでて、
03:05
50個ぐらいありますよね、タッチがね。
40個ぐらいかなと思うんですけど。
これほぼほぼ浅羽さんが描かれている?
そうですね、基本ほぼ私が。
だからもう本当に多種多様なタッチを受け付けてますよみたいなサイトになってて、
一見するといろんなイラストレーターさんが所属してるのかなぐらいにいろんなタッチができて、
ほぼほぼ一人の方が描き分けてるっていうのを知って、
なんかもういいじゃんって思っちゃったんですよ。
浅羽さんに相談すれば大体できるじゃんみたいになっちゃって。
結構そこの作風を固定することはあんまり考えてなかったっていう感じですか、当初は。
そうですね、当初はなかったですね。
イラストのお仕事をするのがとにかく優先みたいな。
そうですね、もともとグラフィックデザインの会社に入ってて、
そこから独立したんですけど、
グラフィックデザイン会社にいるといろんなタッチのイラストが必要になって、
なんならもう自分で描いちゃうみたいな感じで。
そっか、だからこういう絵が欲しいっていうのがそもそも分かってるというか、
デザイナーの目線があるってことですよね。
そうですね、なのでどちらかというと個性を出すというよりは、
ここに使いやすいよねってイラストを考えてるっていうところが最初でしたね。
いやーでも、だからといってこんなに描けるのかっていう、
いやこれだからあんまりご本人的に推してないから宣伝するのもあれなんですけど、
個人的には見てほしいんですよ、イラストタッチの一覧ページを。
ありがとうございます。たまにいらっしゃいますよね、いろんなタッチ描かれる方。
まあそうなんですけど、ここでなんか体系的に整理して、それでもいけます。
しかもこのサイトがめっちゃよくできてて。
ありがとうございます。
いやーなんか職業イラストレーターの鏡だなっていう。
まあでも、イラストでしっかり稼いでいくぞっていうような目標が最初は特にありましたかね。
一つの絵だけだと難しいだろうなっていうのも最初ありましたし。
自分で器用だなって思いません?これ。
そうですね、ちょっと思い切って。
そうですね、試行錯誤していろんな人に意見もらったりとかもしつつ打ってきましたね。
一つ一つのタッチに燃焼をつけたりとかして。
そこはやっぱデザイナーっぽいというか、この整理して分かりやすく伝わるように見せるっていうのはデザイナースキルっていう感じもしてますね。
06:06
それいりますね。
頼まれやすい感じでは思ったんですけど、ただ先ほどのちょっとやっぱりAIの登場によるからなのか、やっぱり個性が少なめのタッチっていうのはちょっと淘汰されていっちゃうのかなっていう考えとかはあったりは
しますね。
そうですね、個性があるほど残るし個性が強くないものほどだいたい可能だったりはしますもんね。
そんな感じは思ってはいますね。
どんどん遡りますけど、もともとはデザイナーとイラストレーターだったらどっちが目標だったんですか?
そうですね、それがもともとは生まれた時というか、小っちゃい時は。
生まれた時に遡りますか。
物心ついた時からイラストレーターは目指していて、その後画家を目指し、美大に入り油絵家を専攻したんですよね。
そうですよね、デザイナー。
その時はもうめちゃくちゃ画家を目指してやってますって感じだったんですけど、ちょっといろいろ経て、
社会に役立ちたいなとか、社会と接点があるほうがいいなっていう考えが大きかったと思いますね。
それで、たまたまその時にアドビーイラストレーターのソフトに触れる機会があったので
仕事しながら勉強して、デザイナー社に転職したというか。
へー、そっかそっか。大学ではそういうパソコンはやってなかったってこと?
もう全然、私自体。
そっか、それでここまで来ましたね。
ブラインドタッチ練習してたぐらいでしたね。
ちょっとさっき気になったのが、結構早い段階からイラストレーターを目指してたっておっしゃってたんですけど、
職業として認識したのはいつ頃なんですか?
最初、保育園の時とかは絵本とかに憧れてましたね。
あ、もうその時点で?
はい。ラーバーパパとか好きだったので、自分で話、勝手に考えたりとかして。
そういったところから多分、絵本には興味があったり好きで、
小学校、低学年から中学年ぐらいの時にイラストレーターっていう職業を、何もなくですけどね。
何で知ったんでしょうね、それね。
イラスト見るのが好きだったんだと思います、とにかく。
それがどう活かされてるかみたいな、そんな深く考えてないですけど、
漠然といいなと思っていて、美術の教科書にその頃出会うじゃないですか。
美術の教科書見るのが好きになって、美術館とか行って、
09:04
いろんな本当に有名な美術館、美術を見てそっちに目指すように移行していったのが、
小学校の高学年ぐらいだった気がしますね。
早いなぁ。
早いですかね。
早熟ですね、なるほどね。
でも絵のことしか考えてないような。
いや、だからお話を聞くに、物心ついた時点から、
絵に関わるキャリアが始まってると言ってもいいのではないかっていう気がしてるというか。
でも一度ね、ちょっとデザイナーという横道にそれ、横道なのかわかんないんですけど。
子供の頃から描くのは日常だった?
そうですね、子供の頃は描くのが日常で、
なんかよく授業中でも教科書で落書きするような、図工の時間に張り切るような、
もう一回言ってもお絵かきしてるような子供ではあって、
で、美大目指すぞって思った時に、手癖をなくしたいなと思って、
落書きみたいなのをどんどん減らしていって、
制作に取り組むっていう、デッサンとかそういう創作に関わる以外の手癖みたいな落書きを、
大学に入ってからは一旦やめていて、
っていうことがあり。
なんだろうその心理。
なんかこれは邪魔なものだと思ったってことですかね、手癖が。
私にはそう思えたんですよね、その時。
どうしても引いちゃう線とかありません?
分かる気はします。
それをなくしたいなって思ってたんですよね。
すごいな、でも大学で手癖をなくすってのが、
結果論ですけど、手癖をなくした結果、
ボートラボの40種類のバリエーションに、
抵抗がなくなったっていう気が勝手にしてしまって。
あるかもしれないですね。
それで逆に学生時代は自分の個性みたいな、
絵画だったらやっぱ自分らしさみたいなのってこと?
私が行っていた大学のその他はもう作品作りってなると、
コンセプトを考えたりする方がメインだったんですよね。
なんでかっこいい言い方するとコンセプチュアルアートみたいな。
なるほど、スタイルっていうよりはもっと
根本の考え方みたいなところが大事だったってこと?
そうですね、なので絵に限らず立体とかもいろいろしましたね。
じゃああんまりスタイルを決めるみたいな流れにはならなかった?
ならなかったですね。
考えとしてはいろいろあったんですけど、
12:02
こういう理由でこういうのを作ってるみたいなのはあって、
でも特定の絵柄とか、特定の素材を毎回使うとかっていうのは全くないタイプでしたね。
じゃあ本当に自動体力みたいなのをつけていった学生時代までっていう感じですかね?
そうですね。
いろいろ見て、あらゆる作家の作品を見てとか、
自分がいろんな素材に触れてみたいな、
インプットしてアウトプットしてっていうのの勉強の場だったって感じですね。
お仕事するってなって、デザイン職がいいんじゃないかってなって、
デザインの仕事しつつ絵を描くことはあったけど、
別にその時は忙しいですもんね、そもそも。
そうなんですよね。
自分の制作なんてよっぽどやりたいとかできないイメージですね。
でもその頃ちょっと絵はやめてやるぐらいの気持ちでもいたので、
仕事だから描いてるみたいな感覚がありましたね。
すごい、その間にもそんな時代があったんですね。
はい、ちょっとなんかやけになってた。
なんなんだろう、それ。
普通にただ描かなかったっていう以上の何かですよね。
ちょっと絵の世界を諦めたっていうふうに思ってたのかもしれないですね。
言い方あれですけど、振りが効いてるというか、
今これで絵を描いてる人がそういう時期もあったっていうのはすごいから、
それが変わるタイミングがあったってことですよね。
そうですね。
絵は?
結構それは今の夫と出会って大きいかもしれないですけど、
いろんな流れをあったんですけど、
夫が全く絵とか描かない人で、
一切芸術とか美術とかっていうのもそんなに興味ないことはないと思うんですけど、
全く詳しくない人で。
一緒にいるときに説明するときとか、
出てきた言葉とかあるじゃないですか。
それを絵で描いてみせるとすごい喜んでくれたんですよね。
こんなに喜んでくれるんだなみたいな感じで、
少しずつ楽しい気持ちが戻ってきたんですかね。
ちょっとわかんないんですけど。
具体的には何を説明するための絵を描いた?
それが本当にしょうもない。
話すほどでもないようなことだったりして恥ずかしいんですけど、
宿を調べているときに、
15:02
なんたらなドーナツで次の開業行って、
本当はお上がどうとかっていうことが書いてあったりしたんですけど、
今説明わかりますかね。
開業が位置が変なために、
ドーナツが一回区切ってあって、
お上から始まる言葉だったのに、
区切りがないようになってて、
なんだろうね、このドーナツお上って、みたいなことを言ってたんです。
文章を見て。
じゃあドーナツお上ってこんな感じだよね、みたいなことを絵にしたんですよね。
なんかそれだけじゃないんですけど、
状況を描くのを絵にすると伝わりやすいよねってことで描いたり、
今でも思い出して話題に出たりするんですけど。
いい話だなあ、それで笑ってくれるというか。
そうですね、喜んでくれるっていう感じで、
夫はせっかくそういう力を持ってるならって気持ちでいてくれて、
たまたまそのときに勤めていたグラフィックデザイン会社でも、
ちょっとどうしようかなあみたいな、このまま行くのどうだろうっていう悩み時だったので、
やめようかなあみたいな話をしたら、
いつやめるみたいな感じで後押ししてくれたので、やめて。
よっぽど良かったんでしょうね、そのドーナツお上が。
上手いんだろうし、きっと。
全然ほんとしょうもない絵だったんですけど、
さらっと鉛筆で描いただけの絵だったんですが。
それを見出してくれたし、
旗から見ててデザイナー忙しいしとかっていう心配もあったんですかね。
そうですかね、なんかちょっとグラフィックデザインの仕事が苦しみだしてたっていうのはあるかもしれないですね。
大変ですもんね、デザイン。
シンプルに忙しくてって感じですか。
それともなんかもうちょっと自分の得意不得意とか課題みたいなのにぶち当たったとかそういうことですか。
なんでしょう、説明が難しいんですけど、
ちょっと苦しくなったっていうのはシンプルにありますかね、デザインの仕事が。
つらいくないです?
僕は割とそもそも好きっていう気持ちが芽生えて仕事に就いたところはあるんで、
辛さも含めて楽しめるところはちょっとあって、
だからもしかするとその社会とのつながりとか、
お仕事にするためにって思ってデザインを選ぶと結構割に合わないっていうのはわかる気がする。
そうですね、楽しくも確かにあったんですけど、やっぱり考えなきゃいけないことが多いというか、
18:03
ミスも許されないですし、なのでデザイン業を続けてらっしゃる方はすごい尊敬してますね。
そうか、だからそこで自分の中にもちょっとずつデザイン以外の何かを探す必要性があったってことですね。
そうですね、そんな気はします。
デザインするときも簡単に絵を描くみたいな感覚がありますよね。
なので今もその感覚は生きてると思うんですけど、
例えばエアウトとかもそうなんですけど浮かせるデザインとかあるじゃないですか。
ポップアップじゃないですけど、ちょっとこうあえてドロップシャドウをかけてみたいな。
そのドロップシャドウにもすごいその時からこだわってたんですよね。
なんかちょっと想像できるな。
ちょっとだから影はこの光だったらこんぐらいがいいだろうとか。
完全に絵ですね、それはね。
そうなんですよね。楽しくもあり、違うところにこだわり出してるんじゃないか感とか。
わかんないですよね。
それをやってたら仕事のスピード感は結構きついかもですね。
そうなんです。
わかってきました、ちょっと。
アンとかもやっぱりいっぱい思い浮かんじゃった場合に絞り込むことができない人間だったんでしょうね。
ちょっと今離れてるんで今のデザイン業界は知らないんですけど、
よく言うと小竹梅を出してとか、
あとは一つはクライアントピンポイントのものを提案して、もう一つはずらしてとかあるじゃないですか。
それがちょっと複数やりたがっちゃって。
なので楽しいんですけど、すごい同時に苦しかったので、
街中、イラストにおいても言えるんですけど、デザインがあふれ返ってるので休まらないみたいな。
考えちゃうから。
完全にそれが染み込んでるからこそ、今のイラストのお仕事もすごい安定感あるんだろうなって聞いてます。
デザインに比べるとやっぱりイラストは決まったものをほぼご依頼いただけるっていうのが精神的にはすごい楽でもありますね。
可能性があればあるだけやりたくもなっちゃうし、その分つらくなっちゃうとか。
そうか、それで会社を立ち上げるっていうのはどういう経緯なんですか?
イラストの会社を立ち上げたっていう。
個人事業主としても、むしろそっちがスタンダードな気もするんですけど。
そうですよね。
なんかでもそこもちょっと夫がアドバイスじゃないですけど、
21:04
個人化したら?みたいなことを言ってくれたというか。
ちなみに何のお仕事をされてる方なんですか?
サラリーマンです。
そうなんですか?自分で事業をやってるとかではなく?
ではなく。
それで?
そういう契約ものとか数字が強いですかね。
なるほどね。
確かに社会の仕組みとか知ってると個人化するメリットとかも分かってくる気はするんですけど、
サラリーマンの方でこの勘残があるってすごいですね。
確かに。
でも多分そういうことを言われなかったら、あんまり浮かばなかったかもしれないんですけど、
個人化するっていうことは。
多分自分の中で少し何か形が欲しかったっていうのもあるのかなと思います。
個人化するという達成感じゃないですけど。
いやなんかてっきり、てっきりっていうかそれもあると思うんですけど、
個人化して自分の名前を前面に出さないことで、
自分のパーソナリティとちょっと切り離されてて、
いい距離感で仕事と向き合えるというか。
今名前出してらっしゃるから必ずしてもそうじゃないかもしれないですけど、
会社の評価がダイレクトに自分の評価になってくるのをちょっと和らげられたりするじゃないですか。
はいはいはい。
いやなんかそういうこと考えてるのかなって勝手に想像してたんですけど。
でもそれはある意味、法人化する前にポートラボっていう矢口をつけて、
いろんなタッチを描いてるっていう時に少しあったかもですね、その感覚は。
そっか、イラストのお仕事を始めてその後に法人化してるってことか。
そうですね、初めて少し経って何年か経ってから法人化したので、
近いものはあって、より法人化することでその感覚は強くなるような気もしますが。
いやそうですよね。なんか営業とかはしますか?
営業はクリエイターエキスポっていうのになってました。
それ結構実際にお仕事につながるものなんですか?
そうですね、結構つながりますね。
すごい頑張ってた時は契約している会社というか、
つながっている企業数とかはそこそこ多かったと思うんですけど、
だんだん絞られて、同じ会社さんと長い付き合いになっていくみたいなことはありましたけど、
でも必ず絞りすぎると、この会社さんと終わってしまったら辛いことになるっていうのが
デザイナー時代に学んでたので、
複数の会社さんとっていうのは大事にしてたんですけど、
24:02
営業といえばそれですかね。
なるほど、それきっかけで実績が実績を呼んで。
さっきも言った通りめっちゃ器用で、
何というかその間口が広い方がお仕事になる可能性は機会が増えるイメージを持ってはいるんですけど、
それが今の作風に絞り込まれていった経緯みたいなのを聞いてもいいですか?
いろんなタッチでやっているうちに、自分がちょっと薄くなっていくんですけど、
本当に書きたいタッチってあるはず、自分が一番いいと思う絵ってあるはずなんですけど、
そういうことにこだわらずに書いてたので、
さっきと逆ですよね。
法人化したり、そういう自分と違う少し距離のあるものをつけると、その評価が直接的ではなくなるっていう。
これが良くも悪くもあって、
心のバランスが半分とれているんですけど、半分ちょっと不安定になるというか、
好きなもので勝負してないんじゃないかなとか、
本当に私に頼みたくて頼んでるっていうよりは、ちょうどいいから頼んでくださってるっていう。
本当にそれが目的ではあったから正解なんですけど、
そうなってきたときにちょっとこのままでいいのかなっていう焦りみたいなものは、
何年もずっとあって、
といってオリジナルの絵を描く時間も作れないっていうときにコロナがあって、
ほんの少し時間ができたんですよね。
なのでこれを機にちょっと自分の好きだと思える絵を詰めてみようと思って、
書き出したのが今の絵の対象というか。
インスタで言うと、インスタの今の投稿を始めたぐらいがそういうタイミングだったってことですか?
そうですね、まさにコロナ禍から私始まってるんじゃないかと。
なるほど、生まれ変わったんですね、じゃあそこで。
そうですね、今のタッチも結構最初はもうちょっとキャラっぽいものを、
まるっとしたものを描いてたと思いますね。
そっか、コロナなんですね。
実際だからリアルな合理性の話で言うと、お仕事には困ってはいなかった。
はい。困ってはいなかった。
だけど自分の中での落としどころみたいなところで、
このままでいいのかなっていうのがきっかけだったってことですか?
そうですね、まさに。
それでなんか自分と向き合うってなったときに、
まず何をしたとか、ひたすら考えたのか、なんかを見るようになったのかとかありますか?
もともと多分今のタッチが好きで、
27:01
頭の中にほんのりとはずっとこういう方向性でいきたいみたいなのがあったと思うんですよね。
なのでそれを突き詰めて描いていこうみたいな感じですかね。
ずっとあったはあったんですね、自分の好きなもののイメージとか。
そうですね。
ちなみにこれはデジタル?
はい、デジタルです。
それを一個ずつ確認していく作業だったみたいなことですか?
ですかね。
本当はもっとシンプルなタッチも極めたいなと思ってやったんですが、
線画のタッチを。
うんうん。
でもなんか自分で全く納得のいくものにならないし、作業が楽しくなかったんですよ。
あらー。
多分絵って描いてて楽しい、自分で見ても楽しい、両方がないと続かないなと思うんですけど、
作業も楽しい上に出来上がったものも自分でも好きと思えるっていうのが今のタッチでしたかね。
なるほどー。いやーいい話だなー。
そうです。
間違いなく。しかもでもそれも結果論ではあるんですけど、
自分らしさみたいなのを抜きにしてそのイラストレーションの仕事の経験値がめっちゃあることが確実に活かされている気がしていて、
学生時代にそのコロナ禍になった気持ちになってたとしても、こうは言ってなかったとは思いませんか。
思います。
そうですよね。周り道といえばそうだけど、じゃあ吹っ飛ばしてここに行けてたかっていうとそんなこともない気もしてしまうんですよね。
そうですね。本当おっしゃる通りだと思います。
すごい周り道しましたけど、全部が生きてる気がしますね。
アドビイラストレーターで描いてますけど、修行のようなグラフィックデザイナー時代があったからこそ使えるなっていうのもありますし、
子供の時に好きだったものとか美術館で見たもの、大学の時に見たものとか、全部の経験が今に来てるかなって思います。
ですよね。イラレはデザイナーからするとめちゃくちゃ自然だなとは思うんですけど、絵を描くにあたって不便だなというか、
ポトショップじゃなくイラレが良かったのは?
そうですね。デザイナー時代にイラレを使うじゃないですか。そのまんまその机で絵を描くのでイラレで絵を描いてはいたんですけど、
マウスで描くんですよね。だからすごい手が疲れるし。
30:04
ですよね。何もないんですね。
そうなんです。ペンタブーも使おうとして試したんですけど、ちょっとずれるのが本当に感覚的にどうしても私は合わなくて。
一個一個マウスで、パスですよね基本はね。パスで形を追っていくのが結局納得感があったってことか。
そうですね。下描きは鉛筆なんですけど、アナログというか。紙に鉛筆で描くのが一番楽しいというか心地よいですけど、
それをスキャンして自分で自分の絵をトレースするみたいな感じですが、本当に修正も一旦出力して鉛筆で描いたりとか。
それ今も?
今もですね。
なんか嬉しい話だなと。
感覚は私は紙に鉛筆が好きで、少しざらつき感のある紙に柔らかいタイプの鉛筆で描いているのが一番合って描いているんですけど、
なんか再現するとなった時に疲れはするんですけど、メリット・デメリットあるじゃないですか。
イラストレーターがパッと塗れるとか、曲線が綺麗に引けるとか。
デメリットは細かい曲線が引きづらいとか、本当は感覚的で描けるものが全然それが伝わらないのでできないとか。
下描きで描くといい感じなのにイラレで描くと全く完成する気がしないってことが必ず序盤ではあって。
あるんですね。
絵になる気がしないなってイラレの最初は思って。
そこを越えていくと描けるんですけど。
それは今もそういう感覚がある?
今もそうですね。
面白い。
面白いですよね。面白いっていうのもなんですけど。
それはもうひたすら乗り越えられるまでやるしかないって感じですか。
そうですね。いい絵にしようと思って集中するとできるって感覚が多い私の場合はですけど。
イラレってやると最初はどうしても図形じゃないですか。図形みたいな感じだし、思いのこもった線にならないというか。
めっちゃわかります。
はい。なので本当に少しずつそこに集中して線の色をどうするかとかずらすとかそういうのを重ねていくと完成に近づいていくって感じはしてます。
それはいい話。
そうですか。
本当に失礼になっちゃうと分かった上で言うんですけど、イラレで描いた絵って完成したものだけ見せられると自分でもそれなぞって描けるんじゃないかっていう感じになっちゃう気がするんですよ。
33:00
安易に手を出してやってみたらパスっぽさがそのまま残った絵になっちゃうとか、無機質なまんまの絵になっちゃうみたいなのも結構ある気がしてて。
浅田さんはそれを持たった上でそれを乗り越えるところまで集中してるんだっていう話だと今聞いてて、めっちゃいい話だなって思いました。
そうですね、私の場合はそのやり方というかその表現というかが合ってるというか好きみたいで、きちんと頭の中で絵としてイメージができてることが大事な気がしますね。
いやーこれなんて言うんでしょうね、わかるんですよ。画面が埋め尽くされたら絵になるかっていうとそんなこともない。この世界ってなんなんでしょうね。
不思議ですよね。絵を完成させるって不思議ですよね。
いいですよね、でも絵の中には確実にあるんですよね。
そうなんですよね、これじゃ完成してないなっていうのもなんとなくわかりますよね。
そこの勘どころはやっぱり経験値からくるものだ。
なかなかどうでしょうね、もっと描ける方はずっといるのかなと思ったりはしますけど。
あくまで身体感覚であってほしいというか。
そうですね、私の場合はそう思いますね。なんか描いてきた感覚、油絵の具だったり絵だったり水彩だったり色鉛筆だったりって年代ごとに使ってきたものってあると思うんですけど、
紙持ちって貼るとか、そういったものとかの感覚を思い出しながらというか再現している部分もあると思いますね。
それかついられの特徴を知っているのも大事かなとは思うんですけど。
むしろいられだからこそみたいなところもあるんですね。
そうですね、なんか手描き風に見せたいとはあんまり個人的には思ってなくて、そこも不適当はあんまりしてなくて、
ちょっとここはいられみたいなものを使わないと無理だよね、みたいな表現をあえてしたりとか。
もしそれで淡々と見えると言いますかね、感情がこもりすぎてない表現みたいなのはいられだからこそできるかなと。
軽やかさというか。
そうですね、重くないというか、そういうのも好きですね。
だから絶妙なバランスですよね、そこで。
それが好きだと思います。
いや、もうあとは作品を見てくださいっていう感じだと思う。こういうことなんですよとしか言えない。
そうですね、でも全然本当は好きですけどね、無機質ないられの他の方の絵も好きですし、他の人がたっぷり感情こもった絵を描いているのを見るのも好きですし、見る分にはどんな絵だって好きですけどね。
36:12
自分の絵に関してはそういう表現があっているって思うことを添えておきます。
ありがとうございます。
ちゃんと順を追って今の作風にたどり着いたんだっていうのがかなりダイジェスト版ですけど、ちょっとわかったような気がします。
ありがとうございます。
嬉しい話が何個あったな。
ちょっとね、経歴の部分をだいぶお話しいただいたので、後編でもうちょっとその表現について僕が思うところとかをお話できたらと思ってるんですけど、
一旦告知をしたくて、まずでも何より沖縄展示の告知をしないとですね。
そうですね。
僕が代わりにしてもいいですか。
じゃあお願いしてもいいですか。
9月の19日土曜日から10月の4日まで沖縄那覇の文庫の文庫さんで朝場さんに展示をしていただきますので、沖縄におそばりの方はぜひお越しください。
ぜひお越しください。
それ以降の告知とかってあったりされますか。
そうですね。沖縄での展示が終わった後に10月の28日から11月9日まで福岡の展示院でギャラリーコンテナさんというところで古典が。
共通している作品もありつつそれぞれの場所でしかない作品を入れる予定なんですけど、福岡の後に11月30日から12月5日まで東京の青山でまた古典が。
東京はギャラリーハウスマヤさんですね。
なるほど。じゃあいろんな場所で朝場さんの作品が見れるってことですね。
そうですね。はい。
それぞれの場所でお楽しみにということで。
ぜひぜひ。
今回のゲストはイラストレーターの麻生真莉さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
39:39

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