2025-02-07 13:20

共生社会を目指す

毎日新聞出版社長 山本修司
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今日の学ぼう社会のカギですが、大阪市で7年前に聴覚支援学校に通う当時、11歳の女の子が重機に跳ねられて死亡した事故で、遺族が運転手らに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が、去る1月20日、大阪公債で言い渡されたということですが、
一新の大阪地裁は、女の子が働いて、将来得られたはずの賃金は聴覚障害があるため、全労働者の平均賃金よりも低いと判断したのに対しまして、今度の大阪公債は、健常者と同等とする初判断を示したということなんですね。
これは大変画期的な判決だと報道されていたんですけれども、背景には、障害者をめぐるさまざまな問題があるということのようです。
今日は、この辺りを毎日新聞出版社長の山本修司さんに解説をしてもらいたいと思います。
山本さん、おはようございます。
おはようございます。
この裁判、公債判決ということだったんですが、4日が上告期限だったんですが、これで上告されなかったので、確定したということなんですね。
これまでの同様の裁判でも、真摯に障害を持つ未成年者が将来働いていられたはずの利益、これ、異質利益と言うんですけれども、
これを障害の具合に応じて、全労働者の平均の6割とか8割とか減額する判決というのが続いておりまして、
これがある意味、裁判実務の原則とされていたんですね。
私は常々これに強烈に反感を持ってたんですが、今回の裁判の一審でも、この女の子の異質利益を全労働者の平均の85%と、
要するに身が不自由なので15%減額したということだったんですね。
公訴審はこれを、健常者と同じ水準だという、これが画期的だとされてるんですけども、
私は今回のケース、これ画期的というより当たり前だと思うんですね。
障害があるんで、その程度に応じて、異質利益を減額すべきだという考え方ですね。
これ、司法判断を示す上での原則だったんですが、一見合理的のように見えるけれども、本当にそうなのかということですね。
とんでもない差別ですよね。
そうですよね。私も新聞社にいたとき、ほとんど耳の聞こえない部下を持ったことがあるんですけども、
言葉やりとりする際は、今UDTalkというアプリがありまして、これを入れると、スマホやタブレットなどに入れておけば、
音声を認識して文字変換してくれるんですね。
出談なんかもできるんで、コミュニケーションがほとんど全く問題なかったんですね。
この人は、実は人の唇の動きで言ってることもわかるということで、
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本当はリアルタイムでわかるんですけど、当時ちょっとコロナでしてですね、
みんなマスクしてたもんで、ちょっとこれはできなかったんですけども、
それでも全く問題なかったということなんですね。
ですから、私が勤務評定する際も、全く他の人たちと同じように、能力とか成果とか勤務態度、
こういったことで評価したわけですけど、聴覚の障害っていうことは、そこに全く反映されてないということですけども、
当たり前っちゃ当たり前になるんですよね。
障害があったとしても、健常者にはない特技があって、それでお仕事をすることだってあるわけじゃないですか。
いや、そのとおりですね。
そのとおりで、逆に健常者であっても、コミュニケーション取りづらい人っていう、
よく言われる話の通じない人っていうのは、コミュニケーションが非常に困るということですね。
健常者でもそれだけ稼げない人もいるみたいな。
そうするとですね、私の部下だった人の聴覚障害っていうのは、まある意味個性の範疇なんだろうと。
まあ、聴覚に障害があるというその一事を持ってですね、
仮に小さい頃、その人の輸出利益を、もし仮に低く算定されていたとすればですね、
過去に戻ってみてですね、これは不調だと。
私は思うのはいかがですかね。
いやいや、もうだから全くそうで。
例えば、その障害がある分、健常者よりもいろんな努力をなさって、
で、その仕事を実際に尾本さんの部下としてやったときに、
もうそれは健常者と変わらず、あるいは健常者よりも仕事として有能な力を発揮してくれたとするならば、
その勝手に裁判所が、労働平均賃金の8掛けとか6掛けとか、
何やってくれてんだって感じですよね。
もっと言うと、それは健常者でも6掛けでもいいんじゃないかっていう人もいるってことですからね。
もちろんそういうことですよね。
そうなんです。それで、ちょっとこの公選の判決に戻りますとですね、
この障害者の失利率を算定する上で、3つの枠組みというのを示しまして、
1つは障害の状況ですね。
それから、働くようになったときどういう能力が発揮できるかなというところ。
それから、社会情勢や職場環境の変化ですね。
こういったものがあるんですが、特にこの社会情勢の変化というのがですね、非常に大きなところがありまして、
ちょっと堅い話をしますと、昨年4月に障害者差別解消法というのの改正法が施行されまして、
民間の事業者はですね、こういった障害を持つ人の障壁を取り除く合理的配慮の提供というのがですね、
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これまでは努力義務だったのが義務になったんですね。
ですから、これに違反することを繰り返した事業者はですね、指導を受けたり勧告を受けたりするんだと。
要はその企業などはですね、その従業員が持つ障害について、
それが働く上でその障壁にならないような合理的な配慮する努力を、
努力ではなく義務を持つんだということなんですね。
これによってですね、本来障害を持つからといって、
輸出利益を低く算定される土壌はですね、基本的にはなくなっていく方向にですね、向かうんだと思われるんですね。
今回の判決、これはあくまで個別判断なんですが、
ですから全てに当てはまるわけではないですが、それでもですね、
その障害の度合いによって輸出利益を減額するという原則だったものをですね、
基本的には健常者と同じで、減額するのはあくまで例外ですよということにしたと。
それからその女の子の障害の程度などを正しく判断してですね、
この障害者差別解消法というのが改正されていればですね、
企業もいろんな配慮をするだろうから、きっと同程度に働くことはできたはずだという、
こういった結論を導いたところはですね、評価できると思うんですね。
ただ私はその合理的配慮という言葉で、この配慮という言葉にもちょっと違和感がありまして、
なんか配慮というとですね、心配りをするとか心遣いをしてあげるようなニュアンスが入ってくる。
なんとなく上からですよね。
なんとなく思いますよね。
これはあくまで義務なんで、どんな心持ちを持とうとやらなきゃいけないことなんですね。
で、私はかつてオリンピック、パラリンピック出場というのをしてたんですが、
その時に車椅子生活をしている学者のですね、
豊田医学の川内義彦さんという方とお付き合いしてたんですが、
この方、心のバリアフリーという言葉がありますね。
一見美しい言葉なんですが、
これをとても強く批判してたっていうのは私大変印象に残ってるんですね。
これ何かというと、心のバリアフリーというですね、
やっぱり思いやりとか優しさということを伝送するんですけども、
これはあくまで個々人の心の持ちようであってですね、
そういう心持ちを持とうが持つまいが、
障害者差別ことは絶対に許されませんし、
障壁を取り除くのは思いやりなどではなく、
社会の責務なんだと。
障害があろうがなかろうがですね、
全ての人は平等なので、
お互い尊重しあってですね、
生き生きとした人生を送ることができる、
強制社会の実現という言い方をしてましたけども、
これを非常に強調されてたんですね。
私もこれに大変大きく共感しまして、
東京オリンピック、パラリンピックの毎日新聞としての目的をですね、
強制社会の実現ということにしたんですが、
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ここで私がずっと訴え続けたのは、
この人が障害を持っているっていうのではなくてですね、
この人がもし障害を感じているというのであれば、
それを取り除くことができない社会にこそ障害があるんだ。
例えば車椅子の方が階段を登れずに困っていると、
なんでこの人はここを登れないんですかっていうと、
この人が障害を持っているからではなくて、
ここにエスカレーターとかエレベーターをつけない社会に障害があるんだ。
そういう考え方ですね。
また障害者の方々も非常に前向きでして、
毎日新聞社が100年以上前から、
テンジマニシという目を見えない人のための新聞を出しているんですが、
実はこの昨日付けの2月6日号に線量が載ってまして、
例えばこういうのがあったんですね。
暗闇で読書が進む毛の割れ。毛というのは目が見えないという意味ですね。
暗闇もすいすい歩く白い杖。
こういった線量が出ているんですね。
今、視覚障害者というのは、
テンジや音の出る読書機というんですかね。
こういったものがありますので、
別に真っ暗な中でも全然読書できますし、
暗闇だって目の見える人は困りますけど、
白い杖を持ってすいすい普通に歩けると。
何の障害もなく歩けると。非常に肯定的なですね。
全く自虐的なのではない、前向きな力強さがあるわけですね。
こういったことを障害者の方々にも、
こういった力があるんだということは、
やはり知っておく必要があるんだろうと思うんですね。
亡くなった女の子、たった11歳で突然命を奪われて、
想定された将来能力を一時的に低く評価されてしまったという、
本当に不当で気の毒な状況になったんですが、
今回交際判決も確定したことですし、
障害に対する考え方とか、社会のありようが変わってですね、
強制社会というものが実現すれば、
この女の子も浮かばれるのではないかなと、
そんなことも考えている次第なんですね。
そうですね。
女の子の命が亡くなったということは、
本当に残念なことなんですけども、
その犠牲がこれからのまたそういう人たちのためになった、
あるいはそのご遺族の皆さんもそれに尽力なさったということなんでしょうね。
ありがとうございました。
今日は強制社会を目指すということで、
山本さんにお話を伺いました。
毎日新聞出版社長山本修司さんでした。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
バッテン少女隊の春野きいなと、
アオイリノアです。
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