トランプ大統領の決断と世界経済への影響
さて、今日の学ぼう社会のカギは、イラン戦争が6月の定戦合意、崩壊。エネルギー価格はまた上昇。円安も、さっきも言いましたけど、全然止まらない。
ブッカラカが我々、国民を苦しめているんですけれども、これ、元をたどると、アメリカトランプ大統領の決断というか、なんだろうな、という行動が元なんですけれども。
今日、先ほどもニュースで言いましたけど、追加関税2.5%増える日本は、とにかく今、世界経済がトランプ大統領に振り回されているということで、今日の学ぼう社会のカギは、何でこうなるのかということで、改めてトランプ大統領を知りましょう。
イラン情勢とトランプ政権の背景
トランプ大統領を知ろうということで、元さんで毎日編集長、片中周一郎さんにお話を伺います。片中さん、おはようございます。
はい、おはようございまーす。
本当にトランプ関税もね。また、えーって思って朝、ニュースで聞いてましたけども。
しかも、イラン戦争ですね。
これもね、2月の28日に突然、一斉空爆に踏み切って、他の国の最高指導者と幹部を殺害をして始まったっていう。
その後の経緯は、皆さんご存知の通り、少々おっしゃる通り、定戦合意もほとんど崩壊しましたよね。
で、ホルムズ海峡だけじゃなくって、航海側もなんかもう通れなくなるんじゃないか、みたいな状況で。
すいません、他の国のことではありますけども、はっきり言って大迷惑ですよね。
日本でいうと、ガソリンや電気、ガス代なんかが上がって、政府は3月からガソリン代、7月から電気ガス代の補助支援も始めましたけれども、
そこにかかる費用、税金ですね、なんと1兆5000億円ですよ。
家計が厳しい大学生に支給される給付型、返さなくていい奨学金ですね。
これのね、国の予算のほぼ10年分ですよ。たった半年で。
だからね、若い人ももっと怒った方がいいと思います、この戦争に。
でですね、なんでこんなことになっているのか改めて振り返りました。
すると、発端は15年前のある晩餐会まで遡った。
その話の前にごめんなさい。まずは直近の事情からおさらいですけれども、
トランプさん、海戦の理由の第一に差し迫った脅威の排除、イランが核兵器と長距離ミサイルの開発を進めていて、
これが近いうちにアメリカ本土を射程に出るんだと主張しましたが、
それはどうやら表向きで背景には2つの活動があったとされます。
一つは去年の末以降、イラン当局が反政府デモを弾圧して民衆の不満が広がっていたということです。
もう一つは、メイユーとも言われるイスラエルのネタニア主将らが、
この機に乗じてイランに打撃を与えれば、政権は転覆して新米政権を自立できるぞと伝えたこと。
いずれも背景にはCIAやモサドなどの情報や工作活動があったとされるんですね。
ちょうどオリッシーもCIAの情報支援でベネズエラでの大統領降伏作戦に成功して、
自信を深めていたトランプ大統領は、イランもチャンスだと見たというのがアメリカメディアの分析でした。
一方、イランはなぜ核開発を加速したのか。
この背景には1期目のトランプ政権がイラン核合意を破棄したことがあります。
イラン核合意というのは当時のオバマ大統領が主導して、
アメリカやロシアなど国連常任理事国プラスドイツの6カ国とイランとの間で結ばれ、
イランの核開発を制限してIAEAの差札を受け入れさせる代わりに、経済制裁は解除するという合意でした。
これは10年前のことなんです。
でもオバマさんの次の大統領になったトランプ氏は、これを史上最悪の合意の一つだとして離脱するんです。
制裁解除がミサイルの拡充などイランの軍核を進めたじゃないかという理由ですけれども、
結果としてイランは濃縮ウランの生産を再開しました。
つまりトランプ大統領は自らが1期目に行った合意離脱でイランの核の脅威を高めて、
2期目で軍事的解決に突き進んだ、自ら撒いた種だっていう見方もされるんですね。
ほんとそうですね。そう思える。
ただトランプ氏はオバマ核合意がイランの核武装を許したんだと、
核兵器使用を阻止するためには軍事攻撃が必要だったと言っていて、
定戦後の交渉で目指す合意、これいつになるのかわかりませんけれども、
オバマ政権の合意よりはるかにいい内容になると本人は主張していらっしゃいますね。
オバマ政権の合意の方が平和的でしょうっていう気もしますけどね。
私たちにはそう見えますけどね。
トランプ氏とオバマ氏の因縁
でもトランプさんが自分の成果を強調するために比較対象として、
オバマ政権をこき下ろすっていう例はいっぱいあってですね、
例えば医療保険制度改革法、通称オバマケアって呼ばれますけれども、
これに関してはもう災害だとまで言って撤廃を目指してますし、
外交政策は弱越しだったと、
テロ組織が対等したのはオバマの責任だと票するなど、
無能で最悪の大統領とまで言ってる。
どっちがみたいだや。
じゃあなぜトランプさんこれほどまでにオバマさんを敵視するのか。
お待たせしました。そのヒントが15年前の出来事です。
何がありましたかね。
当時トランプさんはオバマ大統領はケニア生まれで、
出生地がアメリカでなければ大統領になれないという憲法の規定に違反している。
つまり大統領の資格がないというバーサー陰謀論と呼ばれるんですけれども、
これを繰り返し唱えてました。
これに対してホワイトハウスは晩餐会の数日前、
オバマ氏の出生証明書を詳細に公開して、
ハワイ州ホノルル生まれであることを証明します。
オバマ氏は晩餐会のスピーチで、これでこの問題は終わり。
ドナルドはようやくもっと重要な問題に集中できると述べて、
その重要問題として当時トランプさんが出演していたテレビ番組内の揉め言などを上げてからかい、
会場から大きな笑いを取ったんですね。
晩餐会にはトランプさんも出席してましたけれども、
それまで上機嫌だったのが一変。
オバマ氏のスピーチが始まるとうつむき、怒りに満ちた表情になったと報じられています。
オバマ氏はこの5年後、大統領退任前のホワイトハウス記者協会、晩餐会でも、
トランプ氏をジョークの対象にしましたが、
すでに共和党の大統領候補になっていたトランプ氏は晩餐会を欠席して、
ペンシルバニア州で選挙集会を開いていてですね、
その前にすごく退屈な夕食会から遠く離れて、これほど嬉しいことはないと言っていたと言うんですね。
もちろんですね、この晩餐会の出来事だけでトランプ氏がオバマ氏を恨んで、
イラン核合意が廃棄され、今に繋がったなんていうつもりはもう問わりません。
ただ、トランプさんがアメリカ史上初のアフリカ系大統領となったオバマさんを嫌って、
そのオバマさんに2度にわたって晩餐会でからかわられて笑われたっていうのは事実です。
人間関係が影響する政治
一方、今でこそ関係に亀裂が入ったとも言われていますが、
イスラエルのネタニア首相とトランプ氏は長い間、互いに盟友と呼び合ってきたのも事実です。
つまり政治っていうのは、昭和地方議会から大和国際紛争まで、
背景には人間関係の良さとか悪さとかですね、そういったものがあるということを、
このイランの問題でした。
ちょっと音声が途切れてしまいました。
大丈夫ですか、音声。
今少し途切れてしまいまして、地方議会から国際紛争までやっぱり人間関係が裏にあるんだなっていうところまでは聞こえました。
はい、ということを感じたということでして、
これって自民党の総裁選とか野党の離合衆さんを振り返ってみても、そうですし、
おそらくは今の福岡県議会の野党さんとか、いろいろ思ってしまいます。
ちなみに先ほど言ったバーサー陰謀論、オバマ氏はアメリカ生まれじゃないという偽情報ですが、
トランプ政権下の外交政策とアメリカの政治的潮流
これを最初に読めたのは、2008年の大統領選で、
民主党の候補者指名連争をオバマさんと争っていたヒラリー・クリントンさんの勝手連的な支持者たちだったと言われます。
身内だったんですね。
トランプさんは後にその陰謀論に乗っただけだともいえ、
2016年の大統領選では、そのヒラリーさんがトランプさんにあぶれて大統領への道を立たれるわけですから、歴史って皮肉だなと思いますね。
そうして大統領になったトランプさんは一気にイラン核合意だけじゃなくて、地球温暖化は史上最大の詐欺だったと言って、
温室効果ガスの排出削減などを定めたパリ協定から離脱したほか、艦隊併用パートナーシップ協定、TPP覚えてらっしゃいますよね。
これもそれから中距離核戦略全廃条約からも、さらに国連機関ではヨネスコや人権理事会からも離脱してですね、
パレスチナ難民救済事業への資金拠出も止めました。
この一部はバイデン政権で復活するんですけれども、2期目には世界保険機関WHOからも離脱してですね、海外援助全般を縮小するなど、
アメリカファーストという名のもと民主党政権の時の外交政策を転換し続けているのは、これ皆さんご存知の通りです。
ということで最後は逆説的にですね、じゃあなんでアメリカの民主党は最近大統領選や連邦議会選挙で苦戦、敗北するのか、
アメリカメディアの論評などを改めてさらってみました。浮かび上がったワードはエスタブリッシュメントでした。
20世紀の民主党は実は労働組合や移民、農民、都市労働者などが主な支持基盤で、大企業や富裕層に対する庶民の党だったんですね。
ところが近年はニューヨークやロスなど大都市部の工学歴層や大企業、専門職、官僚、メディア産業などとの信用性が高くなってですね、
地方や衰退した工業地帯などの人たちからはですね、特権域を守るエリート側だと見下しているなんていうふうに見られるようになって、
ジェンダーフリーとか環境重視とか移民の人権とか国際協調とかのリベラルな主張はですね、
これ生活に困らない意識互い系の説教だと移って理反が起きたと言われます。
こうした不満や政治不信の受け皿になったのがトランプさんで、ワシントンの政治派を腐敗した支配層だと、
官僚組織は政策を陰で操るエリート集団だと、ディープステイトって言うんですけど、
それから主流メディアは変更していて既得権側の手先だと呼んで、
実は自分も裕福な実業家なのにその対決姿勢からエスタブリッシュメント、支配層に立ち向かう側だというイメージを獲得したと言われてるんですね。
ただこの反リベラルって言われる小流はアメリカだけじゃなくて世界的な現象ですよね。
グローバリズムより自国の産業や伝統文化を尊重しようとか、難民移民に寛容になるよう自分の国の労働者を守るとかですね、
といった流れこれどの先進国でも見られますよね。
ちょっと無形化してるというか。
格差拡大と現代政治への問い
その背景にあるのは経済のグローバル化が招いた格差の拡大で、
日本で言うと東京のマンションが中古でも平均1億円を超えて、
普通のサラリーマンじゃ手が届かなくなる一方、タワマンは海外の富裕層に変われて、
高級ホテルもブランドショップも外国人だらけだと。
その東京も地方から見れば一極集中で独りがちじゃないかという状況に、
お題目はいいからこれを何とかしてくれっていう怒りや不満が含むのはアメリカと同じだと思います。
ただね、それがイコール社会の保守家、受け入れ家かというと、
公室転搬の改正での女性天皇容認論とか、それから選択的夫婦別姓の賛成意見が、
どちらも世論調査で多数を占めることなんかからですね、ちょっと違う気がします。
そう考えると今政治が問われているのは、
イデオロギー、これ右でも左でもなく、個人の思いでこの政策実現したいとかいうことじゃなくてですね、
中間層の収入を増やして負担を軽減して格差の是正を進める。
そのための政策を実現する。ここに有効な答えを示せるのか、
批判よりまずはそこからだと、アメリカの混乱は教えている気がします。
だから普通の生活実感に根差してともに考えるっていうこと、
それは既得権側だと見られている、私たちオールドメディアも問われているのかなと自解をして、
今日は終わりたいと思います。
まとめと今後の展望
ということでまたまだ、どうなるかわかりませんけれども、
今日改めてトランプ大統領を知ろうということで、
元サンデー毎日編集長の方中修一郎さんにお話伺いました。
方中さんどうもありがとうございました。