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【セキトモガズ・藤原たまひ変身ラジオ】
緊急告知
変身ラジオですね。超変身ラジオという広録をやりたいと思っております。
5月の23日土曜日、昼朝ヶ谷ロフト。詳細はですね、ぜひXなどチェックしていただきたいなと思います。
ということで、緊急告知でした。
部活動遠征中のバス事故発生
さて、先日ね、福島県郡山市万越自動車道で、今月の6日ですけれども、新潟市にあります
北越高校の男子ソフトテニス部の生徒を乗せたマイクロバスがガードレールに突っ込みまして、男子生徒1人が死亡するという事故が起きましてね。
他にけが人が20人も出てますけれども。今回の事故はですね、部活の遠征中に起きまして、過去にも同様の事故が起きていることから、
全国でね、これ人事ではないという声が上がっているということです。
どこでも起こり得る事故ということでもあるんですが、この背景には様々な事情があるということで、
今日はですね、毎日新聞出版の山本修司社長に、バスでの遠征の安全の問題について解説をしていただきたいと思います。
指導者の情熱と遠征の歴史
山本さん、おはようございます。
おはようございます。
あの、私も中学高校部活でサッカーしてたんですけども、特に競合校じゃなかったんでですね、バスでの遠征とかはなかったんですね。
大変羨ましかったんですけど、やってる高校はですね。
遠征といえばですね、何といっても長崎国見高校のサッカー部監督だった小峰忠俊さんですね。
22年の1月に76歳で亡くなりましたけども、あの方自らマイクロバスのですね、ハンドルを握って、
全国各地を遠征してですね、競合校と試合をして、全国高校サッカー選手権では通算6回の優勝という、
名門チームに育て上げたというのは有名な話ですね。
実はこれに感化されたのが青森山田高校の元監督で、今J1の町田ゼルビアの監督をされている黒田豪さんですね。
この方、1987年の夏にですね、北海道で全国高校総体インターハイですね。
が開催された時に、黒田さんはのぼり別大谷高校というところの2年生だったんですが、大会前に練習試合で国見と対戦したんですね。
その時に小峰さんがバスで長崎から北海道まで来たっていうのに大変衝撃を受けて、
こんな情熱を持った監督に教えられる選手は幸せだと憧れてですね。
青森山田の講師に就任した1994年に大型免許を取ってですね、
自らハンドルを握って全国各省まわったんですね。
黒田さんの方も大変なのは負けず嫌い、すごいんですけども、
バスの走行距離でも小峰さんに負けたくないっていうので、
夏休み1ヶ月で運転した距離が7200キロっていう。
これは日本からアメリカ西海岸まで行っています。
青森山田高校は全国高校総体で優勝4回と。
ここも名門チームですね。
遠征手段としてのバス利用の理由
今や伝説のようになってるんですけども、監督コーチってのはタレル祭重労働ですけども、
編集試合なんかだと自分の試合が終わった後、
他のチームの試合の審判をやったりしなきゃいけないことがあったりとか、
選手とか相手の選手なんかにも気を遣わなきゃいけないし、
ある意味選手以上に疲れてしまうということなんですけども、
その後に大事な選手の命を預かって緊張して大きな車を運転するということですから、
その身体的精神的負担というのは想像を絶するわけですね。
なんでそこまでしてバスで遠征するのということなんですけど、
だいたい主に2つ理由があるんですね。
1つは最近だいぶ解消されてはきたんですが、地域格差ですね。
さっかに例を取りますと、今でこそ地方都市にもプロチームがあって、
長崎なんかもそうですよね。全国大会で入賞するチームなんかもあるんですけども、
かつては長崎とか青森といった地域では周辺に競合校がなくて、
東京とか埼玉とか静岡ですね。そういった地域に遠征しないとですね、
強いチームと対戦できなかったと。
情熱のある指導者は選手をなんとかそういった競合と対戦させたいと思いますし、
自分の高校の名前も売りたいなというような気持ちも起きるんですね。
しかし九州とか東北に定居高校とか静岡学園が来てくれないので、
こっちから行くしかないということなんですね。
今回の事故の場合はソフトテニスでしたけども、別の競技も含めてそういう面があるんですね。
遠征費問題とリスク管理
もう一つの理由が一番大きいんですけど、これが遠征費の問題ですね。お金の問題ですね。
今回の事故でもいろいろ言われてますけども、
修学旅行とか遠足などという学校の公的な行事であれば、
大抵は貸し切りの観光バス使われるんですよね。
プロのドライバーが運転する貸し切りバスですけども、これは当然料金高いんですよね。
1回の遠征で30万ぐらい取られちゃうことがあるということで、非常に高いということですね。
ただ公的行事であればしっかり予算化されて、生徒の安全も確保されるということですけども、
部活動というのは一応自主的な活動ということで、リスク管理も含めて結構現場に任せられがちなんですね。
予算の都合もあるので、指導者自らが運転したりとか、場合によってはレンタカー借りたりみたいなことで、
費用を安く済ませるということに繋がっちゃうということなんですね。
やっぱりそんな中で事故も起きまして、九州に例を取ればですね、
2009年7月に柳ヶ浦高校ですね。野球強いですけどね。
ここの副部長が運転するマイクロバスが大分のひじまちの大分自動車道で横転しまして、
部員1人亡くなるという事故が起きたんですね。
2011年には大分県立森高校というところの野球部員が乗った、これは保護者が運転してたんですが、
このマイクロバスが事故を起こして、監督さんが亡くなっちゃったんですね。
6人が重軽傷を負ったと。
冒頭で少佐さんおっしゃいましたけど、どこでも起こり得る事故なんですね。
今回の事故なんですけど、今回は運転士の個人的な問題などもいろいろ報道はされてますけども、
まだ全容解明されてない中で分かっているのは、少なくともですね、
やはり貸切バスではなくレンタカーが使われていたと。
運転していたのはプロのドライバーじゃなかったということですよね。
学校側とバス会社側の主張がすれ違っているので、
費用を抑える意図があったかどうかは明確ではないんですが、
少なくともやはり学校側は現場に任せていて、結果としては安全面に問題があったということは今の段階でも言えるわけですね。
過去の事故例と安全対策の動き
私はそうは言っても、この遠征というのを、先ほどちょっと羨ましかったというようなことを言いましたけども、
大変貴重な体験だと思いますし、これは既成する動きというのが早くも出ているんですね。
静岡県富士市というところは、この事故の前の2018年から、
中学校の部活では県外への遠征は基本的に認めないという方針をガイドラインに明記しているんですね。
それで電車とかバスといった公共交通機関では行けないような遠征を禁止するとか、
プロが運転しない乗り物では遠征は認めないよというような動きもすでに出てきているんですね。
こうした動きが出ているんですけども、遠征はしてあげたいし、しかし安全だということですけど、この辺りどうですかね。
安全と費用のジレンマ
松下さん、水木さん。
でもあれですね、僕は中学校はそんな競合校とかっていうよりは電車とか公共交通機関で、現実に移動しているのは東京とかで見ますよね。
バレーボール部とかテニス部だなとか持っているので、移動しているので。
ただ東京だからね、公共交通機関がいろいろあるからそういうことはできると思うんだけれども、どうかな。
やっぱりそれがおっしゃっているように、監督あるいは学校の先生、あるいは保護者が運転したとして今回のように責任はどこが取るんだっていうことですよね。
それで考えると、無理して遠征しなくてもいいんじゃないのかななんていうのは僕は考えますけどね。
そうなると実力の格差みたいなものが生まれて。
ただやっぱり競合校って高校とか中学校もそうなのかもしれないけど、自分のところにバス持っているじゃないですか。借りるんじゃなくて、学校の名前が入った。
運行管理とかもちゃんとできてると思うんですよね。そういう意味での格差はついてくるかもしれないですね。
言ってみればお金の格差ですね。
そうなんですよね。やはり先ほど今出ましたけど、小峰さんとか黒田さんが運転したバスは学校の所有のものもあってですね。
ただ運転はプロがやってるんじゃなくて監督さんがやってたということですけれども。
そういう状況になっていることを見るとですね、やっぱり学校とか教育委員会は言葉はちょっと強いですけど、やっぱり現場に甘えてるという構図があるんですよね。
そうでしょうね。
しっかりこれ状況を把握すると、やっぱり危ないからちゃんと貸切バスを使いなさいと。
そうなりますよね。
で、足りないならもうやめなさいということになるんですよね。
それだと遠征できないなと。
でも、そうなると強くする機会なくなってしまうということで、監督さん、保護者が自らハンドルを握ると。
学校もそれを任せてしまっているということになっている。こういう構図があるんですね。
保護者の善意と現実的な意見
身近なところでもですね、やはり私かつて少年サッカー指導してたんですけど、大会の会場まで保護者が何人かで車を出してくれるということがあった。
これ本当に助かるんですよね。
もう小学生全然言うこと聞けませんので、電車とかバス乗せていくの大変でしたね。
また会場が駅からとかバス停から近いとは限らないんですよね。
ただやっぱり保護者からですね、もし事故を起こしたら善意で車を出した親が責任になりますよね、と言われたこともありますし。
他のチームでしたけど、はっきり言う方がいっぱいいらっしゃって、本来なら小型であっても貸切で行くべきで、お金払うのが嫌だったら大会に参加しなきゃいいんじゃないかと。
こういう人もいたということなんですよね。これが現実だと。
安全確保と費用負担の難しさ
今回事故の結果をかなり重く見た文部科学省はですね、部活の遠征については何らかの対策を出す方針なんですけども、結局は安全と費用のバランスということにならざるを得ないんですよね。
費用面で遠征諦めるというケースも増えてくるでしょうし。
じゃあ頑張って貸切バス使いましょうと言っても、今大変人手不足でですね。
じゃあそうなるとバス会社からも注文を受けられるのかという事態も出てくるんですね。非常に難しい状況があると。
いずれにしても、プロが運転したって事故が起きる場合があってですね、事故のリスクを全くゼロにはできないという中ではですね。
やっぱり今回、もっと学校がチェックしておけばよかった、運転手さんがちゃんとした人が見てばよかったとかですね。
いろんな、もっとこうしたらよかったということが結構出てるんですよね。
ですからやっぱりせめてその学校と現場がですね、コミュニケーションを取っていくと、完全な対応策というのはなかなかないので、やっぱりその保護者も含めてですね、学校と現場が協力してですね、遠征どうしていくのかということを考えていかなきゃいけないと。
結構そういう機会になったと私は思うんですね。なかなかこれという結論が出ないところがこの問題の難しいところなんですけども。
結局は安全と費用ということなんでしょうかね。
そうでしょうね。本当に難しいところですけど。ただ僕は言ってるように、部活ですからね。
だから強くなるってことも大事だけども、あくまでも部活っていうところで考えたら、その辺の費用のことも含めてね。
そうですね。強くなることも、そしてお金もどっちもっていうわけにはいかない。
いかないですね。
どちらを大事にするか。
でもこれで命を亡くしたり、怪我をして、選手生命絶たれたりしてはいかんのでね、やっぱり安全ということは重視するべきじゃないかななんて僕は思いますけどもね。
結論と今後の課題
そうですね。私もバス遠征できませんでしたけど、思い出はいっぱいあります。学科を愛する気持ちは変わりませんので。
憧れるのは分かりますけどね。プロみたいにバスで遠征するなんてともね。
これは多分そこの9人もガイドラインきちっと出していかなきゃいかんでしょうね。
強くなると思うんですね。
ということで、今日は部活の遠征について、新聞出版社長の山本修司さんにお話伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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