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ニュースや世間の気になる話題を、様々な角度から読み解いていきます。
さて、パーティー権収入の一部が裏金化されていた問題は、国会が閉じまして、東京知見特措部による捜査がいよいよ本格化し、議員本人への聴取も取り沙汰されているということなんですが、
自民党の屋台骨を揺るがす一大スキャンダルの様相を呈してきております。
潟永さんはこれを、また一つパンドラの箱が開いたと受け止めているということなんですが、
潟永さん、おはようございます。
おはようございます。
パンドラの箱、開きましたか?
また開いたということで、またっていうのは前があるからです。
私は三つ目だと受け止めています。
前の二つは以前、このコーナーで取り上げていますが、改めてご説明します。
箱が開いたきっかけは、やはり一昨年の7月8日、安倍元首相が銃撃テロによって、非合の死を遂げたと。亡くなったことです。
最初に開いたのは、旧統一協会と自民党政治家との関係というブラックボックスでしたよね。
安倍氏や先日亡くなった細田前衆院議長をはじめとして、安倍派を中心に多くの自民党国会議員と協会との関係が次々に明るみに出て、
党が行った身内の調査ですら、所属国会議員の半分近くが協会側と接点があって、
うち選挙で支援を受けるなど一定以上の関係を認めた議員も120人を超えると。
その関係性が政策決定にどう影響したかは依然闇の中なんですけれども、
憲法の改正とか防衛強化とかジェンダー問題などで、協会側の主張と党の方針に重なり合っていた部分も多いのは事実で、
首相は国民の疑念懸念を重く受け止めなければならないとして、一切の関係断絶を党の基本方針にしましたよね。
2個目の箱はメディアへの圧力です。
舞台は今年3月3日の参議院の予算委員会、覚えてらっしゃるかもしれませんが、
安倍政権当時の2014年に、当時の磯崎首相補佐官が総務省に放送法の解釈変更を迫った際の記録文書が、
総務省の中から内部告発によって明るみに出ましたよね。
それまで放送内容の政治的公平性というのは、放送局の番組全体で判断をするとしていたのを、
一つの番組でも判断できるように変更するもので、磯崎市の当時の言葉を借りれば、
けしからん番組は取り締まるというスタンスだと。
別の補佐官から、さすがにそれは言論大暗殺じゃないかという指摘もありましたが、
党の首相が前向きだったといった内容でした。
翌年、当時の高市総務大臣が参院の総務委員会で選挙の構成に支障を来すなど極端なケースに限ってですけれども、
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政治的公平性を確保しているとは認められないと答弁をして質問した自民党議員は、
一番組だけでも政治的公平に反すると言える場合があるという答弁をいただいたと言っていました。
当時それが影響したかどうかわかりませんけれども、
一時、ニュース番組などから政権に批判的とされるキャスターさんとかコメンターさんとか、
次々降りていったのも事実でしたよね。
そして3つ目の箱が今回の裏金疑惑です。
実は最初に報じたのは去年の11月、共産党機関誌の赤旗だったんですね。
政治資金規正法は政治資金パーティーで20万円を超える支払いをしたものについては、
名前とか住所など収支報告書に記載しなければならないというふうに規定してるんですが、
自民党の各派閥は長年記載をせずにですね、
パーティー系収入を過小深刻しているっていう内容だったんです。
当時他のメディアは追わなかったんですけれども、
この記事の中でコメントを求められた神崎博士教授。
以前は北九大にもいらっしゃったんで、福岡とも縁があるんですけれども、
教授が独自でさらに実態を調べ、
今年の10月に派閥の会計責任者らを政治資金規正法違反容疑で、
東京知見に告発しました。
これが今に至る捜査の始まりなんですね。
だから1年くらいこの間あったんです。
ここから少し個人的な意見を言うと思いを言うとですね、
共産党の機関誌がスクープをしてですね、
オムズマンとかの活動をなさっていらっしゃる市民派の大学教授が告発した案件を、
特捜部が調べるということはですね、
正直安倍政権当時はとても考えられないと。
考え深いものがあります。
なんでそう思うかは後でお話しします。
教授の告発後、NHKが特捜部の捜査着手を報じて、
政界に動揺が広がったんですけれども、
明らかに変わったというのは今月1日に朝日新聞が、
安倍派が組織的にノルマを超えた分を裏金化してキックバックしていたと報じてからです。
つまり焦点が安倍派に絞られたんですね。
しかも裏金の総額は直近の5年間だけで5億円という疑いまで膨らんできたと。
日後はご存知の通りですね、誰が受け取っていたか閣僚を手始めに各社のスクープ合戦ですよ。
ここでも朝日が松野官房長官、安倍派の六官部などとリードしてですね、
かつて特捜部を担当した毎日の先輩記者はですね、
朝日が火をつけて誰がもらったかで各社が打ち合うのはロッキード事件と全く同じ構図だと。
ロッキードの方が収賄罪で罪は重いんだけれども、
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政治資金規正法違反は罰金刑でも公民権停止がつけば次の選挙に出られませんから、
政治家にとっては致命傷になるんで検察は本気だっていうふうに話してました。
では先ほど感慨深いといった理由をここからお話しします。
要は安倍さんの時にはこの検察は動かなかっただろうということを受けていることでしょうね。
お二人は官邸の守護神と呼ばれた人物のことを覚えていらっしゃいますか。
官邸。
最後掛川さんで失敬した。
麻雀のね、黒川さんだっけ。
そうですそうです。
東京高研の黒川元検事長。
3年前当時の安倍政権が法解釈を曲げてまで閣議決定で定年を延長してですね、
検事総長に据えようとしたとされる人物なんですけれども、
なんで黒川さんが守護神と呼ばれたかというとですね、
黒川さんが官房長から法務事務次官から東京高研の検事長と司法の中枢にいた期間ですね、
世論の批判を浴びた大きな二つの事件が立憲されなかったからなんですね。
一つは2016年、当時内閣府特命担当大臣だった天井明さんの件です。
幼稚買収の保証金交渉に関して建設会社から相談を受けて、
現金を受け取ったとして、
圧戦利得処罰法違反容疑で告発されましたけれども、
東京知見の特措部は秘書も含めて権威不十分で不起訴としました。
またもう一つは森友事件です。
2017年に財務省が森友学園に国有地を破格の安値で払い下げていたと。
さらに翌年売買契約に関する公文書の改ざんまでしていたことが分かりましたよね。
当時の佐川国税庁長官らが敗人というのは安く売っちゃったということですね。
証拠隠滅などの容疑で告発されましたけれども、
捜査した大阪知見特措部は全員を不起訴にしました。
そうでしたね。
私もまさかと驚きました。
一連の件、あまりさん本人を除くと、
検察審査会も起訴相当ってしたんですけども、
やっぱりまた不起訴になった。
織氏も2016年当時は、
法務省が求めていた司法取引の導入とか、
盗聴の範囲を広げる刑事訴訟法の改正案が成立して、
これは天井さんの事件の頃なんですけども、
2017年には、過去3回国会に提出されながら敗因になっていた
共謀罪の創設を含む法改正が成立して、
これはもう佐川さんの頃なんですけどね。
官邸との取引施設すら囁かれたんですね。
ただある検察OBは、
見逃すから法案成立をというような取引はあり得ないと。
ただ、世間の樹木を集めた事件に着手しながら立憲できなかったという意味では、
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特措部の敗北だと。屈辱を感じたかもしれないなと。
要は検察に圧力がかかったということですかね。
圧力なのか、圧力で屈するというよりも、
上層部がこれは難しいという判断をしたというかですね。
ここで無理やり立憲して揉めるよりは、ということですかね。
立憲しても。
立憲しても、有罪取れないんじゃないのっていう判断を、
本来は検察はするんですが、
そこに余計な考えが入っちゃうとめんどくさいなということですよね。
だからわからないですよ。検察、
頑張ったけどダメだっただけなのかもしれないけれども、
ただそういうことがあったんで守護神と呼ばれたんですね。
今回安倍派が主な捜査対象になっているのは、裏金の額の大きさとですね、
組織的な関与が疑われるからで、
何も最初から狙い撃ちしたわけじゃないと思いますけれども、
結果として安倍派幹部がのきなみ閣僚や党の養殖を外れて、
最大派閥が今や存亡の危機ですから、
検察の反撃なんて見方も出るわけですね。
あくまで結果論なんですけどね。
また、安倍元首相が朝日新聞をたびたび熱想などと批判していたことと、
今回の一連のスクープにもですね、
やっぱり因縁めいたものを感じる方。
その意味で。
意思があるんでしょうね、朝日新聞さんには、朝日新聞さんの。
そうでしょうね。
それこそ1日のこの金サイトのオンエアで朝日新聞の一面紹介しましたもんね。
こんだけはっきり書いてるのは、びっくりしましたもんね、あれ。
そうだね。
まあ、意思はあったと思いますね。
その意味で、3つ目の箱の鍵を外したのは上脇教授でしたが、
蓋を開けたのは特装部で、今中身ひっくり返して見せているのが朝日新聞をはじめとしてですね、
長期政権当時に重しのような圧を感じていたメディアと言えるかもしれません。
これも結果論なんですけどね。
最後に一冊の本を紹介します。
安倍晋三vs日韓現代っていう本でして、
著者は日韓現代の第一編集局長の小塚香織さんという方です。
映画って私は現代さんに出入りしているというか、一緒の仕事をしたりするんですが、
そこで日韓現代さんはですね、安倍政権当時のおよそ8年間首相会見で手を挙げ続けても一度も当てられたことがないという話を聞きました。
ジャパニーズの会見の時、記者の選別が問題になりましたけど、それどころじゃない長さですよ。
それでも出席し続ける信念に敬意を表して、この本を読んでみたんですけども、読み進めると本音が付箋だらけになりました。
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今の自民党で起きていることとか、それから北政権がなんで核も迷走しているのかとかですね、考えるきっかけがデータとともにいっぱいあってですね。
これご興味のある方はぜひ、タイトルはシビアな感じがしますけども、中身は非常にきちんとした分析になっているので、ぜひ読んでいただければと思います。
さて今回の大スキャンダルを受けてですね、政治はどう変わるのかと。
ロッキードやリクルート事件のように、後に勝ったり継がれる歴史的な現場に私たち今立っている気がするんです。
私は残る最大の箱はですね、壮大な社会実験と言われたアベノミクス。異次元の金融緩和だと思ってます。
経済成長も実質賃金の上昇もまだ起きないままですね。
国の借金だけが増え続ける中で、どうやってどこに出口見つけるのか。
今後の捜査がどう進むのかはまだ見えませんが、今ここで政治変えなければ、日本はまたズルズル次の失われた10年を歩き始めることになると思います。
なので、これを機にですね、政治と政策のリセット、立て直しに進んでほしいと。
権力闘争なんかやってる場合じゃないですよと、心から思います。
ありがとうございました。
元サンデーマインチ編集長型長衆一郎さんでした。
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