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ニュースや世間の気になる話題を様々な角度から読み解いていくこのコーナーですが、毎月最終金曜日はこの歌詞が凄いということで、早いものでもう来週は3月ということなんですね。2月の最終金曜日。
進学や就職転勤などが決まった人が3月になると色々ね、動いていったりなんかします。そこで今日は、そんな人生の節目を迎える人に贈る歌ということだそうですね。がたなかさん、おはようございます。
はい、どうもおはようございます。そうなんです。それもアニメソングでして、ほとんどの方が聞いたことがあると思うんですが、歌詞をじっくり生まれた方はそんなにいらっしゃらないんじゃないでしょうか。
読むとね、ほんと素晴らしい歌詞です。ということで、じゃあお聴きください。まずはこの曲です。
はいはいはいはい、マイバイキーン。
はい、あのテレビアニメ、ソレイケアンパンマンのオープニング主題歌、アンパンマンのマーチです。
作詞はアニメの原作者でもある柳瀬隆さん、亡くなってもう10年になります。
後でお話ししますが、私、生きていらっしゃるときに何度かお目にかかってですね、対談の司会という形でいろんなお話を伺ったことがあって、
こういうふうに年取りたいなと思ったお一人でもあります。
それでは歌詞についてですが、何と言っても胸に刺さるのは1番と2番の次の部分ですね。
1番は、何のために生まれて、何をして生きるのか、答えられないなんてそんなのは嫌だ。
そして2番は、何が君の幸せ、何をして喜ぶ、わからないまま終わる、そんなのは嫌だ。
幼児向けのアニメの主題歌ですけれども、これってむしろ大人に響きませんから。
何のために生きるのかとか。
先ほど言った対談、2005年の暮れに柳瀬さんと同じ高知県出身の漫画家、西原玲子さんと行った対談なんですが、柳瀬さんはその場でこうおっしちゃいました。
僕は作品を作るとき、子どもたちは年齢が違うだけで同じ人間だと、ずっとそう思ってやってきたと。
ああ、だからこの歌詞なんだなと思いましたし、柳瀬さんは雑誌「仕留める編」を創刊して編集長も務めた詩人でもいらっしゃる。
だからこれは、詩人柳瀬隆の思いを込めた1つの作品だと思っています。
そして、そんなのは嫌という思いに対する答えが、諦めずに生きることで、それぞれ続く歌詞はこうですよね。
今を生きることで熱い心燃える だから君は行くんだ微笑んで
忘れないで夢をこぼさないで涙 だから君は飛ぶんだどこまでも
こうして歌詞を読むと冒頭に出てきた後、繰り返されるサビの部分
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そうだ嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が傷んでもが
なおさら刺さるんですよね
生きていればそれでいい 辛いことがあったとしてもどうか夢を忘れないで生きてほしいという子どもたちへのメッセージが伝わってきます
先ほどお話しした対談でも柳瀬さんはこうおっしゃってます
これ私も本当に胸に刻んでるんですけど
生きていくっていうのは満員電車に乗るようなものでね
その中で席を見つけるということなんですよ
頑張ってずっと乗ってるといつの間にか一人二人と降りていく
わぁあそこ空いたって
満員でも無理やり乗っちゃうんです
辞めたらダメ降りたら終わり
諦めさえしなければ貧乏でも何でも必ず糧になる
あとで考えるとやっぱり何かにつながってる必要なんだとおっしゃったんですね
こんな素晴らしい歌詞だったのか
そうだなって思いますよね
しかもこの言葉柳瀬さんの経歴をたどるとさらに重みが増します
5歳でお父さんを亡くされておじさんの家に引き取られて
今の千葉大学に進学して就職されるんですけど
長兵をされまして中国に渡って就戦後は職を転々とした後に上京して三越の宣伝部に入社します
ちなみに今の三越の放送紙は著名なグラフィックデザイナーの下絵をもとに柳瀬さんがデザインしたものです
それで生活は安定するんですがずっと漫画家の夢を捨てずに仕事をしながら書き続けてですね
34歳で独立するんですが漫画だけでは食べられずに放送作家や作詞家の仕事もして
当時作詞した中に有名な手のひらを太陽に回るんですけど
手のひらを太陽に
トンボだってカエルだってってあれですか
あれ柳瀬さんなんですよ
知らなかった
まだアンパンマンがヒットする前ですね
アンパンマンも最初に発表したのは40歳当時の1969年
それがテレビアニメになって大ヒットするのはさらに20年後
柳瀬さんはもう60歳の歳です
だからこのことを考えるとなおさらですねやめたらダメ降りたら終わり諦めさえしなければ貧乏でも何でも必ず糧になるというのは
ご自身の実感なんですね
なるほどね
私作家とか作詞家という夢を言いながら
放送に諦めて何も書いてこなかった私は
対談の席で聞きながら恥ずかしくてですね目のを取る手が止まったのを
今もねチクチクという痛みと共に覚えていますね
普通はなかなかもうそんなねサンデー毎日の編集長まで
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それはなかなかやめられないですよ
それで作詞家になるって言ったみんな止めますよ
でもね諦めないってもう諦めたくないんだけどやっぱりね妥協してしまうっていう人多いと思います
忘れないで夢をこぼさないで涙だから君は飛ぶんだどこまでもなんですよね
これほんと子供たちにはぜひね聞いてほしいなと思いますし
本当に温かくて深い歌詞ですよね
ぜひですねこれ歌詞として読み直してみることをお勧めします
はい特に進学や就職など人生の節目にある方はですね
読んでいただくと沁みると思います
じゃあアンパンマンからもう一曲
エンディングテーマだった時期もあるこの歌です
この歌で体操した方も多いんじゃないでしょうか
作詞は柳瀬さんとコピーライターとしても著名な上澄弁さんです
こちらもアンパンマンのマーチと同様に心に響くメッセージが褒められていて
1番2番3番すべて冒頭の歌詞がそうですね
1番は今聞かれた通り
もし自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけいいことだけ思い出せ
2番は大事なもの忘れてべそをかきそうになったら好きな人と好きな人と手をつなごう
3番は楽しいこといっぱいでも寂しくなったら愛すること愛すること捨てないでです
とりわけ1番歌い出しのもし自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけいいことだけ思い出せ
本当に子どもたちに覚えていてほしいし
私たち大人もそうですよね
いじめとかいろんなことあって学校行きたくないなとか思ったりすることあるかもしれないけど
頑張らなくていいんですねそういう時は無理しないでいいことだけ思い出せばいいと思います
最後に柳田さんが何でアンパンマンを書こうと思ったのか
根底にはですね戦争体験がありました
対談で語られたことをご紹介して今日は閉じようと思うんですが
西原理恵子さんが戦争体験は描かれる漫画にも影響しましたかと尋ねたことへの答えです
こうおっしゃってました
その影響はすごく作品作りの中でありますよ
一番大きいのは正義というのは信じがたいということですね
日本は中国の民衆を救う正義の戦いだと言っていたが戦争が終わったら悪者になっていた
正義は簡単に逆転するんです
フセイン対アメリカでもイスラエル対アラブでも両方とも自分の方が正しいと言っている
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勝った方が正義になる
ですからそんなものは信じがたい
正義の味方なんてものは信じられないんです
それともう一つはですね
人生で一番何が辛いか食べられないってことなんですよね
だから正義の味方だったらねまず食べさせること
飢えを助ける
でも戦後ずっとスーパーマンとかウルトラマンとかいっぱいヒーローは出てきたけど
みんな飢えてる人を助けないんですね
だからそれをやらなくちゃという思いがずっとあって
結局アンパンマンにつながっていくんです
まさにその戦争の実体験戦地での体験がそのまんまですよね
正義は簡単にひっくり返るっていうね
アンパンマン正義のヒーローなんだけど
正義というものは信じられないということが根底にあるっていうのもすごいですよね
そうですね正義は簡単にひっくり返るってね
自分の顔を作ってね
これ食べてって
それに批判された時期もあったんですよね
残酷だとか言ってね
そんな思いがね込められていたとは
今日この2曲をご紹介したのは
今日がちょうどロシアの巨大な侵攻から1年ですね
という時にですね
この歌とこの柳橋さんが今おっしゃった言葉をですね
読み返すとですね
改めて胸に迫るものがあります
戦争の一方でですね
今も世界では16人近い人が
慢性的な気が上の中にあるんですね
だからそれを考える
戦争で今苦しんでいる人がいる
上で苦しんでいる人がいるっていうことを
どっかの頭の片隅にいつも忘れずに
みんながいれば世の中は変わるのかなと思いますし
柳橋さんはそういう思いで
アンパンマンを描かれたということですね
やっぱり中国で戦争体験をされた方
今世界情勢がこういう中で
どうしても日本も防衛費を増やしてとか
そういう中国の侵攻やロシアの侵攻などを
何か考えて
そういう風に突き進みがちなところもあるんですが
やっぱり戦争体験者が減っているというのも
一つだと思うんですね
政治家にむしろ官僚にむしろね
そういうことで言うと
こういう方々の残した言葉とか体験とかは
我々は今一度ちゃんと身に染みて考えなきゃいけないですよね
そうですね
世界中の人にこのアンパンマンを見ていただいて
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この歌詞もその国の言葉に訳して聞いてもらいたいです
本当毎月毎月なんですが
本当に今日改めて柳橋さん
その歌詞はすごいですね
すごいですよ本当に
だから僕ももちろん最初は子供と一緒に聞いてたんで
聞き流したんですけれども
読み直してなんだこれと思いましたので
ぜひ皆さんも読んでみられたらというふうに思います
今日のこの歌詞がすごいはですね
柳橋さんのアンパンマンの回しとアンパンマン体操からでした
元サンデー毎日編集長
ガタナガ
集中さん夢を捨ててないガタナガさんでした
ありがとうございました
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