2023-03-03 14:48

冤罪事件を生む「証拠の非開示」は制度改正を!

滋賀県39年前の強盗殺人事件 再審請求 冤罪を生む土壌…「自白の偏重」自供させるため強引な取り調べ「証拠の非表示」警察が収集した証拠の提出は検察の裁量 隠蔽したまま裁判進めた可能性 全面的な制度開示、制度化すべき
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
ニュースや世間の気になる話題を、さまざまな角度から読み解いていきます。今日はですね、
滋賀県日野町で39年前に起きた、強盗殺人事件、日野町事件の最新請求で、大阪交際は、服役中に死亡した/原宏さんの最新開示を認める決定を出したということで、
これ、元の判決が間違っていた可能性があるから、真理をやり直すということなんですよね、潟永さん。
はい、その通りで。つまりは、冤罪の疑いがあるということです。
本論に入る前にですね、まず考えてみたいんですが、もしそれが自分だったらということです。
無実の罪で逮捕起訴されて、その時点で人生はめちゃくちゃになりますよね。
職も社会的信用も失って、家族まで犯罪者の家族って言われますし、さらに裁判でも主張は認められず刑務所に入れられて、
坂原さんのケースで言うと、最新請求の結果も見ないまま亡くなっています。
どんなに悔しかっただろうなと思いました。
無念ですよね。
本当に。
坂原さん、本人が行った最初の最新請求は亡くなってますので、その死去によって一旦終わってですね、
今行われているのは遺族が行っている第二次請求です。
最新請求となれば無期懲役事件で戦後初の死後再審、被告が亡くなってからの裁判やり直しとなるんですが、
実はまだ決定ではなくて、大阪公権が期限の6日までに特別広告しなければということで、
弁護団は公権に対して特別広告しないよう断念するよう申し入れてるんですが、もし広告されれば最高裁で審議されることになるので、さらに長期化します。
ということで検察なんだが注目されてるんですね。
では改めて事件を振り返ります。
発生は1984年の年末12月29日に滋賀県日野町の酒店経営の女性が消息を絶って、
20日後の1月18日に町内の博地造成地で多殺体で見つかります。
さらに後日ですね近くの山中で店の金庫が見つかって、金目当ての殺人、強盗殺人事件ということになったんですね。
ところが捜査は難航して、坂原さんが逮捕されたのは遺体発見から3年後です。
警察の事情聴取で犯行を自白したと起訴されたんです。
坂原さんはでも裁判では一貫して無罪を主張するんですが、一審の大土地裁は無期懲役の判決を下して、2000年に最高裁で確定しました。
この間裁判だけで12年、翌年坂原さんは1回目の最新刑期を起こすんですが、高裁で審理中の2011年に病気で亡くなりました。
逮捕当時53歳だった坂原さんはもう75歳になってたんですね。
03:01
この事件には冤罪を生む土壌とされる2つの問題が典型的に現れるので、これ解説しますね。
一つは自白の返帳です。本人が認めたんだからやったに違いないっていう考え方で、
このためかつて警察は落とすというふうにも言いますが、辞去をさせるためにかなり強引な取調べを行い、その反省から2019年に取調べの全家庭の録音録画が義務化されましたよね。
可視化というやつですね。
この事件でも取調べはどうやら可烈を極めたというふうにされてですね。
弁護団などによると坂原さんは警察の事情聴取で、最初は逮捕じゃなくて事情聴取だったんですが、事件当日のあり前を言ったんですけれども、
取調べ官に椅子を蹴飛ばして倒されたりですね。束ねた鉛筆で疲れるといった暴力を受けたと言われていて、
坂原さんの長男の康二さんによると明らかに顔が腫れていたと言います。
それでも否認していた坂原さんが事況に転じたのは、娘の手つぎ詐欺をガタガタにしたろらという脅しがきっかけだったと言われます。
警察が言ったんですか?
はい、というふうに記録にはありんですね。弁護団のですね。坂原さん亡くなってますけどね。
これについて坂原さんは起訴当時弁護士にこう話しています。
それまで何度拷問を受けても知らへん境にと、つまり殺されるわけじゃないと私は思いましたが、
娘のことを言われた時にはもう応じないとしょうがないというふうに当時話してるんですね。
応じるとかそういう問題じゃないですよ。ひどいですよね。改めて。
さらに長男の康二さんには、誰も信じてくれん。でもお前らだけは信じてくれん。父ちゃん何もやってへん。と泣きながら話したと言います。
この思いのまま亡くなったことを思うとですね、胸が痛みますよね。
さて、あの冤罪運動上のもう一つは証拠の控え時。
これ総草段階で警察が集めた証拠を必ずしも全て裁判に出すわけではないということなんです。
特に最新ではどれを法廷に提出するかは、今もまだ事実上検察側の裁量に委ねられています。
実は今回裁判所が最新開始の判断をした理由も証拠が隠されていたことでした。
遺族による第二次最新請求で初めて開示された証拠の中に、自白の信用性に強い疑いを生じさせるものがあったんですね。
弁護団が開示されていない証拠を出すように強く求めてようやく出てきたんです。
その一つは写真のネガフィルムだった。
坂原さんが金庫の発見場所まで捜査員を案内する様子を撮影したもので、犯人しか知り得ない場所を知っていたことを示す重要な証拠です。
ところが弁護団の分析で、これまで裁判に提出されていた写真19枚のうち8枚は帰り道で撮影されたものだと分かりました。
06:06
行き道を案内する写真じゃなかったんです。
このため最新請求一新の大土地裁は検察側にその他の証拠も全部出しなさいと勧告して、
さらに出てきたのが捜査員を今度は遺体の発見場所まで案内する写真、そのすべてのネガでした。
坂原さんは捜査段階で遺体を軽トラックで町内の宅地同棲地まで運んで捨てたと自白したとされます。
その裏付けとして遺体代わりの人形を使って、殺害場所から行き現場まで本人が案内した報告書が写真付きで提出されてました。
ところがそのすべてのネガを見るとですね、案内の再現が何度も繰り返されていた。
つまりやり直しもあった疑いが浮上したんです。
このため裁判所も誘導の可能性、つまり警察側が誘導したという可能性も含めて、
任意に行われたと言えるかどうか、すべて本人の自由意思ですよと言えるかどうか、疑問を差し挟む余地が生じたと判断したんです。
というかですね、そもそも元の裁判ですべての証拠が出されていれば、判決が違っていたんですよね。
最新開始を認めた大阪公裁の石川教授裁判長も、確定審の段階で、つまり元々の裁判でネガフィルムの内容を踏まえた適切な主張立証が行われたとすれば、
確定判決、つまり無期懲役と異なる判断になった可能性が否定しがたいというふうに試断したんですね。
この証拠確示による冤罪事件は実は九州でもありました。
ちょうど日野町事件と同時期、1985年。
まだ刑事訴訟法、いろんな手続が改正される前なんですけども。
1985年に熊本県の旧松橋町で男性が刺殺された、殺された松橋事件です。
お聞きになったことあると思うんですけれども、この事件では被害者の知人だった宮田康輝さんが逮捕、起訴されて、
裁判では無罪を主張したんですが、熊本地裁で懲役13年が言い渡されて、1990年に最高裁で確定しました。
有罪の根拠は事実上自白だけでした。
自白だけ?
はい。ところが捜査段階の自白で、狂気になった小刀、この柄にはですね、
自分がシャツを破った切れ端を巻いていたんだけれども、
それはもう反告に燃やしたっていうふうに言ってたんです。
ところが、実はそのシャツの切れ端は実際には検察に保管されていたことが、最新準備中に弁護団の調べでわかるんです。
燃やされてなかったし、結婚もなかった。
09:00
つまり検察は自白の信憑性を根底から揺るがす証拠を隠したまま、刑が確定するまで裁判を進めてたんです。
警察、自分たちの都合のいいようなシナリオを作って、証拠をこれは出そう、これは出すまいとか、そういうことをやってんの?って。
だって大阪でやったじゃないですか、証拠の偽造っていうのは。
あれもあってその後いろんなことが変わっていくし、この時も警察が作ったシナリオだと思うんですね。
警察が持ち込まれて、あれこれあるじゃんってわかったはずなんですけどね。
当然ながら最新請求は一審二審ともに認められるんですが、この時検察は最高裁まで争って、この間に宮田さんは認知症の進行で歩くこともできなくなって、
お父さんのために最新請求をしていた御長男もこの間に亡くなるんですね。
なんでそんな引き延ばしするのかっていう理不尽さは、検察の特別広告を受けた最高裁がですよ。
通常数年かかるんですが、異例の1年足らずという短期間で門前払いにしたことからもわかります。
最高裁も、なんでこんなもん持って、まだ争うんだって思ったんでしょうね。
そして宮田さんは逮捕から34年後、2019年に最新無罪判決を勝ち取るんですが、すでに認知症で意思疎通も難しくて、翌年87歳で亡くなりました。
検察が最初の裁判で全ての証拠を示していれば、そこで無罪が言い渡されたはずの冤罪だったんですね。
その後刑事訴訟法が改正されて、先ほどから繰り返し言うように、
殺人などの重大事件を裁く裁判員裁判などでは、検察側に全ての証拠の一覧表の開示が義務付けられましたけれども、
これ、最新の裁判ではまだ制度化されてないんですね。
なので、日本弁護士連合会は去年の6月に、最新法改正実現本部を設置してですね、
全面的な証拠開示の制度化なんかを求めています。
私もですね、最新でこそ全面開示を義務化すべきだと思いますけれども、
なぜなかなか進まないのか、何が問題なんでしょうね。
最も捜査が正しければ何も隠す必要はないんですもんね。
ですよね。
だから早く制度化してほしいと思いますし、
今回の日野町事件もですね、町場瀬事件と同じ経過をたどっていますけれども、
それでも検察が特別広告をするのかどうか。
これね、当時の検察官、この人たち、今は先輩だったり上司だったり予備だったりするわけですけれども、
その過ちを認めることになるから、
組織を守るためにせざるを得ないっていう論もあるかのように聞きますけれども、
なんだろうと思いますね、そのつまらないメンツはですね。
そうだし、要は警察、検察は真実は何かっていうところを突き詰めていくことが大事ですからね。
12:06
別に犯人を作り上げることじゃないですからね。
そうですね。
もちろん、多くの検察官は一生懸命、ほとんど、皆さん一生懸命やって、
検察官も正義の機関として、だからいろんなことがね、桜を見る会のおかしなこととかも、
検察が動いて初めてわかることとかもいっぱいあるわけで、五輪汚職とかですね。
だけれども、過ちは認めなければいけないし、
今回どう警察がするのかですけれども、これこそ検察の正義が問われる判断だと思いますしですね、
最初に言ったように、もし自分だったら、もし自分が無実の罪で捕まって、
冤罪をはらせないまま死んだら、これまでにも本当になかったんだろうかとか、
いろんなことを考えさせられるニュースでした。
お二人の、そしてご家族の皆さんの人生がめちゃくちゃになったっていうことの、
この事実だけは変わらないですからね。
ありがとうございました。
元サンデー毎日編集長、がたながしゅいちろうさんでした。
聞きたいラジオ番組何にもない。そんな時間はポッドキャストで過ごしませんか。
RKBでは毎週40本以上のポッドキャスト番組を配信しています。
あなたのお気に入りの声にきっと出会えるはず。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、アマゾンミュージック、
ユーチューブミュージックでRKBと検索してフォローしてください。
RKBオンラインのポッドキャストまとめサイトもチェック。
14:48

コメント

スクロール