2023-09-29 15:29

松任谷由実の3曲を読み解く「この歌詞がすごい」

この歌詞がすごいー松任谷由実ー BGM:①14番目の月/松任谷由実()②青いエアメール/松任谷由実() ③ノーサイド/松任谷由実(
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感想

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ニュースや世間の気になる話題を様々な角度から読み解いていくんですが、今日は最終金曜日ということなんで、この歌詞がすごいを伝えていただきたいんですがね、今年はもう猛暑猛暑で9月の終わりなのにね、まだ
35度を超えるところもありましたね。大変だったんですけど、残り9月2日ということで、今日は何かギネス記録にまつわるお話だというふうに聞いております。どんな歌詞を紹介してくれるんでしょう。おはようございます、ガタナガさん。おはようございます。おはようございます。そうなんです。
これまで何度も取り上げてきたんで、またかと思われるかもしれないんですが、ユーミン、松戸由実さんです。またか。はい、すいません。でもそのぐらいに楽曲が多いし、またいい歌詞も多いしね。そうなんですよね。
日本のアルバムチャートで1970年代から80、90、2000、2010、2010年代まで6年代連続での1位を史上初めて記録したということで、世界記録に認定されました。11月に発売されるギネス世界記録2024に掲載されるそうです。
一口に6年代って言いますけど、本当にすごいことですよ。60年にわたってってことでしょ。
そうですね。ユーミン69歳ですから、72年に18歳でデビューして、もう11年ずっとトップアーティストの座にあるわけですから。
真似できないですよ。
この間にどれだけ社会が変わったかを考えると、時代を越えて全く古びない楽曲の力を思いますし、特に詩に関して言えば、今の若者が聴いてもそうそうとか、これ私の気持ちだとか思える普遍性があればこそだと思います。
前置きはこのくらいにして、最初はこの曲です。
14番目の月です。
今日が中秋の明月ですから、昨夜がまさに14番目の月でした。ユーミンはアルバムチャートで通算25作1位を獲得していますが、最初は1976年6月発売のベスト版ユーミンブランドだったので、通常版では同じ76年11月に発売されたアルバム14番目の月が初の1位で、タイトルカットがこの曲でした。
この歌でさっき言った普遍性で言いますと、歌が作られた昭和も令和になった今も、平安の昔から変わらない日本人の美意識が根底にあるんです。大げさと思われるかもしれませんけど解説しますね。
お二人は十三夜という言葉を聞かれたことありますか?
十五夜は中秋の明月、旧暦九月の満月をめでる風習ですが、十三夜はその直前、13日から14日の月の夜です。
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十五夜は中国から捉えした風習ですけれども、十三夜は平安時代に大後天皇が月見の宴を催したのが起源と言われていて、
明日からは欠けてゆく今がピークの満月よりも、満月に向かう絶頂の手前の月こそ美しいという、これまた日本人独特の感性なんですね。
で、歌に戻りますとこの14番目の月も同じで、恋はやがて冷めていくものだから、友達以上恋人未満の今の関係が一番好きと一言で言うとそういう歌です。
始まる時が一番盛り上がるんですよね。
そうですよね。だから例えば歌いだしあなたの気持ちが読みきれないもどかしさだからときめくのって水木さんはわかるんじゃないですか。
わかります。
私のこと好きなんでしょ?違うの?ってもどかしいけど、その聞くに聞けない感じに合うたびにときめくというですね。
また例えば2番の月陰の道で急に車止めないでドキドキするはあるあるですよね。
彼は道を確認するためとか何の気なしに車を止めても彼女はえ、え、何告白すんの?キスすんの?ってドキドキしちゃうわけですよ。
でもそんなときめきは今告白される前だからこそでこれが付き合って長い恋人とかですね。
まして夫婦になってしまうと急に車を止められてもときめくどころかですね。
なんでこんなとこで止めるのよって言われてほんとお前いちいちうるさいなとかですね。ロマンのかけらもないですね。
だからユーミンは繰り返します。次の夜からかける満月より14番目の月が一番好きなんだと。
ちなみにこのアルバム他にもですね。中央フリーウェイや朝日の中で微笑んでとかグッドラック&グッバイとかもう名曲ぞろいですのでぜひ改めてアルバムで聞いていただきたい一枚ですよ。
次はこちらです。青いエアメール1979年7月にリリースされた7枚目のアルバムオリーブの収録曲で私が大好きな曲の一つです。
ただあの76年に結婚して松桃屋ユミになって以降のおよそ4年間はユーミン駆折の時期でしてアルバムセールスはあまり震わずといってもですね7枚全てトップ10入りしてるんですけれどもこのオリーブもオリコンチャートは最高5位でした。
でもあの他にですね、冷たい雨とか最後の春休みなんかが収録されてコーラスに山下達郎さんも参加しているという隠れた名盤なんですけれども。
この青いエアメールはユーミンの曲では珍しく、先に歌詞ができて曲をつける作り方でできた曲だと言われています。
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そして今日ですね、この曲を取り上げたのは今では廃れてしまった手紙の文化と手紙の文化ならではの情緒を今に伝える歌だからなんですね。
では歌詞です。簡単に言うとこの歌は好きなのに別れてしまった今は海外に暮らす彼からの手紙を待ちわびる思いともう会えなくても愛し続ける覚悟を歌った歌です。
どれくらい待ちわびているかは冒頭の歌詞。青いエアメールがポストに落ちたわ。雨が染みぬうちに急いで取りに行くわ。でわかります。おそらくは一個立ての実家でしょう。お部屋にいるときはずっとポストを気にしているからこそ配達のバイクの音に気づいて窓に駆け寄ってエアメールの青い封筒が見えて駆け出したんですね。
続く歌詞。傘を頬で押さえ待ちきれず開くと癖のある文字が切なすぎて歩けないも含めてこれもまるでドラマの一シーンのようにその情景が完全に広がりますよね。
思い浮かびますね。
何度も言いますけれども、優れた歌詞って聴く人を一瞬で歌の世界に引き込む力を持っていて、特にユーミンは日本語を学んでいたからなのか、主人公の思いを情景に乗せて伝えるのも天才だと思います。
そして私が好きなのが2番の歌詞でして、
冬は早く来るあなたの街の方が最後に会った時のコートを着ていますか?5年、いえ、8年経って尋ねたら声もかけれぬほど輝く人でいてほしいんです。
きっと本音はもう一度やり直したいはずなのに、その思いに蓋をして彼の成功を願う声もかけれぬほど輝く人でいてほしいという言葉とですね、その前の5年、いえ、8年というですね、時間がかかってもいいのよっていう優しさ。
これ、少子さん、男ならグッと来ませんか?
グッと来るよね、そんな思われてたらね。
こんな風に思われる男でありたかったですよ。
彼女は親御さんの反対だったのか、あるいは外国にはついていけないっていうことで別れたんでしょうかね。
選ばなかったから失うのだと悲しい思いが胸を貫くのですが、自分に言い聞かせるようにこう繰り返します。
けれどあなたがずっと好きだわ。時の流れに負けないの。
海外が心理的にとてつもなく遠かった昭和の時代の思いですよね。
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それが今や海外でもメールやLINEはもとより、テレビ電話も簡単にできる時代になっちゃいました。
本当に便利でだからいいんですけれども、その便利さの代わりに失った情緒が胸にしみる一曲でもありますよね。
エアメールなんてね。
では最後はこの曲です。
1984年12月発売のアルバムノーサイドのタイトル曲です。
日本代表がワールドカップ戦っている中で、この曲を取り上げるのは負ける歌なのでちょっと迷ったんですけども。
総長勝ちましたよ。
今朝のサモア戦見事に勝ちましたし、九州ととても縁のあるラグビーの歌なので、お許しいただきたいと思うんですが。
そのご縁の一つはですね、この歌が生まれたきっかけです。
1984年1月7日の花園の決勝は奈良県代表の天理高校と大分県代表の大分舞鶴高校の対戦でした。
今はトライゴールで7点ですけど当時は6点でしたんで、6点差で負けていた大分舞鶴は最後の最後、ロスタイムでトライを上げて2点差に迫ってですね。
トライゴのキックを決めれば同点、横優勝という場面でキャプテンのキックはゴールを逸れて直後にノーサイドの笛が鳴りました。
後にユミはこの試合をテレビで見ていてこの歌の着想を得たと話しています。
もう一つの縁はですね、2013年12月1日、前の国立競技場で行われた最後の総名戦、早稲田対明治の伝統の一戦ですね。
この試合終了後にユミンが夫松東山貞子さんのピアノ伴奏でこの歌を披露しました。
その時の早稲田のキャプテンが今、ワールドカップ日本代表のメンバーになった東福岡高校OBの柿永信之介軍です。
実はこの時私もスタンドにいたんですけれども、この歌流れた時本当に多くの人が涙していました。
さて歌詞ですけれども、この歌の凄さは匂いがすることです。
匂い。
こう歌いだします。
彼は目を閉じて枯れた芝生の匂い深く吸った。
長いリーグ戦締めくくるキックはゴールを恐れた。
分かりますよね、あの冬の枯れた芝生の匂い。
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続けて肩を落として土を払った緩やかな冬の黄昏に、
彼はもう二度と嗅ぐことのない風を深く吸った。
この風の匂いも分かりますよね。
涙をこらえる鼻の奥にツンとくる冬の乾いた風の匂いです。
そしておそらく今フランスにいるワールドカップ選手たちの胸に一番響くのは、
今流れていた何をゴールに決めて何を犠牲にしたの?
誰も知らずという部分でしょう。
家族とも離れた合宿で、親には見せられないというほど過酷な練習に耐えて、
全てをこの戦いに懸けてきたサンジに、
彼らを支えるのはもちろん家族や愛する人だと思うんですけれども、
私たちファンもですね、この歌にあるように人々がみんな立ち去っても、
人々がみんなあなたを忘れてもここにいるという思いで、
私は応援したいと思いますし、
予選リーグ突破までですね、残るは対アルゼンチン戦1戦ですけれども、
本当に頑張ってですね予選突破してほしいと思いますし、
彼らは予選どころか優勝を目指してるって言ってますのでですね、
本当に健闘を期待したいと思います。
ということで今日はですね、ギネス世界記録に認定された
ユーミンの名曲3曲をお届けしました。
このノーサイド聴いてるとちょっと胸が締め付けられるような思いでね。
はい、もう恒例でございます。この歌詞がすごい。
今日はユーミンの3曲をお届けしていただきました。
元サンデーマニチュ編集長、方永修一郎さんでした。
方永さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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