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ニュースや世間の気になる話題を様々な角度から読み解いていきます。さて、今週月曜日にありましたジャニーズ事務所の会見は、
紛糾いたしましたが、その背景にですね、指名NGリスト、質問させない記者のリストがあったということが判明しました。
事務所側は一切の関与を否定しているんですが、潟永さんはこの会見こそがジャニーズ問題の象徴だと受け止めているということです。
はい、おはようございます。
まず大前提としては、以前も申しましたけれども、私もジャニーズの問題を耳にしながら追求しなかったどころか、
編集長として所属サレントさんや、表紙やインタビューなどで積極的に寄与してきた一人としてですね、
同じ穴のムジナという組織は間抜かれないと思っています。
ただ、そのムジナの一匹だから見えることもあります。会見のやりとりがまさにそうでした。
実は私、会見の模様は当初ニュースでしか見てませんでした。なので、なぜ会見があんなに紛糾したのかもよく分かってなかったんです。
翌日でした。毎日新聞でですね、調査報道の鬼と言われた権力と戦い続けてきた先輩記者にね、こう言われたんですよ。
あの会見は酷いと。なぜジャニーズが勝手に設定した時間制限と一問一答の縛りを当然のように受け入れたのか。
しかも質問をさせる記者とさせない記者は明らかに選別していたのに、それに異を唱えた記者に事務所側が子どもたちに恥ずかしいからルールを守ろうと言って、
驚くべきはそれに拍手で賛同した記者が結構いたことだと。事務所もメディアも何も変わってない。
かつてその輪の中にいた一人として、君もちゃんと考えろと、なんで偉い勢いで怒られたのか。
別にガタナガさんが言ってたわけじゃないよね。
いやいや、そうなんですよ。それで帰ってすぐですね、会見の録画を最初から投手で見たんですが、確かに指摘どおりだと思いました。
その時点ではまだNGリストの存在は分かっていませんが、明らかに記者を選別しているという指摘も当たっていたわけで、
身内ながら軽眼だと思います。逆に言うと、それを疑いなかった自分は記者としての感が鈍ってるし、
先輩に言わせれば業界の毒がまだ抜けていないのかもしれません。
反省を込めて改めて私が会見から見えたことをお話しします。
突き詰めればそれは拍手に象徴される仲間意識です。
以前この問題を取り上げた時、私も所属タレントさんと個人的に知り合うと、
彼らが尊敬の念を込めて面白おかしく話すジャニーズをに戸惑いながら、
とてもあなたは何もされなかったのかとは聞けなかったし、
そういうふうに見ること自体が失礼だと思ったとお話ししました。
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私などほんの浅く短い付き合いですが、長年ジャニーズ事務所を担当してきた
ジャニーターンと呼ばれる人たちはほぼ身内みたいなものでしょうからね。
しかもその付き合いには実利が伴います。
サンでも表紙やインタビューを載せれば時として売り上げが伸びましたけれども、
写真集やカレンダーなどを出していたところは桁違いでしょうし、
まして視聴率の1%に大金が動くテレビ業界にとって
人気の所属タレントをキャスティングできるかどうかは一大事です。
そのサジ加減を事務所が握っていたわけですから、
はっきり言われなくても、その意を汲んだり忖度したりというのは、
仕事熱心であればあるほど染み付いたはずです。
その結果として脱退したメンバーを欲したり、
意に沿わない共演者を排除したりということが、
いつの間にか暗黙のルールになっていった。
だから今回事務所側が時間や質問回数なんかを制限しても、
そのルールをおかしいと思わなかったんじゃないかと。
これはあくまで私の見方なんですけど。
また金銭的利益とは直接関係ない記者やライターも、
関係が良ければ取材を受けてもらえたり、
時には得種をもらえたりですね。
逆の立場になると、接触すら拒まれるわけですから、
構図は似たり寄ったりです。
もっともそれは芸能取材に限ったことじゃなく、
これも反省を込めて言いますけれども、
警察や検察といった当局取材も、官邸や役所や政治家などの取材も、
構図は同じで、記者は取材先に食い込むために力を尽くします。
行き過ぎるとそれは愚弱と批判されるわけで、
そうならないためには、どれだけ親しくても、
書くべきことは書くということしかないんです。
余談ながら、さっきお話しした先輩記者は、
ある記者クラブのキャップ当時に、
徹底的に書くことを貫いた結果、キャップ在任中の大半、
記者クラブへの出入り禁止を言い渡されて、
部下とともに放浪した伝説の人です。
なるほどね。
この記者クラブというのがまた一つ、
誤想先端と言われますけどね。
そうですね。
それも改めて今度ゆっくりお話したいと思いますが、
話が逸れましたけれども、
つまりこの会見で特にあの白紙ではからずも露呈したのは、
その関係性、事務所や所属タレントとメディアの仲間意識ですね。
これは今も根強く残っていて、
そのサークルの外の人たちは共通の敵だということです。
事務所が後継の社長、副社長に所属タレントを選んだ背景には、
そういう現実があると私は思います。
特に井野原副社長は人柄が評判ですし、
敵の少ない人物ですから、
これが全く外部のプロ経営者が現れたらですね、
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この関係性は壊れてしまうんですね。
付け加えればこれは何もジャニーズ事務所に限ったことでなく、
大金少なかれタレントに限らず、
大手事務所との関係性でもあることですよね。
例えばあるキャスティングとバーターで事務所が若手を売り込んで、
その若手が人気になればまた次の若手という繰り返しで、
大手の所属タレントが売れていくと。
だからもう才能も大手に集まるという、
ある意味、資本主義の弱肉強食が象徴的に現れる業界でもあります。
今回のことをきっかけにですね、
そうした全てがクリアに整理されればいいんでしょうけれども、
残念ながらそうはならないというのが私の見たてですけど、
少子さんどう思われますか。
僕もそう思いますよ。やっぱり大手は強いんですよ。
そして放送局にしろ出版社にしろ、
企業だから、企業対企業のつながりで仕事していくんで、
ある意味、タレントに多少才能がなくても、
ちょっとね、ぶち込んで押し込まれてるところって実際ありますからね。
なんでこいつだって思うのはありますからね。
僕は個人でやってるから余計感じますわ。
そうですね。本当そうだと思います。
もう一つ、なぜ事務所の対応は後手後手に回ったのかです。
今回、ジャニーズ事務所は被害者保障のための会社、スマイルアップですね。
これと所属タレントさんらのマネジメントに特化した新会社に分かれて、
創業家の藤島樹里慶子さんは全ての代表取締役を下りて、
スマイルアップの100%株主として被害者への保障とケアに専念することになりました。
会見でも質問が出ましたけれども、なぜでもそれを前回の会見で言えなかったのか。
最初からそう言ってれば、スポンサー企業も含めて世間の反応は違ったはずだと私も思います。
でも理由は樹里氏自身が手紙で明かしましたね。巨額の相続税です。
手紙にはこうありました。
ジャニーとメリーから相続した時、ジャニーズ事務所を維持するために事業承継税制を活用しましたが、
私は代表権を返上することでこれをやめて、速やかに収めるべき税金をすべてお払いし、会社を終わらせますと。
この事業継承制度っていうのは、相続税を支払うと会社が潰れて社員も路頭に迷うようなことがないように設けられた税制上の特例で、
一定の条件を満たせば、雑用税や相続税を有余、免除される制度です。
対象は株式を上場していない中小企業で、
ジャニーズが中小企業なのかっていうのは、年間売り上げるおよそ800億円といわれる業界最大手ですけれども、
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資本金が1000万円なので中小企業の扱いになるんですね。
なので樹里氏はこの制度を利用して相続しました。
ただ現時点では免除ではなく有余で、最終的に免除されるには、相続から5年以上会社の代表者であり続けることなどが定められています。
樹里氏は2025年の5月以前に事務所の代表を下りると相続税を支払うことになり、
その額は数百億円とも言われますから、当初はなんとかあと1年半代表取締役に留まったまま、
この問題は乗り切れないかと考えたのでしょうけれども、世間は厳しかったということですね。
CM契約の打ち切りや紅白の支持を見送りなど、タレントへの実害が及ぶに至って、ついに決断をしたということだと思います。
放置すれば所属タレントの流出は止まらずに事業の存続も誤りますし、そうなれば保証もできないですからね。
最後に今回の締めNGリストについて少しだけですね。
JAL事務所はリスト作成には一切関与していないと言ってるんですけども、正直ちょっと違和感があります。
というのもですね、誰が好ましくて誰が好ましくない取材者なのかという判断をですね、
会見業務を受け負ったPR会社だけでできるとはですね、考えにくいんですね。
好ましくない方は、例えば前回の会見の様子からピックアップしたっていうような言い訳もできると思うんですが、
存在が噂される優先的に指名するリストが本当にあった場合ですね、さすがにこっちは説明困難だと思いますよね。
もし本当にリストには同意していなくても、事務所自らではNGリストの記者は後半でやってるようにしますとPR会社が言ったことは認めて、
実際にリストに載った記者の多くは時間切れを理由に指名されなかったわけですから、結果としてはですね、同意したのと一緒なんですね。
せっかく巨額の相続税を払う覚悟で、ジュリーさんが代表を退いて会社を分割してジャニーズの名前まで消して再出発をしようとした会見なのに、
今回の件、これは本当事務所にとって痛恨の極みだと思いますよね。
ただですね、それを招いたのは従来通りのメディアとの関係性でこの事態を乗り切れると考えて、一方的にルールを課して会見に臨んだからだと私は思います。
すでにステージは変わっているんだということを理解しないと、本当に新会社の再出発というのもまた厳しいものになるんじゃないかと私は思います。
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はい、これからまたどうなっていくんでしょうかね。
今日はジャニーズ事務所の記者会見につきまして、元三田毎日編集長型永修一郎さんにお話を伺いました。
ガールズパンチ!×少女隊の×ラジオ隊!
×少女隊の春野木里奈と青井リルマです。
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