2025-09-19 15:49

アスリートの性別検査を問う

毎日新聞出版社長 山本修司
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00:07
イリカミネ イリカミネ 抱きしめて いつだって 切られて 切られて イリカミネ
三菱電機
はい、今ショースポでもね、ご紹介しました世界陸上大変盛り上がっておりますけれども
あさって21日に最終日を迎えますね。
棒高飛びの世界新記録をはじめ、日本のアスリートの活躍、大変に盛り上がっております。
この大会ではですね、女子選手全員に対する性別検査、女性であることを確認する検査が義務付けられておりまして、
こちらも話題となってますね。
競技の公平性を重視する世界陸連に対しまして、人権上の問題を指摘する声もありまして、
様々な議論が噴出している状況ということになってます。
賛否どちらにも利があるように思うんですけれども、この問題をどう考えればいいのかということにつきまして、
2021年の東京オリンピック、パラリンピックを担当した毎日新聞出版社長の山本修司さんに、
今日はお話を伺います。山本さん、おはようございます。
おはようございます。
世界陸上、私も棒高跳びで6メーター30、世界新記録割れた15日ですね。
北陸で実際見に行ってですね。
えぇー。
大変感動。
わー、そうでしたか。
こうしたアスリートたちの競技での活躍の陰でですね、こういったアスリートの性別という問題、
これたびたびこれまでも問題になってきているんですね。
2012年のロンドン大会ですね、それから2016年のリオデジャネイロ大会で、
女子800m、2連覇した南アフリカのキャスター・セメンヤ選手という選手で知られてるんですが、
彼女は男性ホルモンの一種であるテストステロンというのがですね、
この数値が著しく高くて、非常に筋肉質な体、それから声が低いということがあってですね、
性別を疑われたんですね。
それで国際陸上連盟は2018年にテストステロンの値が高い女性の必要資格を制限するという規定を作ってですね、
セメンヤさん一時はテストステロンを下げる薬を飲んだんですけども、
これ大変副作用が酷くてですね、結局もうそれ飲むのやめて、この規定は無効だということで、
スポーツ仲裁裁判所に訴えたんですけども、知りづけられたということで、
自律上女子競技から占め出された形でですね、作家選手として活躍しているということなんですけども、
03:01
このセメンヤさんのことっていうのはご存知ですか?
やっぱり話題になってましたからね。
本人としては女性のアスリートなんだけれども、テストステロンの影響で男性的なパワーを発揮できるようになっているから公平ではない。
作家選手になったのは知らなかったですね。
そうですね、陸上みたいにもろに身体能力が出る競技がやっぱり特に厳しいということですよね。
この話をするとセメンヤさんはあまりにも気の毒じゃないとかという人もいればですね、
やっぱり女子競技に男性の要素が入ったら不公平なんじゃないのという人もいて、
どちらもそれなりに利があるような形になるんですね。
問題を難しくしているのは、実は多くの女性アスリートが公平な環境で競技をするには性別検査が必要だと考えているということなんですね。
セメンヤさんのような人は少数派なので、やはり多数派の女性選手は公平性という理由でですね、
性別検査を支持するというのはある意味自然だということになってしまうんですね。
そうなると性別検査賛成の人たちというのは勢いを持ちまして、
世界陸連のセバスチャン・コーという会長がいますが、この方は陸上男子1500mで80年モスコア大会、
80年ロス大会で2連覇したレジェンドですが、
この人が男性化させる働きあるY染色体のみを調べると、
それから他の遺伝情報は一切対象外だと。
検査後は廃棄しますよと。
それからフォーの内側の粘膜とか血液検査で行うので、
体を傷つけることもないということ。
要は究極のプライバシーである遺伝子の扱いには十分に配慮するので、
全員検査をしますと。
男性の生物学的特性が女性のそれと競合しないことが重要で、
そうでないと女子種目の意義が失われると。
こう主張してるわけですね。
今回全員に義務づけられたということなんですが、
この女子種目の意義というところにも説明が若干必要で、
先日この問題に絡んで男子400mハードルで銅メダルを2回取った田目生第三ですね。
この方が見解を述べてたんですが、
この方は15歳のとき中学生で日本記録を出してるんですが、
200m21秒36という当時の記録を出したんですね。
88年に例のフロレス・ジョイナー選手、
世界新記録ですね、すごい選手いましたけど、
06:00
この方は21秒34なんですね。
21秒36と3はほとんど変わらないじゃないかと。
現在の日本の中学記録は21秒18ですので、
ジョイナー選手より0秒18早いと。
要は女子の世界トップ選手が日本の男子中学生に勝てないというぐらいに、
この陸上の世界では身体能力の差があるということなんですね。
ただ一方で、性というのが簡単に白黒つくものではないと。
やはりグラデーションがあるというのは今言われていることですよね。
今回調べているY染色体というやつですけども、
これはその後ですね、性が分かれていく過程でですね、
これ性分化というんですが、
この過程で様々な状況が生じることが分かっていてですね、
例えばセミア選手で問題になったテストステロンの濃度ですが、
このホロモンがあってもですね、
それに反応できない体質というのがあるんだと。
要は簡単にY染色体があっても、
それだけで生物学的に男性とは判断できないことがありますよということが分かったんですね。
いろいろ調べてみると、確かにそういう選手がいまして、
それでその国際陸連はですね、1991年にですね、
それからIOC国際オリンピック委員会は99年に、
疑義が生じたときには検査しますけど、
全選手への性別検査しませんよということになったんですね。
ところが今回これがまた再び全員検査が義務化されたということで、
逆戻りというか、なんで復活したのという話になってるわけですね。
さかにセバスチャン公会長、公平性ということを言うんですが、
確かに筋肉の量とか強さが大きい男子がですね、
男子を持つ人が女子と一緒に競技するのは不公平だというのはそうなんでしょうけども、
先ほど言ったように性というのは、
そう簡単にスパッと分けられるものはないということで、
どんな人も競技に参加できるんだという公平性もあってですね、
やっぱりセメンヤ選手は女性であると自分では認知していてですね、
女性とは断定できないんで、
あんたは男性の中に入ってやりなさいっていうのは、
これはあまりにもひどいと。
セメンヤさんといったら到底耐えられないということですね。
その多様性というのが言われている時代にあって、
スパッと分けろっていうのはちょっと乱暴だと。
一部にはクラス分け、
パラリンピックなんかで障害の具合によってクラス分けしてますけども、
クラス分けすればいいという意見もあるんですが、
私はですね、一理あるんですが、
男女の間に例えば3段階のグラデーションをつけてですね、
分けるっていうのはちょっと現実的ではないなという気がするんですね。
09:01
確かにね。
結局ですね、スポーツは努力なのか才能なのかっていう、
これが永遠のテーマなんですが、
セメンヤ選手はテストしてるのが高いから強いのか、
頑張ったから強いのかということですね。
これは100%断定できない。
ただこれからも永遠のテーマなんですね。
という中で、圧倒的に強い男性ですね。
6メーター30なんて人に何十センチも差をつける選手、男性は、
例えばあなたは人間ですかなんて検査を受けることはないわけですよね。
一方で圧倒的に強い女性については、
一部については普段の努力でやったかもしれないものを、
あなたはちょっと男性のホルモンが入ってるからじゃないのっていうのは、
ちょっと極端すぎないかという説にやっぱり一理あるんですね。
フランスにはですね、ロクサナ・マラシネ・アスターさんという、
ちょっと名前難しいんですが、スポーツ大臣がおられてですね、
この方は以前におっしゃった、競技に出る女性にはですね、
ただ他の女性より強い女性がいるし、
競技に出る男性にも他の男性より強い男性がもちろんいるんですと。
ですから最も優れた成績の者が勝者なのが、
スポーツの大原則だということを言ったんですが、
これが一応最もシンプルな考え方ということにはなるわけですね。
ちょっと話が違いますけど、
アザー・オリンピアンズという本がありまして、
副題が「排除と婚名の性別検査導入史」というんですが、
これノンフィクションなんですけどね。
これはナチス側の優先思想というのを国勢としてましたけども、
ベルリンオリンピックの開催が決まると、
スポーツ界に介入してですね、
今では許されないことですけど、
いわゆる女性らしさというんですかね、
これが各選手を狙い討ちにして、
偏見に満ちた性別検査をしたということが書かれてるんですね。
例えば今のトランボ政権下でも、
性は男女しかないんだみたいなことでですね、
ナチスほどひどくはないにしても、
やっぱり多様性を否定してるということではですね、
同じような方向に進んでるというのは、
非常に懸念される事態であるということも言えるんですね。
先ほどからいうように、
女性が女性と公平に協議するという公平性、
これはもちろん大事ですし、
誰もが協議に参加できるんですよと、公平性も欠かせないと。
この2つのバランスっていうのは、
バランスを取れっていうのは言葉では簡単ですが、
そう簡単ではないんですね。
もちろん明確に、
今日これだけ議論しても簡単な答えは出せないんですが、
少なくとも今、若干排除の論理みたいなものが聞いていると。
スポーツ界も全員検査1回やめたんだけど、
12:02
また復活しましたよという、
ちょっと排除の論理が幅を聞かせてる時代になってるなという印象がある中ではですね、
あるいは先ほどの夏市ではないですけども、
過去の教訓を生かしてですね、
せめて行き過ぎないように議論しなきゃいけないんじゃないかなと。
いうことをちょっと問題定義しようと思いまして、
今日はこのテーマを出させていただきました。
大変難しい問題なんですが。
答えが出ないときに難しいですね。
どうしたらいいのか。
Y染色体とかXXとか、
生物の授業を聞いているようですけども、
そのY染色体を持っているからといって、
男性ではないとかっていうところを言われてくると、
それはやっぱり判定しにくいですよね。
そうなんですよね。
どうしたらいいんでしょうっていうかね。
男は男で、要は筋肉もつくし、
女性よりは身体的に強いので、
男と決められたらそれで強いものの価値だけど、
女性が男性に近い場合にはっていうところは、
本当これは難しいね。
しかもY染色体を持っているけれども、
男性的ではないみたいな。
そうなってくると、え?
どっち?ってなっちゃいますもんね。
そうなんですよね。
女子選手にしてみればものすごく強い選手がいるっていうのは、
本人にとっては生活にもかかっているということなんでしょうけども、
当該本人にとってみれば、
私は女性なのにどうしてというところにも、
やっぱりしっかり考えてほしい。
別にこれは陸上競技に限ったことじゃないですけどね。
一般社会の中でも女子トイレに行きたいという、
男性性のようだけど実は女性なんですよっていう問題もあるので、
この辺は考え方も人それぞれだと思うし、
社会が全部それを受け入れろと言われても受け入れませんっていう社会の
要因の人たちもいるわけだからね。
これは本当に難しいし議論していくしかないところじゃないでしょうかね。
ということで世界陸上盛り上がっておりますが、
今日は女性のアスリートへの性別検査についていろいろとお話を伺いました。
毎日新聞出版社長山本修司さんでした。
どうもありがとうございました。
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