鹿児島県警不祥事
2024-06-14 18:38

鹿児島県警不祥事

元サンデー毎日編集長 潟永秀一郎
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ニュースや世間の気になる話題を、様々な角度から読み解いていきます。
さて、鹿児島県警の元幹部が、内部情報を漏らしたとして、国家公務員法の首比義務違反容疑で逮捕された事件、大きな波紋を広げております。
その動機が、県警本部長が警察官の犯罪を隠蔽しようとしたのが、どうしても許せなかったことだと明かしたことからなんですね。
鹿児島出身の潟永さんも、この件は大問題だと受け止めているということですが、潟永さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
ふるさとの不祥事で残念なんですけれども、今回はそんなことを言ってられません。
単なる情報漏洩事件にとどまらない深刻な問題をはらんでいるからなんですね。
それは何なのかを一つずつご説明します。
はい、お願いします。
まず経緯を振り返ります。
発端は去年の10月、福岡市に本社を置くネット上のニュースメディア、ハンターに、
鹿児島県警の内部文書が掲載されたことでした。
この流出元として、今年4月8日、当時総警察署勤務の藤光淳社長が、地方公務員法の主義義務違反で逮捕され、
同じ日に、ハンターの中丸寺住典代表宅に突然、家宅捜索が入ったといいます。
代表が弁護士を通じて、県警に送った苦情申し出書などによると、
例状も示されないまま、パソコンや携帯書類などを押収してですね、
パソコンは返却の際、一部データを消されたといいます。
このパソコンにあったのが、今回の逮捕容疑となった告発文でした。
県警はこの送り主を調べてですね、5月13日に、前の生活安全部長だった本田尚志、元警視生を逮捕します。
ところが6月5日、鹿児島下院裁判所で開かれた交流理由の開示請求手続きで、本田元警視生が、
私がこのような行動をしたのは、鹿児島県警職員が行った犯罪行為を野川起きてる本部長が隠蔽しようとしたことがあり、
そのことが一警察官としてどうしても許せなかったからです、と意見陳述したことで、
情報漏洩ではなくて不正を告発する公益通報なんじゃないかという議論が巻き起こったわけです。
隠蔽事案として隠されたということで、本田元警視生が挙げた事件は2つあります。
1つは去年の12月鹿児島県枕崎市のトイレで起きた盗撮事件です。
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容疑者は枕崎署の巡査部長で、意見陳述によると本部長式事件となりましたが、
野川本部長は最後のチャンスをやろう、泳がせようと言って、本部長式の印鑑を押さなかったと訴えました。
もう一つは現職警察官が巡回連絡後を悪用したストーカー事案です。
本田元警視生は、この件についても県民の皆様に公開し説明すべきだと思いましたが、明らかにされることはなかったと言います。
これに対して野川本部長は、隠蔽を意図して指示を行ったことは一切ないと否定した上で、
盗撮事件については5月に巡査部長を逮捕し、ストーカー事件については被害者の気持ちを踏まえて2月に捜査を終え、関係職員を処分したと説明しました。
一方本田元警視生は、今年5月になって盗撮事件がようやく立憲されたのは、私が送った文書がきっかけになったと思うと陳述しています。
少し長くなりましたが、以上が今までの経緯です。
ここから2つの情報漏洩事件から浮かび上がった問題についてお話しします。
第一は、その捜査手法、報道の自由の侵害ですね。
先ほど言ったように、鹿児島県警は、ハンターのニュースサイトに、県警の内部文書が掲載された情報漏洩事件容疑の関係先として、
代表の自宅に家宅捜索に入って、取材資料などを押収しました。
それは、文書を漏洩したとされる巡査庁の容疑、裏付けに留まらず、パソコンのデータから別の告発文を見つけて、
本田元警視庁の逮捕に至る捜査の端緒にもしたんですね。
本田元警視庁が札幌市在住のジャーナリスト小笠原淳さんに送った手紙の画像データが、ハンターのパソコンに残っていたからなんです。
ご存知の通り、報道機関にとって取材源の否得は、どんな犠牲を払っても守るべきジャーナリズムの鉄則で、
日本新聞協会と日本民間放送連盟はその旨を発した2006年の声明で、
隠された事実や真実は、記者と情報提供者との間に、取材源を明らかにしないという信頼関係があって初めてもたらされる。
その約束を記者の側から破るのは、情報提供の道を自ら閉ざし、
勇気と良識を持つ情報提供者を見殺しにすることに他ならないからであると表明してるんですね。
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憲法が保障する報道の自由の根幹の一つで、捜査機関も最大限尊重してきましたし、
対応も慎重にやってきたんですね。日本は民主主義国家だからなんです。
ところが今回、ハンターの中丸次代表も小笠原氏も一切の捜査記録を拒む中、
もちろん取材源を否得して徹底した上で、
鹿児島県警は家宅捜索で応収した資料から捜索容疑以外の取材源まで洗い出して、
本田元警視庁を逮捕しましたよね。
強制捜査でネタ元を突き止める。
これ明らかに一線を超えたやり方で、こんなことが許されたら、
日本は報道の自由が担保されない国になっちゃいます。
大げさだと言われるかもしれませんけれども、
少なくとも鹿児島県警の職員には、同じことをしたらこうなるよという脅し、
見せしめになったでしょうし、
ハンターは他にも鹿児島県警関係者の事件、もみ消し疑惑などを報じていますから、
今後の報道潰し、ネタ元潰しの意図も感じてしまう強制捜査なんですね。
この辺り詳しくはぜひハンターのほうでも読んでいただきたいんですけれども、
また、応酬したパソコンからデータを消したっていうのもすごい話ですね。
本当にやっちゃったの?
何の気軽になってそんなことができるんだって感じですね。
そうなんですよね。
だからハンター側から県警への苦情申し出書によると、
パソコンを返す際に保存していた、
刑事企画課だよりという文書データを、
地管事代表が拒んだにも関わらず捜査員が消去したと言います。
まあ内部文書ですからねって言ったそうで、
この文書の中身こそが2番目の問題。
捜査資料の廃棄を促す内容なんですね。
これ去年12月2日付の刑事企画課だよりというものでして、
ハンターは11月に実物の写真とともに報じています。
捜査資料の管理についてと題して、
最近の最新請求などにおいて、
裁判所から警察に対する関係書類の提出命令により、
掃除していなかった書類等が露呈する事例が発生したなどと説明して、
最新請求とか国売請求、国家賠償請求などにおいて、
廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが、
組織的にプラスになることはありません。
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と最後ビックリマーク付きで強調して、
未掃除の書類であっても、つまり検察に送ってない、
裁判所にも出してない書類であっても、
不要な書類は適宜廃棄するよう呼びかける内容でした。
まるでですね、最新請求潰し?
あの、冤罪の序章にすら取れるんで。
本当そうですよ。
そこのとこ説明するとですね、
日本の刑事処方で冤罪を生む土壌の一つは、
これ、証拠の非開示。
つまり、捜査段階で警察が収集した証拠を、
必ずしも全て裁判で出すわけじゃない、ということなんですね。
この隠された証拠が見つかって、最新になった例は複数あってですね、
例えば39年前に熊本県の旧松橋町で、
男性が殺された松橋事件では、
元受刑者の男性が燃やしたと自白したはずのシャツの布のかけらをですね、
検察が持っていたことがわかって、
最新の開示とその後の無罪につながったんですね。
また40年前に滋賀県の日野町で起きた強盗殺人事件は、
第2次最新請求で初めて開示された証拠の中に、
自白の神明性に強い疑いを生じさせる写真のネガがあってですね、
地裁と公裁で最新開示の決定が出ています。
検察が最高裁に特別広告してるんですけどね。
どちらも最初から全ての証拠が裁判所に出ていればですね、
無罪の可能性が高かった事件なんです。
特に日野町事件なんか最新請求中に無くなってるんですね、被告は。
そんな証拠保全の重要性を組織的にプラスになることはないと断じてですね、
廃棄を促す文書が明るみに出て、
おそらくは警察庁から報告を求められたんでしょうか。
県警は表現を一部書き換えて出し直さざるを得なくなりました。
今回の家宅捜索の後で捜査員が消したとされるのは、
その元の文書の画像のようなんですが、
すでに世間に留守されてですね、
国家公安委員長も記者会見でその存在を認めたものを
今さら消してどうなるのかですね。
少子さんおっしゃる通り捜査員に消す権限はないはずでして、
払い瀬とも取れますし、
ある意味あの県警の隠蔽体質を露呈したともいえる行為じゃないかと。
逆にそういうことが分かっちゃったってことですよね、その隠蔽体質が。
そうですね。
最後に3つ目の問題点は、
そもそも鹿児島県警の不祥事の多さが。
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過去20年で見ると、
冤罪事件だけで2件。
うち1件は有名な渋滞事件でして、
2003年の県議会議員選挙で当選した無所属議員の陣営が、
ある集落の住民に証注や現金を配ったとして、
公職選挙法違反容疑で、
この当選した議員本人を含めた12人を逮捕したんですけれども、
これ違法な取調べで自白を強要されたとして全員に無罪判決が出ました。
もう1件は2012年に鹿児島市の繁華街で、
女性に性的暴行したとして逮捕した男性に、
一審有罪だったんですけど、2審の公開判決で逆転無罪が言い渡されて確定してます。
この時も逮捕の決め手になったDNA鑑定が図3だった上に、
鑑定の経緯を記した書類とかを捨ててたといったことが、逆転無罪につながってるんですね。
また公表されなかった不祥事が少なくとも4件あって、
例えば2020年に警察官3人が捜査書類を偽造したとして書類送検され、処分されたんですけれども、
共同通信が特報するまで公表せず、
去年の10月に南日本新聞が報じた、
本田元警視庁も隠蔽を訴えた警察官によるストーカー事件。
これに至っては、今も県議外議員で質問されても処分内容すら明らかにしてません。
あと近年は性犯罪が多発してて、
本田元警視庁が告発して、5月に枕崎署員が逮捕されたトイレ盗撮事件を含めて、
2020年以降この5年間だけで計5件。
この中には女子中学生の児童買収とか、13歳未満の女子への強制性行も含まれる。
これは警察官による犯罪です。
本田元警視庁が意見陳述で指摘したように、
不祥事の多発が言わんどこっていう隠蔽を生んでいるのか、
それとも事情作用が働かない隠蔽体質が不祥事を生んでいるのか、私にも分かりません。
どうせ何かやっても組織の中で処分し、表に出ないからっていうのがやっているかもしれないですね。
また今回本田元警視庁があったと訴えて、野川本部長は一切ないと言っている捜査の隠蔽、
この真相はどうなのか、警察庁は検警による捜査や調査の結果を踏まえて、
検警への観察を実施する方針ですけれども、
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内部調査に入るということですが、正直果たして身内の調査がどこまで踏み込めるのかと思いますし、
むしろ本田元警視庁が起訴されて裁判になった場合、弁護側は公益通報を主張するでしょうから、
この法廷での争いの方が、いろんなことがそこで出てきて、検警の闇に迫る気がします。
そっちの方がいいと思います。
もちろん実直で温かい警察官もたくさんいることは、
鹿児島で育って記者としても勤務したことがある一人として知ってますけれども、
組織に問題があることはもはや否めないでしょう。
だからこれを機に抜本的な立て直しが求められていますし、
それは150万県民に対する責務、責任だと思います。
日本の警察の創設者で、日本警察の父とも言われる川島俊義大警視は薩摩藩市でした。
銅像も警視庁の学校のところに建っていたりするんですけれども、
先人に恥じない組織の再生を、鹿児島県出身者の一人として、私も心から願っております。
県警本部長というのは、ほとんどが東大法学部のキャリア官僚というやつじゃないですか。
そういう人がポッと鹿児島に来て、これから出世しなきゃいけないのに、
何やってくれてんだよっていうようなところもなくはないんじゃないのかなって、
僕なんかは思ってますけどもね。
本当のところはどこか分かりませんけどね。
はい、ということで、
片中さんのふるさと鹿児島県警隠蔽退出不祥事について、
今日はお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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