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さて、今日の学ぼう社会のカギなんですけれども、秋の旅行シーズンをこれから迎えるということで、この旅行先ってこの福岡の場合ですね、福岡県福岡市北九州市が旅行者からの宿泊税というのを徴収しているんですね。
で、僕も福岡のホテル泊まるとやっぱり宿泊税つくんだなと思いますけども、これ東京など他の自治体でも導入している例があるんですけれども、
観光資源の整備などに役立っているということなんですね。一方で、数百円とはいえですよ、消費税を含む宿泊費にプラスして宿泊税が課されるというのは、これ二重課税なんじゃないのという、そういう考える方もいらっしゃる。
僕もちょっとそう思う方なんですが。
確かにそうですね。
このことについて毎日新聞出版社の社長でいらっしゃいます山本修司さん、記者時代長年国税当局を担当したということで、このあたり解説をして今日は学びたいと思います。
山本さんおはようございます。
おはようございます。
私も先日出張して中須のホテルに泊まったんですけど、このときはどうせ中須で飲んで寝るだけなんで安いホテルですね。2万円に達しないホテルだったということで、200円だったんですね。
福岡県の場合、宿泊税200円なんですが、県内では福岡市、北九州市、先ほど消費者さんおっしゃったとおり、それぞれ取ってますので、これが分割される形になりまして、
私の場合は福岡県の分が50円で、福岡市の分が150円で200円となったわけですね。
北九州市も同じことになるんですが、他の市町村、宿泊税を導入してないところでは福岡県分だけの200円という形になります。
福岡市に限りますと、2万円以上の高いホテルで泊まると、福岡県の分は50円なんですが、福岡市の分が450円になって500円になるということなんですね。
ちょっと高いかなと思う人もいるかもしれないということで、久しぶりに宿泊税払いましたんで、
今回、税金好きの私としましては、ちょっともう一度調べてみたと。
特に払うのは好きというわけではないんですが。
税金好きとは言いながらね。
4年弱、国税庁とか東京国税局、関東新越国税局、福岡国税局などを担当しまして、
今でも税務職員とかOBとか、税率さんと飲んだりして付き合ってますんで、
税の理論というか、その世界が大好きなんだということなんですね。
それでこの宿泊税なんですけども、今私が住んでる東京でも導入されてまして、
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宿泊費が1万円未満ならゼロ、1万円以上、1万5千未満なら100円、それ以上は200円という形になってます。
今は全国で見ると、9月末現在で言うと13の自治体が導入してまして、
50ほどの自治体が導入しようかなという検討をしているということのようですね。
せっかくですので、私も別に知識をひけらかすわけじゃないんですが、
ちょっと理屈の話をしたいんですが、
税金には国税と地方税というのが2つありまして、
所得税とか法人税とか相続税、酒税ですね、酒税とかタバコ税、
こういったものが国に納める国税になるわけですね。
住民税とか固定資産税、自動車税などが地方税となるわけです。
自動車で見ると、重量税というのは国税で、自動車税が地方税。
要は、自動車を持つこと自体にかける税金。
これが自動車税で、これは廃棄料とか車の用途ですね。
スポーツカーなのかトラックなのかとか、そういったことで決まってくるもの。
重量税というのは道を通ると道を痛めてしまうというので、
思いほど高いですよと。
軽自動車より大型トラックの方が道を痛めてしまうので高くなります。
ということで、これも二重課税だと批判が時々聞くんですが、
納税時期は自動車税の場合は新しく買ったときですね。
重量税は車検のときに払ってまして、
払う時期がちょっと違うというのと目的も違っているということで、
二重課税ないですよという説明を当局はしている。
納得できるかどうかは別です。
合わせると高いものですからね。
身近な消費税で言いますと、今10%ですが、
国の分が7.8%、地方消費税が2.2%で合わせて10%という形になっています。
野菜とかああいうのを買ったときの軽減税率の場合ですね、
これは国と地方がそれぞれ6.24%と1.76%と足して8%。
こうなっているわけですね。
宿泊税はと言いますと、先ほど言ったように県とか市が徴収します。
これ地方税に当たるわけですね。
使い道は観光の振興とかそういったことに限られますので、
首都がはっきりしているということですね。
こういったものも目的税というんですが、
最初から決まっている何にでも使える、
所得税もいろんなことに使われますけど、
こういったものは普通税と言われるんですね。
特に地方税法の中で固定資産税などという税目を記載しているものがあるんですが、
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この宿泊税はそれぞれ自治体が自分の事情で決めていくので、
法定外の税だということで、
法定外目的税というものに分類されるということです。
こんなことは別に知らなくてもいいんですけど、
もし仮にホテルに泊まって飲み会で宿泊税の話が出たら、
これは法定外目的税だよねとか言うと、ちょっとガッカリだなと。
やな飲み会ですね、それ。
ちょっと嫌われるかもしれません。
毎日意識としてはあったりかもしれません。
別に覚える必要はありますよね。
これ通常200円程度ですから、
私もネットで予約してすでに払ってたんで、
何も払わなくていいなと思ってたら200円頂戴しますと言われて、
領収書いりますかなんて言われて、いりませんよって200円ぐらいですね。
という感じなんですけど、そのぐらいだということで、
しかも観光に役立つことだし、
みんなから後編撮ってるんだからいいかということには
普通はなってるんじゃないかと思うんですね。
ただ私も税金好きとしては、
さまざま宿泊税にも問題点などがありまして、
簡単に納得できない方もいらっしゃると思うので、
その辺を述べてみたいと思っているそうなんです。
じゃあなぜ宿泊税必要なんですかということですけども、
自治体によっては観光客を受けるための予算ですね、
施設の整備であるとか、街をきれいにするとか、
これは予算が十分に確保できないところがあるんですね。
福岡市みたいにうまくいってる都市でも、
やはり少子高齢化で社会保障費がどんどん増えるということで、
なかなか楽ではないということですね。
国からは地方交付税、交付金というのが入るんですけど、
これは人口をもとに算出されてまして、
福岡は人口多いんで、額も多いんですけど、
インバウンドとか他のところから来た観光客など、
一時的に訪れただけの人ですね。
これは交流人口というんですけど、
ここには交付金の対象にはならないんで、
たくさんの人が押し寄せて、いろんなトイレに使ったり、
いろんなことにお金がいっぱいかかるにもかかわらず、
そこは自分でもちろんまかなければいけないということで、
広く薄く集めていこうというのが宿泊税だということですね。
最近ちょっと話題になりましたけど、
富士山も大変混み合ってるんですけども、
乳残料を取ろうという形になってます。
静岡県なんかは取ってますけど、
これもやはりトイレとか登山道の整備なんかにお金がかかるのに、
なかなか一体のお金だけでは足りないということで、
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取ってるということからいけば宿泊税と同じような考え方かなと。
一定程度納得できるかと思うんですね。
ただ一方で、私は大分県の別府市の出身なので、
温泉が非常に好きだしよく利用してるんですけども、
別府市では一番高い場合で500円の入等税というのを取ってるんですね。
お風呂に入るために税金を取ってるということなんですよ。
別府市は特に宿泊税を検討してるわけではないんですけども、
例えば温泉地を持つ自治体、宮城県あたりですね、
宿泊税の検討をしてるんですが、
こういった自治体の中には入等税を取ってるところがあるとなると、
冒頭に申し上げた消費税を取って入等税を取って、
さらに宿泊税を買おうと。
30課税じゃないかというような批判が地元からも出てるんですね。
そもそも論から言いますと、
外から来た人が土地のトイレや水なんかを使うし、公共の施設も使うんで、
宿泊税払うのは受益者負担ですねというところは納得できるんですが、
日帰り税はどうなんだと。
同じように止まらないだけですよねと。
素通りされるところの自治体はたまんないなというところもあって、
そうするとやっぱり宿泊税なぜ取るのというところを納得いく説明が必要になってくるということです。
それから実際に聞く話ですけども、
別府なんかもそうですけど、当事で来る方いらっしゃるんですね。
こういう人は一泊二日とか二泊三日じゃなくて、
一週間とか、中には三か月とか、長い間泊まる人がいるんですね。
そうすると一日何百円と言っても、
夫婦で来ると何泊分かになってしまうと、
まあいいかという額でもなくなってしまうということなんですね。
そうなりましたら、やっぱり節度の問題といいますか、
観光地の中には京都みたいにものすごい数のお客さんが来たおかげで、
地元の人がバスに乗れないとか、
ゴミが増えたとか、庭に勝手に入ってくるとかですね。
そういう悪影響を及ぼすオーバーツーリズムといいますね。
こういう問題を抱えているところもあるんですが、
これがあるなしに関わらずですね、
宿泊税を外から来る人から取るというのは、
地元住民にとっては全く懐が痛まない。
ですから議会で宿泊税を上乗しましょうと言っても、
地元の人は特にまあいいんじゃないと、
僕の財布が痛むわけじゃないしという形になるので、
ある意味取りやすいところから取っている税なんじゃないのかという
側面もあるわけですね。
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ですからやっぱり先ほど言ったように取る際には、
200円、300円とはいえども一応説明がいるのではないかと。
あとはその宿泊税の値段ですね。
福岡の場合はフォークス船とかですね、
有名なアイドルのコンサートとかなんとか医学会とかですね、
あと入学試験ですね、西南学院とか給代とかですね、
ああいったところ、そうなるとホテルがなくて、
某ホテルのように8万円とか言って、
某ビジネスホテルとか高級ホテルもびっくりの値段になって、
ここは別にお金持ちじゃない人がなくなく払って泊まっているというところと、
リツカルトのスイートみたいな何百万もするけど、
平気で泊まってる人もいるわけで、同じ500円でいいの?というところもあるわけですね。
そうですね。
そうなんですね。宿泊費の何パーセントという考え方もあるのかもしれないという感じなんですよ。
どうですかね、その宿泊税。
先ほど少子さんもちょっと考えることもあるんですけど。
宿泊する人が観光地で利用するサービスを受けるんだから、
それは多分役に立ってるんだったら払っていいと思うし、
払わなきゃいけないのかなと思いますよね。
むしろそれがそこの土地に住んでいる人の税金でお邪魔してるとしたら困るからね。
そうですね。
もう一つは二重課税、三重課税という消費税は消費税で、
これはまた国税と仲良くしてる山本さんにお聞きしたいのは、
ちゃんと消費税は社会保障費として使われてるのかっていうところですよね。
よく言われるのは法人税の穴埋めに使われてるんじゃないかとか、
いろいろ言われてるじゃないですか。
これ10パーが20パーになるかもしれないとか言われてて、
これだけ景気が悪いのに財務省は一切積極財政に動かないみたいな感じ。
これ国税庁の人は財務省の人たちでしょうから、
その辺でザック・バランに話して、あの人たちは堅くなですか、やっぱり。
私の付き合ってる国税職員っていうのは、
税法とか税のものには興味がなくて、
とにかくしっかり徴収するというところに徹した方々なんですね。
もちろん財務省からのキャリアもいますので、
こういった方々は納得してもらうために、やっぱり使徒ですよね。
ちゃんと何に使われてるんだということを説明しない限り、
払ってる人は納得しないだろうということですね。
わかりました。
じゃあ今日は宿泊税、これから旅行行くとね、
なんでこんな税金があるんだろうと思ったら、
そういう目的のために使われてるんだよってことだけは、
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ひとつ納得して払うといいのかなということですね。
ということで、今日は宿泊税について教えていただきました、
毎日新聞出版社長山本修司さんでした。
どうもありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。