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こんばんは、加賀小町と申します。
ジンペイザメの再展示
今日は、私の地元、石川県の野兜半島にある、野兜島水族館のジンペイザメの話をさせてください。
昨年の野兜半島地震の後、水族館は長い間、休館していたんですね。大きな被害を受けて。
そして、一部営業再開した後も、ジンペイザメは不在のままだったんです。
そして、そのジンペイザメの展示が再開されたのが、去年の10月11日。
その日の朝から私は、水族館に会いに行ったんですね。
もうそれが、その水槽の中にジンペイザメがいるってことが、ただただ嬉しくて。
もう嬉しすぎて泣いたり、嬉しすぎて笑ったり。そんなすごく不思議な状態だったんですね。
この場所で、この水槽で、またジンペイザメに会うことができたって。
それだけで胸がいっぱいになったんです。
大阪の海遊館にもジンペイザメが2頭いまして、そこも私見に行ったことがあるんですね。
だけども、野兜島の子はもっと近くに感じられるんです。
もちろん私が石川県に住んでいて、地元の水族館だからという目ももちろんあるんですけども、
野兜島のジンペイザメは海遊館に比べれば水槽が小さいんですね。
水槽のすぐそばまで寄ってくるので、本当に距離感が近いんです。
また水槽の上から直接肉眼で見られるんですよね。水槽のガラス越しじゃなくて。
すごく近い距離感で見ることができるんです。
野兜島水族館の水槽、ジンペイザメ館、青の世界って言うんですけども、そこには照明がついてるんですよね。
太陽の光のような照明。
照明なんですけども、水槽を見ると太陽の光が上から差し込んでるように。
そんな風に作られてあるんですね。
水も魚もすごいキラキラしていて、その水槽、その場所にいるだけですごく落ち着くというか、
癒されるというか、元気をもらうこともあれば励まされることもあるし、そんな場所なんですね。
特別な存在
私にとって野兜島水族館というのは地元の水族館、車で2時間ぐらいの距離ではあるんですけれども、
そんな特別という気持ちはやっぱりなかったんですよね。
ジンペイザメに関しても水族館に行けばそこにいるのが当たり前みたいな。
だけど震災が起こった後、ジンペイザメって全国で限られた場所でしか見られないんですよね。
野兜島も含めて4館しか。
そこですごくこれって特別だったんだなって気づいたんです。
私にとって野兜島のジンペイザメ、ももちゃんは見てるだけで安心する。
だけど何枚でも写真を撮りたくなったり動画を撮りたくなったり、
水族館の水槽の前でぼーっと立ち尽くしていたり、また水族館にある椅子に座ってじーっとしていることもある。
だけども目の前にジンペイザメのももちゃんが通ったときにあっって思ったら、
どんだけ疲れててもいきなり体が動いて写真をパシャパシャ撮りたくなったり、
もうここにいるっていう、それだけで私にとっては野兜島の象徴であり、
癒しであり、安心する存在です。
この配信を聞いてくださるあなたにとっての、ただそこにいてくれるだけでいい存在って誰かいますか?
心の片隅にそっとメモをして、スタエフメモ部、川子町がお届けしました。
