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家電ライターが語る家電最前線。進行役は私、池澤彩香です。そして今回の担当は、家電ライターの山下達也さん。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
久しぶりのスタジオ収録ということでね。いかがですか?
いや、私は収録自体が初めてなので。
いかがですか?初めての。
いや、なかなか緊張しますね。うまく喋れなかったらすいません。
よろしくお願いします。
さてさて、今回のテーマは、自宅でより良い音を楽しむ。入門的オーディオ参戦。
実は最近私もですね、音機材をいくつか購入したりとか自作したりしていまして、本当に何もわからないながらもう手探り状態でやっております。
それはかなりディープな方向で、ちょっと今日とてもフォローしきれないぐらいマニアックな世界だと思うんですが、今回は入り口として、まず良い音って何なんだろうっていうところ。
本当に沼の世界なので、もうどこからどこまでっていう話もないぐらいひどい世界なので、まずはこういうのが良い音なんだというのがわかるくらいの製品、入り口の製品ですね。それを紹介させてください。
逆に良い音っていうのがわかんない状態で始めたので、そういうお話すごく楽しみにしております。
今回のテーマは私もすごく気になるテーマではあるんですけれども、リクエストも来ています。
20代男性のマッサンよりオーディオ関係を取り上げてくださいということで、リスナーの方からもお期待されている中、具体的な商品の紹介に移りたいと思うんですが、実は目の前におすすめの商品がすでにあります。
はい、これが今回一発目のおすすめ商品、ソニーのSRS-RA5000という製品になります。
結構大きいですね、これ。サイズで言うと1トカンぐらいはありそうな。
それよりちょっと小さいかな。
そうですね、ちょっとスリム。ちょっとスリムではありますけど、でも結構存在感はあります。上に3つもスピーカーが付いてて。
はい、実はこの製品、大きいのにはちゃんと理由があります。上に3つスピーカー、見えるように配置されているじゃないですか。その他見えない部分、真ん中あたりに3つスピーカーが乗っていて、さらに中央に下方向に向かって低音を出すウーファーが乗っているんですよ。
すごい、側面がメッシュ状になっているので、この下に隠されしスピーカーがあるってことですね。
はい、その隠されしスピーカーが四方八方に音をバーッと出して、それが天井や壁に反射することで360度、前方向から音が聞こえるような包み込まれる音楽体験を実現するのがこの製品になります。
一台でそんな360度の音体験ができるってすごい想像できないけど、すごそうですね。
はい、ソニーはこれに合わせて360リアリティオーディオという360度立体音響の音源をインターネットで配信するサービスを始めていて、これと組み合わせることによって本当に見事な立体音響が楽しめるようになっています。
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めっちゃ気になる。
そしてこの製品が使う前に準備が必要になります。このスピーカーがどこに置かれているのかを測定することで音を自動的に調整してくれるんです。ちょっとそれをやってみましょう。
賢いですね。ちょっとお願いします。
はい、では。
環境測定を開始します。3、2、1。
終わったかな?
環境測定が完了しました。
すごい。これでもう自分で音の調整とか響かせ方の調整とかしてるってことですか?
はい。部屋の広さであったり、天井の高さであったり、置かれている場所の低音の響きとかを測定して最適な形にチューニングしてくれるんです。
めちゃくちゃ賢い。すごい。
はい。つまりこれがソニーの考える一番いい音を自動的に再生してくれるということですね。
せっかくなのでこれを実際に体験していただきたいと思うんですが、スタジオの上に音を吸収してしまうところは実はこの線に苦手なので、ちょっと1回ここから席を外して実際に音を聞いていただければと思います。
はい、わかりました。
早速聞いていただいたんですが、いかがでしたか?
スピーカーが置いてある周りの空間全体から音が響いてくる感じがあって、すごく広がりがある音だったのかなと素人的に思いました。
ちょっと楽しくなかったですか?
そうですね。すごく楽しかったです。
いい音にもいくつか種類があって、ピュアオーディオ的な音質を追求するいい音と、あと感じて楽しいいい音ってのがあると思うんですよ。
この製品は一応両方を願っていて、その中でもやっぱりその楽しさみたいなのを特に追求している製品なんですが。
なんかこう360度どこで聞いてもとても楽しい音が聞こえるということで、パーティー会場の真ん中とかに置いてもすごくいいんじゃないかなと。
はい、その通りだと思います。部屋の真ん中に置いて聞いている人はどこにいても同じように音の包まれ感を楽しめるので、そういう楽しみ方をしたい人にちょっと使ってみてほしいですね。
やっぱり上にスピーカーがついているから、上の方で音が反響して帰ってくる感じがとても印象的だったというか。
カフェとかで天井にスピーカーが埋め込まれていて、そこから音が降ってくるみたいな体験があるじゃないですか。
あれを自宅で味わえるというのもこの製品の面白いところだと思います。
確かにそういう意味でもすごく面白いかもしれないですね。
あと私は自作でそのオーディオをなぜかやってるんですけど。
そうおっしゃってましたね。
無知のまま。そうするとあんまり低音が出なくてどうやったら出るのかなって思ってたんですけど、さすがちゃんとした既製品だとそういう低音もちゃんと出てて、プロの技ってすごいなって思いました。
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そこはやっぱり本体の大きさが大きくてですね、大きなウーファーを乗っけていることも聞いていると思います。
確かに低音もすごいビリビリくると思うので、そういう意味でも感じられるオーディオ楽しいオーディオだと思いますね。
そしてもう一つあります。今紹介したのはRA5000という大きいモデルなんですが、もう少し小さなRA3000というモデルもあります。
実際に持ってきたのでちょっと見ていただけますか。
そうですね。先ほどのスピーカーに比べると二回りくらい小さいサイズになって、これであれば家に置いても大きいスピーカーみたいな感じはややあるか。まだあるな。
でもだいぶ小さいですよね。
だいぶ小さい。スマートスピーカーの二回りくらいは大きいけど、でも家に置いてても馴染む感じで置けるかなくらいのサイズですね。
はい。この製品がですね、仕組みとしては同じような仕組みで天井や壁に音を反射させて立体的に音を楽しむという製品になっているんですが、スピーカーの数を減らしつつ工夫して体験は変えないようにしてコンパクトにした製品になります。
ポイントが一個あってですね、この製品がいろいろな部屋に持っていくことをすごい大事にしていて、
例えば仕事場で音楽を聴いた後、リビングに持って行ってみんなでご飯食べながら音楽を聴いて寝るときに寝室に持って行けるというようなサイズ感なんですね。
そのためACアダプターもなくてですね、コンセント自家差しみたいな工夫もされていて、あともう一つ、この製品はいちいちそういう設定をしなくても起動するたびに背面で自動的に音場調整をして徐々に立体的に音を切り替わっていくということで、ちょっと使われ方が違う製品になっています。
良さそう、こちらも良さそう。これって聴き比べて違いはありましたか?
大きさの違いということで、まずパワーの違いがあるんですが、それ以上のですね、RA5000の方がハイレゾ対応ということで、より細やかなクリアな音楽を楽しめるようになっています。
音の広がりもやっぱり素晴らしいので、クラシック音楽であったりとかですね、ライブ音源とかそういうもの、臨場感を含めて楽しみたい音源を楽しんでいただきたいですね。
RA3000の方はですね、コンパクトということでいろんなところに持っていけるので、常に音楽を楽しみたいという人に使っていただきたいですね。
あとちょっと面白い使い方なんですが、最新世代のブラビアとBluetoothで接続してテレビや映画の音なんかも立体的に楽しめるので、そういう使い方をしたいという人にも試していただきたいですね。
へー、確かに。これ1台あれば、ホームシアターみたいな環境も整うっていうことなんでしょうか。
そうですね。最新の、今映画館って立体音響的なものが流行ってるんですが、ああいうことを自分の自宅でも楽しめるようになりますね。
いいですね。結構そのコロナ禍っていうこともあって、かなりお家での趣味っていうのがはかどる近頃ですけど、そういう中に1台あるとすごい便利かもしれないですよね。
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そうですね。
この商品、ちなみにお値段はいくらぐらいなんでしょうか。
はい、RA5000の方がですね、税込みで66,000円、RA3000の方が税込みで33,000円となってます。
おー、でも音沼にしてはお手頃?
入り口ですから。
はい、それでは続いてのおすすめ商品を教えてください。
先ほどは音楽を楽しみたい人向けの商品を紹介させていただきましたので、次はですね、映画をもっといい音で楽しみたいという人向けの商品を紹介させてください。
結構用途違うんですね、ここで。
はい、また別の機会にお話ししたいんですが、音楽用の良い音と映画用の良い音って実は全然違うんですよ。
これもしかして解説が次回ある感じですか?
あっ、言っちゃっていいんですね。次回あります。
というわけで、これをお聞きの皆さんは次回もぜひお聞きください。
はい、話を戻しますね。
映画をもっと楽しみたい人向けの商品として、今回入り口の商品としておすすめしたいのが、音響のワイヤレススピーカーシステム、サウンドスフィアになります。
これはですね、クラウドファンディングサイトで先行発売されて、発売開始約2時間で目標額を達成するほど注目されている製品になります。
すごい、これいろんなところにスピーカー置いてますね。
そうなんですよ。ポイントはですね、スピーカーが全部バラバラになっていることなんですね。
前に3台と後ろに2台かな。
はい、その構成自体は一般的なホームシアターのスピーカーの置き方なんですが、ポイントはですね、スピーカーとアンプをつなぐケーブルがないことです。
あ、本当だ。結構ね、こういうの配置するときって、ケーブルの取り回しとかが大変そうなイメージがあったんですけど、それがないって画期的なんですかね。
はい、ワイヤレスで音を飛ばすことによって、面倒なスピーカーケーブルを這わせる手間がなくなってます。
すっきりしますね、インテリアとしても。
はい、またそれによってですね、例えば普段は前のスピーカーだけ置いて、後ろのスピーカーはいらないから片付けておいて、映画を聞くときだけ復活させるみたいなやり方もできたりします。
確かに普通のリビングに置くってなると、後ろにシステム常時設置しとくの結構厳しいな、スペース的にって思われている方もいらっしゃいますよね。
はい、実際それで家族の承認を得られなくて、ホームシアターを断念したなんていう知り合いも私の周りにとても多いんですが、これなら映画を見る2時間だけ置かせてくださいということを使えるので、いい製品だと思いますね。
映画鑑賞が趣味みたいな方には結構うってつきの商品かもしれないですね。
はい、そして入門者に優しいところとしては、まず前の方のスピーカーだけ買って、後日後ろのスピーカーを追加みたいな形でシステムアップができるというところも、少ない予算で少しずつ良くしていきたいという人には向いているんじゃないでしょうか。
良さそうですね。
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ただですね、1個弱点があってですね、全てのスピーカーに別途電源が必要になってくるので、それだけちょっと考えないといけないですね。
でも電源がないと動かないですからね。
はい、なので電源タップだけ用意していただいて、前側の電源タップと後ろ側の電源タップだけ用意していただければ、コンパクトにシンプルにホームセアターが構築できると思います。
デザイン的にもテレビ周りに馴染みやすいような黒一色で統一されていて、スマートな感じに個人的には思いましたね。
そうですね。シンプルに綺麗なデザインになっているので、どんなリビングでも邪魔になるっていうことはないんじゃないかなと思います。
ワイヤレスだと音が好きな方だと遅延が気になったりすると思うんですけど、そこら辺は大丈夫?
そこのところを技術で解決したというのが多分ポイントになってくる製品になるんですね。
そういう方にとってもとても満足いくような仕上がりになっているってことですかね。
はい、その通りです。
なるほど。
最近はこの5.1チャンネルを設置できないという人のために、前にあるスピーカーだけでバーチャルに5.1チャンネルの音を再現するバーチャルサラウンドという技術が出てきているんですが、
この技術の欠点は5.1チャンネルに聞こえるエリアがとても狭いということなんですね。
じゃあ家族みんなでワイワイみたいな感じの用途では向かない。
そうなんですよ。真ん中に座っている人はいい音に聞こえるんですけど、端っこの方に座っている人にはちょっとなんかおかしな音に聞こえるなということになってしまうんですよね。
それはちょっとご家族の承認が得られなそうですね。
そうなんです。なので家族で5.1チャンネルを聞きたいという人にはリアルにスピーカーを5個プラス1個配置するリアル5.1チャンネルをお勧めしているんですが、これがまたなかなか厳しいというふうに言われることが多いんですよね。
それはやっぱり後ろにもスピーカーを設置しなきゃいけなくて。
掃除の時邪魔でしょっていうふうに言われて諦めるという人がとても多いんですよ。
悲しい。
今回の製品はそれを技術の力で解決した製品となります。
こちらお値段はいくらぐらいになりますか?
フルセットの5.1チャンネルのシステムだと95,800円になります。
結構家族の承認が下りるからギリギリの。
そういう人にはですね、まずは前方の2.1チャンネルのシステムということで、こちらは54,800円となっています。
まずこちらを投入して後から。
後ろのスピーカーをお小遣いでなんとか買っていくという形でリアル5.1チャンネル目指してほしいですね。
ギリギリですね。
それでは3つ目の入門編におすすめのオーディオを教えてください。
ここまで音楽、映画と紹介してきたんですが、まあでもやっぱり両方使えるやつが欲しいですよね。
そこで最後に紹介するのは、映画と音楽両方とも良い音で楽しみたい人のための入門製品です。
デノンのサウンドバーDHTS216になります。
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こちらのサウンドバー結構細長くて黒いデザインになっていて、テレビの下なんかに置いたらあんまり目立たなくて導入しやすそうですね。
そうですね。いわゆるサウンドバーと呼ばれる製品なんですが、ウーファーを内蔵しているので本当にこれ1個だけテレビに置いてあげれば高音から低音まで非常に綺麗な音で楽しめる製品になっています。
すごい良さそう確かに。めっちゃ幅長いけど。
この製品本来はホームシアター用の製品でどちらかというと映画の音を楽しむためのものなんですね。
ただこの製品がとても面白いところは音楽を再生するときにも良い音で楽しめるような仕組みがついているところなんです。
それはどんな仕組みなんですか?
弦音をストレートに再生するピュアモードというものを搭載していて、音を変に増幅させたり加工したりせずに元の音源の美しさを丁寧に再現してくれるモードになっています。
ピュアモードとピュアモードじゃないモードで聞くと違いって結構あったりするんですか?
ピュアモードの方が弦音に忠実なので多分クリアですっきりみたいな形になると思います。
逆に映画の方で使っている音質モードでやるとすごい広がり感があって迫力があって低音がビリビリくる。
こっちの方が好きな人もいると思うのでそこは使い分けでいいと思うんですが、
良い音の入り口というところでぜひちょっとクリアなピュアな音っていうのも楽しんでみていただきたいですね。
これ一体で済むっていうのもいいですね。
オーディオってなるといろいろなスピーカー2つだウーハーだみたいな感じでいろいろ増えていっちゃうところもあると思うんですけど、
この商品の場合はもうワンセットでシンプルにすっきり置き場にもあまり困らないような感じで。
そうですね。僕としてはあれも買ったりこれも足したりこれも追加したりが楽しいんですが、
やっぱりそうじゃない人それができない人たくさんいると思うので一体型これ一個だけで全部をフォローできるというのは
とてもいいんじゃないかと僕も思います。
こちら気になるのはお値段なんですがいくらぐらいになりますか?
これは今まで紹介してきた製品と比べてかなり安くてですね。
両販店価格で税込み25,000円ぐらいになってますね。
おーすごい。ちょっと今までね結構高額が続いたので、おーこれは導入しやすい。
ですので特に一人暮らしの人にはこちらおすすめですね。
まずこれでいい音って何なんだろうというところを体験してみていただければと思います。
ありがとうございます。
今回は自宅でより良い音を楽しむ入門的オーディオ参戦をお送りしてきました。
家電最前線の番組ツイッターでも今回紹介した商品の写真やリンクを載せていますのでぜひご覧ください。
そしてここで番組からリスナーの皆さんへのプレゼントのお知らせです。
5月のプレゼントはシャープ76後付け可能なスマート家電の回でご紹介した探し物が見つかるタイル3名の方にプレゼントします。
18:07
応募にはキーワードが必要です。
今回のキーワードはスマートトラッカーです。
応募はインターネットのフォームから家電最前線の番組ツイッターをチェックしてみてください。
締め切りは6月15日火曜日です。
次回も家電ライターの山下達也さんが担当。
自宅で映画館体験こだわりオーディオ入門です。お楽しみに。
山下さん次回もよろしくお願いします。
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