1. じゅりんHACK|ラジオ館
  2. #59 節約しようと思ったらキャ..
2024-06-24 15:50

#59 節約しようと思ったらキャッシュレス決済はNG!

spotify

今回は「節約しようと思ったら、『キャッシュレス決済』はNG!」というお話をしました。PayPayやクレジットカードなどのキャッシュレス決済、確かに便利ですが、実はこれ行動経済学という人間の心理的な観点から「節約には向かない」ことがわかっています。というか、無駄な出費が増えます。そんな話の解説と、じゃあ節約するにはどうすればいいか?について喋りました。

00:00
こんにちは、じゅりんです。じゅりんHACK|ラジオ館を始めていきたいと思います。
今回は、節約をしたいのであれば、現金払いを意識するということについて話をしていきたいと思います。
はい、ということで、いろんなものが高くなりましたよね。
もう本当に物価高くなって、ペットボトル1本取っても180円とか当たり前だし、中には200円オーバーのものとかもあったりします。
今、120円ぐらいで買えるペットボトルなんて多分ないですよね。
数年前と比べても、いろんなものが値上がりしていて、あっという間にお金が出なくなっていくような感じがします。
いろんなものが高くなっているという状況の中で、やっぱり節約をしなきゃなと思ったりするんですけど、
でも、節約の中でどんな節約の仕方があるかということなんですよね。
どうですか?みなさんどんな節約の方法を取られていますか?
節約しようと思っても、なかなか節約って漠然としていて難しいじゃないですか。
何を節約したらいいかみたいなことってすごく考えにくかったりするんですけど、
実はですね、すごい効果的な、そして意識してそれを行うだけで、
簡単にとまでは言わないかもしれないですけど、結構明確に効果のある節約の方法というのがあります。
それがですね、基本的に支出は現金で行うということです。
これはですね、実は行動経済学という学問の中で言われていることではあるんですけど、
この行動経済学というのがですね、いわゆる心理学と経済学を合わせて考える学問のことで、
この中のすごいざっくりとした話で話をするんですけど、
キャッシュレス効果というのがあるんですよ。
これはですね、マーケティングと経済学の有名な理論家である
エリザベス・ハーシュマンさんという方が研究したところから名付けられたもので、
人々はお金をどのように使っているかということを調べていったところ、
人々は現金で支払うよりも、
クレジットカード、キャッシュレスでの決済をする方がお金を使うだろうということを研究をしたということなんですよね。
そうするとやっぱり研究したところ、
実際やっぱりキャッシュレスの方が明らかに人がお金を使っていたということが明らかになっていて、
これ研究の結果、最近のデータとかも含めながら考えても、
03:02
キャッシュレス、今だと本当にペイペイみたいなQRコード決済とかも含めて、
クレジットカードやQRコード決済なんかも含めて、
そういったキャッシュレスの決済をすると支出が増えるという研究があります。
これはどういうことなのかということなんですけど、
でも実際現実金額が同じものを購入するわけだから、
別に現金で払おうがキャッシュレスで払おうがそんなに大きな差は出ないんじゃないかと思われるかもしれないんですけど、
実はここには人間の心理が関係しているわけなんですよ。
この人間の心理というのは何かというと、
現金で支払う時にはぼくらは手放す心の痛みみたいなものを感じるっていうことらしいんですよね。
すごい面白い言葉ですよね。
お金を使ってしまったという心理的な痛みということです。
現金の場合には自分の手元から財布からお金を出して、
今その金額を支払った自分の手元からなくなっていくというのが目に見えた体験として行われるので、
その時に自分のお金が今使ってしまったという心理的な痛みを明確に感じることができるそうなんです。
それに対してキャッシュレス決済というのは、
カードをかざす、またはスマホのQRコードを読み取らせるという行動だけを行うので、
例えば100円だろうが1000円だろうが1万円だろうが、やっていることは全く一緒なんですよね。
スマホかざすなりカードかざすなりという形で同じ行動をとって、
そしてピッと音が鳴ったらキャッシュレスで決済ができているという。
なので、一体自分がどれだけのお金を使ったかという感覚、
それは頭では金額がわかっていても、その実際の体験を伴わない経済活動、支出というのは、
心理的な痛みを伴いにくいということなんです。
つまり、お金結構使ってしまったなぁみたいな、そういう感覚を起こしにくい。
なのでこういうのは透明性が低いという言い方をするらしいんですけど、
透明性が低い。
つまり、自分がいくら使ってしまったかというその感覚に対しての透明性が低いということなんです。
逆に現金で支払った時にはこの心理的な痛み、
こんなにお金使ってしまった、また何か買ってしまったみたいな形の心理的な痛みというのの透明性が高いわけですね。
はっきりそこが理解できる、はっきりわかるわけです。
心でそれを感じ取ることができるということなんですね。
なので、そうすると現金で支払っている方というのは、
06:01
寝上がりというのにも比較的敏感であることができるということなんですね。
敏感なんですよ。
なぜかというと、金額を支払う時に、
今まで160円ぐらいで買えてたものが、ペットボトルが180円になったんだなっていうのを、
現金を出している時に、そのお金の使い方というのは明らかにわかるわけですよ。
なので、あ、なんか寝上がりしたんだなというのをはっきりと実感できるんですけど、
それがキャッシュレスになると、寝上がりしてようが、やる行動はスマホをかざすだけなんですよ。
その後ピッてすれば、それが20円かわってようが100円かわってようが、
決済ができてしまうので、あ、買えたなぐらいな感じです。
だからこういった金額の変化、物価の変化というのにちょっと鈍くなってしまいがちなところがあります。
心理的な痛みを伴いにくいんですよね。
そういうことがあって、キャッシュレス決済をしている方は、キャッシュレス決済に対応する方は、
どうしてもやっぱり、いわゆる無駄な資質とかも結構増えやすい。
要するに、ちょっと何か買おうかなと思った時に、常に変えてしまうわけですよ。
だってその場で決済しているわけではないことも結構あるから、特にクレジットカードなんかはそうですよね。
実際はその場で決済されていないですよね。
月末にまとめてみたいな形になっています。
QRコード決済なんかも、そのチャージしている分があれば基本的には使えますし、
中には使い方によっては、オートチャージみたいな形とか、
ちょっとクレジット的な感じの使い方とかしているQRコードもあるので、
そういうふうな使い方にしていると、その場での支払い感覚というのが非常に薄れてしまう。
だから、お金が現実なかったとしても、変えてしまうような感じです。
スマホ1個あれば、カード1枚あれば、いつでも買えるよというような状況になっています。
確かにこれはすごく便利なんですよ。便利です。
実際やっぱり便利だからたくさんの人が使うんですけど、
ただし、どうしてもお金を使うことに関しての感覚というのが鈍くなりがちなので、
今、節約しなきゃと思っていても、使ってしまうわけですよ。
節約しなきゃという思いとは裏腹に使ってしまうという、
すごい矛盾した行動をとってしまいがちになります。
なので、基本的にはキャッシュレスではなく、節約したいのであれば、
キャッシュレスというのを少し頻度を落とし目にして、
基本的に現金払いをしていくということがお勧めのポイントだったりします。
ただし、今こういうキャッシュレスの世の中になってきているので、
いきなり全てを現金払いにということは、なかなかやっぱり難しいと思うんですよね。
09:01
その時に、このキャッシュレスで払うものと、現金で払うものとの区別の仕方というのが
ちょっとお勧めの方法というのがありまして、
それがキャッシュレス決済は主に絶対必要なもので使うということですね。
なので、今だと税金の支払いだったりとか、それから電気、ガスとか、
そういったもう本当に生活の中で確実に必要になってくるもの、
こういったものはキャッシュレスで支払う。
だってどうせ絶対払わなきゃいけないものだから、
キャッシュレスで払った方がポイントとかもつくし、
いいわけですよ。楽になるしという形でですね。
それに対して、いわゆる試行品ですよね。
例えばコーヒーを飲むとかですね、お菓子を買うとかですね、
こういったものっていうのはなくても大丈夫なものなわけですよ。
なくても大丈夫。
たまにはね、そういったちょっと息抜きにとかですね、
ちょっと今日は少し贅沢をしてとかっていうことっていうのがあってもいいかなぐらいの、
でも必要かどうかって言われると、必要ではない。
こういった買い物っていうのは、
実は現金で行った方が節約につながるというふうに言われています。
このね、いわゆる試行品と呼ばれるもの、
これはですね、極端な話、
例えば皆さんも財布で、キャッシュレス決済もししてなくてですよ。
財布しか持ってない状態で、
コーヒー飲みたいなと思って、
財布見て100円しか入ってないみたいな、
そんな時があったら、
わーやばい、今お金ないな、ちょっと我慢しようって思いますよね。
なければ我慢しようって思えるものなんですよ。
別に、やばいここで絶対飲まなきゃ、
なんとしてでもここでお金を作って生み出して、
コーヒー飲まなきゃみたいに思う人そんなにいないはずなんですよ。
だから、いわゆる試行品っていうのは、
ちょっと今日は我慢しようかなと本当は思えるもので、
そしてそのちょっと今日我慢しようが積み重なって、
いわゆる節約っていうことになっていくわけですね。
でもこのキャッシュレス決済だと、
その我慢っていうタイミングがもうどこにも発生しないんです。
だって変えてしまうから。
どの状況でも基本的には変えてしまうので、
その我慢っていうことがなく、
いわゆる試行品の無駄遣いっていうのが、
どんどんどんどん増えていくっていうのが、
このキャッシュレス決済の大きな落とし穴だったりします。
なので試行品ですね、
どっちでもいいかなと思う買い物は、
あえてこの心理的な痛みを自分に感じさせるためにも、
現金で支払うっていうことを意識付ける。
そうすると、この金額で買うのか、
また今日もお菓子買ってしまったかな、
どうしようかなみたいな感じ。
この自分に対しての罪悪感みたいな、
お金を使ってしまったことに対しての罪悪感みたいなのを感じると、
12:00
やっぱりやめとこうかなとか、
明日は我慢しようとかっていうふうな形で、
節約の意識がグッと強く働くので、
ちょっと試行品に関しては現金で買うのがおすすめです。
ということで、
今本当にいろんなものがめちゃくちゃ値上がりしていて、
ちょっとした買い物でも、
100円、200円ではなかなか買えないような状況になっています。
でもキャッシュレス決済だと、
あんまりその感覚なしに使ってしまえるので、
もし節約したいなと、
ちょっとでもお金を貯めておきたいなとか思われる方は、
この現金を使うという意識、
これを持つだけでも、
実は結構節約しっかりできるので、
しかも具体的にわかりやすい方法が、
何節約しようみたいな、
すごく抽象的なことではなくて、
現金を使うということを心がけるという、
それだけなんですよ。
それだけで結構節約ができる具体的な方法なので、
ぜひ今節約を心がけたいなと思われる方は、
騙されたと思って、
現金で買い物をするのをチャレンジしてみてください。
ぼくもなるべく自分のおやつとかジュースが欲しいなと思った時には、
財布を取り出して買えるかどうかを見るようにしています。
無理だなと思った時でも諦めるのが結構大事ですね。
本当にキャッシュレスだと再現なく買えてしまうから、
飲むものも飲んでしまうし、
お菓子も買ったりしてしまうし、
意外とダイエットとかにも役に立つんじゃないのかなと思いますので、
ぜひ知識として知っておいて、
実際に必要だと思ったら使ってみていただけるといいかなと思います。
話の時にはここで終わりなんですけど、
もう一つプラスアルファで、
これも同じことですよというのでもう一つ例示を挙げておくと、
子供さんがスマホゲームに100万円課金したみたいな、
ああいう話もこのキャッシュレス効果に結構関係しているところなのかなと考えます。
100万円単位ぐらいのお金を、
実際の現物のお金として使う子供はなかなかいないと思うんですよ。
やっぱり怖いと思うんです。
100万円近いお金をどんどん現金で使っていくっていうのは。
でもスマホでクレジットカード決済とかでやっていると、
自分が使っている感覚ってやっぱりないわけですよ。
だから気がついたらいつの間にか、
もう1ヶ月の請求が100万円来てるとか200万円来てるとかっていう風な形で、
15:02
大きく問題になったりするわけです。
だからやっぱり人ってお金に関する意識っていうのは、
見えるか見えないか。
自分が実際に現金を手にして使うか、
それともカードだったりスマホをかざすだけで使えてしまうか。
この意識づけっていうのは非常に大きいところ。
これもう全然子供だけの問題じゃないと思います。
本当に大人も含めて人間はそこの心理的な影響を大きく受けやすいので、
やっぱり子供、大人関係なく注意しておかなきゃなって考えます。
ということで、ちょっとおまけの話でした。
ということで、今日も最後までお聞きいただいてありがとうございます。
それでは今日も良い1日を。
15:50

コメント

スクロール