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2025-02-22 09:38

#23 「走れメロス」ディベート最終回

テスト週間のため、授業は2日のみでした。入試問題を少し解いたりもしました。 #国語  #中学生 #文法
#ディベート
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サマリー

「走れメロス」のディベートの終盤では、「三族は王の差し金か?」というテーマが盛り上がっている。また、国語のテストスタイルや内容についての苦労や、新しい文章選びの難しさも語られている。

00:06
みなさん、こんにちは。ばじるです。
23回目の放送となりました。
今週は、学年末試験が水曜日から始まるため、授業はたったの2日のみでした。
ディベートの盛り上がり
走れメロスのディベート最終回と、早く進んでいるクラスは、
学びの足跡という名前の振り返りを行いました。
一クラスだけ、なかなかディベートに乗れないクラスがあったという話を先週したのですけれども、
今週はどうしようかと、頭を悩ませながら授業に入ったところ、
なんと、最後のディベートだけは、非常に大きな盛り上がりを見せました。
その最後のテーマというのが、「三族は王の差し金か?」というものでした。
この最後のテーマが、どのクラスも一番盛り上がったんですね。
それはなぜなんだろうと、自分で考えてみたんですけれども、
3回目でこれでおしまいだから、ちょっと頑張ってみるかという気持ちになったということと、
あとは、2度やってみて、すっかり慣れて自信が持てたというのもあったと思います。
もう一つ、この三族は王の差し金かについては、本当に情報が少なくて、
王がこういう性格をしているからこうだろうと自分で想像するしかないんですね。
その気楽さもあったのではないかなと思います。
何か言って、そんなこと書いてなかったしって言われるような不安がなかったのではないかなと。
情報が本当に少ないから、もういいや言っちゃえみたいな空気になったのが、
こう嘘をしたのではないかと思いました。
やはりこの3番目の三族は王の差し金かについては、リペートの定番にしていきたいと思います。
今までの私の一番のお気に入りは、ディオニスは本当に悪い王かというテーマが一番のお気に入りではありました。
それと同じぐらいのレベルでランクインを今年したという感じです。
県立高校の入試が先週ありました。
県立高校のうちのエリアの入試での文法はどのような出題をされたのかなと見てみたら、
まさにこの間勉強したばっかりの内容だったんですね。
早速みんなに解いてみてもらいました。
そこの部分だけ切り取って、みんなの力で実はこの文法の問題解けるんだよという話をして、
私の目標は、私が今回授業をした120人全員がこの文法満点、必ず丸が取れることが目標ですと言ったら、
そんな無理とかって言いながら、ただすごく興味を持ってみんな解き始めました。
半分ちょいぐらいの人たちが答えることができて、かなり嬉しそうでした。
ただ残念なことにこの問題は来年は絶対出ないんだよねなんて話をしていて、
ただ今習っていることが入試問題に直結しているんだということは伝えられたと思います。
国語のテストとその課題
今回の学年末テストのお話をしたいと思います。
うちの学校の国語だけのルールなんですけれども、
単元テストを行う、定期テストは作らないというものがあります。
その単元ごとに20分程度のテストを行う。
問題は必ず初見の問題であること。
教科書教材の文章は使わない。
ただその単元で学んだことが測れるような問題にするという、
私にとっては非常にハードルの高いテストの仕方なんですけれども、
ただ同じ文章ではないというところが問題を作るのは非常に楽です。
今までの教科書教材から出すようなテストだと、
塾がすべて我々の過去文というものを持っていらっしゃいまして、
それを生徒たちが勉強してくるんですね。
塾に行っている子だけが何だか有利みたいな、
なかなか国語の同じような文章を使わないといけないんです。
塾に行っている子だけが何だか有利みたいな。
なかなか国語の同じ文章で本当に新しい、斬新な、
毎回新しい問題を作るというのが、
そろそろ私も疲弊していたところではあったので、
新しい文章から新しい問題を作るという観点から言うと、
それは助かったなとは思っています。
ただ、どの文章から出すかを選ぶのがやはりかなり難しいです。
初めのうちはいろいろアイディアが出てきたんですけれども、
さすがに今回6回目のテストとなったときには、
本当に行き詰まってしまって、
お正月からずっといろんな本を読んでは捨て、読んでは捨て、
読んでは捨てという感じで、いろんな物語文を読んでみました。
文豪と言われる方々が書いた文章から、
最近の私が好きな作家さんの文章などなど、
いろいろ読んでみたんですけれども、
どれもこれもなかなかテストにできないというか、
私がまだそういう目で物語を読むということができていないので、
非常に苦しみました。
今回選んだ作品は伊藤美久さんという作家さんが書かれた
作と秋という物語にしました。
ただ、一部の生徒には不評で、なぜ不評かというと、
話が暗すぎるって、全然そんな暗くないんですけど、
シチュエーションがちょっと暗いんですね。
とてもかわいそうな状況なので、それがつらかったって、
それを朝から読まされるこっちの身にもなってくれとか言われて、
いやいや、そんないい文章なんだよみたいな、
いいお話なんだよこれはってフォローするんですけれども、
シチュエーションが無理みたいな感じでクレームが来ました。
確かに明るい文章で選べればよかったんですけれども、
なかなかそういった観点では選べませんでした。
今回は走るミロスでいろんな登場人物の人物を
元に文中のものを根拠にしながらディベートを行うっていうのが、
今回の単元の最大の目標でありました。
今回の単元テストも新しい文章を読んで、
かなり複雑な思いをしている主人公なんですけれども、
その主人公の人物像を文中の根拠をもって説明しましょうというのが、
一番メインの問題ではありました。
さすがにそれはみんなできている感じだったんですね。
一回テスト形式で練習を走るミロスでしてみたということもあるんですけれども、
それはほぼほぼ全員B評価以上という感じではありました。
ただ、息を飲んだっていう表現を読んで、
これなんで息を飲んだんだろうっていう質問に関しては、
答えが分かりませんでした。
という質問に関しては答えられている生徒がすごく少なくて、
私としては、人物像を百字で書くよりも
ずっと簡単だろうって思ってたんですけれども、
そこがすごく難しかったみたいで、
あともう一歩読みが足りないっていう生徒ばかりでした。
それにすごく驚いて、やはり読書の経験が少ないことが
大きな影響を与えているのではないかなと思っています。
読書推奨の重要性
来年度に入ってからは、やはり読書を推奨するような空気を
国語の授業で作っていきたいと思います。
しっかりと読書の時間を取るということはなかなか難しいんですが、
ただ、読書を自宅でとか、休み時間とか、
そういったところで読書をして、そこから何か言葉を得る、
何か言葉を得てみんなに発表するっていうような時間を取って、
読書生活が自分の身近なものであるという形に
何とか持っていけたらいいなと思っているところです。
来週はまずはテストを返却し、
まだ悩んでいるんですが、文法の振り返りを少しやるか、
やり残した単元をやって、
推しを厚く語るという作文を書くことに入っていくか、
どっちにするかをこの3連休で考えていきたいと思っています。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
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