1. 研究者がそばにいるくらし
  2. #1001 日本人は個人主義?集団..
#1001 日本人は個人主義?集団主義?他人の悲しみをどうしたい?
2026-07-23 13:50

#1001 日本人は個人主義?集団主義?他人の悲しみをどうしたい?

spotify apple_podcasts

【本日の論文】
Ginosar Yaari, S., Chentsova-Dutton, Y., Riediger, M., Rauers, A., Kim, M. Y., Miyamoto, Y., Vishkin, A., Freitag, J. A., Cieciuch, J., Gurevich, M., Padun, M., Solak, N., Wang, X., Qiu, J., Alvarez-Risco, A., Rossi, A. A., Hanoch, Y., Uchida, Y., Vaz Torres, C., ... Tamir, M. (2026). People in more individualist cultures are more motivated to make others feel better. Proceedings of the National Academy of Sciences, 123(27), e2533994123. https://doi.org/10.1073/pnas.2533994123


【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
https://forms.gle/SJA2jVWvn8H75muF9

【他の音声配信プラットフォーム】
Voicy: https://voicy.jp/channel/4088
Spotify: https://open.spotify.com/show/5lv0bsVek4GStAp6rk3tqR?si=5M5VGZNPR4OAUkP5RtUJRA
Youtube: https://www.youtube.com/playlist?list=PLwNCzUvQbey7eV271PaZUszCHbwKVflVZ

【研究サポーター募集中!】
https://academist-cf.com/fanclubs/358

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回のエピソードでは、文化心理学の研究に基づき、個人主義文化圏の人は他者のネガティブな感情を和らげたいという動機づけが強いことが紹介されています。集団主義文化圏では、ネガティブな感情は人間的成長や結束力強化の道具となり得るため、その動機づけが低いという考察がなされています。日本は個人主義と集団主義の中間に位置するとされています。

番組の再開と今後の展望
おはようございます。ドイツ在住心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究のお話とか、
研究生活の話とかをしています。 先回の放送を迎えて
ベルギーのルーベンという町から生放送をお送りしたんですけども、そこから少しだけ
お休みを勝手にさせていただきました。 また元気に撮っていきたいなと思っています。
アントワープとか、ブルージュという町に行ったりとかして、 ベルギーをすごく堪能してきた
土日でしたね。その後は移動とか、その後の日常生活に戻っていくのとかでバタバタしてまして、
今になってしまいました。 1001回目なので、結構気持ちを切り替えて、いつも通りと言えばいつも通りなんですけど、
今後どうしていこうかみたいな話もその1000回を機に改めて考えていまして、 特にね、
強くこういう方向に進もうみたいなのは今はないんですけど、 引き続き
多くの方に心理学の研究って面白いなとか、 人の心って面白いなと思ってもらえたらすごく嬉しいなと思っているので、
今のね、これまでのフォーマットがちょっと固かったり難しいなという気持ちもずっとあるので、論文というものを紹介している以上はしょうがない部分もあるけども、
できるだけ親しみやすいようにお話ができたらと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
1000回記念の振り返りと感謝
1000回目の放送でですね、いくつか言いたいことがあって、ちょっと久しぶりになったので振り返りなんですけど、
1000回目の放送を17日かなに配信していて、その回実は記念NFTみたいなの配ってますので、もしNFTというものを知っているぞと、
ウォレットアドレスというのを知っているぞと思っているぞという方がいたら、そちらをぜひ聞いていただいてゲットしていただきたいなと思います。
今月末まで受け取れるようになっています。2000回とか1万回とかの放送になった時に、1000回から聞いているんだというね、そういう証明になるもの。
何か役に立つというわけではないんですけど、金銭的な価値があるわけでもないんですけど、結構面白いのでね、そういう思い出とか印が残るというのがいいなと思っているので、
ぜひゲットしてみてください。
あと、改めて伝え忘れてたんですけども、その回の生放送の時にミッチーさんから差し入れをいただいてまして、改めて感謝をここで伝えたいなと思います。
ミッチーさんありがとうございました。
これ何かケーキの差し入れもらったんだけど、あれですよ、ボイシーの投げ銭みたいなやつ、スパチャみたいなやつですね。
ありがとうございました。
あとコメントもたくさんいただいてて、つかさん、rb2さん、おいぴーさん、ぼらすさん、ちゃおさん、あとしんぺいさん、パーソナリティの高橋しんぺいさんからもお祝いのコメントをいただいていて、とても嬉しいなと思ってました。
なかなかコメント返しできてませんが、読んでます。すごく読んでますので、引き続き何かあったら気軽に応援してください。
という感じで、前置きが長くなったんですけども、今日の心理学のお話をしてみたいなと思います。
文化心理学と個人主義・集団主義
ベルギーノ・ルーベンで参加していたのは、文化心理学という学問の学会で、どうでしょう、古いと言えばめちゃくちゃ古い、心理学の中では古いが体系立ててやられ始めたのは、どうでしょうね、30年とか40年なのかな。
一つ重要な論文が1991年にあって、それはマーカス・キタヤマという著者、マーカス・キタヤマという、そればっかり言いたくなるような有名な論文があるんですけど、日本の先生ですね、キタヤマ先生は。
マーカスさんというのは実はこの学会の一番最初の基調講演で話されていたんですけど、マーカスさんと撮った写真、載せておこうかな、ボイシーにせっかくなんで、久しぶりにそういう機能使おうかな。
なかなかSNSに載せるのもあれなんですが、ボイシーだったら極限られた人が見るかなと思うので、載せておこうと思うんですけど。
そういうぐらいのとても影響力のある論文が90年とか80年代後半に出て、そこから盛り上がっていった印象があります。
今日のお話も文化心理のお話をしてみたいなと思っているんですが、これは内田先生とか宮本先生という、兄弟の内田先生とか一橋の宮本先生という、これも日本を代表する文化心理学者の先生たちがいて、
北山先生のお弟子さんたちなので、この系列がずっとあるわけです。兄弟ですよ、言ったら、京都大学が日本の文化心理のおそらく拠点と言っていいと思うんですけど、そことあとは国際的なチームでやっている研究の論文ですね。
テーマとしては集団主義・個人主義みたいな話を簡単にして、その後に他人の気分をどうしたいかという話ですね。他者の気分を調整するような動機づけみたいなのがある。
他者の感情調整動機づけに関する研究結果
これがあまり普段考えないと思うんですけど、対人感情制御みたいな言葉で説明されていて、元気づけようとか、相手の近くにいる人の悲しみを和らげてあげようみたいなのがそれにあたります。
これがいろんな文化でどう違うか。さっき言ったように個人主義・集団主義というすごくわかりやすい二文法ですね。これには批判もあるが、わかりやすいのでこれを使っていると思うんですけど、これが相手の感情をどう制御するかということとどう関係しているかというのを調べたいという研究がめっちゃ最近出て、
これもまたPNSというとても有名な学術ジャーナルに載っているわけなんですけど、どう思いますかこれ。日本ももちろん日本の先生方が参加しているのもあってデータを取られていますし、アメリカ、個人主義の端っこみたいな感じですよね。
日本は個人主義でも集団主義でもないんですよね。この伝統的な分類というかデータを見ると集団主義に思うじゃないですか。でも実は文化心理の中では真ん中ぐらいの国であると言われていて、
まず集団主義っぽいムーブをするのは批判がそうさせているというふうな説明が一番多いのかな。ピンときますよね、そう言われると。
ルールを守るとかね、あとは相互監視的な環境、何かしたら他人の目が気になるとか、そういう環境によって集団主義っぽく見えているけど実際には別に集団主義ではないという見方が結構有力であるというふうに理解をしていますが、
そういう個人主義集団主義というのがあったときに相手の感情をどう変えたいかというのがどう変わるかということですね。結果シンプルにお伝えしたいんですけど、直感に反しているのかな。
意外だなと僕は最初は思いましたけど、個人主義的な国の方が相手のネガティブな感情を何とかしたい、和らげたいという動機づけが強いという結果ですね、とてもシンプルに言うと。
だから国で言うと、アメリカですね、アメリカ、イギリスが結構右側にいて、その次イタリアとか、ドイツ、ポーランドみたいなふうに並んで、イスラエル、インド、日本みたいな、インドも結構真ん中ですね、インドと日本が同じぐらいの集団主義個人主義のこの真ん中ぐらいの国かなと思いますね。
で、集団主義の方に行くと、韓国とか中国、韓国、中国は明確に集団主義なんですよね。
ホフステイドというとても有名な研究者のデータですね、よく使われる指標ですけど、それによるとそういった分類がされています。
あとはイクアドルとか南米の国とかも集団主義であるというふうに言われることが多いんですが、集団主義に行くほど他者のネガティブな感情を和らげたいというモチベーションが低いということです。
面白いですよね。どうですか。なんでこういうことが起こると思いますか。
文化による感情への捉え方の違い
これがね、なんか面白い考察だなと思ったんですけど、
集団主義の国で韓国が一番代表例だと思うんですけど、ネガティブな感情を別に悪いと思ってないですよね、アメリカとかと比べると。
個人主義で達成したいとか、何か目標を成し遂げたいみたいな、そういった思考性を持つ国だと、ネガティブな感情というのは邪魔、早く取り除いてあげた方がいいというふうに考えられていて、
他者がネガティブな感情、悲しさを抱えているとか、そういったときにはもうそれは早く取り除いてあげるべきだと。
だから他者にネガティブな感情を早く取り除きたいという動機づけが湧くんだという説明ですね。
韓国とか集団主義の国だとネガティブな感情というのは道具的な意味合いもあると。
それによってその後もっと人間的に成長できるとか、人と人との結束力を強めるとか。
これはあれだな、白井先生とか永見さんとか、このポッドキャストでも対談というか定談しましたけど、
悲しみのポジティブな機能という話と関係しているのかなと思いますが、そういう考え方ってやっぱり集団主義の国で優勢なのかなというのが説明です。
面白いなと思いますね。確かにそうかもなと。
研究結果の考察と今後の展開
わかんないですけど、ドイツの人とか結構やっぱり助けてくれるかどうかというのはまたちょっと違う話ですけど、
助けたいって思うモチベーションが強いような気がしますね。
もちろん外交的・内交的な話とかもあるんだろうけども、結構ピンとくる結果だなと、言及だなと思って読んでました。
皆さんどのように思ったでしょうか。集団主義・個人主義というのが国によってあるよということ。
日本は真ん中あたりというのはぜひ覚えてもらえるといいかなというところと、
個人主義ほど相手のネガティブな感情を和らげたくなるという結果でございました。
文化の話は結構面白いので、これまでもたくさん紹介してきたんですけど、
この後も今後もいろいろとやっていきたいと思いますので楽しみにしていてください。
ピンときやすい気がするな。
日本という自分のアイデンティティーがあり、他の国のこともある程度知っているという状況であれば特に。
引き続きよろしくお願いします。
1000回目でした。2000回に向けてまたぼちぼち積み上げていきたいと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
ちんぴえでした。心を込めて。
13:50

コメント

スクロール