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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。今日もよろしくお願いします。
いやー、ボンが終わりましたよね。ボン休みが終わったと思うんですけど、皆さんどうですか?平日に戻ってます?
ねえ、通常通りになってるんですかね?
僕はというとね、あの、小読み通りですので、基本ずっと通常通りで、いつもの月曜日が始まったっていう感じなんですけども、
久しぶりのね、大型連休からの今日からの仕事始めっていう人もいらっしゃるかもしれません。
ねえ、ぜひ頑張っていきましょうね。
で、学生さんとかね、小学生、中学生とかまだお休みなのかな?
もうすぐね、えっと、宿題が終わって新たな学期が始まったりとかするわけですけども、
それを支えている方、親御さん達っていうのもね、それに向けてね、準備とかも大変だったりするのかなというふうに思います。
いろんなね、状況でいろんな人たちがこのね、8月半ばを迎え過ごしているということで、
一人一人ね、違うとは思うんですけども、毎日皆さんお疲れ様ですというところで、
今日も始めていきたいと思います。
あのー、夏休みに入ってなんですけども、
うちの息子の話をね、少ししようと思うんですけど、
いつもとはね、違う成長がね、見られてるんですよ。
うん。
まあ、家にいる時間が結構うちは長いんで、
夏休みっていうとね、やっぱり学校ほど専門的なね、お勉強とか生活課題のね、練習みたいなものはできないんですけど、
あ、すいません、この放送初めて聞く方はね、あれですね、ちょっと説明しておきますと、
うちの息子はね、ダウン症という障害を持って生まれてきてまして、知的障害があります。
ね、なので通常の小学校ではなくて、支援学校というところに通っているのでですね、
まあ、通常のお勉強とはまたプラスアルファのね、いろんな様々なその子その子に応じたね、
カリキュラムを組んでもらっていたりするんですけども、
まあ、そこでね、やっぱり専門的なお勉強とか生活課題の練習とかをしていただいているわけですよ。
うん。
でもやっぱり学校ほどはね、しっかり夏休み中はできないんですけども、
その分ね、日常の家事とかお手伝いがね、めちゃくちゃ進んでいる、成長してて、
できることがね、ほんとどんどんどんどん増えていっている感じ。
うん。
あの、洗濯物とかね、お料理とかもね、積極的にね、お手伝いしてくれるようになってそう。
いや、すごくない?
でね、面白いのが、彼、あのモードの切り替えがあるんですよ。
お手伝いモードっていうのがあって、
そのお手伝いモードに入る時はね、
この夏休みから、自分でマイエプロンを着けるっていうね、
まあ、彼なりの気持ちの切り替えっていうのもね、
まあなんか、初めて、それがね、定着してきてるなあっていう感じがします。
とはいえ、正直ね、お手伝いとしては、まだまだね、戦力どころか、まあマイナスでございますよ。
あははは。
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そりゃあそう。
ねえ、まあでもさ、大人がね、じっと辛抱して見守ることで、少しずつできることが増えていくんですよね。
うん。
まあでもね、僕は仕事もあってね、ほとんど関われてないんで、
まあここに関してはね、そうしてくれている妻にはね、ほんと感謝しかないです。
うん。
でね、まああの、洗濯とかお料理とかがね、お話をしたところなんですけど、
掃除に関してもね、自らゴミを見つけては、ゴミ箱にね、捨てに行ってくれるようになったんですよ。
うん。
まあこれもすごくありがたいですよね。
小さなゴミとかを床で見つけたりすると、それをパッと見つけて、すぐ僕に持っていってくれる。
ね、すごく嬉しいなっていう風に思うんです。
でもね、そこでちょっと一つ問題が発生してね、
うん。
あの、まあその問題ごとの前に、息子のね、長年の、ほんとここ1年、2年ぐらいのね、困りごとの一つに、
口の中の米を出すっていうものがね、あったんですよ。
うちの息子はね、めちゃくちゃ米が大好きなんですよね。
うん。
大好きなのに、1回口に入ったお米が、口に残るのが気持ち悪いらしくて、
なんかね、異物と認定してさ、にゅーって口からね、出しちゃうんですよ。
まるでね、スイカの種みたいな感じ。
飛ばしはしないですよ。
にゅーって出す感じするでしょ。
みんな飛ばさないでしょ、スイカの種そんなにね。
にゅーって出すような感じで米を出すんですよ。
しかもね、昔はそれを自分で処理せずに、周りの大人に取らせようとしてて、
にゅーって口から出たやつを取って、みたいな感じでね、取ってて口では喋れないんですけども、
アピールして取って、みたいな感じでね、こっちに顔向けたりするわけですよ。
これがね、結構大変ですよね。
そんな、我が子と言うでも嬉しくないじゃないですか。
口の中から出てきた白米を自分ティッシュで取ってあげるみたいな。
なんで、これはなんとかちゃんと自分でやってってね、ずっと伝えていったんですけども、
やっとね、最近は自分でちゃんとね、ティッシュに包んでゴミ箱に捨てにいけるようになった。
白米ね、異物認定せずに食えよっていうツッコミもあるかもしれませんけど、
これはね、特性とか特徴もあるのかもしれない。
もしかしたら気持ち悪いっていう風に思いやすいのかもしれないんで、
ここはもう分かんないんで、まずね、その処理ができるっていうことが大事だと思ってるので、
自分でね、ゴミ箱に捨てにいけるようになったっていうのは、素晴らしい成長だなっていう風にね、思いました。
ただね、問題はそれじゃないんですよ。
この成長によって発生した問題があったわけです。
それが何かというとね、つい最近気づいたんですけど、息子のね、歯が抜けてたんですよ。
これまではどうだったかって思い出してみると、お米と同じように異物として報告してくれてたんですよね。
ニュって米を出すのと同じような感じで、抜けたよって言葉では言えないですけど、抜けたよみたいな雰囲気のジェスチャーでね、報告してくれてたんですけども、
ほら、成長したから、今はさ、自分で捨てちゃうじゃん。
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多分自分で捨てたと思うんですよね。
だっていつ抜けたのかも分かんないし、もうどこへ行ったのかも分からない、もうこれはね。
迷宮入りですよね。
チーズはどこへ消えたならぬ歯はどこへ消えたですよ。
困った、非常に困っています。
まあでもどうしようもないなというふうに思ってるわけですけどね。
ちなみになんですけど、このチーズはどこへ消えたって本なんですけど知ってますか?
結構名著なんでご存知の方も多いかもしれませんけど、
この本ってね、変化を恐れずに新しい一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれるみたいなテーマの本なんですよね。
根底にあるのは、自分が大切にしてきたものがいつまでも同じ形で存在するとは限らないっていうメッセージだなというふうに僕は思ってるんですけども、
状況や環境が変わっていく中で、僕たち自身も少しずつ変わっていく必要がある。
でもね、大切に思っているものだからこそ変化を受け入れたり新しい選択をしたりするときってやっぱりちょっと臆病にもなりますよね。
そこでね、今日はまさにこの大切なことほどなぜ臆病になってしまうのかというテーマについて、
この夏ハマっているあるドラマのセリフをきっかけに今日はお話しさせていただきたいと思いました。
今日のタイトルは、「大切なことほど臆病になる」ですね。
早速始めていこうと思うんですけども、そのドラマですよ。
夏にハマっている、この夏ハマっているドラマ。
今年の夏ドラマです。
木曜夜10時の時間帯のラストノートっていう作品なんですよね。
これね、内田由紀さんとタイムレスの寺西拓徳くんのダブル主演の作品なんです。
当初、20歳さんのラブストーリーと銘打たれてたんですけど、
実際見てみると、もう1話から割と複雑な要素が絡んでいて、
純粋なラブストーリーではないなっていう感じだったんです。
当初の期待とは違うけど、今5話、6話目かまでいって、別の意味でハマってます。
ぜひぜひよかったら見てみてもらえればなというふうに思うんですけど、
まあ、とにかく内田由紀さん、美しい。大美しい。
50歳?分かんないですけど、50代なんでしょ?
めちゃくちゃ綺麗ですよね。
20歳さでも全然大丈夫だろうっていうふうに思うんですけど、
その話はさて置いといて、
そのドラマの中で内田由紀さん演じる葵がこんなことを言ってたんです。
この歳になってもあるよ、ビビること。
生きてるといろんな選択をし続けないといけないから。
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まあ、多少は慣れるんだけどね。
でも大切なことほど臆病になるのは変わらないから。
これね、劇中では当然恋愛のドラマなんでですね、そういうシーンが多いので、
まさに恋愛のシーンで恋愛の意味合いで出てくるセリフなんですよ。
でもね、これ聞いて思わず僕ね、
これ恋愛だけの話じゃないよなってね、ちょっと思っちゃったんですよね。
割と人生全般に通じることだなっていうふうに思いました。
なんかさ、若い頃って、
若い頃っていつまでが若いのかっていう話ですけど、
若い頃ってさ、経験が少ない分いろんなことが怖いですよね。
例えば、初めての仕事、
初めての人間関係、
初めての挑戦?
でも、経験を重ねるとある程度は慣れてきます。
ああ、こういう感じねとか、
まあ、なんとかなるかみたいな見立てが立つというか。
だから普通に考えると、
年を重ねればだんだん怖いものがなくなっていくっていうね、そんな気がしますよね。
でも、この放送を聞かれている方は、
相対的に若い頃という枠にははまらない方が多いんじゃないかなというふうに思います。
いやいや、学生さんも聞いてるかもしれないんでね、わかんないですけど。
実際はね、そうじゃないですよね。
年を重ねればだんだん怖いものがなくなっていくわけではないっていうふうに僕は思っています。
むしろね、自分にとって大切なことになればなるほど急に臆病になる。
これって心理学的にもものすごく面白い現象だなというふうに思っていて、
プロスペクト理論というのがあってですね、
これは何かというと、人間の不確実な状況での意思決定を説明する大きな理論のことなんですけど、
その中にね、損失回避という特徴があるんです。
これ簡単に言うと、人は損失を避けようとするってこと。
人間って同じ大きさの得と損が並んでいるとするならば、
得をする喜びよりも損をする、失う痛みの方をはるかに強く感じやすい生き物なんですよ。
どうでもいいことなら失敗してもさ、まあ一家で住むじゃないですか。
でも自分にとって大切な人であったり、大切な仕事であったり、大切な居場所、
そういうふうなものになってくると、絶対に失いたくないっていう気持ちが強くなる。
だから慎重になるし臆病になるんです。
そしてもう一つね、経験を積んだからこそ臆病になるっていう面もありますよね。
若い頃の怖さっていうのは何が起こるかわからない怖さです。
でも大人になると経験がある分、こういう行動したらこういうリスクがあるっていうのが具体的に見えてしまう。
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怖さがなくなったわけじゃなくて、何が怖いのかが具体的にわかってしまうからこそ慎重になる。
そう考えると大切なことほど臆病になるっていうのは決して悪いことじゃないですよね。
それだけ目の前のことや人を大切に思っている証拠でもあるわけじゃないですか。
でも実はこれね、ドラマの中でも内田由紀さんと櫻井ひな子さんが対話している場面だったんですけどね。
そこで内田由紀さんからさっきの言葉のアドバイスをもらったときに、櫻井ひな子さん演じるりなちゃんがね、
全く同じような解釈をしてて、そこでそうそうそうそうってね、なんかね僕は思ってましたけどね。
そうなんです。だから大切なことほど臆病になるっていうのは悪いことじゃなくて、本当に大切に思っている証拠っていうことなんですよね。
ただね、一つだけ注意したいのは、怖いから何もしないになってしまいがちってことよね。
臆病になること自体は悪くないんですよ。
でもその臆病になる原因の、その怖さのせいで自分自身の選択肢まで狭めてしまうと、
生きづらくなってしまうんじゃないかなというふうに思います。
だからね、大切なのは怖さをなくすことじゃなくて、怖さを抱えたままでも選択することなんじゃないかなって思うんですよ。
怖いけどやってみようとかさ、失敗するかもしれないけど伝えてみようみたいなね。
怖さを消すんじゃなくて、抱えたまま一歩踏み出す。
きっとね、それが大人になるっていうことなんじゃないかなっていうふうに僕は思ったりしてます。
そしてこれってね、福祉の現場にも結構通じるんですよ。
支援の現場でね、例えば僕が生活保護のケース枠をしていたときに、お仕事をしてほしいという人がいらっしゃったとしましょう。
本当にあくまでも架空の事例ですよ、これ。
Aさんにお仕事を何とかしてもらいたい、病状的にも全然できるような範囲で構わないから、
でもできなくはない人なのでということでお仕事をしてほしいという支援をする。
そんな中でご本人がね、なかなか一歩踏み出せないような時がある。
それ何なのかっていうのをしっかり考えなくちゃいけなくて、
それは単純にやる気がないとかじゃなくて、失敗するのが怖いとか、今の生活や関係性を失うのが怖いみたいなね、
そういう気持ちが背景にあることがね、多かったりするんですよ、意外と。
だからね、僕たち支援者が大丈夫ですよ、全然問題ないからもうやっていきましょう、とにかくやりましょうみたいな感じで、
正論を押し付けるだけではダメで、まずは怖いですよねとか不安ですよねとか、
その気持ちに寄り添ってね、反対することなく受け入れてね、
その一緒に怖さや不安と付き合っていく、見つめていく。
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で、その上でじゃあどこまでなら一緒にできそうですかっていう風に選択肢を探していく。
そういうアプローチがね本当にね大切だったし、大切だなというふうに今もね日々感じるところです。
まあね、内田由紀さんの言ってたセリフの中で、やっぱね、この年になってもあるよ、ビビることっていうね、ここがね好き。
だってさ、ほんと年を重ねても、どうですか皆さんそれなりにね年齢を重ねていった方、
なんか若い頃と今の自分ってすごく成長してます。
小学校の頃の僕から見た、中学校の頃の僕から見た、高校の頃の僕から見た今の僕、42歳ですけども、
42歳の人ってめちゃくちゃ大人なイメージがありましたよ。
でもいざ自分がそうなってみると、そんな変わってねえなっていうふうに思うわけですよ。
みんなどうなんですかね。この話結構ね、そんな話すること多いんですけどね。
でも年を重ねてもさ、そんなもんなんで怖いものは怖い。
で、重ねれば重ねるほど大切なものができて、大切なものが大切であるほど臆病になっていく。
そんなもんなんじゃないかなっていうふうに思ったりするんですけどね。
でももしね、今この放送を聞きのあなたが、なんで自分はこんなに臆病なんだろうみたいな感じで落ち込むことがあったら、
自分は今それだけ大切なものと向き合ってるんだなーって、そんな風にね捉え直してみたらいいかもしれません。
大人になるって怖いものがなくなることじゃなくって、
怖いものがあることを知った上で、それでも自分で選択していくこと。
臆病になるのは、あなたがちゃんと人生を生きている証拠だと思います。
ということでね、ちょっとね真面目な話になりましたけども、
本日はね、僕のハマっているドラマからちょっとねお話をさせていただきましたけども、
大切なことほど臆病になるっていうお話でした。
それではね、本日もエンディングのお時間です。
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